興味深い推察、反対意見など
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「日台は特定の敵と戦って現在の国の形を「勝ち取った」わけではなく国の成り立ちを誇れない点で似通っている。台湾で弱者への理解が進んでいるのは自国を誇れないのと表裏一体の面があり、日本も自国の歴史を誇れない存在であることを卑下することなく有効に還元できたらよい」という指摘
インドネシアは支配者への反発が強く、台湾では弱いことからの推察

副主席 @SEI__jou

一昨日同じ宿にオランダ人の物書きが泊まっていて酒飲みながら色々話していたのだが、植民地時代の負の側面だけでなく、正の側面にも博物館などで着目される台湾はかなり変わった国だ、と言っていた。 インドネシアの博物館や観光地でオランダ支配がボロクソに紹介されているのに慣れていたが、

2023-05-07 17:41:49
副主席 @SEI__jou

台南の国立台湾歴史博物館では、オランダ東インド会社と現地人が平和に交易している様子が紹介されていて(台湾は短期間ながらオランダの支配を受けたことがある)、インドネシアとの差に衝撃を受けた、と。 われわれ日本人は往々にして韓国や中国の「反日」と対比して、台湾が「親日」であるかの

2023-05-07 17:44:17
副主席 @SEI__jou

ように語りがちだけれども、そう見えてしまう一因はここにあるのだろうと思った。 多くのアジアの国々と異なり、特定の外敵(日本、オランダ、イギリス…)と戦って現在の誇り高い国体を築き上げた、というナラティブが台湾では語りづらい。抗日闘争の末に「台湾」という国を取り戻した、

2023-05-07 17:47:08
副主席 @SEI__jou

という韓国のようなナラティブは難しい。そして現在の自由で民主的な国体は、しかし依然として孫文や蒋介石を国父として仰ぐ「中華民国」のままである。そしてそもそもこの「国」は、国際的にほとんど国家として承認されていない。

2023-05-07 17:49:30
副主席 @SEI__jou

日本にとても似ている。 ここ百年あまりで最大の外敵は米国だが、われわれ日本人も外敵と戦っていまの日本を築いた、という国史を語れずにいる。現在の日本は憲法が保証する自由で民主的な国だが、他方で皇室や事実上の軍隊といった要素も温存している。

2023-05-07 17:52:32
副主席 @SEI__jou

要するに日台は似たもの同士なのだ。自信をもって自らの国史を語ることができない。だからこそ自信のない自らを肯定してくれる「親日」台湾の存在が嬉しく感じられるのだし、だからこそ国際的に認知されていない台湾を気にかけてくれた安倍晋三を慕い、銅像までつくってしまう。

2023-05-07 17:54:31
副主席 @SEI__jou

だけれども中国や韓国やベトナムやインドネシアのように、ガンギマリになって自らの国史を語れてしまうことがそんなに幸せなことだろうか。 新疆やパプアで起こっている抑圧は、彼らが自らの国史に自信を持っているが故の悲劇かも知れない。台湾で原住民族や性的少数者の権利が着目されているのは、

2023-05-07 17:57:39
副主席 @SEI__jou

国体や国史に自信を持てないことと表裏一体なのだろうと思う。 「国体・国史に自信が持てない国」としての戦後日本のアイデンティを、われわれはもっと大切にしたほうがいいのかも知れない。そんなことを思った旅だった。

2023-05-07 17:59:33

インドネシア人の元支配国オランダへの感情が真逆だった人

SEIYA🇦🇺Sydney👨‍🍳-10kg減量中 @Araoka1988

これは自分が体験したこと真逆で興味深い。 実は同僚のインドネシア人から「私たちはオランダ統治下時代オランダ人と仲良くやっていた。その証拠に当時のオランダ式の建築物は現存している。しかし、日本統治下時代、日本兵に虐殺された。日本式の建物は残っていない」と言われて驚いた。 1/n twitter.com/sei__jou/statu…

2023-05-07 21:36:51
SEIYA🇦🇺Sydney👨‍🍳-10kg減量中 @Araoka1988

自分の学びの範囲では ・日本はインドネシアの独立を手助けした ・植民地支配を受けた国は支配国を憎む(支配国を非難する教育を受けるため) と思っていたので、植民地支配を肯定する意見を耳にするなんて思いもよらなかった。 2/n

2023-05-07 21:44:40
SEIYA🇦🇺Sydney👨‍🍳-10kg減量中 @Araoka1988

そんなことがありオランダ統治下と日本統治下のインドネシアに興味がありました。件のツイートから同僚の意見が主流派とは異なることがわかりました。今後は文献にあたって国民感情の変化とか調べてみたい。 3/n

2023-05-07 21:57:54

台湾という国のアイデンティティが、国際的に認められていないことによる「自国を誇れない」ことに依ることは概ね同意した上で、台湾のアイデンティティが中国の脅威への反抗として育てられた面もあると指摘
元支配国オランダへの高評価は中国を相対的に下げるためという趣旨?

公法P @AyaHitaisyou

少し違う気がする。確かに台湾人は自国に自信がないため、国際的な関心や評価が高まると、それを強く意識してしまう。その多くは、長い間、国際社会から排除されてきたことの影響だ。昔からアジアの孤児のような感覚を持っているため、どんな親切にも強く反応するのだ。 twitter.com/SEI__jou/statu…

2023-05-07 20:09:36
公法P @AyaHitaisyou

しかし、元植民者に対する肯定的な評価は、むしろ戦後に中国国民党の植民地化に対する反動から生まれたものだ。したがって、台湾アイデンティティを持っている人々にとって、大航海時代と日本植民時代の再評価は、過去に中国国民党の大中華民国アイデンティティによって抑圧された「国史」だ。

2023-05-07 20:09:37
公法P @AyaHitaisyou

もちろん、民主化の過程で、対抗手段として、台湾アイデンティティは多くリベラルや革新派の受け皿になった。さらに、中国ファクターが広がる中で、民進党政権は台湾アイデンティティを高め、中国を差別化する目的で、多くの進歩的な政策が推進されてきた。

2023-05-07 20:09:37
公法P @AyaHitaisyou

整理すると、台湾社会の解釈軸としては、国際社会からの排除と二つのアイデンティティの対立という二つの軸がある。この二つは常に絡み合っていますが、前植民者の評価は、むしろ後者の結果だ。

2023-05-07 20:09:38