三吉さまのお話まとめ

秋田妖怪蒐異@5/26（日）秋葉原狐祭青4 @akitayoukaisyui

【肆】1293話目　三吉さま㉙こと国には天狗の災いに遭い、また天狗に誘われて年経て帰りたる者多し。出羽陸奥では大人に取られ、或いは太平山の山鬼人（サンキチ）に取られし、また山鬼人は市に出て酒を飲む。天狗の事は更に語らず、最も怪しき事なり菅江真澄『筆のまにまに』 pic.twitter.com/kfqDj5dBDm

2023-06-01 21:59:56

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【参】1131話目　三吉さま㉘昔、杉の宮に類稀な程意地悪でケチな婆さんがいた。その婆さんが死に、葬式の当日、無数の鴉が集まって来て、追えど払えどキリが無いほどだった。この現場にたまたま小僧さんが通り過ぎ、 pic.twitter.com/A6zG36YFTf

2022-12-20 22:04:21

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【参】1032話目　三吉さま㉗昔、秋田の三吉さんは貧乏な子供で、親方の元で仕事をしていた。三吉さんは働き者で大いに稼いだという。さて、親方の家では漬物桶の中に銭を溜め込んで隠していたが、ある時、この銭が紛失した。 pic.twitter.com/G0tL3Qb1Hm

2022-09-10 21:59:04

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三吉様秋田中央に聳える太平山の鬼神。古くから太平山周辺で存在が語られ、勧善懲悪を好む。戊辰戦争の際には雲に乗って空中から大砲をぶっ放してたり、見えない狙撃手として秋田軍を援護したとされる。化身の『三吉鬼』『三吉様の鴉』関係が深い『太平山の天狗』も収録！ #日本怪異妖怪事典東北 pic.twitter.com/P1jhnOnkqt

2022-04-26 23:13:17

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【参】 894話目　三吉さま㉖平鹿郡的山（増田町）に久蔵という者がいた。久蔵は桶の結い直しを職業としていたが、道の整備や橋の傷んだ所を修理し、往来を助けることに日頃心を砕いていた。 pic.twitter.com/iEg93XV9Sv

2022-04-25 21:59:32

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【参】 863話目　三吉さま㉕（太平山の神旗）　戊辰戦争の際、戦いが一旦落ち着き解兵となった。この際に渋江内膳軍将が矢嶋市中に宿陣した際のこと、検使を務める小貫又三郎の供で伝右衛門という者がやって来て、渋江の陣に旗を建てた。 pic.twitter.com/Yy4ba7KDUc

2022-03-25 21:59:21

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【参】 818話目　三吉さま㉔戊辰戦争の際、庄内から攻め寄せる賊軍達は「太平山の神仙が出て来て、不思議な事が起こるらしい」と恐れていた。 pic.twitter.com/tRrYRUNHj4

2022-02-08 21:59:54

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【参】 805話目　三吉さま㉓太平山は薬師如来を祀るが、サンキチという神仙も祀っている。三吉を『ミツヨシ（ミヨシ）』と呼ぶのは、楢山村の百姓の伝之助が、慶応3年頃、木曽石に新たに社を奉った時に始めて呼んだ物だという。（伊頭園茶話）

2022-01-26 22:00:11

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【参】 795話目　三吉さま㉒（龍明院の神宝）湊山屋敷（秋田市土崎）龍明院の金毘羅には、同町の廻船問屋本間栄太郎が茶袋から出した像を祀るという。或いは後鳥羽天皇が逆鱗の龍顔を写した仮面ともいう。 pic.twitter.com/ayLvQOjX3N

2022-01-16 22:00:16

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【参】 773話目　三吉鬼秋田に『三吉鬼』という者がいる。人里に出るようになったのは幾年前からかは分からない。 pic.twitter.com/vOvk2GDuZm

2021-12-25 22:04:14

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【弐】750話目　三吉さま㉑（羽陰温故誌ver）慶応4年、秋田は新政府軍に着いた事で、北は大館十二所、南は雄勝、平鹿、仙北、河辺とあちらこちらから幕府軍に攻められた。この事態を打開するべく、太平山三吉神社には怨敵退散の命が下され、有志の神職は太平山の頂上で祈祷を開始した。 pic.twitter.com/4xYEK3oJ3i

2021-12-02 22:02:09

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【弐】749話目　三吉さま⑳（羽陰温故誌ver）太平山は役小角が開闢し、延暦20年に蝦夷征伐の命を受けた坂上田村麻呂将軍がこの地を訪れ、太平山に深く祈誓し、蝦夷や悪鬼の類を平定した。将軍は太平山の神徳に感謝し、この際に将軍が置いて行ったのが今も社宝としてある鏑矢などであるという。 pic.twitter.com/qNjxyS9nIV

2021-12-01 22:01:18

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【弐】532話目　三吉さま⑲ 昔、秋田市新屋に住んでいたある若者が、力士になって一旗上げるため、毎夜密かに村外れの三吉神社へ祈願していた。ある夜、その日も祈願を済ませて帰宅し、若者が手拭いを絞った所いきなり千切れてしまった。 pic.twitter.com/gaywWOJE1g

2021-04-26 22:00:44

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【弐】531話目　三吉さま⑱ 昔、土崎の那波に造り酒屋があり、この店にいつの頃からか不思議な男が酒を買いに来るようになった。 pic.twitter.com/63b4YTcF7O

2021-04-25 22:00:01

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【弐】467話目　三吉さま⑰ 天保年間に秋田に来た落語家船遊亭扇橋の紀行本『奥のしおり』には、三吉さまの由来について次のように書かれている。 pic.twitter.com/zkLSAMIDFw

2021-02-19 22:01:46

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319話　三吉さま⑯ 太平山には三吉と呼ばれる山男がいる。心が邪な人はこれに攫われ、川の淵に投げ込まれて溺死させられる。地元の人は、三吉を山神として敬い、鬼を語る際の一助となっている。（黒甜瑣語）

2020-09-23 21:59:04

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193話目　三吉さま15 秋田に大相撲の巡業があった。やってきた関取たち7、8人が露天風呂に入っていると折り悪く雨が降ってきてしまった。その時、一人の痩せた若者が現れると相撲取りたちごと浴槽を持ち上げ、屋根の下に置いてくれた。 pic.twitter.com/ycz3LIHaiW

2020-05-18 22:01:15

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192話目　三吉さま14 ある時、横綱の谷風と竹の褌を着けた三吉さまが相撲を取った。三吉さまが負けてしまい、このため秋田から横綱は出ないという。（伝承文芸12-2）

2020-05-17 21:59:38

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191話目　三吉さま13 江戸から相撲の巡業が秋田にやって来た時、一人の小男が現れると相撲取りたちに挑戦した。力自慢の相撲取りが挑むと小男はヒョイっとその相撲取りを投げ飛ばしてしまった。小男の姿に化けて三吉さまが遊びに来ていたのだった（千畑村郷土誌）

2020-05-16 22:23:16

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190話目　三吉さま12 昔、ケチな酒屋の元へ、一人の農夫風の男がツケで酒を呑ませてくれと訪ねてきた。ケチな酒屋が断ると男は去り、今度は肴町の酒屋を訪ねた。 pic.twitter.com/DOlDyyst2D

2020-05-15 22:00:43

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174話目　三吉さま11 日中戦争中の昭和12年8月25日のこと、空に五色の雲がたなびき、人々はこの不思議な様子を見て神々が雲に乗り出征すると噂した。ちょうどその頃、雄勝郡岩崎町で三吉さまに奉納された大煙管と草履二足、浅舞では草履一足が消失し、三吉さまも出征されたと評判になった。

2020-04-29 21:59:46

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173話目　三吉さま⑩ 秋田市土崎の太平山講中の人たちが太平山に泊まりがけで参拝したが、折り悪く大雨が降り、その中で野宿する事になってしまった。 pic.twitter.com/enCZXOKo6P

2020-04-28 21:59:46

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168話目　三吉さま⑨ 三吉さまは相撲好きと言うことで、特に相撲取りからは厚い信仰を受けていた。昔、仙北に住む相撲取りの若者が太平山に参拝し、酒3升とシトギ2升を宝蔵ヶ嶽に投げて捧げた。 pic.twitter.com/aODRaKtXQp

2020-04-23 22:01:16

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167話目　三吉さま⑧ 三吉さまが鬼神になった経緯については、三吉神社の縁起に語られる『元は藤原三吉という城主だった』という以外にも様々な説がある。・三吉霊神は昔、山で凍死した狩人がいて、その人を祀ったもの（上小阿仁の民俗） pic.twitter.com/XEm5mJjtnt

2020-04-22 22:00:24

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161話目　三吉さま⑦ 1868年、秋田藩は新政府軍に属したため、奥羽越列藩同盟の旧幕府軍と秋田各地で激戦を繰り広げた。 pic.twitter.com/eERpyIjMR8

2020-04-16 22:00:39

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79話目　三吉さま⑥ 秋田の湊で店を開いていた魚屋が、太平山の方の里まで商いに出掛けた。街では最近景気が悪く、山里なら籠いっぱいの魚で1貫文ほど売れてくれないだろうかと思案しながら山道に差し掛かると向こうから大男がやって来る。 pic.twitter.com/8J4MkcZlHW

2020-01-25 22:01:16

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78話目三吉さま⑤ 佐々木喜善によると東北地方にくまなく分布する座敷わらしの話が秋田県にだけ極端に少ないのは、三吉さまが結界を張って他県の妖怪が入ってこれないようにしているためだと言う。また、行く先々で土地を守る神々と戦った暴れ者の八郎太郎も三吉さまにだけは頭が上がらないともいう

2020-01-24 22:00:38

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77話目三吉さま④（長いので続きはリプ）三吉さまも男だったので、長い間太平山に一人で住んでいるとだんだん寂しくなってきました。ある時、寂しさを埋めるために嫁が欲しくなり、ふわりふわりと一日市の地に降り立ちました。さて、この地には太郎兵衛という一家があり、年頃の娘が8人おりました。 pic.twitter.com/qvhzVgwrfG

2020-01-23 22:00:15

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25話目三吉さま③ 昔、太平村赤沼に金持ちだがケチな婆さんが住んでいた。この婆さんは鶏が起きる前に起きて来てドンドコ太鼓を叩いて神仏に祈願し、夜は夜で遅くまでジャンジラジャンと鈴を鳴らして念仏を唱えるので、この婆さんの元に勤めていた下男や下女はみんなうんざりして去って行きました↓ pic.twitter.com/3qZ8lxgki3

2019-11-25 22:00:05

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8話目三吉さま② 太平山の三吉さまがまだ藤原三吉という人間だった頃、三吉は大きな城に住まう一国の主で、生まれた時から大変力が強く、毎日家来を集めては庭で趣味の相撲ばかり取っていた。ある春のこと、三吉はお城の周りに咲く桜が見事に咲き誇っていたので庭に出て、花見相撲を始めた。↓ pic.twitter.com/XkjdLOnVoi

2019-11-08 22:01:44

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2話目三吉さま① 太平山に住む神は三吉（みよし）さまと呼ばれている。元々は藤原三吉という高貴な家の人だったのだが、お家騒動に巻き込まれて人界に嫌気が差して家を飛び出した。その後、太平山に篭って修行した結果、神通力を得て神になったものだと言われている。↓ pic.twitter.com/r0J0xXdPUK

2019-11-02 22:00:25