2023年01月時点のやり方をまとめました。
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tricken(まだ術後だるい週末研究員) @tricken

英語ボキャビルの工程を細かく細かく改修しており、今年に入って「(原本->Anki->)B6情報カード->登録リスト.txt->A4判横打ち出し」という迂遠なコンビネーションでまとまりつつある。

2023-01-23 09:21:42
tricken(まだ術後だるい週末研究員) @tricken

これはつまり、自分のAnki運用において「重複を遮りつつ、学習対象に関する十全な辞書データベースを作る」という主旨での運用では、Ankiアプリ内での周回学習が事実上破綻してしまった、ということで、それに対して策を講じたということでもある。

2023-01-23 09:26:57
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しかしAnkiは「Frontでの重複判定が超強力である」と「Backに書けるテキスト量が事実上無限なので紙面の制約から開放される」の2点があり、これを活かすにはまず語彙DBとして使ったほうがいいと判断していた。その語がわからない時に複数辞書の意味が既に書き付けてあるDBとしてあると嬉しい。

2023-01-23 09:33:49
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つまり、ゆくゆくは「わからない語はAnkiで検索すれば、派生語も含めて必ず出てくる」(=ほかの辞書やWeb検索に頼る必要がなくほぼワンストップで解決する)という状況にするのが理想になっている。ところがこうすると、Ankiの学習機能を使ってオモテウラを繰り返すには肥大化しすぎる。

2023-01-23 09:35:28
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Ankiと英語、つづき:それからAnkiを活用しすぎると、困ったことが起こる。Ankiは読書猿Classicでも紹介されているように、エビングハウスの忘却曲線に基づいたスペースド・リハーサル機能がある。readingmonkey.blog.fc2.com/blog-entry-678… ところが、このスペースドリハーサルが機能しない場合がある。

2023-01-23 13:40:59
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困ったこととはなにか。自分のAnki英語デッキには、4300語の語句が入っている。(文単位のものも合わせると4600)。ところが反復学習が登録の速度に追いついておらず、「復習日の超過」ぶんだけで1,600枚超の待ちが発生している。これではスペースドリハーサルの間隔が事実上機能しない。 pic.twitter.com/5gJPSkLSSo

2023-01-23 13:45:18
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それらの復習日超過を捌くために1600語一気にやればいいとも言えるが、そもそもそれで一旦解消したとしてもまた4300件の語句が日々30〜60単位でやってくるため簡単に復習日超過しうるわけで、Ankiの持つ「学習」側の目論見は、DBが肥大化した時点で破綻しやすくなっていると言える。

2023-01-23 13:46:42
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そこで、Ankiの復習間隔の自動計算が機能するようになるまでは、(1) Ankiには重複なし単語カードDBとしての機能のみ期待し (2) スペースドリハーサルに頼れないにせよ、とにかく定着度の低い語句をタグづけしておいて特訓し、少しでも“実質的な”定着困難語を減らしていく策に出た。

2023-01-23 13:49:00
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先月末くらいから、Ankiの定着困難語にはフラグを立て、そのフラグで抽出した語に対して「タグを追加」コマンドを適用、 #intensive (=特訓対象)というタグをつけている。その後にカスタム学習でこのタグのみランダムに抽出して、毎日20〜30語の単元区切りとしてB6情報カードに語彙リストを作る。

2023-01-23 13:51:48
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すでに登録済みの約4300語句のうち、およそ2500語程度は「定着済」判定が達成できている。これが妥当な評価値だと仮定すると、自分は残り1,800語程度の未定着語があることになる。つまり2023年現在、自分にとって必要な単語帳を1,800語ぶん順に作ればよいということになる。

2023-01-23 13:54:01
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B6情報カードに登録できる語句数は1枚あたり26件(最左列も使うと27〜34件まで増やせるが)。1,800件を覚えるためには、単純計算で70単元ほど作り続ければよいことになる。昨日までで16単元(約400件超)を作った。進捗率22%程度。これを2穴バインダーにファイルしていく。 pic.twitter.com/p2HIyFFt07

2023-01-23 14:01:15
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最終的に、これら語句をプリントアウトして、習熟度合いをチェック、どうしても覚えられない単語だけさらに抽出して小テストを作る……などしている。ここまでが、Ankiで不可能になった復習ルーチンの代用プロセスになる。 pic.twitter.com/TtdXB4JJGS

2023-01-23 14:03:04
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まとめると、 (a) Ankiでは私的辞書学習ノートの総合データベースとして割り切り、復習は(やってもいいが、間隔の破綻が修正されるまで)期待しない。 (b) 別途「自分のためだけの未定着語単元カード」を必要な数だけつくり、そのリストを元手に地道な暗記小テストを繰り返す この2つを続けている。

2023-01-23 14:06:42
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ひとつ注意点。Anki DB側ではfrontの重複判定が自動的に走るため、単語の重複について心配する必要はほとんどない(改行が入っている場合は別物として判定される)。ところが単元カードを作る際には重複は手動で検証するしかない。自分は語句リストtxtをcountifなどで判定することで防いでいる。

2023-01-23 14:08:40
tricken(まだ術後だるい週末研究員) @tricken

覚えるべき単語のデジタル管理については、 2017:Google Spreadsheetで管理 2019:上記DBをAnkiに統合 2020-2022:物書堂辞書の英和・英英系6種を語句解説として複写し続け、辞書用ノートDBとしてほぼ完成を見る と進んできた。昨年末からは、本来の課題である「暗記して覚える」の速度を上げている。

2023-01-23 14:11:03
tricken(まだ術後だるい週末研究員) @tricken

Ankiがたとえサービスとして消えたとしても、似たようなDBアプリを自作してでもこのような管理体制は続けることになると思う。

2023-01-23 14:11:58