
小説業界にプログラミングが浸透しないのは、手作業でやってやれないわけではない、という絶妙な分量のせいな気がして、そのくらいの分量のものが小説である、という感覚はあります。
2020-11-14 16:53:07
小説業界にバージョン管理という概念がないのは、電子書籍のバージョン管理がなされていないことからも明らかではないでしょうか。
2020-11-14 17:08:38
プログラミングと執筆両方やる人間からすると、プログラミング実行環境は厳密すぎて一行一行意味があってdiffが必要だけど、執筆は前後のdiffがあまり意味ある感じにならなくて、「こっちの表現が良いですね」ぐらいの指摘に叱らないので、自然文の差分バージョン管理という発想が微妙な感じがしてます twitter.com/EnJoeToh/statu…
2020-11-14 21:57:56
何万字もある二つのテキストの異なる箇所を人間が探すのは無駄というくらいの意味でdiffは必要だと思います。 twitter.com/mizchi/status/…
2020-11-14 22:05:11
diffがとれないと、修正の反映漏れが起こり、それを校閲さんが指摘し直して、そこを修正すると他の場所が前に戻ってて、などが起こりますね。
2020-11-14 22:14:48
旧来の出版は、紙の上で最終調整が入り、データには反映されないので。 twitter.com/h_ueno/status/…
2020-11-14 22:16:30
まずテキストとしてのデータを確定させる、そこから紙用と電子用を分岐させるのが筋でしょうと言い続けているけれど、そもそもの意味が理解されていないと思う。
2020-11-14 22:19:21
@EnJoeToh 御意。尤も、”普通の” (ここ重要)小説ならMarkDownでもLaTeXでもRE:Viewでも最終型データで残せる感覚ですが
2020-11-14 22:20:12
自分ではやれますが、出版社とのやりとりですね。戻ってくるデータはほとんどの場合、画像です。 twitter.com/h_ueno/status/…
2020-11-14 22:21:33
@EnJoeToh ううむ…そうなのですね RE:Viewの発想に近いとは思いますが、結局Rubyとか駆使いないとなかなか納得の行く最終型は見えませんし Vivliostyle (HTML5/CSS組版)とかどうなんでしょうかね
2020-11-14 22:31:47
紙は非常に特殊な媒体で、字詰めの発想とかが電子とは根本的に異なっているので、紙は紙、電子は電子とするしかないとは思います。 twitter.com/h_ueno/status/…
2020-11-14 22:34:42
@EnJoeToh なるほどです XMLで持っている.docxがPDFより素性が好いとかのレベルではないんですね
2020-11-14 22:38:15
この字をちょっとズラすと一行に入る、とかの、活字的発想(特に新聞に強い)ですね。(紙面のデザインとしては重要。 twitter.com/h_ueno/status/…
2020-11-14 22:41:28
@EnJoeToh 府川充男さんとか逆井克己さんの次元に通じるものですね W3Cの「日本語組版の処理要件」とか地道に更新続いているようですが
2020-11-14 22:47:52
出版社の実態としては、W3Cへの要望ではなく、Adobeに任せている……という感じではないかと思います。 twitter.com/h_ueno/status/…
2020-11-14 22:50:56
物書きからの要望としては、どの段階のデータからでも、テキストのみを抜き出せるようにして欲しい、というだけですが、運用上これが実は難しい、という話ではあります。
2020-11-14 22:54:53
プロプライエタリなところだけに委ねているのは怖いので(梯子外されたら)、GPLというかOSS的なところにも片足 乗せていたいとは思いますが (QuarkXPressで痛い目見てますので…) twitter.com/EnJoeToh/statu…
2020-11-14 22:59:51
電子版→紙版と作った方がまだ楽なはずなんだけど、歴史的な経緯から、紙版→電子版とつくることになっていて、フローがこんがらがっているのが現状ではないでしょうか。原稿が原稿用紙で入って活版だった頃はそれがよい解だったはずとは思います。
2020-11-14 23:01:24
自社でもっているところもあって、XMLベースだとはきくのですが、その部署の人じゃないと詳細がわからなかったりです。 twitter.com/h_ueno/status/…
2020-11-14 23:03:06
@EnJoeToh コンテキストに従って組んでもらえると、PDF→XML→TXTもかなり使いやすくはなるんですが、そこまで(現状の単価下落相場で)組版会社さんに委ねるのはさすがに酷かなと… (尤も、逆に制約=ルール設けてもらった方がやりやすいのかも知れませんが)
2020-11-14 23:09:04
なので、原テキストの確定までは出版社でやるのが落としどころではないか、と思います。 twitter.com/h_ueno/status/…
2020-11-14 23:11:11
@EnJoeToh 京極夏彦が聞いたら卒倒しそう(もうそういう版元からは本出さない勢いで)なところですが まぁあのお方は例外中の例外でしょうからねw
2020-11-14 23:19:51
小説でテキスト管理が必要なのは誤字脱字対策くらいでは? というのはわかる。あとは、初出難読漢字にしかルビつけない処理とか、漢字のヒラきとか、媒体が変わったときの同一性とか、(山椒魚的なものの)更新履歴の管理、引用時の参照箇所指定方法、とかかな。
2020-11-15 06:20:20
小説にだってそうしたバリデート要素はあって、ルーチンなだけに負担もそれなりで、一発通せばいいじゃん、とはよく思います。
2020-11-15 06:27:02
どれぐらい紙を維持したいかと、電子書籍の展望、のバランスの探り合いではないでしょうか。(そうして最終的には2つは分離する。
2020-11-15 06:44:37
複数の作業者が関わる場合、コンパイルだけだとそこでフローが切れてしまうので、逆コンパイルも必要になるけれど、そこでの変更の反映、管理とかは……非常に難しいですね。
2020-11-15 06:53:44
つきつめていくと、情報というものが人間を見捨てていく様を幻視中という感じはあり、グッドラックにつながらない雪風、みたいな。
2020-11-15 13:56:50
ルーセルがある種の本を書いたのは、二文のdiffに小説が含まれてたからでしょ。という短篇をそういえば書かねばならないのだった。
2020-11-15 14:47:36
円城さんはそこまでやってなかったそうです。誤情報を書いてしまい、すみません(手元で小説テキストをまんべんなくgit管理等してるわけではない、ということでよいのでしょうか) twitter.com/EnJoeToh/statu…
2020-11-15 15:13:11