話の通じない人、或いは『結論を曲げる気がない者同士の議論』というのは、それぞれが必要な主張の要旨を説明しあった時点で、それ以上の直接議論をする必然性はあんまりないと思う。 なぜなら、後は【それを見たオーディエンスがどう捉えるか】というフェーズに移るため。
2023-04-16 12:12:09僕としては「選挙期間中の聴衆/政治家/候補を標的にした」という時点で、「選挙運動の阻害」「政治参加意識の阻害」が目的になっていると判断でき、テロ認定できると考えている。 政治的要求/声明の明示は必要条件ではない。 後は、オーディエンスの感想戦に委ねる。
2023-04-16 12:13:34蛇足で余談なんだけど、「議論における敗北」は「言い負かされて言葉に詰まる」とか「反論できなくなる」(反論しつづける者が勝ち)と考えてる向きがSNSには結構多いんだけど、【強制力のある議決を取れない議論】での勝敗を決めるのは、「オーディエンスの賛意】と【議論継続を維持できるかどうか】
2023-04-16 12:20:05そも、「公衆の面前で第三者がそれを聞く、或いは会話に参入できる」形で行われる議論は、「自説について賛意を示す同調者を増やすこと」「自説が支配的な意見になるようにすること」が目的のプレゼン大会でもある。「誰も賛成してくれないが僕は正しいもん」は負け。
2023-04-16 12:21:22「確かにそうだ」「そういえばそうだ」「それは一理ある」「自分も同じ考えだ」という人を獲得し、或いは「それはこういうことではないか」「それを裏付けるとしたらこれではないか」などの補完意見・補正意見をより多く取り込めることを目的としている。
2023-04-16 12:22:22一方で、「議論を打ち切られずに維持できていれば【負けてはいない状態】をキープできる」とは思う。これは、議論が「勝敗の決定を目的としない場合」。
2023-04-16 12:22:58例えば、「定義の歩み寄り」であるとか、「考察」であるとか、「どれに結着するか不明瞭だが、現時点までの情報を整理して選択肢や可能性を検討してみる」ような議論の場合、敗北は【議論の場からパージされること】だとは思う。
2023-04-16 12:24:04「言い分は分かった。おまえはもう下がってよい」となって、発言の機会または、【発言はできるが聞いて貰えない状態】になったら、議論からパージされていると定義できる。御前会議で放り出される参会者とか、SNSでブロックまたたはミュートされる発言者とはたぶんこれ。
2023-04-16 12:25:13SNSでの議論は、入り口でこそ参加者が制限されにくい(最初からブロックされてるとか、鍵アカ内で始まるとかもあるので)けど、「強制力のある議決」を取らないし、タイムリミットもない。
2023-04-16 12:27:08そういう場で「分かった分かった。おまえはもう下がってよい」ってなって、それ以上意見を聞いて貰えなくなる(ブロックやミュート、精神力でミュートwされるケースとかもある)」のを、「あいつは耳を塞いで逃亡した」と勝ち誇る人いるけど、オーディエンスは追放されてない。
2023-04-16 12:28:18つまり、「オーディエンスを説得して味方に付ける機会」を損なっている時点で、SNSでの「オーディエンス切り取り競争/説得して自分の味方にする競争」には必ずしも勝てていない。 目安として「自説に同調する議論参加者をどう増やすか、増やせているか」とかあると思う。
2023-04-16 12:29:22でも、「相手側に同調するオーディエンスからの参入者が増える」と、これを【取り巻きが尻馬に乗りやがって!】と解釈しちゃう人けっこういる気がする。 そうでないんです。オーディエンスの説得に成功したどうかだと思うんです。
2023-04-16 12:30:08