ずっと一緒にいた二人に愛は生まれるのか

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結婚後もあまりに距離感が変わらなすぎて「あいつらの間には何もない」と仲間たちから思われている夫婦。たまこ辺りに冗談で「キスでもしないのか？」と聞かれたひなちゃんが「えっ？してないと思ってたの？」と答えてお茶の間が阿鼻叫喚（混乱したぶんじが「お父さんは許しませんよ！」と叫ぶ）

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実は「夫婦らしいことって何だろう？」「じゃあ試しにキスでもしてみる？」というノリでしただけなんだと言われて、紛らわしいからそういうことはやめろと怒られる二人。 ひとしきり皆が騒ぎ終わっていなくなった後、ぽつりと園がひなちゃんに尋ねる。 園「で、してみてどう思ったん？」

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安「え？別に嫌ではなかったけど」 園「それだけ？」 安「うん。別にドキドキはしなかったかな」 園「じゃあさ、俺とキスできる？」 安「…はい？」 園「俺じゃなくてもいいんだ。多摩湖でも、国分寺でも…誰でもいいけど」 安「何でしなきゃいけないの」 園「そういうとこだぞ」 安「？」

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西新のことは「特別」だと自ら言ってることに気付いてないひなちゃんにため息をもらす。脈がないわけではないけど、兄の道のりはまだまだ遠そうだな…なんて考える園。 なお、その後「お前、安比奈のキスしたいんだって？」と制裁をくらう。涙目になりながら、お前のためだったのにと思う。

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続きの話 園「あのさぁ…帰省事実を手に入れたんだから、もう少し攻めたらどうなの？」 新「既成事実な。…戸籍だけだろ」 園「は？」 新「紙っぺら一枚だけしか変わってないんだよ。少なくとも今はな」 園「でも、昔からお前…」 新「何、待つのは慣れてる。気長にやるさ」 twitter.com/bloodylycoris/…

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園「新宿…」 新「ん？」 園「のんびりしてると次の年号来ちまうぞ」 新「は？いくら何でもそれは…」 園「お前、いくら昔モテてたからってちょっと油断してないか？相手を誰だと思ってる。あの安比奈だぞ？」 新「……。俺、ちょっと安比奈のとこ行ってくるわ」 園「いってらー」

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全く、二人そろって世話がやける。西新の背中を見送りつつ園はため息をつく。 その後、「最近新宿を見るとなんかすごい落ち着かない気分になるの。何か俺変なのかな？」というひなちゃんに「それは恋だっての！」と叫ぶ園。ヒーローもといキューピッドの奮闘はまだまだ続く。

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さらに続き 国「不純異性交遊は認めません！」（ドーン） 新「結婚してるから、不純じゃないだろ」 安「何なら同性だしね」 国「ヘリクツ言う子に育てた覚えはありません！」 新「いや、育てられた記憶ねーし」 安「だよねー」 国「いいからそこに正座しなさい」 新・安「えー」 国「早く」 twitter.com/bloodylycoris/…

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安「で、国分寺は何が気に入らないわけ？」 新「彼女ができない八つ当たりは他にしてくれよ」 国「お前ら…昔は素直ないい子だったのに…。ともかくだ。ちゃんと段階を踏みなさいと俺は言ってるんだ」 新「段階も何も…」 安「もう終着点まで来ちゃってるし…ねえ？」（左手の指輪を見せながら）

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国「それはそうだけど、全てがいきなり解禁されるわけじゃないって言ってるんだ」 新「…非モテが何言うんだか」（ぼそ） 国「聞こえてるぞ！とにかく、踏むべき段階はちゃんとこなせ。…ほら」 安「何これ？」 国「ナイトミュージアムのペアチケットだ。これでまずはデートから始めなさい」

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新「どうする？」 安「うーん、って、これ期限今週末だ！もったいないから行こう、新宿っ！」 新「ああ」（安比奈の主夫スイッチが入ったか…） 国「今回は手を繋ぐとこまでだ。いいな」 新「だから、何で非モテのお前が俺たちの進行度合いを決めてるんだよ」

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ちなみにこのチケット、ぶんじさんが女の子をデートに誘おうと思って買ってたけど、使われないままきてしまったものなのでした。 国「チケット争奪戦に勝って、本番で負けた…！」

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続き… 園「国分寺に言われ、清いお付き合いから始めることにした新宿と安比奈。まずはナイトミュージアムでデートをするぞ！果たして二人に進展はあるのか…」 湖「何それ」 園「いや、前回までのあらすじ」 湖「誰向けなんだか…。それはそうと、何で俺たちはデバガメしてんのかな？」 twitter.com/bloodylycoris/…

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園「だって心配じゃん」 湖「つか、ここのチケットってなかなか手に入らないやつじゃなかったっけ？」 園「秩父がもう一セット持ってた」 湖「同類め…。どうせならヤフオクで売ればよかったのに」 園「さっき飯はおごっただろ。…あ、いた！二人だ！」 湖「暗くてあんま見えづらいな」

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園「暗い夜の博物館でいつもと違うドキドキを、がテーマらしいから」 湖「ホントだ、半券に書いてある。…で、あいつら普通に見て回ってるな」 園「だな。ここは恐竜の化石を見て『こわーい！』（ぴと）みたいな流れじゃないのか？」 湖「まあ、相手は安比奈だしな…」

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園「何だよ、暗いんだから強引に腰ぐらい抱いても…って、あ」 湖「手、繋いだな。転びそうになった安比奈を気遣ってとか、さすがモテキング」 園「やだ、新宿カッコイイ…」 湖「おまえがときめいてどうするんだよ…」 園「う、うるさいな！ほら、見失うといけないから行くぞ！」 湖「へーい」

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それから 園「はー、新宿かっこよかった…」 湖「確かに。疲れた頃合いで休憩しようとか、トイレに行ってるうちに飲み物買ってきてるとか。あんなスマートなエスコート、初めて見た」 園「あれ、俺だったら落ちてるわ」 湖「まぁ、お前のブラコン差し引いても解らないでもないかも？」 twitter.com/bloodylycoris/…

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園「なのに！どうして当の安比奈が全然ときめいてないんだよー！」 湖「欠片もいつもと変わらなかったな」 園「いったい新宿の何が悪いって言うんだ…！」 湖「あー。でも、俺なんか解っちまったかも」 園「なにっ？！」 湖「そうだなぁ…例えば、ほら」（自分の皿に乗る卵を園にあげる）

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園「えっ、何？なんでくれるの？いつもはお前横取りするくせに。超嬉しいんだけど…！」（目キラキラ） 湖「…てこういう風に、意地悪してくる相手からの好意って嬉しいよな？」 園「いじめてる自覚があるならやめろよ。それで？」（もぐもぐ） 湖「あいつらの場合はその逆って言うのかな？」

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園「逆？」 湖「そ。新宿がいつもあの調子だから、今更好意に気付かないんじゃないか」 園「…。あー」 湖「色恋なんて、所詮ギャップだろ？そういう意味だと…分が悪いよな」 園「あいつらずーっと一緒で、お互いのことを知り尽くしているしな」

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湖「まぁ、それだけに嫌だったら一緒にはいないだろうから、夫婦としては何も間違ってないけど」 園「ギャップかぁ…。よし！」 湖（…あ、こいつまた余計なこと思いついたな） 後日、ひなちゃんに冷たくしろと言い出した園を叩く西新がいた。 新「おまえはこないだから何なんだ！」 園「だってー！」

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少し戻って夫婦視点 安「楽しかったねー」 新「そうだな」 安「なんか不思議。有楽町を連れて何度か見にきたことがあるのに、今日は初めて見たみたいだった！」 新「照明一つで印象が変わるものだからな。この観覧車だってそうだろ？」 安「うん。昼間に乗った時とどことなく違うね」 twitter.com/bloodylycoris/…

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新「ほら、あっちが所沢方面だぜ」 安「キラキラしていて綺麗…」 新「なぁ、安比奈。今どんな気持ち」 安「えっ？」 新「興奮してドキドキしてたりする？」 安「それはまぁ…」 新「じゃあ、これは？」（唐突に重心をひなちゃんの方に倒す） 安「わっ！ビックリした！いきなり揺らさないでよ」

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新「ドキっとした？」 安「したよ！さっきから何？」 新「夜景を見て綺麗だとか、身の危険を感じて怖いって鼓動は誰かに恋した時と同じなんだってさ」 安「…え」 新「よくある恋愛のテクニックな。…俺はさ、安比奈」（突っ張っていた腕が緩められ、おでことおでこが触れ合う）

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新「お前が望むなら、錯覚とかそういうのを駆使してでも与えてやれるよ」 安「……」（新宿の髪、外の輝きが反射して綺麗…） 新「覚えておいて」（すっと離れる） 安「…うん」（どうしてだろう。心臓が全力疾走した後みたいにドキドキする。それに、何か離れて寂しいって感じちゃうのは…）

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～翌日の二人とぶんじさん 国「西武園と多摩湖を撒いてどこに行ってたんだ！」 安「えっ？俺たち尾行されてたの？」 新「併設の観覧車乗りに行ってたんだよ」 国「お前…もしかして」 新「手を繋ぐまでしかしてねーよ。な、安比奈？」 安「…うん」（あの時すごい近い距離だったけど…）

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園「そんなわけで、安比奈に新宿はすごいんだと自覚させよう作戦本部ー！」 秩「はいっ！」 園「どうぞ、秩父君」 秩「何で俺が巻き込まれてるんですか？」 園「うむ。答は多摩湖が逃げたからです」 秩「えぇ…」 園「そしてヒマそうだったからです」 秩「有楽町、営団のとこに行っちゃったしなぁ…」 twitter.com/bloodylycoris/…

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園「さて、肝心の方法だけど…」 狭「はいっ！」 園「どうぞ、狭山氏」 狭「レオちゃんみたいにモフモフになればいいと思います！」 秩「それは狭山だけの嗜好じゃ…？」 園「うーん、新宿に着ぐるみきてもらうとか？でも、それだと可愛いを強調するだけのような…」 秩「真面目に検討してるし」

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狭「モフモフは世界を救うんだぞー！」 秩「社畜の心は救うかもだけど、夫婦の心は変わるのかな…？」 園「うむ、仕方ない。ここで特別ゲストだ。師匠《せんせい》、お願いします」 川（すっ） 狭「はっ！あれはＴ先生…！」 秩「え？普通に眼鏡かけただけの多摩川だよね？」

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狭「お前、知らないのか？Ｔ先生は二人で一つの萌え話を量産する凄腕同人作家なんだぞ！」 秩「いや、むしろ何でそんなこと狭山が知ってるの？」 狭「先生！新作のモフモフレオちゃん本、正座してお待ちしてます！」 園（今さらだけど、多摩川の守備範囲も広いよな…） 川「気が向いたらね」

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園「それで師匠、何か案は…」 川「うーん、俺としてはこの先十年かけてもだもだやってくれても一向に構わないんだけど」 秩（スパンが長い…） 園「そう言わずに！」 川「なら、安比奈に知識を持ってもらうしかないよね。強引にでも…」 園・狭・秩（ごくり） 川「少女漫画にハマってもらうとか！」

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秩「何で少女漫画ー？！」 川「あ、今馬鹿にしたな？あれはときめきのシーンがいっぱい詰まった良いテキストだよ？」 園「はい、師匠！」 川「どうぞ、西武園助手」 園「少年漫画の拳で語りあったはら、背中合わせで闘った後に愛が生まれるやつじゃ駄目ですか？」

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川「うーん、確かにそれも悪くないけど考えてみて。長い間一緒にいたあの二人は既にその状態なんだよ」 狭「確かに…」 川「だから、別方面の学習が必要だと思うんだ」 園「そっか…」 秩（全然分からない。話されてるの、日本語だよな？） 園「よーし、今からみんなで本屋に行くぞ！」 狭「おー！」

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補足：川君は中央さんと組んで活動している。モフモフ本は中央さんが「癒やしがほしい…！」と言い始めて出しているシリーズ。一部マニアに大人気。 園の呼び方：秩→下っぱ、狭→同志、川→尊敬（新ひな的な意味で）

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買い物からの～ 新「安比奈ー、何読んでるんだ？」 安「少女漫画」 新「珍しいな…」 安「えっとね、西武園と狭山に押し付けられたの」 新「ふーん、って。明らかに違うの混じってないか？」 安「よくわからないけど、どうしても譲れない何かなんだって」 新「ふぅん？」 安「ま、口直しにはいいかも」 twitter.com/bloodylycoris/…

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新「で、面白い？」（後ろから抱きつきつつ） 安「うん、まぁまぁ？意外と伏線とかしっかりしてるよね」 新「どれどれ…」 ～数時間後 安「この主人公の台詞はないよね？」 新「そうだな。だけど、片思い相手のこの男の反応も唐突すぎてないわー」 安「だよねー！」（ぷんすこ） 豊「…何あれ？」

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拝「安比奈にときめきを学ばせようと少女漫画を与えたら、真っ当な作品論議になってしまった図」（棒読み） 豊「ふーん。…てかさ」 拝「いい。言いたいことは分かるから」 豊・拝（あんなにピッタリ抱きついたまま漫画を見てるって、相当仲良くないと出来ないと思うんだけど…）

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～園と狭にダメ出しされて 安「ときめき…かぁ」（家の前を掃除をしながら溜息） ？「あら、安比奈ちゃん。ため息なんかついちゃってどうしたの？」 安「あ、お向かいの奥さん。こんにちは」 奥「おばさんでよければ相談に乗るわよ」 安「ありがとうございます。実は…」 twitter.com/bloodylycoris/…

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奥「ときめきを感じない、ねぇ…」 安「えぇ。俺たちが特殊なだけで、普通なら当たり前のことなんですよね」 奥「あら、それは違うと思うわ！」 安「へっ？」 奥「わたし、旦那をそんな目で見たことないもの」 安「えぇ？！でも、お向かいさん家は確か恋愛結婚だったんじゃ…？」

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奥「私たちね、幼なじみだったの。家が隣同士で、兄妹みたいな間柄だったの」 安（…まるで、俺と新宿みたいだ） 奥「お互いの恥ずかしいことは全て知っていて、ドキドキなんてあったもんじゃなかったわ」 安「…それじゃあ、どうして結婚されたんですか？」 奥「あの人の隣だと落ち着けたから」

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安「…え」 奥「あと、この人は私がいなきゃダメだなーって思ったからかしらね。だって、壊滅的におっちょこちょいなんだもの」 安「…」 奥「夫婦の形はね、決まったものなんてないのよ。多分ね」 安「…はい」 奥「だいたい、毎日そこにいる旦那より、アイドルを見てた方が余程ときめけるわよ！」

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安「そういえば奥さん、ジャニオタでしたね…」 奥「そうよー。それでも、幼なじみの時には知らない顔が見えて、うっかりカッコいいと思う時もあったんだから、侮れないわよー」 安「あはは」 奥「安比奈ちゃんも旦那さんの新しい顔を知れればいいわね」 安「…そうですね」（新宿の新しい顔かぁ…）

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～まだまだ懲りてない人たち 園（ゲンドウポーズ）「それでは、第二百二十三回対策会議を――」 秩「異議あり」 園「こら、ここは法廷じゃないぞ！」 秩「いやいや、ツッコミどころ多すぎでしょ？なに、二百二十三回って？まだ二回目だよね？」 園「なんかかっこよくね？縁起もよさげだし」 twitter.com/bloodylycoris/…

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有「そうですよ、秩父。会長はいだいなのです！」 秩「最大のツッコミがこれぇ！なんで有楽町を呼んじゃったの？！」 園「だって、他にいなかったし」 秩「今日は狭山も非番だったろ？」 園「狭山なら、そこに」 レ「がうがう♪」（食べてる） 秩「うわぁ…」 有「レオと狭山はいつもなかよしですね」

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秩「…（見なかったことにしよう）それで、今日は一体何をするんだ？」 有「はいっ！」 園「有楽町」 秩「待って！この場の主旨分かってる？」 園「いちいちうるさいな…」 有「もちろん、新宿と安比奈をラブラブにするかいぎに決まってます！」 秩「えぇ…」（誰だよ教えたの）

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園「それで、有楽町」 有「２人の間に子どもを作ればいいのです！」 秩「ふぁっ？！」 園「ふむふむ、続けたまえ」 有「はいです！えいだんたちが言ってました。子はかすかすなのだと」 園・秩「かすかす？」 狭（瀕死）「あー、それ子はかすがいじゃないかな…あん、レオちゃんそんな激しく…！」

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有「それです！どんな冷え切ったふーふでもあいがよみがえるのだって…」 秩「…。後で池袋に注意しておかないと」 園「あの２人、別に冷え切ってはないんだけどな。まぁ、他に方法ないし…」 秩「いや、だめでしょ！子どもを作るって意味分かって言ってる？！」 有「あ、安比奈です！」（パタパタ）

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安「あれ、有楽町。どうしたの？」 有「安比奈、安比奈と新宿にはいつ赤ちゃんができるのですか？」 園（幼い子の曇りなき眼攻撃） 安「うーん。残念だけどね、有楽町。俺たちに赤ちゃんはできないかな」 有「どうしてですか？」 秩（うわ。俺じゃあ恥ずかしくて答えらんない追撃）

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安「それはね、俺たちは新しい路線ができないと産まれないからだよ」 園「えっ？」 安「そうだなぁ…新宿が今よりもっともっと頑張って支線の計画が持ち上がったらできるのかもね」 有「もっともっとですか？」 安「そう。多分、この家に帰ってこられないくらいに働かないと」 有「それはダメです！」

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安「うん。俺もそんなのは嫌だし、今のままの新宿が大好きだから、暫くはこのままでいいかな」 有「そうなのですか…」 安「でも、未来のことは分からないし、もし俺たちに赤ちゃんができたら可愛がってあげてね」（にっこり） 有「！もちろんなのです！」（パタパタ） 秩「いやー、さすが安比奈」