あのね柳沢、お前は知らないかもしれないけど、僕は柳沢のことが好きなんだよ。likeかloveか?どっちも好きって意味でしょう?likeかloveかなんてわからないよ。とかくに僕は柳沢が好きなんだ。 じゃあ柳沢は?僕のこと好き?likeかloveの区別がつくの?僕に教えてよ。柳沢なら出来るでしょう?
2019-10-02 23:06:04淳くんと亮くんはお互いがお互いの話をきちんと最後まで聞くから安心していられるところがありそう。親も友人も途中で口を挟んでくるけど、でも同じ顔のあいつなら自分の話を聞いてくれるって思ってそうだし、淳くんが聖ルドに言ってから淳くんは柳沢くんに話を聞いてもらってるし、亮は壁と話してる。
2019-10-02 23:08:42「ねえ柳沢」 「なんだーね」 「僕の名前は?」 「は?」 「僕の名前」 「え?」 「いいから、僕の名前を呼んでよ」 「どうしただーね淳」 「ふふっ、なんでもないよ」 って誕生日が近づくと毎日柳沢くんに名前を呼んでもらい、己が双子の片方ではなく木更津淳だと再確認する話が読みたいです
2019-10-04 22:56:23散々に悩んで転校してスクール通って生涯の友と言えるような人に出会ってそれで地区大会敗退だもんね。親になんて言ったらいいかわかんないよね。
2019-10-14 15:25:22夏の帰省では進路をどうするか延々同じ話を親とするんでしょ。まだ中学生なのに行きたい大学を考えて高校を選べとか高校は地元に戻るのかとか散々言われるんでしょ。
2019-10-14 15:26:46中学生なんて成長する自立心に反するように、社会が束縛の塊のように思えてしまうような時期に地元か東京かなんて決められないよね。それを夏からほんの数ヶ月で決めろだなんて厳しい話だよね。
2019-10-14 15:33:43家で進路の話をするのが嫌になって、思い返せば青春の塊だったようなそんな日々を過ごした彼に会いたくなって、夏休みが明ける2週間くらい前に寮に戻ってもまだ誰も戻ってきてなくて余計にやるせなくなるんだろうな。
2019-10-14 15:37:46始業式3日前くらいに淳くんが帰ってきて「随分とギリギリだっただーね」って話しかけたら「向こうでみんなと遊んでたら宿題が溜まっちゃってさ、亮と一緒に終わらせてたんだ」なんて言うから、その時の感情は兄弟とか家が羨ましいなんて次元じゃないだろうな。
2019-10-14 15:41:32柳沢くんは育ちが良いから、自分の両親がとか言うつもりは全くないけれど、どうしようもない感情に飲まれて息苦しくなってそう。
2019-10-14 15:42:48彼は物を投げたり蹴ったりするような八つ当たりをする人間ではないけれど、その代わりにバケツを被って自分の頭を殴りたくなってそう
2019-10-14 15:43:33思い切って淳くんに夏休みに進路の話を親としたか聞いてみたら「したよー、決めたら連絡してだってー」なんて軽く返されるから生きてきた世界が違うことを改めて思い知ってしまうんだろうな
2019-10-14 15:45:48他の寮生に聞いてみても「高等部に行くんでしょって言われた」とか「親と地元の高校見学に行った」なんて返されるから、みんなは未成年としての扱いを受けているけれど、自分は親から1人の人間としての扱いを受けていて、とても有難いけれどすごく苦しくて仕方ないだろうな。
2019-10-14 15:50:20都大会で見た景色はみんな同じだと思っていたのに、皆それぞれ育ちが違うから見えてる景色は全く違うものなんだと各々気づくのは敗退後だろうなあ
2019-10-14 15:55:45柳沢くんはきっと高校を卒業して大学に進んでから「もしかしたらテニスの為じゃなくてアイツに出会うためにルドルフに行ったのかもなあ」なんてぼんやりと考える
2019-10-14 16:06:38実家はとても息苦しくて、授業も課題も自分の為にやっているのかなんなのかわからなくなって、いつまで文字に向き合う生活をするのか恐ろしくなった彼は、数奇な運命で出会った彼らとするテニスをしている間だけは自由なんだよなあ
2019-10-14 16:12:29きっと柳沢くんは高等部に進もうが地元の高校、はたまた東京の別の高校に進もうが、、これで良かったんだろうかと浮遊した時間をしばらく過ごすことになるんだろうな。
2019-10-14 16:18:37彼はとても真面目だから考えて考えて考え抜いた結果とても陰鬱な時期を過ごすことになって、そこから脱したとしても日々生きることを「死に向かう」としか思えなくなってしまうんだろうよ
2019-10-14 16:20:03淳くんは柳沢くんが夜中に携帯握りしめてこっそり寮を抜け出したことを知ってるし、進路ですごく悩んでいて帰省を躊躇っていることも知っていて、それでもいつも通り接してあげるのが淳くんの優しさなんだけど、その優しさが却って柳沢くんの陰鬱としたものを後押しすることになるんだよなあ。
2019-10-14 22:33:42淳くんは「あ、ダメだな」って思った瞬間に生きていたくなくなって、ぽこんとすぐに死んでしまうけれど、柳沢くんは陰鬱な自分に加えて生きていない淳くんも抱えて生きていくんだ
2019-10-14 23:03:13実家では大人しくて成熟した優等生柳沢慎也というブランドは、聖ルドに行った途端に聖ルドルフ学院D2の悪ガキコンビに変わってしまうのだ
2019-10-15 08:44:40淳くんは柳沢くんの瞳の奥に人間を辞めたものを見てほしいし、柳沢くんは淳くんの瞳の奥に人間になれなかったものを見てほしい
2019-10-15 19:18:53終日図書館で本を読んで、お腹が空いてきたなーと思って窓の外を見たらもう夕方で、見ていたかの様に通知が入って、外に出たら「早く帰るだーね」ともう何度聞いたかわからない口癖を心地よく感じて、肉まんが食べたいな、だなんて随分昔にコートを駆けた友人に甘える社会人同棲ヤナキサ
2019-10-15 21:23:30ヤナキサの幸せは、日常が幸せとかそういうことじゃなくて、「なんだ僕らってお互いに人間界に向いてなかったんだね」って気づいた瞬間のことを指す
2019-10-15 21:30:14家にも学校にも不満があるわけではないけれどなんだかすごく息苦しいと思っていた時に目の前に現れた観月はじめという存在は柳沢くんにとってどう見えたんだろうなあ
2019-10-20 12:05:03自分の内側で鬱々と悩んでいる時にその悩みを更に増やして掻き乱すような存在だと感じていたにしても、柳沢くんはルドルフに行ったんだもんなあ
2019-10-20 12:07:11「医者の息子」とか「補強組」とか、そういった自分の肩書きみたいなものだったり、周りから感じる多少の期待みたいな外部からの所謂圧力というものによって、段々と自分を形成しているものが変化して、気がついたら自分の知らない自分になっていて混乱しているのが柳沢慎也
2019-10-20 22:55:25淳くんと亮くんって小さい頃にお母さんを取り合ったと思うんだけど、淳くんは困ってるお母さんと少し悲しそうなお父さんをどうにかしなきゃって思いと亮とは仲良くしていたいって思いからお父さんに固執する気がする
2019-10-21 10:32:43淳くんはお母さんに始終べったりしている亮くんを見て、羨ましいとか思わないけれど、亮くんにはわからない自分の世界が形成されたのかな、と
2019-10-21 10:36:03観月もやっぱりしんどいよな。マネージャーとして全国各地から選手を選んで(一部は間違い)試合運びも徹底的に考えて同世代の人間を何人も鍛え上げてそれで負けたんだもんな。
2019-10-23 00:11:31もちろんお父さんは優しさから言ってるんだけど、観月はじめという人間はその言葉がどうにも屈辱的に感じてしまって仕方がないと思う。
2019-10-23 00:13:10