学内で赤司に会った結果がコレかよ。
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意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「赤司」 黒人のSPを連れた赤司は大学の門を出るところだった。呼び止めたつもりはなかったが、オレの声が聞こえたのか赤司がふり向いた。目が合う。瞬き一つしないで赤司が一歩一歩近づいてくる。隣にいるのはよく見ると根武谷だった。周囲の学生は赤司に気づくと通る道を空けた。 「どうも」

2014-12-20 17:21:46
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「マジで同じ大学にいたんだ?」 「レポートを出しに来たんですよ。授業は特別に免除してもらっているので」 「ふはっ、さすが赤司Co.,のお坊っちゃまは待遇が違う。羨ましいなぁ」 「なら代わってみますか?」 「はぁ?」 冗談ですよ、と赤司は真顔で言った。そんな顔で人は冗談を言わない。

2014-12-20 17:22:44
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「黒子も面白いことを考える」 赤司は一人でブツブツ言いながら笑った。危ない奴に話しかけちまった。 「5年前こそ上手くいったが、あなたでは火神大我になれはしない」 ……黒子がいずれ話すと言っていたことと何か関係しているのか? 「もっとも、黒子もそこまでは期待していないだろうがね」

2014-12-20 17:35:34
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

オイお前のご主人様だろ、何とかしろよという目で根武谷を見たが、筋肉バカに繊細なコミュニケーションは伝わらなかったようだ。 「オレか?インターンだ!」とズレたことを叫ぶと根武谷は傘を放り投げ、マッスルポーズを披露した。周りの学生達がオレ達の方をチラチラ見ている。見せもんじゃねぇぞ。

2014-12-20 17:35:48
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「また会おう、残されし無冠の将・花宮真」 赤司(と根武谷)は黒塗りの高級車に乗って去っていった。…勝手にダセェ二つ名つけんじゃねぇよ!!

2014-12-20 17:35:56