ひつじのゴミ漁りさん

えびしま @abcMaaaaa

きつねの大家さん たぬきの隣人さん やぎの郵便屋さん からすのごみ収集車さん おおわしの自治会長さん いぬの左遷おまわりさん ねこの住所不定無職さん からかるのパチ狂いさん よたかの奇声おじさん ひつじのゴミ漁りさん たのしいヤンデレ獣人絵本　発売中

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ひつじのゴミ漁りさん 漆黒の肌をしていて、伸びてぐちゃぐちゃに絡まった羊毛のせいで目元は隠れている 汚れのせいでフェルトみたいな質感になった羊毛は、見る者に嫌悪感を覚えさせる あの人がおにぎりをあげると、小さい声で「おじょサン、オニ…ギリ？、ありがとありがと」と拝むようにお礼を言う twitter.com/abcMaaaaa/stat…

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親愛度が上がると毛刈りさせてくれる しかし汚れて固まった毛には刃が通らず、危なっかしい手つきに「アワワワァ…」とビビるひつじさん 「山、住んでた。今、街。ニンゲン、言葉、ムズカシ。…バカ、私、バカ、で、仕事、できない。お金、もらえない。おじょサン、やさしいやさしい、ね、やさしい」

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更に仲良くなると、あの人は定期的に毛刈りして、お風呂を貸すようになる 文字が上手く読めないひつじさんのために、職探しも手伝う 顔周りが黒い羊毛に覆われているため、表情は依然としてよく分からない 毛並みが綺麗なフワフワに戻った頃、ようやくひつじさんの仕事が決まる

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良かったね、部屋が借りられるね、プロに毛刈りしてもらえるね、何でも好きなことができるね、と言うたびに、ひつじさんの雰囲気が暗いものになっていく 「お、おじょサン、おじょサン。私、お礼、まだ。たくさんたくさん、お礼、したい。したいから、毎日、来る。おじょサン、の、部屋。毎日、毎日」

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ひつじさんの品種は、顔が真っ黒でかわいいヴァレーブラックノーズシープです youtu.be/9kLW2WU-X9A

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ひつじのゴミ漁りさん、綺麗になった羊毛を伸ばし始めて、あの人に不思議がられる だけどある日バッサリ切って、その羊毛でマフラーを作ってプレゼントする 「おじょサン、プレゼント！」「え！高かったでしょ？ふわふわだし…何の毛？カシミヤ？」「ナイショ、ね、ナイショ」 あの人は気づかない twitter.com/abcMaaaaa/stat…

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「この柄、変わってるね〜」「部族、伝統。私、一族、の、柄」「へー！伝統品かあ！」 そんなやり取りをするものの、ひつじさんがヤンデレ化したあたりに、友達から「羊族のマフラーじゃん！こんな高いモノいつ買ったの！？」って言われてゾッとしてほしい 織られた柄は、婚姻の証として贈られる柄

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ひつじのゴミ漁りさんは、でっかくてふわふわな生き物 一日中布団の中であの人を抱きしめて、夜になると「おじょサン、ご飯、食べる、何？」と好きなものを作ってくれる 料理の腕前は微妙だけど、なんだか素朴な味がする ヤンデレ化さえしなければあの人と幸せになれたものを…

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あの人が夜中に目覚めると、「おじょサン、寒い？」と心配そうに抱きしめてくる 羊の睡眠時間は3時間くらいしかないから、あの人と寝顔をずっと見ている 「おじょサン、すき。可愛い、とても。おじょサン、私、一緒。ずっと、ずっと、一緒、おじょサン、おじょサン、おじょサン…♡」

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ひつじのゴミ漁りさんが使うシャンプーは獣人用 速乾性とダニ予防の成分が配合されていて、人間の肌には合わない それを知らないあの人が、「いい匂いがする」と試しに使って肌が荒れて大変なことになる ひつじさんはそれを見て死ぬほど取り乱す 「おじょサン、肌、おじょサンの肌、が！おじょサン！」

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あの人が病院に行く際はポロポロ泣きながらついてくるし、泣き腫らした顔で丁寧に薬を塗る 「ごめなさい、おじょサン。痛い、ごめなさい」「私が悪いんです…勝手に使ってごめんなさい…」「違う、出しっぱなし、お風呂、私、の、せい。ごめなさい」 あの人が悪いのに、ひつじさんは暗い顔で謝り続ける

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「おじょサン、これ、使う。ふわふわ」 あの人の肌を刺激しないよう、出たばかりの給料で上質なタオルケットを買うひつじさん あの人の寝顔をボーッと眺めて、「おじょサン、痛い、私、嫌。おじょサン、楽し、私、嬉し。…私、おじょサン、好き。おじょサン、誰、好き？」とぐるぐる考え続ける

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ひつじのゴミ漁りさん、あの人に「おじょサン、これ、やって」とゴツい器具を渡す 用途を尋ねると「私、の、耳。これ、つける。おじょサン、が、つける」とか言って、震えるあの人に無理やり器具を握らせて、ひつじさんの耳に耳標つけさせる 「おじょサン、の、家畜♡私、おじょサン、の、家畜♡」

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ふわふわの羊毛で色んなものを編んであげたり、角を削り出してアクセサリーを作ってあげたりする けれどそんな努力も虚しく、あの人は怯えるだけだった ある日、台所に立ったひつじさんは、おもむろに自らの腕に注i射を刺した 「おじょサン♡おじょサン♡お肉、食べる？おいしい、マトン、食べる？」

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自らの腕に麻i酔を打ち、ひつじさんは嬉しそうに尋ねた 「この、注i射、味、に、影響、ない♡おいしい、お肉♡おじょサン、専用、の、おいしい、お肉♡」 牛刀や鉈、下処理に必要な道具類を、ひつじさんは手際よく並べていく あの人は恐怖で頭が真っ白になり、それを止めることもできずに立ちすくんだ

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ひつじさんは「人間社会に馴染もうとしている実直で柔和なひつじです」って雰囲気を崩さないから、あの人にボディタッチしても“許される感”がある お風呂上がり＆乾かしたばかりの羊毛であの人を抱き込んで、「ふわふわ、ね、おじょサン、ふわふわ」って眠くなる声で構ってくる