監から若様に告白する話。 いつもの夜。いつもの場所。散歩途中にふらりと立ち寄る彼を寮の庭で迎えるのが日常になったのはいつだったか。手を取られて初めて夜の散歩に連れ出されたのはいつだったか。きっとそれほど時間は経っていないのに初めてを忘れてしまいそうなほど馴染んでしまった。
2021-05-01 17:32:23今夜いつもより早い時間に現れた彼に一緒に歩こうと誘ったのは私からだった。付かず離れず取り留めない会話をしながら歩く夜の道。背の高い学友と話す時は声を拾うのも一苦労なのに彼の静かな声は不思議と耳に届いた。隣の彼を見上げる。夜闇の中でもほのかに光を放つような白皙の顔。彼が異種族
2021-05-01 17:32:24である事を示す角は黒真珠のようだ。時折緑の燐光が星屑のように煌めいた。 元の世界では物語の中でしかお目にかかった事のない存在だ。こちらに来てからは私の中の常識をひっくり返すような出来事の連続だったが、彼こそその最たる者だろう。 「ーーねえ、ツノ太郎」
2021-05-01 17:32:24唐突に名前を呼んだ私に彼が視線を向ける。橄欖石のような瞳に映る私の姿に思わず微笑んでしまった。少し耳を貸してくれと促せば彼はこちらにかがみ込んでくれた。そっと内緒話をするように囁く。 「ツノ太郎、ううんマレウス。私はきみが大好きだよ」 「は、」 私の突然の言葉に
2021-05-01 17:32:25目を見開いた彼の顔に思わず手を叩いて笑いたくなってしまった。足を止めてしまった彼を追い越して数歩先で振り返る。 「言いたかったんだ。それだけ」 彼のどうしようもなく戸惑った顔に今更ながら照れくさくなってくる。顔が赤くなっていないだろうか。 気恥ずかしさのあまり先に帰るねと一人で走り
2021-05-01 17:32:25出すまであと1分。 寮への細道を辿りかけた所で我に返った彼に腕を掴まれるまであと2分。 体勢を崩してふたりでそのまま茂みに倒れ込むまであとーー。
2021-05-01 17:32:26腕を取られた拍子に足を滑らせたと思えば、上質な布の感触と森のような香りに包まれていた。こんな時でも私を庇ってくれたらしい彼にやっぱり好きだなという気持ちが溢れる。呆れたようなため息が上から降ってくる。 「いきなり走り出すな」 「ごめんね、ありがとう」 顔を上げようとすると彼の手に
2021-05-01 17:32:26目線を阻まれた。手袋に包まれた硬い掌。私の両目なんてすっぽり覆えてしまう。 「お前は、僕に恋愛対象として好意を抱いているのか」 「うん、そうだよ」 改めて言葉にされると非常に照れくさい。目隠しをされていてよかったかもしれない。 「僕には正直、お前の言う好意がわからない」 おやこれは
2021-05-01 17:32:27引導を渡されそうになっているのか。 「だが、お前がどんな理由にせよ僕から離れていくのは耐えがたい」 「お前には僕と共にあってほしい」 「それでも構わないか」 遮られた視界の中で目を瞬かせた。無性に彼の顔が見たくなり両手を添えると顔を覆っていた手は簡単に外れた。暗闇に慣れた瞳に
2021-05-01 17:32:27映る彼はこれまで見たことのない表情をしていた。 「うん。傍にいるよ」 「君が許してくれるなら傍にいさせてほしい」 「きっと傍にいるだけで私は幸せだから」
2021-05-01 17:32:28それから。 私と彼の関係性が明確に変わったかと言えばそうとも言えるしそうとも言えないと言える。勢いで口から出た言葉が関係性を壊さずに済んでほっとした。願わくばこのぬるま湯のような時間が長く続きますように。 今夜もきっと訪れるだろう彼の為に温かい紅茶の用意をしながらそう思った。
2021-05-01 17:32:28という話の着地点を見失ったので供養。 本当は恋した監には若様が輝いて見える(だから宝石のような形容が入る)し、若様は無自覚に監を特別扱いしてる(声が届くのも歩幅も咄嗟に庇うのも呼び名も全部)からふたりにとって互いに既に特別な相手で明確な言葉があっても関係性は変わらない話が書きたかった
2021-05-01 17:32:28午前中考えてたんですがスキューバダイビングする若様とか想像できねえ。 なんか海に行っても監とグリちゃんがきゃっきゃと遊んでるのをパラソルの下のビーチチェアに寝そべって浜辺から眺めてるイメージしかねえ。 夜の海辺を監とお散歩してくれ。貝殻拾って時間の流れに想いを馳せてほしい。
2021-05-03 13:16:35若様が監の膝に甘えようとしたらどう考えても角が監のお腹か足に刺さる可能性しかないのどうにかできないものか。 膝に甘えるシチュが考えたかったのに椅子に腰掛けた若様の前に跪いた監が若様の足の爪の手入れしてるのを想像してしまってコレジャナイ感がすごい。
2021-05-05 18:13:46しょた若様(140cmくらいの外見年齢10歳前後。短パン。サスペンダー。フリルのシャツ)ならまだ角も小さいだろうし可能では?と天啓を得た。
2021-05-05 18:25:04若様が監の寝顔を見つめる話。息するように未来捏造してる。 pic.twitter.com/cQku6p6Uez
2021-05-06 00:13:18今更だけどナチュラルに画像とツイートでタイトル間違ってることに気づいた…眠かったんだ許して…そして本来のタイトルは若様が監の寝込みを襲う話(未遂)だったんだ…さすがにタイトル詐欺すぎるから変えたんだけど…あー
2021-05-06 18:35:02若様初めての料理。 料理できるんかな。そもそも料理しようと思ったことあるかな。でも野営とかは仕込まれててほしさあるからアウトドアご飯的なのは作れるといいなあ
2021-05-08 05:01:33でも若様の野営って一般人の野営とはだいぶ違いそうな気がする。 仮に若様が一晩森で夜を過ごす事になったら森に存在する妖精が(茨の谷のものだ)(次代の王だ)(竜の子だ)って音なき声でさざめいて森で1番古き木の翁が「貴きお方よ、お困りならば我がうろで休まれよ。夜露であればしのげよう」って寝床を
2021-05-08 17:43:10与えてくれそう。 高貴な生まれだけど割とサバイバル慣れしてる若様に夢見てるんだよね。ベッドがないと眠れないと思いきや廃墟の剥き出しになった冷たい石の床の上でも平気で眠ってほしい。本性はドラゴンだしねえ。
2021-05-08 17:43:10監のバイト先に若様が来る話。時系列は多分4章より前くらい。モブが出張るし捏造しかない。×というよりまだ+ pic.twitter.com/2ZKTfCAicw
2021-05-10 00:21:55記憶はないのに身体は覚えてるせいで(その子の認識では)はじめてなのにとろとろになっちゃってこんなのこんなのしらない…ってなってるのも趣深いと思うんです。
2021-05-10 22:12:41作中で伝わらなければそれまでだとも思うんですが、蛇足すぎる補足としては、蕾の白薔薇の花言葉は「恋をするには若すぎる」でマドレーヌを贈るのは「もっと仲良しになりたい」です。
2021-05-10 23:08:56推しには嫁と両想いイチャラブハッピーセッしてほしい気持ちがある一方で、やだやめてって嫌がる嫁を無理矢理手籠めにしてほしい気持ちもあるから人生はままならない。
2021-05-12 22:56:41こう、外敵に食われる寸前の草食動物が暴れるのをやめて、運命を受け入れてせめて痛くないようにとくたりと力を抜く様が好きでしてな…諦め混じりの受容で受けちゃんの瞳を曇らせたい。
2021-05-12 23:04:35若様に対してだけ異様に警戒心の薄い監。軽率に抱き着くし足の間に座って読書するし極め付けはなぜか一緒に寝る時にワイシャツとショーツだけって薄着でも平気な顔をしている(付き合ってない)。 若様は監が自分に求めているものが父性愛とまではいかなくても家族愛に近いものって理解はしてるけど、
2021-05-13 07:12:36自分の腕の中で無防備に眠る娘の服を剥いでしまいたい欲求はある。 時折眠る監のワイシャツに手を忍ばせて柔らかな膨らみを味わったり白い首筋に顔を埋めたり足の間を膝で刺激したりするけど、決定的には手を出してない。 で、何かしらで監を抱く大義名分を得て嫌がる監を手籠めにする話が読みたい
2021-05-13 07:12:361つ言うならワイシャツも確かにロマンですがレーヨンのパジャマとか着せた方が柔らかくて抱き心地がいいと思います(何の話 あと寝る時はノーブラというのも確かに趣深いのですが、最近not見せる用な日常使いのナイトブラも中々にそそるなという事実に気づいてしまった。年々性癖がねじ曲がる
2021-05-13 21:34:44いやだって勝負下着とかそういう発想のない初心な娘を組み敷いて今から事に及ぼうとしている背徳感最高じゃないですか? 可愛い下着は確かに可愛くてそれはそれで最高なんだけど、飾り気のないナイトブラからしか得られない栄養は確かにある
2021-05-13 21:40:36ぽやっと妄想してて若様が監のこと「僕の妻」って呼ぶの最高すぎて床転げ回るなと思った。 監のことを僕の妻って呼ぶ世界線もありえるのか、そうか
2021-05-14 14:10:49ちなみにえっちなのは大好きだけど私も弊学園の若様と監は卒業するまでセッ…しない派なんですよな。えっちなのは大好きなので読むけど(じゃあ貴様日頃のツイートはどういうことだ)(在学時空とは言ってませんし妄想は自由なので許して…)
2021-05-14 18:36:12普通、世界に名前はないんだよね。世界に名前があるのは比較対象となるもう一つの世界がある事の証左だと思うけど、ワンダーランドでは異世界の観測ができているんだろうか。
2021-05-15 00:12:51そうだよ若様と監並べたら若様のが巨乳なんだよ(?) 若様の胸を見てそっと自分の胸に手を当てて沈黙する監ちゃん(貧)可愛いじゃないか 若様にょただったら絶対高身長スレンダー美女でいい感じのサイズ感の胸元なんだろなー(シームレスに女体化の話を始めるな
2021-05-16 22:26:26いやだって魔法のある世界なら一回くらい女体化してくれたっていいじゃん(その場合私は若様ではなくアズにゃんに狂うが)(ふわふわロングヘアの口元のほくろが色っぽいロリ顔系巨乳の眼鏡っ娘で太りやすい体質を気にしててて計算高いはずなのにどこか抜けてるところもあるとか推すしかない)120%妄想
2021-05-16 22:31:39やっべ自分の中でつのたろの背と胸にやや対抗心を覚える黒髪ロングヘアつるぺた低身長監ちゃんが爆誕してしまうかもしれない。 若様にすぐ抱っこされてもきー!!!となってくれ絶対可愛いから。隣に並んだら兄妹通り越して親子だよ…
2021-05-16 22:36:11だめ、体格差的な意味で色々危険だからその思想は封印するんだイエスロリータノータッチなんだだからその手を離すんだ ああー!!!
2021-05-16 22:37:55あ、ちなみに私の想定する監はほぼ外見設定ないです。在学中は男装の都合上短髪やや貧乳気味の笑顔が素敵な子→結婚後時空では長髪標準サイズくらいしか想定してない。なるべく個性出さないようにしてるので顔の造形もイメージできなくて脳内ではメカクレになってる。
2021-05-16 22:43:09女体化とね、攻めの女装からは別々の栄養素が得られるんですよ…女装した攻めに押し倒されて(まるで女の子としてるみたい)って倒錯的な気分になってる受けちゃんは正直めちゃくちゃ好きだ。 受けの女装より攻めの女装が好きですはい(何の宣言だ) メイドの日に若様のメイド服姿沢山見られて最高だった…
2021-05-16 22:51:08媚薬は攻めに盛る方が好きだったりするんだ私は。 そんでこんな状態で抱けるかって必死に受けを遠ざけようとするのにそんな状態のあなたを放っておけないと駆け寄る受けは健気可愛いしぜひそのまま抱き潰されてくれ。きもちよすぎてこわくても攻めの為に必死に耐える受けちゃんは可愛いねえ
2021-05-18 19:32:49何となく思いたって監に着せたい花嫁衣装を検索してたんですけど。 谷エンドだと若様の戴冠式も兼ねそうだから相応にクラシックなデザインのドレスになりそうだと思ってる(長袖詰襟の露出0のロングドレスで長いマントに華奢なティアラとか) そもそも色の問題もあるし谷はどこの文化圏に近いのかな
2021-05-19 20:40:35でもそれは別として綺麗なドレス眺めてるのは眼福。そしてできれば今後に活かしたいからパーツの名前教えてほしい。 個人的にはこんなのかなーって思った。レース綺麗。 tutu-dress.com/wedding/6198/
2021-05-19 20:44:37