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約5年前までは両親が居た日々を過ごしていた少女、しかし、その日々は突如して終わった。一人の少女としての日々を過ごす事になったちひろ、そんな中である者達と出会い、一人で居た日々が少しずつ変わっていくのであった。
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伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

#一人の少女と二つの世界 両親が家から消えたのは、約5年前のことになる。 最初の方こそ、家にあるものでなんとかしのいで過ごしていたが、段々とお金も備蓄も尽きていく一方で、街の偉い人達が「退去」の紙をもって何度もやって来た。

2017-12-01 18:56:22
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

最初の方は色んな言い方をして追い払っていたけども、そんな言葉も通用しなくなったと思い始めた時、私は生まれ育った家を出て、それまでの生活を捨て、街で数少ないストリートチルドレンとしての日々を過ごし始めたのである。

2017-12-01 18:57:36
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

約5年という歳月は、私の心身をも鍛え上げてくれるらしい。 街にあるパン屋で捨てられそうになるパンの耳を頂く為に、私はこっそり入っていくけども、その度にパン屋の店主にバレて、何時も追いかけっこをしている。#一人の少女と二つの世界

2017-12-02 20:37:11
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

向こうは歳をとっているし、私自身はまだまだ若い上に逃げ足も速いから何時も私が勝って、パンの耳にありつけるという話である。 「このヤロー!何時も何時もしつこいんだよ、パンオヤジー!」 「るっせー!お前が取らなきゃこんな風にはならんのだぞ!!」

2017-12-02 20:40:25
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「追いつけるもんなら、追いついてみろってんだー!」 これが約5年間、ほぼ毎日のように続く追われ追い続ける者達の会話である。 私――改め、ちひろは人気の無い路地裏へと入り、地べたに座り先程得たパンの耳が入っている袋を開けた。 「待ってました!そんじゃ、いっただきまーす!!」

2017-12-02 20:44:09
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ちひろは必要分のパンの耳を食べ終え、ふと空を見上げた。建物と建物の間から見える空は本日も快晴、そんな空を見てちひろは思う。 ――あの二人が何処に行ったかは知らないけど、なーんで私の事をほっぽいて家を出たんだろうなぁ…。 #一人の少女と二つの世界

2017-12-03 19:09:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

たまにふと思う事であるが、答えてくれる人は誰もいない。仮にいたとしても、曖昧な解答ばかりで、自分が納得いくような解答というのを聞いたことが無い気がする。 ちひろは立ち上がり、半ズボンについた土を手でほろい自分の住む家への帰路を歩き始めたのであった。

2017-12-03 19:13:24
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

一軒の家に入る男が二人、一人は家内や置いてある家具の様子を見ている。もう一人は、その様子を見つつも内心不安な表情で男にこう聞いた。 「しかし、本当によろしいんですか?」 「なにがです?」 「この物件は、ちょっとしたいわく的な事柄がありまして…」 #一人の少女と二つの世界

2017-12-04 18:29:01
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「いわく的…ですか?」 「えぇ、なんでも、数年前まで両親を待つ子供が住んでましたが、ある日を境にその子供が忽然と姿を消したっていう話なのですが…」 「なるほど、だからこの物件は他の所よりも価格が安いということですね?」 「まぁ、そういうことなのですが…」

2017-12-04 18:33:18
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

男は販売人の話を聞き、改めて家内を見渡す。 埃だらけの部屋、家具も住まれていた当時のまま置かれている現在。この家の過去はきっと、当たり前のように生活があったのだろう――そう思ったのだ。 「話は解りました、この家、買います」 「本当に、よろしいんですか?」

2017-12-04 18:37:15
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「えぇ、掃除をすれば綺麗にもなるし、生活するに十分な家具や道具もありますからね。僕は気に入りましたよ、この家がね」 「あっ、ありがとうございます!」

2017-12-04 18:39:22
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

男が購入した家を出ると、そこに一羽の烏が居た。 一般的に烏と言えば黒だが、男の目の前に居たのは全身真っ白な烏であった。 「先生、何処に行ってたんです?」と、白烏の方から問いかけてきた。 男は時に驚きもせず「見ればわかるだろう、家を買ってたんだよ」と答える。 #一人の少女と二つの世界

2017-12-05 19:34:21
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「別に、あちらの方でも十分だと思いますけどねぇ…」 「あっちへ繋がる道はちゃんと作るさ、この家は、道をつなげる為に購入したようなものだから」 「まぁ、先生がそう言うのなら、僕は別に構いませんけどね」 「何か、変わった様子はなかったかいセルク君?」

2017-12-05 19:37:19
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

セルクと呼ばれた白烏は「特に何もありませんでしたよ」と返す。 「そうか…」先生と呼ばれた男は、一瞬だけ何か思い詰めるような表情を浮かべるものの「ありがとう、引き続きこの街を見ておくといいよ。何せ、君はこっちに来るのは初めてだからね」とセルクに言った。

2017-12-05 19:40:39
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

一見すればボロ家に見えるこの建物も、ちひろにしてみれば立派な住居なのだ。外れかけの取っ手を引き、家内に入る。 「ただいま――と言っても、無駄なのは解ってるんだけどねぇ…」 入ってすぐに見える紐を引けば階段が現れば上へ行き、階段を上げるために紐を力強く引く。 #一人の少女と二つの世界

2017-12-06 20:01:55
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その部屋は最低限の生活必需品が無造作に置かれていて、掃除しなくては、と思うのの何時かやればいいかという調子で、すっかりほっぽてしまっているのが現状である。 ――この量だと少しはもつとしても、その後がなぁ…。明日、もういっちょ行ってみるか? そんなことを思いつつ、ちひろの一日は過ぎる。

2017-12-06 20:05:45
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

翌日、相も変わらずちひろはパンの耳がはいった袋を頂く為に何時ものパン屋へ入るが、今日は様子が少しおかしいようである。 ――ヘンだな、いつもこの時間ならオヤジが居るハズなんだけどな? などと思いながら、目の前にお目当ての物を発見し、手に取ろうとした時であった。 #一人の少女と二つの世界

2017-12-07 18:25:49
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ちひろの手首を掴もうとする手が現れ、ちひろはとっさに手を引きその場から少し離れた。 「へぇ~、たまには考える事するんだね」 「毎日、そう易々と取られちゃイカンのでな」 「誰かにあげるの?パンの耳」 「――お前には関係のないことだ」

2017-12-07 18:31:23
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「まぁ、どっちにしたって、私は頂くから!」 ちひろは素早くパンの耳が入っている袋を手に取り、走り去るように店を出た。 今日はやけに一杯入ってるな?さっきのは冗談で言ったつもりだけど、ひょっとすればひょっとするかも?――と思いながら走り、頃合いが良いだろうと思い、背後を振り向く。

2017-12-07 18:34:38
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

しかし、ちひろを追う姿は一切見えず「どういうことだ?」と首をかしげながらも、我が家へ帰ろうとした時であった。 ズシシシシシ…と足元から何かを感じ、ちひろは辺りを見渡す。 ――地震か?でも、それにしては周りが揺れてないのは一体どういうことなんだ?

2017-12-07 18:39:59
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

そんな時であった、地面から「カエセ、カエセ」と言う声が聞こえてきた。 「……え?」 「カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ・カエセ!」

2017-12-07 18:53:11
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「怒らせたなぁ、コイツを」 首がいくつもある存在、龍なんだか蛇なんだか、よくわからぬ存在の背後から現れるパン屋のオヤジの声が聞こえてきた、ちひろは「なんだよ、コイツ?」と聞く。 「コレは俺のペットてやつだ、ココらにいる生き物とはちょっと異なるがね」

2017-12-07 18:59:16
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「ペットのわりには、随分とトンデモない野郎だね。第一、そんなデカいのあの小さい中でどうやって住まわせてたのさ?」 「見ただろう、コイツは地面の中に居るを得意としてんだ、さて、本題に戻ろう、お前が持っているソレを返してもらおうか?」

2017-12-07 19:06:20
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

セルクが白烏の姿になり、空を飛んで辺りの様子を何気なく見ていた時だった。ふと何かを感じ取り、飛び進むのを止め振り返ってみれば、セルクの眼には人間が、その横を見れば、この場所に居てはならない生き物がいたのだ。 #一人の少女と二つの世界

2017-12-08 18:27:58
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

――あれは…、先生に知らせなけば! そう思い、セルクは急いで先生と呼ぶ男の元へ行こうとした時だ、見覚えのある姿がこの近くを向かっている。白烏はそこに目掛け翼を広げ、低空飛行に入る。 「先生!」 「どうやら、君も気づいたようだね。姿は見たかい?」

2017-12-08 18:35:28
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「はい、しかし、僕達が追っている存在ではないみたいですが…」 「どちらにしたって、この街に異界な存在を連れてきた者が居たんだ、それを取り締まるのが――」 「僕と先生の使命でもある」 「解ってるじゃないか、さすが、私の生徒でもあり相棒だね」

2017-12-08 18:40:36
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「とりあえず、僕が先回りをしてますから!」 そう言って、白烏は風の方向に合わせながら翼を広げ、再び高く舞い上がって行った。

2017-12-08 18:44:16
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「嫌だと言えば、どうするつもりなのさ?」 「そうだな、お前が代わりにコイツらの餌になるというのも一興だが、それだと在り来りだ」 「そんなの、ハナからお断りだ!」 そう言い放ち、ちひろはその場を離れ逃げていく。#一人の少女と二つの世界

2017-12-09 19:44:24
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

それを見たパン屋の店主は地面に居る存在に命を下し、ちひろを追いかけていこうとした時だ、烏の大群たちが現れ、行く道を阻むのだ。 「なんだ、コイツらはっ!」 「貴方はこの街に【異界な存在】を連れてきた、それがどういう事か、解っているんですよね?」

2017-12-09 19:49:17
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

――なんでアイツ、私を追いかけて来ないんだ? ちひろは不思議そうに走る足を緩め、後方を見ようとした時である。 「ちょっといいかな?」 誰かに声をかけられ、そっちの方に顔を向けた。 「なに」 「ここら辺で、なんか、ヘンなの見なかったかな?」 #一人の少女と二つの世界

2017-12-09 21:10:44
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「ヘンなのって…」 「ちょっと範囲が広すぎたかな、平たく言えば【この街では見た事がない存在】と言ったら解りやすいかな?」 「あー、見たには見たけど……」 「どんな存在だった?」 「なんて言うのかな、顔ってか首が一杯あって、なんか、変わったヤツなら見たけど…」

2017-12-09 21:15:29
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

男の問いに対し、どんな風に答えれば良いのかしどろもどろな状態で言うちひろであるが、男は「ありがとう、君、ココは危ないから早く離れた方が良いよ」と言い、少女が逃げた道を行こうとしたのを見て「ちょっと待てよ、そっちは危ないって!」と声をかけた。

2017-12-09 21:17:59
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「大丈夫ですよ」 「え?」 「私達は【一言では言い表せられぬ存在】を取り締まるのが使命ですから」 今度こそ、男は走って行った。 ちひろの頭にはハテナマークが浮かびそうな時、近くに居た野良犬が空を見ながら唸りつつ何度も吠えていた。空を見れば、そこに現れるは烏の大群が飛んで行ったのだ。

2017-12-09 21:32:13
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「【異界な存在】がこの街に居る、この街…いいや、この世界の言葉で言うならば【外来種】が居るという環境になること位、貴方は解ってるはずですよね?」 「それがなんだ、俺は飼いたいと思ったから、コイツを飼っているんだ。それを言うならば、お前はどうなんだ?」#一人の少女と二つの世界

2017-12-10 19:34:57
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「人の言葉を話し、ましてや、周りに居るコイツらを意のままに操ってる白い烏なんて中々いないだろう。むしろ、そっちの方が【異界な存在】だろ」 セルクは地上に足をつけ、白烏から徐々に姿を変えながらも会話を続ける。

2017-12-10 19:40:03
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「僕は違う、ヒトでもありカラスでもある。これは、先生に教わって出来た事だ」 白烏は人の姿へと変わった、セルクは改めて目の前に居るパン屋の店主に言う「この街に【異界な存在】を連れきた上に、人を食べさせようとした。……機関の罰則により、貴方とこのモノの存在に罰を与えます」

2017-12-10 19:46:21
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「黙れ、黙れ、黙れ!!お前なんかに、俺達を罰するだと?!ふざけるな!!!」 その声に同調したのか、地下に潜る【異界な存在】は周りに居る烏に攻撃を仕掛けてきた、セルクは「早く逃げて下さい!」と叫べば、烏達は上空の方へ向かって行く。

2017-12-10 19:51:54
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

既に喰われている者も居れば、喰われかけている者もいる。セルクはその者の方へ行き「大丈夫です、今治しますから」と烏に言った。 「貴様ァ…!」 パン屋の店主は地下に潜る【異界な存在】に命を下し、セルク目掛けて攻撃をしかけようとした。

2017-12-10 19:56:18
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ちひろは烏の大群を追いかける、自ら引き返した道、先程会った男が言った道、パン屋の主人がヘンな生き物がいる場所だと解ってはいるのか? 自分があの場所へ行ったらどうなる、何が出来る、何も出来ないかもしれない。 しかし、ちひろの向かう道はその道一本である。#一人の少女と二つの世界

2017-12-11 20:32:01
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その足は烏よりも、先程会った男を通り越して行き、自身の眼に見える光景があった。 一人の青年が例の生き物に襲われそうになっていた、ちひろは「危ない!」と叫べば、青年はその声に反応し、顔に一発蹴りを入れたのだ。 『ビャギャッ!』 生き物は悲鳴を上げ、その隙に青年は距離をとる。

2017-12-11 20:36:45
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「君、危ないから逃げた方がいい!」 「危ないのはそっちだったろ、私が声かけなかったら今頃アイツの餌になってたくせに!」 二人が言い合いそうになった時である、パン屋の店主は「こざかしいヤツらだ」と言い放ち、地中に居る存在に再び命を下した。 「アイツらとも、喰ってしまえ!」

2017-12-11 20:48:35
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「二人共、頭を下げなさい!」 その声が真っ先に聞こえたのは白髪の青年で、素早く頭を下げるも少女は「何だ?」と疑問を抱く。 「先生の攻撃が来るぞ!」と言いながら、青年がほぼ無理やり少女の頭を手で押さえ頭と体ごと下げさえた時である。#一人の少女と二つの世界

2017-12-12 21:48:44
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

二人の頭上に何かが飛んで行った音が聞こえた、一体何事だとちひろは思い頭を上げようとするも、青年の手の力が強く、中々頭を上げれない。 『ビャギャギャギャッ!』 「お前、何者だ?!」 パン屋の店主は地中に潜む存在に攻撃した者に問う、その者は静かに答える。

2017-12-12 21:53:08
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「私ですか?そうですねぇ…、この子の先生でもあり、貴方が大切にしているペットという名の【異界な存在】を取り締まる者――と言えば解りますかね」 「先生!」 「セルク君、それに、そこにいる女の子もすまないね。今から、目の前に居る存在は私が取り締まるからね」

2017-12-12 22:00:22
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「さっきの烏野郎が言ってたな、コイツ取り締まるってどういう事だ?」 「そのままの意味ですよ」 「その後はどうなる?」 「この街に居る人や生物達に影響を与えてなければ、こちらで保護して、再びあちらの世界で過ごせるようにするだけですよ」 #一人の少女と二つの世界

2017-12-13 20:54:56
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「逆に、なんらかの影響を与えている場合は…ほぼ、生かされる道はほぼ無いようなものですけどね」 「……ふっざけるな!」 「私はふざけていませんよ、私は貴方の質問に答えただけですから」 「そうじゃねぇ、お前らは血も涙もないのか!?」 「先生、この方は……」

2017-12-13 20:59:40
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

セルクも察してた、パン屋の店主の様子が変である事に。 「そうだね、この人は――この街の人間じゃない。これは厄介事になるねぇ…」 ちひろはようやくセルクの手から逃れ「さっきから私をほっとくなってーの!」と二人に言った。

2017-12-13 21:02:49
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「あぁ、スマン」 「スマンで済むなら、ケーサツはいらないって……」 ちひろが言葉を詰まらせた時である、パン屋の店主の姿は何もかもが変形し始めていた。 「おい、なんだよアレ…?」 「ヒトと見せかけた存在だね、この世界で言えばゾンビ…みたいな存在とと言えば解るかな」

2017-12-13 21:06:29
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「ゾンビ?アレが??」 「みたいな存在って、先生が言っただろう。ともかく、ココは危ないから逃げた方が得策だと思います」 「セルク君の言う通りだね、ところで、ゾンビが苦手なモノってわかるかい?」 「え?そうだなぁ…、前に見た映画でスコップとかで叩いてたのを見たけど…」

2017-12-13 21:10:56
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「なるほど、それくらいなら簡単だ」 「え?」 男は何かを唱え始めれば、そこから見覚えのある道具が現れ、両手でしっかり握られていた。 「ようは、コレを使ってあの人を叩けば良いってことだね」

2017-12-13 21:12:59
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伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

基本は自分が考えた創作ッ子達の事を呟いたり、絵を上げたり、お話も書いたりします。偶に違う話や、参加している企画創作のお話等……ようは気まぐれだが基本は創作用アカウントです。(※食べても美味しくない鶏野郎で無言フォローをしたり、時として話すとアツくもなりますがそれでもよろしければです)御用の方はDMまで。

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