夜中にはどらー様の夢を見て悲しくなってしまったチャンヒムがぱぱの部屋の扉を開けたら、ぱぱとおとうさんがベッドで折り重なっていた。なんだかいけないものを見てしまったような気がしたチャンヒムは、そのまま部屋に戻って、頭まで布団をかぶってベッドで丸くなった。
2020-11-01 18:14:01あるあたたかい天気の良い日にチャンヒムはぱぱとおとうさんに居間に来るように言われて、ぱぱは椅子にゆったりと座っていておとうさんはその隣に立ってた。ぱぱが言った。「ヒム、もっとこっちへおいで」 近付いて見ると、ぱぱのおなかは少しふっくらとしていた。
2020-11-01 19:45:00ぱぱはおなかを撫でながら、「ここに赤ちゃんが入ってる。ヒムはお兄ちゃんになるんだ」と言った。「嫌か?」と聞くおとうさんに、チャンヒムはむずがゆい気持ちで「嫌じゃねぇよ」と答えた。「でもよ、あのよ、ニンゲンの赤ちゃんてどうやってできるんだ? ふたりが夜してることと関係あんのか?」
2020-11-01 19:49:52おとうさんとぱぱの間に激震が走った。(見られてた…!?)ふたりは素早くアイコンタクトを交わすと、おとうさんは「その話はまた今度だ。パパの体に障るといけないからな」とチャンヒムを居間から連れ出した。 ハーケンな音速で戻ってきたおとうさんにぱぱは狼狽しながら尋ねた。
2020-11-01 19:54:50「見られてたのか!?」 「いや、聞いた感じ、決定的なところは見てないようだ」 とりあえずのところ、ぱぱはほっと胸を撫で下ろした。おとうさんは言った。 「やっぱり産まれたあとに『ロンとノヴァの工房で作ってもらいました!』と見せるのが良かったのでは?」 「途中経過を誤魔化せたらな!!」
2020-11-01 19:58:48昨日からさまざまな身長100センチのヒムチャンのことを考えている。 イヤイヤ期の身長100センチのヒムチャン。 はじめてのお砂場デビューの身長100センチのヒムチャン。 ビッグサソダーマウソテソに並んでいたが身長制限で乗れないと分かりギャン泣きするヒムチャン。
2020-11-02 21:14:36スプラッシュマウソテソなら乗れるからと連れて行こうとしてもイヤイヤしながらビッグサソダーマウソテソから離れないヒムチャン。 そんなヒムチャン(オリハルコン)を抱っこしようとして腰をゆわすおとうさん(※22歳)
2020-11-02 21:18:21アリをぷちぷち潰していたら「軽々しく命を奪ってはいけない」とぱぱに窘められる身長100センチのヒムチャン。 はじめてのおつかいをする身長100センチのヒムチャン。おつかいはまきしまむの切り身。ヒムチャンはおとうさんのことはきらいだけど、おとうさんが作るまきしまむのお刺身はだいすき。
2020-11-04 23:53:01身長100センチのヒムチャン。ぱぱは2日前から昔のお友達に会いに行ってて、今日の夜帰ってくる。ぱぱの帰りを今か今かと待つヒムチャン。でもこくりこくりと船を漕いでしまう。おとうさんが「寝るか?」と聞いてもヒムチャンは首を振り、ギュッとこぶしを握りしめて眠気に耐える。
2020-11-05 21:12:03それでもヒムチャンは眠気に耐えきれずこてんと寝入ってしまった。おとうさんはそっとヒムチャンをソファに横たえて毛布をかけた。「ただいま」ぱぱが帰ってきた。「帰ってきたぞ」おとうさんはぽんぽんとヒムチャンを起こした。目を覚ましたヒムチャンは一目散にぱぱのいる玄関に飛んで行った。
2020-11-05 21:20:21身長100センチのヒムチャンと身長100センチのフレイザードクンは、両方ともはどらーさまが実の父親なんだけど、はどらーさまが亡くなって別々のところに引き取られることになって……?
2020-11-06 12:39:11身長100センチのヒムチャンはぽんぽこりんのぽっこりおなか。ほっとくとすぐ口を突き出しちゃう。手はいつでもぱぱを守れるように常にグー。かわいいね。
2020-11-06 21:16:57いつかはどらーさまみたいなムキムキの「りっぱなおとこ」になりたいと思っている。「きんとれしたい!」とおとうさんに申し出たら「まだ早い」と止められた。やっぱりおとうさんなんてきらいだ。
2020-11-06 21:20:14ヒュンぱぱと保育園の帰り道にスーパーに寄って、スーパーを出る前にぱぱが何度も何度も「トイレは大丈夫か?」「外に出たら家までトイレはないから、したかったら今のうちに言うんだぞ」と言っていたのに、スーパーを出てから7分で「しっこ」と言い出す身長100センチのヒムチャン。
2020-11-12 21:21:14スーパーから家までぱぱの足で15分、ヒムチャンを連れると約20分。ぱぱはヒムチャン(オリハルコン)を背負い保育園のお荷物と油と小麦粉が入ったエコバッグをぶら下げて、おとうさんのハーケン並みの爆速で家へ向かった。スーパーに戻ることも考えたが、トイレが満室の可能性がある。これは賭けだった。
2020-11-12 21:31:29ぱぱは賭けに勝った。ヒムチャンの膀胱はなんとか家まで保ったのだ。しかしぱぱは負けた。重い荷物とヒムチャンを背負って全力疾走したぱぱは、熱を出して寝込んでしまった。ヘルプの連絡を受け、スポドリその他を買い込んでお仕事から帰ってきたラーおとうさんはリビングでヒムチャンを叱った。
2020-11-12 21:45:35「パパは1度体を壊しているんだ! 無理をさせるな! 今度からスーパーを出る前に行きたくなくともトイレに行っておけ!!」 おとうさんの叱責に、ヒムチャンは俯いて目に涙を溜めると絞り出すように言った。「おれだって…おれだってすきでしっこしたくなったんじゃねぇやい…!」
2020-11-12 21:47:25怒りすぎてしまった…お父さんは珍しく反省した。パパはヒムチャンに甘い。だからその分厳しく接するのがお父さんの役割だと思っていた。しかし生理現象は仕方のないことだ。パパの体調が心配なあまりに八つ当たりしてしまった自覚もある。今回ばかりは怒りすぎてすまなかったとヒムチャンに謝ろう。
2020-11-12 21:54:23