最近気になって調べていたのは魚符とそれをしまっていたはずの魚袋なんですけど、今もレア装備になっちゃってるけど、形骸化してちっちゃい箱になる前、実際に魚符を入れ、位階表示機能も持っていたころの魚袋(位袋)はどんなものだったんだろうと…
2022-10-27 23:25:53割符の一種、魚符。一尾の魚を開きにして、半身ずつ分け合う形になっているのが面白い。左符と右符があり、身分証明の魚符は(すみませんどっちが左右なのかはまだ調査不足で不明)左符は官庁で管理し、右符は下された者が携帯する。大きさは数センチで大きくはない。 pic.twitter.com/94hwsaTEzn
2022-10-27 23:58:05で、この魚符を入れて帯から提げていたのが魚袋だが、江戸時代には形式化が進み、袋ではなくこれ自体が札のような物体に。魚符は飾り金具になっている。 もとの、袋の形はどんなものだったんだろう? pic.twitter.com/AHI0tIuG4A
2022-10-28 00:33:43画像は唐代の章懐太子墓壁画からの一部拡大。 右腰に袋を下げている官人たち。袋の形状はある程度バリエーションがありそうだが、日本の後世の魚袋に繋がりそうな長細い袋もある。こういう感じかな。 pic.twitter.com/y35ti3d0H1
2022-10-28 00:44:49半円に近いポシェット状の袋については、革製で漆塗りのものが葛城市三ツ塚古墳から出土しており、それを参考にして前に一度位袋として描いてみたことがあるが、長方形のものも描いておきたいな。 twitter.com/sakana6634/sta…
2022-10-28 00:52:27(3)武官腰回り拡大 位襖(五位浅緋)を片肩袒ぎにして下は半臂。闕腋から半臂の襴(裾)が覗く。金銀装腰帯に袋(浅緋、紫緒、二結で正五位上を示す)と刀子を提げ、組帯を締めて金銀装横刀を佩く。 pic.twitter.com/DfX6EIsonx
2015-02-11 21:48:59(3)武官腰回り拡大 位襖(五位浅緋)を片肩袒ぎにして下は半臂。闕腋から半臂の襴(裾)が覗く。金銀装腰帯に袋(浅緋、紫緒、二結で正五位上を示す)と刀子を提げ、組帯を締めて金銀装横刀を佩く。 pic.twitter.com/DfX6EIsonx
2015-02-11 21:48:59古代の平緒とか石帯の佩飾の話題になっていたので想像図ですが以前描いた奈良時代の官人絵貼っておきますね。(1) 参考:養老衣服令(表)isariya.michikusa.jp/text/ebukuryou… … pic.twitter.com/xTlc8ZzRq9
2015-02-11 21:46:35(3)について再掲 私はこの革袋が好きなんですが、もっとただの巾着ぽいものという解釈もあるようだし、位を示すだけなら、大きさも飾り程度の小さいものでいいのかも知れない。 とりあえず銙から物(飾りでも良いけど、実用品も)を提げるっていうのが好きなんだー 以上再掲おわり
2015-02-11 21:51:16(3)について再掲 基本的に養老衣服令の記述にならい、三ツ塚古墳出土の革袋の復元図(当色にする部分と緒は想像)、刀子は正倉院御物を、横刀の装飾及び組帯に結び目を作って横刀の緒を留める形式は「時代祭装束集成」を参考にした。
2015-02-11 21:50:47吊り下げとフラップ固定のために中央に廻らせた細い革ベルトが飾り金具として残ってるんじゃないかなあ、後世の魚袋の、真ん中の波打ってる細長い飾り。 twitter.com/sakana6634/sta…
2022-10-28 00:59:06あと、舞楽装束にも「魚袋」があるんだけど、もっと思いっきり魚。太平楽で使用。 雅楽 GAGAKU|文化デジタルライブラリー images.app.goo.gl/zoiogKpD6XeppD…
2022-10-28 01:47:04