
笑う男の前身となった作品(を原作とする)と聞いて、ヴェルディのオペラ「リゴレット」のライビュしてきます。 ユゴーの怪物概念は摂れるだけ摂取していくのよ。 pic.twitter.com/sgXXz5zTXI
2022-03-21 11:25:53

休憩短いのでまず一番言いたいこと言うね。 あのスパラフチーレ好きにならん奴おる!?長身黒皮コートの殺し屋嫌いな人類いないでしょ(巨大主語)
2022-03-21 11:53:27
1幕ラストえぐいな〜と思ったのは、リゴレットが伯爵夫人誘拐に加担したとこなんだよね。伯爵夫人はOKで自分の愛娘はダメは通らんよな〜〜〜!!!
2022-03-21 11:56:44
感動的な親子愛デュエットした直後に「若いイケメンがついてきてたのお父さんに黙っちゃった☆」ってするジルダ、控えめに言ってめちゃんこかわいかった。
2022-03-21 11:58:02
せむしの怪物が父親ってのはユゴーの怪物概念の色んな視点がぐるりとするので面白いっすね〜 笑い笑われることしか許されない道化師の悲哀と憎悪と、美しく純粋無垢な乙女の愛と、白黒というか赤黒というか、その辺の色がぐるぐるしてる感じ。
2022-03-21 13:05:11
しかし舞台セットがやべえなこれが世界的オペラ…! 一面がノートルダムの鐘クラスの立方体がお盆で回転するってどんな規模だよ
2022-03-21 13:05:53
娘を誘拐されちゃったけどリゴレットそれはインガオホー…という気持ちと、でも断れない空気だよな彼の道化役としての立場と生き方と…という気持ちと。 道化師として生きてるから娘を養えてるわけだしな。
2022-03-21 13:12:05
いろんな感動があったんですけど、「え、この状況からでも入れる保険があるんですか?」な状況から生き残る公爵のインパクトがすごすぎた。幕間でネタバレされてても驚いたもん。
2022-03-21 13:43:14
二幕は前半の「公爵〜!リゴレットの愛人さらってきましたぜ!!」って報告する男たちと「やったー!あの子が俺のとこにきた!」って喜ぶ公爵の曲が怖すぎた。明るく軽やかな曲調なのが嫌すぎ。
2022-03-21 13:52:22
しかも二幕で公爵が「あの娘には本気なのに!!!」って歌うからお前マジかそれならジルダにまずすることは土下座だよと思ってたら三幕でああだからすごい。釣り逃した魚を嘆いてただけじゃねえか!
2022-03-21 13:54:50
たぶん公爵、彼に悪意を向けるとなぜかそれが捻じ曲がって周りが不幸になっていく祝福または呪いがかかってる人だよ。モンテローネ伯→公爵への悪意が回り回ってああなったわけで。
2022-03-21 13:57:01
女心の歌、リプライズ1回目でドン引き笑いをしたんだけど、リゴレットが死体袋引きずってるときに「おい…まさか…」と思ったらほんとにリプライズ2回目きたからビビった。リゴレット、作りが親切すぎて心臓に悪い。
2022-03-21 14:50:40
嵐の三重唱すごい緊張感でよかった…!見応え聞きごたえ最高でした。 新国の椿姫でも思ったんだけど、多少プロットが無理やりでも音楽のパワーで「抜き差しならない状況に置かれてしまった人間の想い」をぶつけるのがオペラは強い。
2022-03-21 14:53:17
女心の歌、タイトルで把握してなかったから「これか〜〜〜!」ってなり、リプライズ①で「こ、これが〜〜〜〜…」ってなり、リプライズ②で「ここ、こ、これを〜〜〜〜〜ッッッッ!!!?」ってなるのほんと酷かった トラウマだよもうこの曲すなおに楽しめない(半ベソ
2022-03-21 14:56:51
最後、カーテンコールのリゴレット役の人がまだ顔から絶望が抜け切ってない感じで出てきてるのが鐘のカジモドを彷彿とさせて良か…いや良かったって言える空気じゃないけど…ウン良かったです…(小声
2022-03-21 14:58:43
登場人物の名前が変わってる以外はほとんどユゴーの原作に忠実っぽいので、ユゴー概念として話しますが、ダントツで救いがなくて胃がもたれている 鐘だっていちおう骨になるまで抱きしめられたからな(真顔
2022-03-21 15:00:27
主演も助演も指揮者も「嵐のシーンが見どころ」って口を揃えていたんだけど本当に見応えと迫力が凄かったなァー 時空が入り混じるところとか思惑がひとつに収束して各々の選択の果てに悲劇が確定していくシークエンスとか…
2022-03-21 15:02:22
ジルダの「慕わしい人の名は」すごい良かった…。恋の喜びに震える乙女はやっぱりいいよ。相手があいつじゃなきゃな〜〜〜!!!! (いやほんと二幕の時点ではワンチャンあるかなと思ったんですよ。なんで公爵出てくるたびに品位を落としてくるの?芸なの?)
2022-03-21 15:03:46
プレイボーイならプレイボーイなりの矜持、具体的には長く続く愛を“求めない”という矜持があるべきなのに公爵はそれすらねえ。なのに女心の歌とかいう名曲を持ってやがる!理不尽!!!
2022-03-21 15:05:00
公爵はあいつマジで何なの神に愛されすぎでしょフェビュスだっていちおう刺されるくらいはしたのに「上物の女が逃げちゃった」くらいの痛手で済んでるいイズなに(
2022-03-21 15:05:52
今回のリゴレットは衣装でピエロ靴を履いてるんだけど、歌手によっては嫌がるらしいのね(幕間インタビュー映像より)。向こうの人にとって道化がどう言う存在なのかちょっと感じるものがあった。
2022-03-21 15:07:23
椿姫も男女格差の要素はあったけど、どちらかといえばヴィオレッタの孤独さが強かった。リゴレットは一幕のチェプラーノ夫人のエピソードがあるおかげで、男性社会の中で女がどう扱われるかがより際立っていた印象。
2022-03-21 15:11:33
リゴレットは紛れもなく差別されたキツい立ち場にいる男なんだけど、娘を閉じ込めたり娘の意見をちゃんと聞かなかったりチェプラーノ夫人誘拐に手を貸したりと、女性を人間扱いしてないのもはっきり描かれてる。
2022-03-21 15:13:25
とはいえ、リゴレットの娘であるジルダが深い傷を負わずに大人になることは不可能に近かった。自由に外に出てたらそれはそれで酷い目にあった可能性は高い。籠の鳥にしたのは分の悪い賭けではなかったし、リゴレットにできる精一杯だったよねと思う。
2022-03-21 15:15:56
明らかに悪い奴は公爵なのにこいつが直接悪事を働いたかっていうとそうじゃないし、父親として娘の名誉を守ろうとし、ひとりの女として自立した選択をし、惚れた男が惜しくなったので守ろうとし、仕方ねえなって無茶な代案を挙げたら身代わりがマジで来ちゃっただけっていう、地獄のピタゴラスイッチ…
2022-03-21 15:18:32
スパラフチーレのビジュアルでぜんぶ持っていくパワーと客を裏切らないプロフェッショナルポリシーかっけえし、ジルダを刺し殺す時の鮮やかさと手さばきの美しさよ…
2022-03-21 15:21:15
これがスパラフチーレ(演Andrea Mastroni)だ!! 今回のライビュとは別公演の時の画像ですが、左のスパラフチーレの衣装と歌手は同じです。 broadwayworld.com/people/gallery… pic.twitter.com/ZEOCpIj3yO
2022-03-21 15:21:28

画質ヤバいけど、一幕のときはこう。 operabase.com/artists/andrea… pic.twitter.com/RAFRaJKdc7
2022-03-21 15:22:38

ヘタな2時間サスペンスドラマとかより生々しかったよ 覚悟を決めて店に入るけど一瞬振り向いて退路を阻止されるジルダ…やっぱり怖いもんは怖いよなぜあんな男のためにィ
2022-03-21 15:23:24
リゴレットの死んだ妻、鐘のカジモドとエスメってことでいいんでしょうか こんなことになるくらいなら骨になるまで一緒だよの方がまだ幸せに思えちゃうよ
2022-03-21 15:25:51
いや絶望度が成層圏突破して宇宙レベルまで天元突破してんの、ほぼ女心の歌(リプライズ)のせいだと思うがそれにしてもさ!!!!!!
2022-03-21 15:27:09
相変わらず「レミゼと鐘で見たなこれ」なんだけど、リゴレットはレミゼの父と娘+鐘の愛憎トライアングルなので、笑う男より更に胃のムカつきがすごいね 笑う男は貧者と富者+怪物と人間の方だからまだスッと飲めるよ
2022-03-21 15:31:53
そうだ、二幕でジルダの話を聞いたあとのリゴレットが“嬉しそうに”「復讐だ!」って言い出すの怖かった…。 あれジルダのためじゃないもんね。リゴレットの人生の中で受けた屈辱の数々をやり返す大義名分を得た喜びですよ。だからこそ目が眩んで、彼は間違えてしまった。
2022-03-21 15:33:15
ヴェルディさんのリプライズ芸があまりにもあんまりだからオペラ界のソンドハイムって呼びたくなったけどむしろソンドハイムがミュージカル界のヴェルディ????(
2022-03-21 15:34:34
復讐は達成したらめちゃくちゃスッキリするかもしれないが、やっぱり行為自体は加害だから「穴二つ」になりうるリスクがあるんだよなあ…。と思ってしまった。(しかも今回の場合公爵逃げ切ってるから後味の悪さがすごい)(冷静になると、なんでこれ人気演目なんだ?)
2022-03-21 15:35:45