死者の国 3

【微睡みの客旅と夢幻の夜をゆく者】

濃霧と共に不帰の客が訪れ、不思議の町が死者の国を浸食する時……。ネコみたいに気まぐれな少年は癒術士と巡り会い、仮面の戦士は幼いマスターと邂逅する。果たして彼らが出逢った意味とは? これは祈りと救済、それから旅立ちの物語。
ルキウス

【少年マドモワゼルと卵の中で見る夢】

孵らぬ卵はくやらみ卵。死者の国ではそう呼ばれている。 全寮制の神学校に通う少年・リュシアンはある日、 秘密の部屋で卵を拾った。小さな黒い卵だ。その夜、彼 はとても不思議な夢を見た。 「孵らない卵を温め続けてはいけませんか」
ルキウス

【夢添いの君と忘却の町】

死者の輝石を流す行事・輝石祭。神仕であるジャントールは8年前に亡くした妻の輝石を今でも手放せず、8歳になる娘ともうまく関われないでいた。さらに輝石祭の日に娘・コゼットが行方不明となってしまう。娘を探して訪れた古城でジャントールが出会ったのは、己の空想であるはずのネズミの剣士・スクウィークで……。
ルキウス