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とあるお屋敷に給仕として働いていたエミル・ソラでしたが、お屋敷の主様に「今よりも、もっと良い環境で働いた方が身の為だと」言われ、野を越え山を越えた先に建てられている風変りな主が住んでいるお城を紹介され、エミルはそのお城へ向かう道中で雇われの女性剣士でもあるユーリエと出会い、共にお城へ向かう事になったのです――。
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伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

今日から始まった『#魔法仕掛の城』は、リブート作品でもありますが、最初に書き上げた原稿が行方不明の為、記憶頼りな所もあります。 現状、特に誰という創作ッ子が居ない所もある作品だったりしますが、創作ッ子でもある小説家・四条マサトが書いた作中作という位置付です。 twitter.com/5jyouTsukito/s…

2019-04-01 19:11:38
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

昔々、何時の昔なのか解らない時のお話をしよう。 野を越え山を越えた先、海が見える丘に一つのお城が立っていました。 城の主は勿論のこと、給仕や色んな人達が暮らしていたのですが、ある時、城の主は様々な魔術を得た代わりに、本当の自分の姿が曖昧になる魔法をかけられたのです。#魔法仕掛の城

2019-04-01 18:49:39
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その魔法をかけられて以降、自分自身に魔術をかけてみたり、城の書庫に所蔵してある魔術書を読み漁って試してみたりしたのですが、中々元には戻りません。 そればかりか、給仕達にも自身の魔術を試しにかけては失敗を繰り返してしまい、城は荒れ果てという名の道を少しずつ歩んでいるです。

2019-04-01 18:54:43
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

そんな、人の手入れが行き届いていない城に近づく者などは、余程のモノ好きか、事情を知らない者しかいないでしょう。 そして、何時しか、城から少し離れた街に住む者達はホラ吹きにも近い事を言うのです。

2019-04-01 18:59:19
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「あの城に近づくだけで気がおかしくなるぞ!」 「魔物が居るって聞いたけど?!」 「嫌だわぁ~、そのうちアンタも喰われるんじゃないの?」 「それだけカンベンしてよぉ~」 「悪い事をしたら、あの城へ連れて行くよ!」

2019-04-01 19:00:55
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

真実と虚構が混ざった言い合いをするものですから、何が本当で何が嘘なのか、すっかり解らず、混沌と共に月日が過ぎていきました。

2019-04-01 19:06:19
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

例の城から1番近い街へ、一人の旅人がやってきました。 「ここから1番近い宿はどこでしょうか?」 少し長いマフラーを頭に巻いていた女性なのです、街の人は「あぁ、ここを曲がったら街で1番大きい宿屋があるよ」と答えました。 「ありがとうございます」#魔法仕掛の城

2019-04-02 19:52:38
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

女性は頭を下げ、教えてもらった宿屋へ向かいます。 街で1番大きいという事もあって、宿屋の中には色んな人達がくつろいでいる様子が見えます。 お客さんが来たという事もあり、宿屋の主がコチラに気付き「いらっしゃい、お客さん。一人かい?」と声をかけてきました。

2019-04-02 19:57:06
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「はい、そうです」 宿屋の主は女性で、とても気立てが良いようです。 「素泊まり?それとも朝食つけるかい?」 「素泊まりで大丈夫です」 「了解、ならば、部屋はこっちだよ」 そう言われ、案内されたのはロフトベットがある部屋で、既にカーテンが閉められていたりします。

2019-04-02 20:00:44
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「ここに居るのは全員女だから、安心して寝なよ」 「ありがとうございます」

2019-04-02 20:01:10
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

部屋にあるロフトベットのカーテンが一つ開き「おや、新入りのお泊りさん?」と、旅人の女性に声をかけてきました。 「はい、今日と明日、コチラにお世話になります。」 「へぇ~、よろしくね」 「はい」 「アナタ、いい笑顔してるわね」 「よく、言われます」#魔法仕掛の城

2019-04-03 19:50:29
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「一期一会な出会いかもしれないけど、一応自己紹介するわね、私の名前はユーリエって言うの」 「私はエミルと言います」 「成程ね、よろしくね、エミル」 「はい、ユーリエさん」

2019-04-03 19:54:02
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

翌朝の事でした、旅の疲れが出たのでしょう、エミルはいつもより少し遅い時間に目を覚ましました。 ベットから降り、寝間着から外着へ着替えた後、朝食を頂きに一階のレストランへ向かいますと、そこには沢山の宿泊客がごったかえしていたのです。 #魔法仕掛の城

2019-04-04 18:51:29
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

エミルは人の合間を縫って、朝食でもあるパンとサラダ、そして牛乳をお盆の上に乗せ、なんとか空いている席へ座りました。 「おはよう、エミル」 聞き覚えのある声が聞こえ、エミルは反射的に「おはようございます」と言い、改めてその顔を見れば、昨日話しかけてきたユーリエが座っていたのです。

2019-04-04 18:54:47
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「おはようございます、ユーリエさん」 改めてユーリエの顔を見てエミルは挨拶をすれば「そんな、二回も言わなくても大丈夫よ。さっきので伝わったから」と言いますが「先ほどのは、顔を見て言わなかったので…」と返します。 「アナタ、真面目なのね」 「そうでしょうか?」 「えぇ、とっても」

2019-04-04 18:56:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

朝食を食べ終えたエミルとユーリエは、一緒にレストランを出ました。 部屋へ着きユーリエが改めて外着へ着替えた姿を見たエミルは「ユーリエさんは、剣士さんですか?」と尋ねました。 「どうしてそう思ったの?」 「色々と装備している風ですし、荷物の中に剣が見えましたから」 #魔法仕掛の城

2019-04-05 19:11:24
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「まぁ、私の場合は依頼人を守る『雇われ剣士』だけどね」 「そうなんですか!」 「丁度仕事が終わったから、ここで足休めしてる感じね」 着替えが済み、今度はユーリエがエミルを見ながら「そういうアナタは、どこかの給仕さんかしら?」と聞く。

2019-04-05 19:14:08
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「どうして、そう思いに?」 「だって、言葉使いも丁寧だし、所作がちゃんとなってるもの。私とは大違いだわ」 エミルの表情は少し曇りつつも「大体、合ってます」と返しました、その表情を見逃さないユーリエは「ごめんなさい、私、悪い事を…」と言いましたが「大丈夫です」とエミルは返します。

2019-04-05 19:18:58
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「実は、前まで働いていたお屋敷の主様に言われたんです。アナタの働きは素晴らしい、だからこそ、もっと良い環境で働いた方が身の為だと」 「もっと良い環境?」 「えぇ、ですから、ここまでやって来たんです」 「一体、どこでアナタは働くつもりなの?」

2019-04-05 19:22:54
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

一息つき、エミルは顔を上げユーリエの目を見てこう言いました。 「この街を出て、野を越え、山を越えた先にある、お城へ務めに行くんです」

2019-04-05 19:24:36
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

この街を出て野を越え、更に山を越えた場所にあるお城へ行くという、エミルの話を聞いてユーリエは耳を疑いました。 「それ、本当なの?」 「はい」 「そのお城の話とか聞いたことは?」 「軽くは聞いています、そのお城の主様は変わったお方だと」#魔法仕掛の城

2019-04-06 19:57:44
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「変わった処じゃないわよ、あのお城には魔物がいるとか、変な魔法がかかってるっていう話を聞いてるし…」 ユーリエの声は段々と心配をする声になっているのは聞いているエミルにもわかります、しかし、エミルはその心配を撥ね退けるかのように、ユーリエの目を見て言いました。

2019-04-06 20:01:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「心配してくれてありがとうございます、ユーリエさん。私は、大丈夫です」 「エミル…」 「これも、私自身のステップアップだと思っていますから」

2019-04-06 20:05:23
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

更に翌朝、エミルは部屋を出て、宿屋の受付でお金を払い、お城へ向かおうとしましたら、そこには自分よりも先に出て行ったはずのユーリエが出待ちをしていたのです。 「ユーリエさん?」 「アナタが心配だから、途中まで一緒にお供するわ」 「でも…」#魔法仕掛の城

2019-04-07 19:55:04
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「それに、私、次の仕事をするにエミルが行くところまで道筋は同じだから大丈夫よ。いざとなれば、アナタの身を守る存在になれるから」 ユーリエの話を聞き、エミルは思わず涙が出そうになりました。その姿を見て、ユーリエは「だ、大丈夫?!」と慌てた調子で聞きます。

2019-04-07 19:58:58
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「はい、ユーリエさんの気持ちがうれしくて、つい…」 「大げさよ、でも、今言ったことは本当よ、嘘は言ってない」 エミルは「ユーリエさん、途中まで、よろしくお願いいたします」と頭を下げて言いました。 「はい、こちらこそよろしくね。エミル」

2019-04-07 20:00:59
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

エミルとユーリエの二人は、お城へ続く野の道を歩いています。 「それにしても、私たち以外誰も人の姿を見ないですねぇ…」 「無理もないわよ、誰も近づかないお城へ続く道だもの、住もうだなんて思う方が逆に珍しい気がするわね」 他愛のない会話をしつつも、二人は道を歩き進みます。#魔法仕掛の城

2019-04-08 18:51:03
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

辺りを見渡しますと、かつて人が住んでいたであろう家らしき建物や畑などがありますが、そこには人らしい気配を感じとれません。 「お城の主様というのは、そんなに怖い方なのでしょうか…」 「まぁ、私が聞いたのはあくまで噂話だから一概にこう!…とは言えないでしょうね」

2019-04-08 18:53:40
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

更にしばらく歩いていると、二人の目の前には山を越える森が見えてきました。 「なんか、出てきそうね…」 「ユーリエさん、大丈夫なんですか?」 「何が?」 「だって、次の仕事が…」 「まだ、私は大丈夫よ」

2019-04-08 18:57:34
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

エミルの心配をよそに、ユーリエはハニカミながら返事をし、改めて言いました。 「本当に行くのね、エミル?」 籠を手に持つ少し震えながらも、エミルは取っ手を強く握りしめながら「はい」と強く返事をしたのを聞いたユーリエは「了解」と返し、二人は森の中へ進んでいきます。

2019-04-08 19:08:52
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

お城へ続く道でもある森の中は木々が生い茂り、昼間だというのに少々薄暗い場所です。 「何か、出てきても不思議じゃないわね…」 「何か、とは…?」 「たとえば、動物…は、ありきたりすぎるけど。仮に人が出てきたとしても、山賊とかが出てきても違和感はないと思うわね」#魔法仕掛の城

2019-04-09 19:58:14
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ユーリエが冗談のようで本当のことを話している時です、二人の耳にガサガサという音が聞こえ、ユーリエはすかさずエミルの前に出て腰に備えている剣の柄を手にし「エミル、下がってて」と低い声で言いました。 「は、はい…」

2019-04-09 20:03:20
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ユーリエは音が聞こえた方、つまり近くの茂みを睨んでいたのですが、そこに現れたのは一匹のウサギでした。 「なんだ、ウサギかぁ…」 エミルもその姿を見て安堵の息をつき、ウサギに近づきましたが、当のウサギは驚いてまた茂みに隠れようとしたところです。 「ウサギさん、待って!」

2019-04-09 20:07:37
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その声に反応し、ウサギは二人の方を振り向きました。 エミルは籠の中に入っていた、干した人参の薄切りが入っている袋を取り出しながら「驚かしてごめんなさい、よかったらこれ、どうですか?」と聞きました。 少し迷ったような表情を浮かべたウサギでしたが、匂いを嗅いだ後に一口食べたのです。

2019-04-09 20:11:13
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「おいしいですか?」 エミルの言葉がわかるのかはどうあれ、ウサギは黙々と人参を食べ尽くしました。 「ありゃあ、見事な食べっぷりね。君、そんなにお腹減ってたの?」

2019-04-09 20:15:05
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

うん、と言ったかのようにウサギは首を縦に振り、気づけば人参を食べ切った姿を見て、エミルはウサギの頭を撫でながら「おそまつさまです」といいました。 ウサギは不思議そうな顔を浮かべるも、二人に礼を言うように頭を下げ、再び茂みの中へ行きました。

2019-04-09 20:18:06
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ユーリエの心配はどこへやら、道の途中でウサギに会った以外、動物や人に会うこともなく、そして迷うこともなく森の中を歩いていきました。 「あのウサギさんは大丈夫でしょうか…」 「きっと大丈夫よ、そんな予感がするわ」#魔法仕掛の城

2019-04-10 20:06:17
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

他愛ない会話をしつつ歩いていると二人の目に古ぼけた看板が見えてきました、そこには『この森を出たら、お城があります』と書かれています。 「もう少しで目的地に着くわね」 エミルは息を一つ吸った後に「それに、風にのって海の香りがしますね」と言いました。

2019-04-10 20:11:05
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

ユーリエも匂いを嗅ぎますが、エミルみたいに感じとることはできませんでした。 「たしか、これから向かうお城は海の近くに建ってるっていう話は聞いてるけど」 「そうだったんですか!」 「アナタ、それも知らなかったの?」 「え、えぇ…」

2019-04-10 20:14:38
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

少し頬を赤くしつつ返すエミルを見て、ユーリエは思わず笑いだし、エミルは「なんですか、もう!」とハリセンボンのように頬を膨らます姿を見たら、益々笑いが止まらなくなりましたが、そのうち、ユーリエの声につられたのか、エミルも一緒に声を出して笑い合いました。

2019-04-10 20:16:47
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

お城の門の前に一匹のウサギがいました、しかし、扉は閉められたままです。 ウサギは辺りをキョロキョロと見渡すと、自分が入るに丁度良さそうな隙間の穴を見つけ、その中を通りますと、そのまま中へ入っていきました。 #魔法仕掛の城

2019-04-11 18:49:15
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

庭に出たウサギですが、その光景は手入れの届いていない草花が生い茂っていますが、そんなことは気にせずお城の方へ向かっている時でした。 目の前に何かの気配を感じ、ウサギは顔を上げます。 「白兎くん、どうしたのかな。こんなところまで」

2019-04-11 18:53:19
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

その者は視線を一切反らさずウサギの目を見ました、そこには、先ほどまでウサギが見てきた光景がボンヤリながらですが伝わってきたのです。 「なるほど、この場所に人がやってくるのか、それも、二人…」

2019-04-11 18:57:42
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

どうするの?――と、聞くように首をかしげる姿を見て「大丈夫だ、悪いようにはしない、つもりだが、向こうの対応次第で事は考えるつもりだよ」と返しました。

2019-04-11 18:58:24
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

エミルとユーリエは森を出て、ついにお城までたどり着きました。 「噂話以上ね、このお城…」 お城を守る為の門は枯れたツルや草花が生えている上に、外壁自体も所々が崩れており、人の手入れというものを感じません。#魔法仕掛の城

2019-04-12 18:42:37
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「それにしても、なんで門が開けっ放しなんでしょう…」 「さぁ、ここらへんに人が来ないのが解ってて閉めてないっていう可能性もあるかもよ」 「でも、怪しい人たちが侵入するかもしれませんし」 そんな時です、二人の前に森の中で出会った白い兎が目の前に現れたのです。

2019-04-12 18:45:08
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「エミル、あれ、さっきの子じゃない?」 「そう、ですね…」 白兎は二人をその目で捉えたと思えば、そのままお城の中へ進んでいったのです。 「まって、ウサギさん!」 エミルはそう言って白兎を追い始めてしまったものですから「エミル、待ってよ!」と言いながら、ユーリエもお城の中へ進むのです。

2019-04-12 18:47:58
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

まるで、白兎に導かれるように二人はお城の中へ入って進んでいきます、一足先行く白兎は自身を追ってくるエミルとユーリエを時々確認するかのように後ろを見ては奥の方へ行くのです。 「あのウサギ、妙に足が速いわね」 「まるで、昔読んだお伽話みたいですね、あのウサギさん」#魔法仕掛の城

2019-04-13 18:53:35
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

「たしか…、女の子が白兎追って穴に落ちるっていうお話だったわよね」 「えぇ、あのウサギさんも白いですし」 何を呑気なことを、と思いながらも口には出さず、短い溜息を一つつき、再び二人は白兎を追いつづけます。

2019-04-13 18:56:39
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

廊下の突き当りで白兎はようやく足を止めました、そして、白兎は壁に向かって前足を触っているのです。 エミルが「どうかしたんですか、ウサギさん?」と聞きますが、その動作は一切としてやめません。 ユーリエが壁を触りながら言いました。 「この先に、何かあるんじゃないのかしら」

2019-04-13 19:02:10
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まとめたひと
伍条 月斗(創作アカ) @5jyouTsukito

基本は自分が考えた創作ッ子達の事を呟いたり、絵を上げたり、お話も書いたりします。偶に違う話や、参加している企画創作のお話等……ようは気まぐれだが基本は創作用アカウントです。(※食べても美味しくない鶏野郎で無言フォローをしたり、時として話すとアツくもなりますがそれでもよろしければです)御用の方はDMまで。

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