夜の姿 「あれ、たんじろう」 「善逸?…その恰好は?」 「バイト」 「…こんな時間に?」 「うん。うまくいかないと爺ちゃんともども切腹だかんね…冗談だよ!」 「冗談に聞こえない。…善逸だけか?」 「そうだよ」 「…泣かないのか?」 「…そういやそんな余裕はなくなったなあ」 ありがとねえ
2021-07-25 10:07:29最近長々とツリーをつなげているお話ですが、形にするならこんな感じです 頭ぱっぱらぱーです #L版SSメーカー sscard.monokakitools.net/lphoto.html pic.twitter.com/Z7Kqmpzoon
2021-07-25 10:20:43そういや産屋敷の方たちはお館様たちでなくてもお人がとても良かったなあと改めて思うあがつま まあ今世でのお館様は転生なさっているのですけどねおすし
2021-07-25 10:29:18「例えば俺らが生きているだけでも、気に食わねえ人はいるんだよ。それは当然のことだと思うし、爺ちゃんもそれで受け入れている。仕方ねえよ」
2021-07-25 10:56:37ねづこちゃんのプロポーズ、セリフが 「私に善逸さんのウエディングドレスと白無垢を一から仕立てさせてください!違和感あるなら紋付き袴でもいいです!絶対に一番似合うものを作るし幸せにします!」 な時点でお察し 「いや俺結婚する気はないよ?」とバッサリ断るあがつま
2021-07-25 11:39:52奇跡的に雷の呼吸を引き継いでくれる人がいるなら俺と爺ちゃんみたいに養子に取ればいいしなあと大変にドライ ちなみに爺ちゃんは長男と初めてあいさつしたとき「うちの善逸が大変迷惑をかけているでしょう。申し訳ない」と大変低く頭を下げた。 「くっ事実だから文句が言えない…!」
2021-07-25 11:39:52ちなみに爺ちゃん、脚は軽くびっこを引くような程度だけど実は記憶を得たのがだいぶ遅かったため技は出せないし十分な稽古を善♀に与えられているとはいいがたい。幼少期から何か感じてはいたけれど。前世を思い返しながらほんとに二人三脚で稽古をしている雷一門 拳骨は痛い
2021-07-25 11:39:52かいがくくんのはなし 炭善がショッピングモールにお出かけすると、小さい子供がうずくまって泣いていた。いの一番に気付いて近づく善♀が「迷子?」って優しく声をかける。 「……」 「お名前は?」 「……」 子供はなぜか善♀に怯えた。 「……駄目か。ごめんたんじろ、名前訊いて一緒にいてあげて」
2021-07-25 13:40:06と人ごみの中に去っていく善♀。ホッとしたような子供。 「名前は?」 「…かいがく」 「名字は言えるか?」 「……いなだま」 少しだけ待つと、善♀が慌てている母親らしき人を連れて戻ってきた。 「こらかいがく!よそ見をするから!」 「母ちゃん……!」 ひしっと母親にしがみつくかいがくを見て
2021-07-25 13:40:07心からホッとしたような顔をする善♀、ありがとうございましたさようなら、と去っていく親子を見て、ちょっと寂しそうな顔をした。 だから炭さんも言わなかった。 その名前を聞いたとき、人生ではじめて、人に心からの殺意を覚えたことを。
2021-07-25 13:40:07こんな時節なのであがつませんぱい、氷水を張った桶を爺ちゃんに用意して縁側に座らせる そんなことしとる暇があるなら修行をせいよと叱られるけど大変うれし気(仲良し)
2021-07-25 13:58:04たびたび密告されて官憲に引っ立てられていくあがつま、呼吸は練れるからそのたびに逃げることは容易だったけど、それをしたら家族のような女の子たちにそれ以上の累が及ぶとわかってたからおとなしく引っ立てられる ままならない
2021-07-25 14:00:46この時空の雷一門、世界に二人だけみたいなところがある 二人とも結構な年数を生きてるからおかしいなと思いつつもさみしさはあんまりない
2021-07-25 18:43:01鬼狩りの中では煉獄先生と結構仲良しな善♀、「どんな経緯があろうと、俺が認めた継子であることには変わりはないぞ!」とぺっかーっとした笑顔で言われてやだ…惚れそう…となったことがある(そして宇随さんとしのぶさんが嫉妬した)
2021-07-25 18:43:02「村田さん村田さん、途中まで一緒しましょ。俺腹減ったからマック行きたい。やだこれ疑似デート?将来の練習?」 「お前は竈門の前で俺に構ってくるとかいじめか何かをしているつもりか…?」 伊之助もすげえ目で見てるよ(かまぼこ仲良し強火派)
2021-07-26 12:28:37ねづぜんの関係は絶対に土下座をさせてはいけない関係 「善逸さん、お願いです私と籍を入れてください。なんでもします。あの頃私たちにしてくれたことを返します。私があなたを守ります。だからもう、あなたを許して、」 お兄ちゃんのことを待たないで。 「……ごめんね、」 気持ち悪くてさ。
2021-07-26 13:05:24前世の密告、染粉で染めればよかったんじゃねえの?という声ももちろん内心ではあるんですが、その染粉があの戦時にどれだけ高かったと思っとるんじゃと内心のあがつませんぱいが喚いてるので申し訳ないがそういうものだと思ってほしい
2021-07-27 13:52:30戦中の竈門の家の家人は本当に人格者ぞろいだったと言われていそう そうでないとお前らにあることないこと言われて引っ立てられる奴がいるからだ馬鹿め
2021-07-27 13:57:56「善逸がバイセクシャルであることはたいして問題ではない。むしろそれを嬉々として受け入れ、あろうことか本人曰く「プロポーズしている」妹の方が問題だ。たんじろうはそういうことに偏見は持ち合わせていないつもりであったが、やはり身内がそうであるというのは結構衝撃があるらしい。
2021-07-27 15:03:43ねづこ、それ兄ちゃんどういう顔して受け入れればいい?」 くらいの文章は浮かんでくるけど竈門の長男そもそも本当に偏見まるでなさそう(そういう概念がない場合は最初受け入れられなさそうだけど)(大好き)なので厳しい 即決で祝福しそう
2021-07-27 15:03:44カナヲちゃんとのデートでも自分に許可を取りに来るのが本当に疑問なのでなんで?って訊くと、「そりゃたんじろうに許可をとるのが筋だろ。あっあとアオイちゃん?」って本当に当然のような顔で返してくる善♀にそういうものか…?なんで?とよく騙されてしまう長男 全然筋じゃねえよ
2021-07-27 20:25:13以前も言ったかもしれないけど炭さん、嗅覚という判断基準がとても感覚的で自己完結してるの伊よりも野生的だなって感じする いい匂いってなんだその判断基準本気で自分しかわからないだろ そりゃあ説明能力育たないし苦労する
2021-07-28 09:54:18本当の本当に、俺たちの代で雷の呼吸はしまいだ。しまいにしよう。それがいい。 皆のお日様を隠してしまう霹靂なんて、要らないのだから。
2021-07-28 18:18:14「俺、たんじろうのヒノカミ神楽が見たいなあ」 「…あれ、俺のうちが神楽を継いでいる家だと言ったか?ねづこから聞いたか?」 「ううん、でも、知ってるよ」 最後にそれだけ見たら、俺の命ごとしまいにしたい。それができる人間ならよかった。
2021-07-28 18:18:15しのぶさんは恨むし憎むって感じの人だったと思うけどシンパシーを感じていたのはどちらかと言えば炭だと思う。あがつまのカラッとした薄暗さ意味が分からない 伊は恨みとか憎しみとかは憤りに昇華してしまうイメージ
2021-07-28 18:29:59初恋のお姉ちゃんが善♀だったと知って真っ赤になる炭さん。もっと年上だと思ってた 「アッハッハッハ!」 「わ、…笑うのはひどいだろう!だってあんなに落ち着いて、穏やかで、あんなに、」 「だってそら、俺は百年くらいはこの世に生きていたんだもんね、」 年季が違わあね
2021-07-28 18:43:55甘露寺さんは、あの戦で逝ってしまわれた。生きてても伊黒さんがいただろう。宇随さんは、それこそ自力で何とか出来たはずだ。何より、俺は、クソ鬼畜米英と同じ色。俺だけ何時までもだめだった。竈門の子供は、かみさまみたいだと変わらず言ってくれたけど、その子たちが赤紙で引き上げられて。
2021-07-29 14:41:31それを見送ってやることすら許されなかったと知ったときに、あがつまぜんいつは神様という名の化生となった。 ああ、稲穂の色だ、お米が食べたい、と、最後に望んだたったそれだけの願いすらも、かなえてやれなかった。それだけだったと認めたのだ。
2021-07-29 14:41:32煉獄家も髪色だけなら危なかったと思うけど、やっぱり孤児かつ立場もなく家族もなく連綿と続く一族もいないというデスマーチは大きかったと思うんですよね…
2021-07-29 14:45:04戦時下で子供に「きちくべーえー!」って石投げられてたかと思えば戦後「キャラメルちょうだい」って服のすそ掴まれたりするあがつまただただかなしそう
2021-07-29 15:46:37英雄は鬼を連れていた。 英雄は、痣者だった。 英雄は、始まりの呼吸の末だった。 英雄はあんまりに頑張って駆け抜けたから。 背負って頑張って鬼舞辻無惨を討ったから。 彼は皆のお日様そのものだったから。 今度こそ憂いなく休ませてやろうと誰かが言った。 ――誰かが確かに、言ったのだ。
2021-07-29 17:03:50「――師範、師範、申し訳ありません。俺は、俺で、最後にします」 「今度こそ絶対にすべてを継ぎます。あいつの分まですべてを継ぎます。あなたの教えを丸ごと吞みます。あなたの時間と、あなたのすべてを証明します。でも継がせません」 「お許しください、師範、俺は、」
2021-07-29 18:03:02「……善逸、わしは不甲斐ない師じゃったのお」 かいがくを傷つけ、今世では技を繰り出した経験もなく、記憶を探っておぬしを育てた。 「好きにせえよ、善逸。わしはすぐ逝く。どうせ今世でも最後に残るのはわしでなくおぬしじゃ。どうしても、次を判断するのはおぬしでなくばいかん」
2021-07-29 18:03:02