あなたはらどぎどの「どんなあなたでも受け止めるよ」という台詞を使った1コマ漫画を描きます。 #この台詞を使って1コマ漫画 shindanmaker.com/524501 ちょっと長く繋がるので…見苦しくすみません(1コマとは?)
2019-08-02 18:51:14バニゴジさんの熱で焼け野原になったボストン、他の怪獣さんたちが巣に帰ったあともラドさんは一人でボーッとしていました。寝て起きて気がついたらすごいことになっていて…彼の王様は塵一つ残さず蒸発させられたらしいのですが、いまいち実感がわかないのです。
2019-08-02 18:51:41確かに探しても、辺りには鱗の一つも見当たりません。いつまでもこうしていても仕方がない、帰ろうかと翼を広げようとしたところ、微かな声が名を呼びました。「ラドン…」弾かれたように辺りを見回します。幻聴?いえ、また聞こえました。「ラドン」忘れもしない、王様の声でした。
2019-08-02 18:52:14周囲には瓦礫のほか影一つありません。生きていたのか。どこにいるのか、姿を見せてほしいと訴えました。声は「生きていると言えないこともない」と言います。彼らしくもない、歯切れが悪い。「凄まじい熱に体はほぼ消滅した。残りをかき集めたが力はほぼ残っていない」
2019-08-02 18:53:19声は続きます。「我らには元々決まった形はない。お前たちに見せていた姿は擬態のようなもの。力もなく、もはやあの姿を保つことはできない。今の我らの姿は、お前の知っている王ではない」ラドさんはだんだん苛々してきました。姿も力もどうだっていいのです。生きているのなら。
2019-08-02 18:53:57「どんなあなたでも受け止める、いいからさっさと姿を見せてくれ」王の声を遮るように、叫ぶように言い放ちました。よくよく考えるとめちゃくちゃ気恥ずかしい台詞なのですが、ラドさんにそんなこと考える余裕はありません。長い長い沈黙の後、王の声は「下を見ろ」と言いました。
2019-08-02 18:57:31…下?言われた通りに目をやると、足元に小さな金色の塊がちょこんと座って見上げていました。え、何これ…「ちっさ!!!!」思わず声が出て、驚いたそれはピャッと物陰に隠れてしまいました。慌てて謝り、覗き込みます。恐る恐る顔をだしたのは、三つの頭の小さな小さな子龍でした。
2019-08-02 18:58:12「マジすか…何これ…」 「だから言ったろう、今はこれで精一杯なんだ」 「つばさがちいさすぎてとべねーし」 「あるいてもあるいてもぜんぜんすすまないの…もうつかれたよ」 「平仮名喋りになってらっしゃる…」 元の大きさに戻るのにどれほどかかるかわかりないと言います。
2019-08-02 18:59:18再起を図ろうにも、宇宙へ旅立とうにも、この姿では何もできません。他の巨大生物に簡単にぺちゃんこにされる大きさ。人間に見つかれば、容易く捕獲されてしまうでしょう。「敗北は認める…もうこの星の統治に興味はないが、どうしようもない」とうつむきます。
2019-08-02 18:59:59そんなミニ偽王様を連れ帰って…小さな体では火山は熱すぎるので暮らしやすいとこにお引っ越ししてラドギドこっそり一緒に暮らせばいいんじゃないでしょうか!!!おしまい
2019-08-02 19:00:34色々あってわずかに残った肉片から再生したらちっちゃくなってしまったギド様ちゃんです pic.twitter.com/wz67YEHj0F
2019-06-22 23:02:44なんか色々あって小さくなって復活したら体が重くてうまく飛べなくなったのでらどおじちゃんの背中に乗って飛ぶギドちゃん様ですすごいはやい!たかい! pic.twitter.com/vYka9cqyd2
2019-06-30 01:36:11