アニメカイジやグラゼニのシリーズ構成・高屋敷英夫さんについて色々探求しています
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まきもgpfb @makimogpfb

dアニメでグラゼニ(探求中の高屋敷英夫さんシリーズ構成・全話脚本)周回、12話。 高屋敷さんといえば飯テロがつきものなのだが、同氏担当作の中でも最強クラスの飯テロが炸裂する。台詞運びや改変にも力が入っていて、よっぽど食べるのが好きなんだなと思う。 グラゼニ12話 anime.dmkt-sp.jp/animestore/cd?…

2020-06-07 23:38:40
まきもgpfb @makimogpfb

ユキが働く定食屋・キッチン味平もまた、「自分とは何か」がわかる場所として機能している(2期でもそれが顕著)。 夏之介は、ユキ含む一般人に全然プロ野球投手として認識されない現実を噛み締める。 あと、恋愛観や女性観がてんでダメだという夏之介の欠点も出ている。

2020-06-07 23:46:21
まきもgpfb @makimogpfb

前回11話では、ダメな部分を含めて「自分」というものをよく知っている原武の人物像が描かれた。 夏之介もまた、1話から今回(1期最終回)まで、「(ダメ部分含め)自分というものをある程度掴み、悟りと誇りがある男」である。 それは、今回終盤の、アニオリエピローグでも明確に出ている。

2020-06-08 00:00:04
まきもgpfb @makimogpfb

高屋敷さんは、「自分とは何かを追い求めろ」「自分を超えろ」「自分で自分の道を行け」といったことを訴えることが多いが、今回の終盤アニオリ場面の夏之介の独白でもそれが炸裂している: 「僕の職業はプロ野球選手」 「いつかは(年俸を)4倍、5倍にしたい」 「(プロ野球は)好きで選んだ道」

2020-06-08 00:18:36
まきもgpfb @makimogpfb

特に「好きで選んだ道」は、原作では最新刊まで読んでも出て来ない言葉で驚く。 限られた話数の中で、アニメの夏之介が辿り着いた「悟り」をよく表している。 また、「与えられた仕事を全力で全うする」にも「誇り」が感じられる。

2020-06-08 00:25:26
まきもgpfb @makimogpfb

こう見ていくと、わずか12話で、「凡田夏之介という男」を、がっつり掘り下げていることに気付く。しかも、レギュラーキャラやゲストキャラの掘り下げも丁寧にやりながら…というのが、つくづく凄い。

2020-06-08 00:31:25
まきもgpfb @makimogpfb

もともと高屋敷さんは、キャリア初期からキャラの掘り下げが上手く、1話内でもあっという間にそれをやってのける。同氏にとっては、12話「も」あるという算段かもしれない。

2020-06-08 00:34:48
まきもgpfb @makimogpfb

(1期半分の)6話(対関谷戦)で夏之介の魅力を爆発させた上で、今回(12話)エピローグの夏之介が熱いという構成もキッチリしていて唸る。 1期(1~12話)は一見一話完結でありながら、一貫した夏之介の物語が根底にある。 前も書いたが、こういった構成は(高屋敷さんが脚本参加した)じゃりン子チエ的。

2020-06-08 00:44:18
まきもgpfb @makimogpfb

じゃりン子チエ的な計算しつくされた構成の上、発するテーマは熱く、男の美学的なものがある。 「精密な構成計算」は(じゃりン子チエ監督の)高畑勲さんゆずり、「男の美学的要素」は出崎統さんゆずりといった感じも受ける。

2020-06-08 00:50:36
まきもgpfb @makimogpfb

1話~今回で「凡田夏之介という男」はキッチリ描かれて締められているが、2期(13~24話)では、更に深く夏之介の掘り下げが行われる。 それにしても、非常に濃厚な1クール。つくづく高屋敷さんのシリーズ構成は(いい意味で)恐ろしい。あと、やはりラストの夏之介のアニオリ独白はかっこいいし熱い。 pic.twitter.com/JNkg7RriLB

2020-06-08 01:02:25
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