#ポーカーの話 初心者向けソルバーの学習法3つのコツ！

えるきぃ🍹 @minimumbet

#ポーカーの話。いつものFE先生の動画より、ソルバーでの勉強法の３つのTipsをご紹介。 ソルバーの初心者や、どこから始めればいいか迷っている人向けです。 画像はGTOxのものですが、同じ分析は他のソルバーでも可能です。 Let’s get started!

えるきぃ🍹 @minimumbet

ソルバーを見る際に注意したいのが、「自分のハンドをどうプレーすればいいか」だけに着目して解析結果を見ることです。 なぜかというと、このような見方をしていては、その戦略に至る”文脈”が失われて、何が全体戦略に影響を与えている因子なのかを見落としてしまうからです。

えるきぃ🍹 @minimumbet

レンジ構築やカウンター戦略を深く理解するために、「レンジ全体でどのようにプレーされるか」に着目しなければなりません。ヒーロー、ヴィラン、そして各ストリート毎にです。 両者のレンジにあるすべてのコンボを分析していくのは、現実には不可能ですよね。

えるきぃ🍹 @minimumbet

そこで、学習効率を最大化するために意識すべき３つの学習ポイントを挙げていきたいと思います。 １．レンジ全体の戦略の傾向と主に使われるベットサイズに注目すること。 これに着目する理由は、ボードとレンジの相互作用に対する直感を鍛えるためです。その相互作用が、戦略を決定づけていきます。

えるきぃ🍹 @minimumbet

例えば、6-MaxのBTN vs BBのシングルレイズドポットの場合。 【AsKcTh】のボードでは、BTNはアグレッシブにプレーしますね。75%の頻度でベットを行い、大きなフルポットのサイズも高い頻度で使用していますね。 pic.twitter.com/EtVS9L07JN

拡大

えるきぃ🍹 @minimumbet

このボードはナッツアドバンテージを持つオリジナルレイザーにとても有利なのに対し、OOP側は中程度のハンドでエクイティ的に有利なので、チェックすることが正当化されていることが分かります。

えるきぃ🍹 @minimumbet

２．異なるアクションの境界線を見つけること。 異なるアクション、例えば、コール/フォールド、チェック/バリューベット、エクイティの実現/ブラフ、などなどです。

えるきぃ🍹 @minimumbet

ここに注目する理由は、戦略の境界線を見つけることで、個別にハンドを分析しなくても、境界線の両端のハンドがどのようにプレーされるかの感覚をつかむ訓練になるからです。 たとえば、BBはハーフポットのCBを打たれましたが、直観的に、コール/フォールドの境界線が3rd Pairにあることが分かります pic.twitter.com/PSdufAOLmX

拡大

えるきぃ🍹 @minimumbet

このハンドだけに絞ってみると、ガットショットやフラッシュドローのあるハンドはコールをして、それ以外の追加エクイティ（ペア以外のドローによる追加のエクイティ）がない場合は、フォールドしています。 pic.twitter.com/nuvL2McGZY

拡大

えるきぃ🍹 @minimumbet

3. ブラフハンドがどこから来ているのかに注目する。 相手にブラフがないことが見破られているスポットは避けたいですよね。なぜならそういうスポットでは、バリューベットのEVが大量に失われてしまうからです。

えるきぃ🍹 @minimumbet

なので、レベルが低いフィールドで戦わない限りは、いつも少しはブラフを持っている必要がありますね。ソルバーを見ることによってそのヒントを得ることができます。

えるきぃ🍹 @minimumbet

例えば、このターンバレルのシチュエーションにおいて、完成してないハンドだけに注目してみると、ソルバーはドローをブラフの最優先に置いていることがわかります。 これらのハンドは、リバーで大逆転する可能性があるハンドなのでわかりやすいですね。 pic.twitter.com/87XmbHxN8Q

拡大

えるきぃ🍹 @minimumbet

このシチュエーションですべてのドローで3/4サイズのベットをしても、失われるEV（EV Regret。これについてはまた今度記事を書いてみます）は1%以下です。 pic.twitter.com/1RthJgvrsj

拡大

えるきぃ🍹 @minimumbet

簡単なシチュエーションのシンプルな例ですが、以上のようなことに注目することで、ソルバーのレビューが効率的になります。 EV Regretの考え方はとてもおもしろいので今度紹介したいです。 簡単ですが終わり。TL占領してごめんなさい。