2021年の本の思い出です。
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矢向 亜紀 / やむかい あき @AkiYamukai

#私が2021に読んだ中で激推しの本 フランチェスカのスカート ヨルガオ殺人事件(ゲラ読みの為写真には入ってません) 見知らぬ人 日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽 町かどの穴 ラファティ・ベスト・コレクション1 頁をめくる音で息をする 千個の青 長い一日 良い本に沢山出逢えた一年でした pic.twitter.com/7ulaiqtyvl

2021-12-19 21:38:23
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矢向 亜紀 / やむかい あき @AkiYamukai

スティーヴン・ミルハウザー「夜の声」 年の瀬に、美しい本を読んでいる。寝る前にそっと読むのに丁度いい気配漂う、どこかの誰かの“夜”の物語。 pic.twitter.com/rhQS2f3cUE

2021-12-26 22:19:43
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今読んでいるマイリス・ベスリー「ベケット氏の最期の時間」(早川書房)と、ラルチザンのヴォルール ド ローズの香りの相性が驚くほど良くてうっとりしていた。華やかさよりも静けさを思わせる香りだからだろうか。 pic.twitter.com/RBghhMMb5K

2021-12-29 23:42:17
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年末年始のお供に、ずっと前から読みたかったマイリス・ベスリー「ベケット氏の最期の時間」を。目の前と思い出とが自然と交差して、少し混乱しつつも読みやすい。映画「ファーザー」みたいな大混乱ではないけれど、老いていく人の脳はこうしてあらゆることに思いを馳せるのか、と。 pic.twitter.com/aexTSGwQ8B

2021-12-26 18:53:00
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ずっとずっと読みたかった「長い一日」(滝口 悠生著)を入手した。ゆっくり読みたかったのに、読み心地が良すぎて次から次へと読み進めている。エッセイ?小説?と不思議な感覚を行き来する本。まるで自分の体験のようにスッと入って来る。そして装丁の良さは勿論、カバーを外した中身の表情も素敵。 pic.twitter.com/ZERtWNsePQ

2021-12-19 15:15:07
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「千個の青」読み終わるのが惜しくてゆっくりゆっくり読んでたのに、最後の方は止められなくてボロボロ泣きながら読んだ。こんなにあったかくて優しく切ないSFはなかなか無い。「心を切り離すことが可能なんですか?死んじゃいますよ」辺りからもうずっと涙腺がおかしかった。 hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000…

2021-12-16 18:43:37
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ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』読了。バカSF!ダメ人間!という触れ込みだけど、それをゲラゲラ笑い飛ばす雰囲気では無かった。皆どこかおかしくて、それ以上に物悲しく危なっかしい。華やかなアメリカ、アメリカンドリームの陰で生きる、本人たちは“ごく普通”と自覚している人々のお話。 pic.twitter.com/CIOiP5MAsn

2021-12-15 19:58:43
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ジョージ・ソーンダーズ『短くて恐ろしいフィルの時代』読み終わった!本当に短くて恐ろしい時代。そして読み手が置かれる状況次第で、現実世界のあらゆることの風刺として読み取れるお話。文庫版訳者あとがきで言及されてた"Love Letter"も訳されたら是非読みたいなぁ。また好きな作家が増えた。 pic.twitter.com/kscviByXuJ

2021-12-12 20:13:13
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ラファティ・ベスト・コレクション2も入手出来て浮かれながら読んでいる。1の脳みそがぎゅるんとなる感じとはまた違う、可愛くてちょっと訳のわからない不思議なお話が詰まってるの本当に楽しい。訳がわからないようなわかるような、どれが本当で嘘かもわからないような。SFと神話は相性がいいんだなぁ pic.twitter.com/aSdUc4asx0

2021-12-10 20:52:47
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そして帰ってきたら「頁をめくる音で息をする」が届いていて一気読み。夜に口があったらこうやって話すのかもといった語り調子。何故か、こんな風に死んじゃいたいと思った(そんな本ではないし当分死ぬ気はない)。触り心地、読み心地の良い本。「詩の中に〜」で見かけた石垣りん氏の名前がここにも。 pic.twitter.com/JjWhb6Lohw

2021-12-06 21:06:01
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今日は出かける寸前に「詩の中にめざめる日本」が届いたので、とりあえず鞄に入れて家を飛び出し、ちまちま読み始めた。(持ち運ぶ時はカバー外す癖がある。これは岩波新書青版の限定復刊の本) pic.twitter.com/wWDG0xq2mb

2021-12-06 20:43:30
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欲しい本だいたい本屋さんに無くて悲しみで地に伏せそうだったけど、『クジオのさかな会計士』があったので膝をつかずに済んだ。ポストカード付き! pic.twitter.com/wkODbpMFBY

2021-12-03 18:57:37
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ハヤカワ文庫JAがセールとのこと、イケオジ好きな友人に前々から紹介したかった初老チェロ奏者・倉峰がいる「山の上の交響楽」を収録した『日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽』を一方的にオススメしてきた。俺たち吹奏楽部育ちだし、響くだろうと思って…。他の収録作も大好きなんだ… pic.twitter.com/i4s7APGyN5

2021-11-19 20:31:56
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ラファティ・ベスト・コレクション1『町かどの穴』読み終わってしまった。表題作『町かどの穴』の割と早い段階で「???」となる。この「?」を私は求めていた。あらゆるSF小説をxとyの軸で作った四象限にプロットしようとした時に、サラッと横から現れてz軸置いて去っていく感じ。 pic.twitter.com/kLy9cMFvgf

2021-11-02 19:24:17
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「虚空へ」谷川俊太郎著 本を手にした時の肌触りや温度、しんと静まり返った真っ白い部屋のどこかから、言葉がぽたぽた落ちてくるような気配が忘れられない。一気に読む、ぱっと開いた頁を読む、読まずに眺める、開かずお腹の上に乗せておく…。色んな味わい方がある本。しおりの糸があるのも好き。 pic.twitter.com/xiyFWqt5NG

2021-10-28 16:38:26
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「木曜殺人クラブ」読み終えました。少し読んで一気読み用だと気づき、暫く寝かせていた本。 高齢者施設内で捜査が完結するのかと思いきや、アクティブに動き回る面々の活躍が楽しい。こういう高齢者作品大好きなので最高でした。そして、あの場所は人生の交差点だったんだなぁとしみじみ。表紙……っ pic.twitter.com/pbIy7HvLjW

2021-10-19 20:31:51
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やっとドストエフスキーの「悪霊」の上巻を読み終えた。長かった〜けど面白かった〜。4分の1辺りのワルワーラ夫人とステパンのやり取りが面白くてゲッラゲラ笑ってたので、上巻の終わり方は少し切なさを覚えた。いよいよ下巻から本題って感じなのかな…?長いな…?(下巻の方が分厚い) pic.twitter.com/4v37M8qsRW

2021-09-22 19:33:46
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「日本SFの臨界点 石黒達昌 冬至草/雪女 (ハヤカワ文庫)」 すごい。物語性のある学術書のような、遠い世界のルポタージュのようなやけに質感がリアルな作品集。その、物語と現実の境界線が心地よくて少し怖い。一言で“SF”と言ってもその幅は本当に広いなぁと改めて思った。 pic.twitter.com/LLpFaFxH46

2021-08-31 17:07:47
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橋について深く考えたことなかったけど、概念としての「橋」とか、歴史上で「橋」が果たした役割とかを知ると、なんとまぁドラマチックなものなんだろうかと面白く思った。あの世とこの世を繋いだり、友好関係を示したり… 怖い橋の物語 :中野 京子 | 河出書房新社 kawade.co.jp/sp/isbn/978430…

2021-08-30 17:02:05
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登場人物の生活描写が細やかで、最初は読み進めるのに少し苦労したけど、気づけばとんでもなく引き込まれながら頁をめくってた。犯人の気配を察知した時も、え?ってなったし、わかるかーい!って叫んじゃった。 見知らぬ人 - エリー・グリフィス/上條ひろみ 訳|東京創元社 tsogen.co.jp/sp/isbn/978448… pic.twitter.com/ymSDsMRYC5

2021-08-24 18:07:04
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夏の課題図書 #ヨルガオ殺人事件 読み終わった!アンソニー・ホロヴィッツ…あなたなんてものを…!もしかしたら、本作は初見時より2周目3周目の方が面白みが増すのでは?前作の『カササギ殺人事件』の件も含めて。 こんなにボリュームあるけど、全ページが面白いし目が離せないので大変だった〜。 pic.twitter.com/h4bQJ4gRTg

2021-08-12 18:36:45
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「カササギ殺人事件」、ずるいくらい面白かったのでミステリー好きな全ての人類に読んでほしいな…なんて、2018年初版だから何を今更とお思いかもですが、出るんですよねぇ…続編が…! カササギ殺人事件〈上〉 - アンソニー・ホロヴィッツ/山田蘭 訳|東京創元社 tsogen.co.jp/sp/isbn/978448…

2021-07-30 22:31:05
矢向 亜紀 / やむかい あき @AkiYamukai

『日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽』がとにかく良い…。表題作「山の上の交響楽」の、“一生かかっても終わらない楽曲を交代制で演奏し続ける楽団”という世界観がもう好きだし、段々と状況がわかってくる「暴走バス」もたまらない。一言で“SF”と言っても色んな世界観があるんだなぁと。 pic.twitter.com/4fLOQYoXPl

2021-07-23 00:26:30
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比較的最近発売になった欲しかった本を色々と入手してほくほく。そして分厚い文庫はテンションが上がる…! ・日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽 ・短編画廊 ・見知らぬ人 ・ビハインド・ザ・ホラー ・フランチェスカのスカート pic.twitter.com/XOhLNIKAjq

2021-07-21 19:20:04
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エドワード・ホッパーの絵から創作された短編集、「短編画廊」が届いたので早速読んでいる。エドワード・ホッパーの絵が映し出す一瞬が、物語のどの時点なのか気づく瞬間がたまらない。まさかそんな場面だったとは…と。絵に潜む物語は面白い。 pic.twitter.com/LKUAPq3dEd

2021-07-20 20:38:50
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『フランチェスカのスカート』読み終わってしまった…。ずっと浸っていたい、読み続けていたいと思う本だった。見た目の美しさはもちろん、詩のような無音のような言葉の流れが本当に美しくて、情景が鮮やかにぼやけて浮かんでくる。もっと読みたいけど終わらないで欲しいと願う本、なかなかない。 pic.twitter.com/AfKfKEAq0W

2021-07-18 06:50:17
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谷川俊太郎著「夜のミッキー・マウス」を時々ぱらぱらめくる。優しさと御伽噺と、急に出てくる男性のどうしようもなさと、とにかくこの人の言葉の世界は不思議。武満徹のコンサートに詩の朗読で出演されているのを見たのが懐かしい。オペラシティアートギャラリーの企画展もカッコよかった。 pic.twitter.com/35RbTJeclf

2021-07-16 20:59:16
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「ビハインド・ザ・ホラー」、読めば読むほど文字から血が滴り落ちるような、寒気が伝わってくるようなお話ばかりでおそろしい。なのに読んでしまう…。ヒグチユウコさんのイラストを使った装丁も好きだし、カバー外した時の手触りもいい。

2021-07-15 19:17:00
矢向 亜紀 / やむかい あき @AkiYamukai

今日買った2冊の本。「ビハインド・ザ・ホラー」と「フランチェスカのスカート」、方向性がてんでばらばらですが私は正常です。どちらも見た目から気になって、中身を知ってさらに読みたくなって、ようやく手に入れましたよ。触り心地いいな〜。読むの楽しみ…! pic.twitter.com/ZxHrmbND0w

2021-07-14 21:35:02
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谷内六郎氏の雨や雪など手元で見られる自然の描写が大好きです。吹雪の日に煙突から出る火の粉は、雪の大群に向かう武将。蛍の明かりは小さな車のヘッドライト、葉っぱから落ちる雫はお相撲さん、畑にうっすら降る雪はレース、真っ直ぐ降る雨は針…。想像力とは何かを思い知られ、何より可愛らしい。 pic.twitter.com/ifHKYpkE6M

2021-06-28 22:03:47
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まとめたひと
矢向 亜紀 / やむかい あき @AkiYamukai

はじめまして、やむかいです。小説を書く音楽好き。小心者ゆえほぼフォロバ出来ません。| 🎉百合文芸4 pixiv賞 🎉pixivノベル大賞〜2022Autumn〜 | 活動先はリンクにて。| Just a writer, just a BIG FAN of music. I usually DON'T do F4F.