直方市石炭記念館(福岡県直方市)で開催された2代目直方駅に関する企画展「甦る旧直方駅の車寄せ -雄姿ふたたび-」について。会期:2020/8/6〜9/6。
0
タケ @take_all_a

先日、 #直方駅 (福岡県直方市)の旧駅舎車寄せの移築復原について述べたが、これに関連して直方市石炭記念館で「甦る旧直方駅の車寄せ -雄姿ふたたび-」という企画展が9/6まで開催中だ。 pic.twitter.com/G3OV5ekJaz

2020-08-30 21:10:00
拡大
タケ @take_all_a

先日の記事:移築復原された旧直方駅の車寄せ モーメント版 twitter.com/i/events/12989… ブログ版 allxa.blog114.fc2.com/blog-entry-279… min.t 版 min.togetter.com/psvn6ZU

2020-08-30 21:10:31
タケ @take_all_a

会場の様子。1910・M43に竣工した直方駅の旧駅舎(2代目駅舎)に関して、車寄せの模型や古写真、図面などが展示されている。他に直方駅以外の鉄道や炭鉱関係の資料もあり。内容を少し紹介しておきたい。 pic.twitter.com/DLSC0JK45d

2020-08-30 21:11:39
拡大
タケ @take_all_a

旧直方駅車寄せの模型。 pic.twitter.com/9tAj8fKsBS

2020-08-30 21:12:30
拡大
拡大
タケ @take_all_a

2代目直方駅の古写真。明治45年の撮影ということは竣工して2年後だ。前回述べた通り、車寄せは竣工当時の色とされる濃緑色の塗装で復原された。このモノクロ写真ではそんな濃い色とはちょっと思えないのだけど、私は専門家ではないのでよく分からない。 pic.twitter.com/GuvlPVgQf5

2020-08-30 21:15:04
拡大
タケ @take_all_a

これは2代目駅舎が竣工した1910・M43の構内の写真。石炭を満載した貨車が写っている。筑豊地方の鉄道は旅客より石炭輸送路線の性格が強かった。 pic.twitter.com/iwzzuRkqV7

2020-08-30 21:18:32
拡大
タケ @take_all_a

同じく直方駅構内の古写真(撮影時期は未確認)。 pic.twitter.com/T4enPUW8DD

2020-08-30 21:20:07
拡大
タケ @take_all_a

直方駅構内 / 直方機関区。転車台と扇形機関庫が写っている。これも撮影時期は未記載だがこの高度の空撮ということは戦後だろう。 pic.twitter.com/NVsXSSFA1H

2020-08-30 21:27:02
拡大
タケ @take_all_a

この扇形機関庫があった辺りの現状。撮影 2016・H28。 pic.twitter.com/skRLsxdMrw

2020-08-30 21:28:46
拡大
タケ @take_all_a

2代目駅舎の立面図(『JR直方駅記録保存調査報告書』のコピー)。 pic.twitter.com/gyeFlqStPD

2020-08-30 21:31:50
拡大
タケ @take_all_a

また、2代目駅舎竣工時を再現した3D-CGの動画がノートパソコンで見られるようになっていた。ただ、色は解体時の情報なので、このCADデータは濃緑色だと判明する前の制作だろうか。そもそもこの色に塗られたのは昭和末期なのだが… 竣工時のデータにあえて解体時の色を付けたのかもしれない。 pic.twitter.com/DWMa0fJ3Ar

2020-08-30 21:37:25
拡大
タケ @take_all_a

CG制作関係者のクレジット。 pic.twitter.com/YeknU0s4sZ

2020-08-30 21:37:52
拡大
タケ @take_all_a

1981・S56に発行された直方駅開業90周年記念入場券。かつて駅前には歯車のオブジェと炭鉱夫の立像が置かれていた。後に坑夫像は市内の別の場所に移設される。オブジェの行方は未確認(解体された?)。さらに駅舎の色に注目。この当時は黄土色だった。 pic.twitter.com/zyF9MjwHse

2020-08-30 22:33:08
拡大
タケ @take_all_a

2代目駅舎が最期の色に塗り替えられた時期は未確認。また、これら以外の色があったのかどうかも分からない。 pic.twitter.com/ynPj4W6vRF

2020-08-30 22:35:00
拡大
タケ @take_all_a

直方駅の昔の駅スタンプにも坑夫像と石炭記念館が描かれていたように、坑夫像は炭都直方のシンボルだった。市が坑夫像を駅前から移設したのは炭鉱イメージを払拭するためといわれている。旧産炭地の自治体はだいたいどこもそういう傾向にあった。 pic.twitter.com/wr0PDm0YWE

2020-08-30 22:38:06
拡大
タケ @take_all_a

移設された坑夫像。この像については後で改めて紹介したい。 pic.twitter.com/yHnVd2V6He

2020-08-30 22:41:03
拡大
タケ @take_all_a

解体された旧駅舎は2代目で、初代 直方駅は1891・M24に開業した(写真は未入手)。場所はこの地図(右が北)によると2・3代目の南側、県道467号の跨線橋と多賀神社跨線橋の間にあったと見られる。 pic.twitter.com/KkerYqvTF9

2020-08-30 23:27:00
拡大
タケ @take_all_a

多賀神社の境内を描いた絵図。右下に初代 直方駅、左端に筑豊石炭鉱業組合直方会議所(現 直方市石炭記念館)。多賀神社と会議所に通じる跨線橋は今もある。橋桁は架け替えられているが橋台はおそらく当時のまま。 pic.twitter.com/lIKehqSH7i

2020-08-30 23:28:39
拡大
タケ @take_all_a

初代 直方駅は解体されたが当時のレンガ造危険品庫(左)が現存する。右は多賀神社に通じる跨線橋で、レンガ造の橋台が残っている。 pic.twitter.com/d5nRHWzCzb

2020-08-30 23:32:12
拡大
タケ @take_all_a

ついでに筑豊石炭鉱業組合直方会議所(現 直方市石炭記念館)の跨線橋にも言及しておく。現在の橋桁は1957・S32の架け替えで、直方機関区の転車台を再利用している。 pic.twitter.com/qSgAW3Tiff

2020-08-30 23:49:38
拡大
拡大
拡大
タケ @take_all_a

2代目駅舎に移転後の1913・T2における直方町(当時)の地図(右が北)。 pic.twitter.com/mhJ0CJ6st3

2020-08-31 00:00:12
拡大
タケ @take_all_a

直方駅付近を拡大。炭鉱への引き込み線が延びている。二股に分かれたうちの下は多賀神社の西側、現在の市民球場辺りだろうか。上の方の現状は住宅地。 pic.twitter.com/FqIsTXUank

2020-08-31 00:01:12
拡大
タケ @take_all_a

というわけで「甦る旧直方駅の車寄せ -雄姿ふたたび-」は直方市石炭記念館で9/6まで開催中。企画展以外の展示物もときどき入れ替えをしているので、常設展示室は見たことあるよという人もスルーせずに再度すべてに目を通そう。 pic.twitter.com/X7mHNPyYWo

2020-08-31 00:13:58
拡大
0
まとめたひと
タケ @take_all_a

福岡県を中心に、建築・団地・土木・産業遺産などについて、ツイッターにつぶやいたことをまとめています。個人サイトの方は放置中。