着ぐるみで喩えるmRNAワクチン

mRNA系ワクチンは、身体にウイルスそのものを入れてる訳ではなく、 「ウイルスの着ぐるみ(中の人はいない)の作り方」のレシピを注入してるだけで、 ウイルスの着ぐるみ(中の人はいない)そのものは、注入される訳ではなくて人体内の細胞が自分で作る。レシピは長持ちしないんで割とすぐに分解される
2021-08-24 08:48:06
そして、「ウイルスの着ぐるみ(中の人はいない)」ができあがると、体内では「ウイルスが出たぞ!!!」と反応して、免疫ができる。 実際にはスパイクタンパクの着ぐるみのみで中の人(ウイルス)はいないから、発症はしない。
2021-08-24 08:49:58
このとき、「スパイクタンパクを見かけたら免疫反応する」というルールが書き足される。 次からは、スパイクタンパクが出たら免疫出すで!ってなる。
2021-08-24 08:51:45
とはいえ、「ウイルスの着ぐるみ(中の人はいない)」一回だけだと、免疫があまり強くは出ないかもしれないから、二度目の接種でもう一度、「ウイルスの着ぐるみ(中の人はいない)の作り方のレシピ」ワクチンを注入する。
2021-08-24 08:52:03
そうすると、再び「中の人はいないウイルスの着ぐるみ」が作られ、「また出たぞ!やれ!」って免疫が働く。一度目の接種で作られた免疫対応ルールが強化されるというか、「次にスパイクタンパクが出たら絶対殺すルール」が強く擦り込まれる。 着ぐるみのレシピは、やっぱすぐに消えてしまう。
2021-08-24 08:53:35
・mRNAで注入されるのは「ウイルスの着ぐるみ(スパイクタンパク)の【作り方】」のみ ・この「着ぐるみの作り方」はとにかく消えやすい。メモ用紙みたいな取り説なみになくしやすいのでいつまでも影響が残ったりしない
2021-08-24 08:55:08
・このメモから作られるウイルスの着ぐるみは、本物のウイルス(中身あり)の外装部分(スパイクタンパク)のみを模倣したレプリカ。謂わば、「美味しいとこが入ってないウニ」
2021-08-24 08:55:54
・スパイクタンパクは、体内にあるACE2受容体というものにくっつきやすい性質を持っていて、これをフックとしてSARS-CoV-2は細胞に感染するんだけど、mRNAワクチンで作られる「ウイルスの着ぐるみ」は、中に人(SARS-CoV-2)がいないので、ACE2にくっつく挙動を真似るだけのもの(なので安全)
2021-08-24 08:57:35
それこそ、こういう「mRNAワクチンの機序」は小学生に分かるように擬人化した何かで説明するのが、全年齢向けにもいいような気がするし、はたらく細胞をさらにもっと噛み砕いた解説技法が必要な気はする。
2021-08-24 08:59:13
ここらへんは、医師・研究者の監修はもちろん必須なんだけど、 ・イラストレーター ・漫画家 とかの腕の見せ所なんじゃないすかねw どれほど噛み砕いても文章解説だと見ない人は見ないから。
2021-08-24 09:00:25なぜ「副反応」が長期的に身体に影響を及ぼさないかについて

以上を踏まえると、 ・ワクチンの成分が長期に渡って体内に影響を与え続けることはない(mRNAの課題点はとにかく成分が分解されやすく消えやすいことで、それがずっとネックだった。影響が残り続けるどころか、期待した影響が届かない可能性すらあった。希釈前アンプルを保存するのが難しいのもそれ)
2021-08-24 09:04:23
・所謂「副反応」と「副作用」は別のもの。接種に伴う副反応は「ウイルスの着ぐるみに驚いて、慌てて白血球が戦うもんだから起きる発熱」と「注射針(異物)が体内に差し込まれることそのものに対して起きる対抗作用」なので、むしろ人体の正常な反応だし、長期的に残ったりしない。
2021-08-24 09:06:08
mRNAワクチンは「人体が元々持っている免疫能力に、SARS-CoV-2への免疫反応を予め書き込んでおく」という性格のもので、感染があったら「SARS-CoV-2ブッコロ部隊」が体内で大活躍する、てなる。SARS-CoV-2を殺す毒(人体に副作用がある)を分泌するとか、【そういうものではない】。
2021-08-24 09:08:41
同様にワクチンで免疫獲得したその他の病気に対して、「最初に打ったワクチンの副作用がずっと続く」ということが起きないのは、免疫は「自分自身の身体が自衛として持つもの」だからだろうなー、と。そこらへん、どうやって「予行演習をするか?」の方法の違いだけで、mRNAワクチンも同じ。
2021-08-24 09:10:21
と考えれば、ワクチンを恐れる理由というのは特にないのでは……とは思うんだけどなあ。 あと、「ワクチン接種しても効かなかった」について。
2021-08-24 09:11:14ワクチン接種しても感染したのは何故か

1回目接種から10日目くらいまでは、まだ抗原ができてないから免疫反応も起きない。故に、1回目しか接種してない人のうち、打ってから日が浅い人は「打ってない人とまったく変わらない」ので、感染しても全然おかしくないとは思う。
2021-08-24 09:12:21
2回目注射後に貫通したケースについては、 1)個人差(体質差)であまり抗原できなかった 2)ワクチンの保存状態が適正ではなかった(注射後に「ウイルスの着ぐるみ」を作るのに足るレシピの絶対数は、冷凍状態からの解凍、希釈後(6時間)の時間経過、接種前保存状態とかに左右される)
2021-08-24 09:14:46
3)ブレイクスルー感染した人が感染時に吸入したウイルスの摂取量が多かった(免疫能力を上回る大量・濃厚wなウイルス量が、最もクリティカルな部位に集中感染した) とかは考えられそうだけど、ブレイクスルー感染者がどういう状況で感染したのかについての個別のレポートがないから予想の域を出ない
2021-08-24 09:17:02
ここらへんは研究者も首を捻ってる最中だと思うので、公開情報を眺めての類推の域を出ないけど、問題は「ブレイクスルー感染があった」という報道が独り歩きし、これが「全てに当てはまる(マンションチラシ効果)」という錯覚を呼んでるところだとは思う。
2021-08-24 09:34:13
飛びかかってくるワクチン無効論者の拠り所、大抵これだったからな(^^;) 「例外はないではないが、それは許容できる程度のごく一部で、大多数に対しては【着ぐるみで騙して免疫を持たせる予防法】はちゃんと効果を出してる」 ので、【何もしないのが賢い】と思ってないですることしたほうがマシ。
2021-08-24 09:35:24
……とここまで、ざっくりしたワクチンへの自分なりの理解をまとめてみたけど、権利放棄するのでご自由にどうぞ。 読みたいよね。というか、読ませたいよね。 漫画とかで。
2021-08-24 09:37:30