ケヴィン・リンチ『都市のイメージ』を読んだ感想と「道に迷うこと」についての考察とか
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S H O D A I @Ringoski

【都市のイメージ 新装版/ケヴィン リンチ】都市デザインを学ぶ大学なら必ず参照されるであろう教科書的な本だが、授業では都市分析の手段としての5つのエレメントのことしか扱わなかった気がする。しかし... bookmeter.com/cmt/52040899 #bookmeter

2015-11-22 17:09:32
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

【『都市のイメージ』/キーワード】 イメージアビリティ  アイデンティティ  ストラクチャー  ミーニング エレメント  パス  エッジ  ディストリクト  ノード  ランドマーク シークエンス 視覚プラン オリエンテーション 全体のパターン

2016-06-08 03:39:44
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

【関連キーワード】 アルベルティ アテネ憲章 カミロ・ジッテ『芸術的原理に基づく都市計画』 フランク・ロイド・ライト ル・コルビジェ C.アレグザンダー『パタン・ランゲージ』 タウンデザイン派(イギリス) アーバン・デザイン 磯崎新『日本の都市空間』

2016-06-08 03:31:48
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

リンチ 『都市のイメージ』 : 転点notes machiwalk.exblog.jp/24219024/ 現代思想家がいっぱい出てくる…。

2016-06-08 04:10:59
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

都市を眺めるということは、それがどんなにありふれた景色であれ、まことに楽しいことである。 (ケヴィン・リンチ『都市のイメージ』)

2016-06-08 04:12:39
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

読み終わった。ざっくりとしているが慎重で、かつ挑戦的な議論を進めている様は、本書が「都市イメージ」という新たな研究分野の端緒となったことを物語っているように思えた。昔の本ではあるが、学問のフロンティアを感じさせる本だった。

2016-06-08 03:24:17
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

『都市のイメージ』はもう半世紀も前の研究だから、今では都市の側も人の側も変わっているだろうし、見直しが必要だろう。特に、携帯の普及によって地図が身近になったことは人の空間認識に影響を与えていると思う。「Googleマップ以後の行動地理学」を考える必要があるだろう。

2016-06-08 02:30:35
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

『都市のイメージ』に登場する3都市を塗り分け。このツールがあったらケヴィン・リンチも喜んだだろうな。 Draw all roads in a city at once anvaka.github.io/city-roads/ pic.twitter.com/Vsd3opQaZ8

2020-08-18 13:15:47
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Itouhiroshii(伊藤廣) @itouhiroshii

ケヴィンリンチは都市のイメージといったが、現在では都市のイメージングするには都市名をgoogleで画像検索すると早いというwatchmenではヴェイトが複数のテレビモニターを眺め、その断片的イメージから大衆の深層心理を探るカットアップ技法というものを行っていたがそれに近い気がする

2013-03-08 13:43:53
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

面白いなと思ったのはこの言葉。 「“迷った”lostというわれわれの言葉は、単なる地理的な不確かさというよりもはるかに重大な意味を含んでいる。それは徹底的な不幸を意味するのである」

2016-06-06 17:56:50
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

物理的な場所が分からないことが、精神的不安定さにつながるという指摘。逆の意味、すなわち馴染みのある場所に安心感を覚えることを考えれば、この指摘も さもありなんというところだ。

2016-06-06 17:58:59
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

「空間的な地図を作成できなければ都市の経験が疎外されるのと同じように、社会の地図を作成できなければ政治的経験もまた疎外される」 「迷うlostことは本質的な不幸を意味する」のアナロジーとしての意見。全体の中での自分の位置を知ることが安心をもたらす、ということ。

2016-06-08 04:16:54
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

ふと、小説「インシテミル」の舞台、〈暗鬼館〉を思い出した。全体は円形にも関わらず、部分部分は全体とは逆のカーブを描く通路は方向感覚を失わせる。このような“認知しにくい”環境が、殺人ゲームの舞台とされることはリンチの指摘を裏付ける。 pic.twitter.com/w9vgiNReLH

2016-06-06 18:06:33
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「ある都市で道が分からないということは、大したことではない。だが、森のなかで道に迷うように都市のなかで道に迷うには、修練を要する。」
ヴァルター・ベンヤミン『1900年頃のベルリンの幼年時代』
※RTが取得できなかったので引用部分を記載

永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

>RT 『都市のイメージ』に書いてあったことと似てるようで微妙に違う。「空間的な地図を作成できなければ都市の経験が疎外されるのと同じように、社会の地図を作成できなければ政治的経験もまた疎外される」ケヴィン・リンチ

2016-09-15 00:18:42
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

道に迷うことは「都市の経験」あるいはもっと広い「自己の経験」からの疎外を意味するか。

2016-09-15 00:22:40
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

「森のなかで道に迷うように」という比喩が何を表しているのか分からない。迷うことがそのまま危機に直結するような「迷い」ということだろうか。しかしそれだと「修練を要する」の意味が分からないし…。本を読まないと意味は掴めないな。『1900年頃のベルリンの幼年時代』か。

2016-09-15 00:28:53
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

幼少期ねー…、子供の頃の「道に迷う」と大人になってからの「道に迷う」は質的に全く違うものだよな。しかしそれは単に「スマホがあるから安心」という類いのものでもない。子供にとっての親、のような絶対的な指針が失われる「迷い」。

2016-09-15 00:34:20
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

道に迷うことで都市の全貌がとらえられない不安を抱くのは分かるけど、それが「自己の経験」まで揺るがすかと言われると、あまりそうは思わないな。僕がスマホ世代というのもあるかもしれないけど。スマホがない時代、「道に迷う」ことはどのような意味を持っていたんだろう。

2016-09-15 00:39:29
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

東京に行ったときにスマホが壊れちゃったけど、街頭の案内板が充実していたから全然迷わなかったな。そういう意味では東京は「迷えない」都市なのかもしれない。東京だけに限らず大都市は大抵そうなのでは。 「迷えない」ことが何に影響を与えるのかは分からない。

2016-09-15 00:43:35
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

銀座でジャメヴュになる方法 - デイリーポータルZ portal.nifty.com/kiji/121130158… ここでマイブームの大山さん。「ジャメビュ」それはすなわち未視感。知りつくしたはずの銀座であえて「迷う」ための方法とは。

2016-09-15 00:47:58