
またいつかどこかでだれかとあいましょうつゆのいのちをもつものとして #刀剣終戦賛歌企画 #刀剣短歌 解かれた魂がどこへ行くかなど誰も知りはしないから。 pic.twitter.com/66bnwB5OQB
2019-02-16 23:04:03

刀剣破壊の後の光景…というか幻影。 「我」と「君」のどちらが折れたかは、読む人の判断。 なので、「とふ」はわざと平仮名にしてある。漢字にすると「訪ふ」もしくは「弔ふ」。 ちなみに「花の雪」と「なにしおひたる」で「君」は春の連番のうちのどちらか。 #ふぁぼされた数だけ短歌解説する pic.twitter.com/RJVtx4Pqsc
2019-08-28 01:07:22

遡行軍あるいは検非違使が斬り殺した「人」は、かつてただの刀であった頃の己が切り殺した「人」だったかもしれない、という話。 時を遡るというのはこういうこともあり得るだろうな、と。 #ふぁぼされた数だけ短歌解説する pic.twitter.com/arG8WL80ip
2019-08-31 21:01:37

【いつか】 またいつかどこかでだれかとあいましょうつゆのいのちをもつものとして 別れ路の末にていつかすれ違う互いに知らぬ他人同士で #刀剣短歌俳句深夜の60分1本勝負 #刀剣短歌 一首目は既出。 pic.twitter.com/qiMkAqww5e
2020-04-25 23:00:54

以前も解説というか補足したのだけれど、一首目の「あいましょう」は意思とか希望とか約束とかではなく、推測・推量。 そこからの二首目。
2020-04-26 22:13:04
個人的に、顕現した男士は、その時点で本霊から切り離されるので、折れたり刀解されたとしても本霊には戻らず消滅あるいは輪廻するという自本丸設定があるのです。
2020-04-26 22:13:05
【お祝い】春霞立ちわかるらむ行先をじんみらいさいあたらわがきみ #刀剣短歌俳句深夜の60分1本勝負 #刀剣短歌 この先もずっとあなたに言祝ぎを、たったひとりの我らが主よ。 pic.twitter.com/BeXRr4h3Ok
2021-01-16 22:58:20

これは堀川とか蛍丸。 「われらはみなそこに」の「みなそこ」は 「皆、其処」であり 「水底」であり 「皆、底(最果て)」でもある。 写真は、開陽丸から引き揚げられた刀の鐔。 twitter.com/magnolia_cage/…
2021-03-14 12:08:55
刀剣短歌プチアンソロ「豊寿」に提出させていただいた刀剣短歌は、こんな感じでした。 個人的に、ひらがなから変換してない時は、ただ単に字面の好みだったり、2種類以上の変換や意図があるときだったりするのです。 pic.twitter.com/sDzPajHlhE
2022-01-22 21:34:31

ちなみに今回は後者。 {一年・人と瀬}をかさねてあゆむながき{世・代・夜}に{吉事・壽詞}はなてよ{満ちはつる・道果つる}まで
2022-01-22 21:34:32
#百口一首後の宴 解説は別垢に放り込みましたが、古今さんは歌枕と掛詞を詰め込みました。古今さんならやらねばという謎の個人的縛り。 慶長熊本、特に綺伝が念頭にありましたが、ネタバレにはなっていないはず…。
2022-08-27 10:55:31
#百口一首後の宴 慶長熊本が念頭にありましたが、慶長熊本のこととも、本丸のこととも読めるようにしています。 なので、「はなのやど」は慶長熊本でもあり、本丸でもあり。 twitter.com/magnolia_cage/…
2022-08-27 13:53:43
津の国の{難波/何は/名には}残らず花の宿{眺む/詠む}べきかな後はあらねど 意図的に全部ひらがなだったんですが、漢字に直すとこうなります。 #百口一首後の宴
2022-08-28 08:19:38
あめつちよ語らぬものよあだし身よいつか落ちゆくその先は海 #刀剣短歌 twitter.com/magnolia_cage/… pic.twitter.com/tGKCQc5eoA
2022-09-11 23:31:02

月間つるくりゆるゆる創作さん( @yruyru_trkr )の8月お題より「手紙」 #月間つるくりゆるゆる創作 前に書いた「草に結ぶ」と同じ本丸。 pic.twitter.com/6VlTvotXJT
2022-08-15 00:32:30


夏の夜は宵と見しまに明けぬるを猶予ふ月のそらになるらむ (夏の夜は陽が落ちたと思ったら明けてしまうほど短いので十六夜月は期待しても無駄だろうな)(うだうだ悩んでないでさっさと来い) twitter.com/magnolia_cage/…
2022-09-13 00:20:23
冬枯れや妹の玉手も冷入らむ草の宿りに衣片敷く (冬枯れの景色は寒々と寂しいもので、あなたの手も冷え切っていることでしょう。私も旅先の仮の寝床で、ひとり寂しく衣を敷いて寝ています)(あなたの冷えた手足を温めるために一緒に寝たいものです)
2022-09-13 00:28:57
衣片敷く→狭筵→橋姫の連想ゲーム。 (草の宿りに衣片敷く)→(きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む/後京極摂政前太政大臣)→(さむしろに衣かたしき今宵もや我を待つらむ宇治の橋姫/古今和歌集・よみびとしらず)
2022-09-13 00:40:51
先日のアンケートに基いて、試しに解説など。 漢字に直すと「木の端のものとて{語り/騙り}候へば今や{長月/名が付き}{夜/世}を渡りゆく」 「木の端(きのはし)」は、取るに足りないもの、つまらないもののこと。 twitter.com/magnolia_cage/…
2022-09-22 19:46:36
取るに足りない刀でも、人に語られ、騙られていれば、今や名(銘、号)が付いて、長月の夜に空を渡る月のように、世の中を渡っているよ。 (さて、本当の「僕」はなんだっただろう)
2022-09-22 19:58:09
割とよく書くモチーフ。個人的ネガティブとうらぶ観。同じ刀工の刀などいくらでもある。同じ号を持つ刀だってある。無銘の刀も偽銘の刀もある。伝承だって、本当にその刀のものか? というところをさまよっている。
2022-09-22 20:41:23
お試し解説をしながらふと思い出した、同じものを文語と口語で詠んでみようといういつぞやの遊び。 竜蹄は駿馬のこと。矢庭は矢の届くところ、転じて戦場。 #刀剣短歌 pic.twitter.com/6iuWnItYNz
2022-09-24 12:41:02


多分これは言葉の解説より、風習の解説が要る。 紫陽花の花守りは厄除けのひとつ。花守りにする紫陽花は、他所から人に見られないように摘んでくる、という習わし。 うちの辺りは旧暦6月1日だけど、地域によっては夏至だったり七夕だったりもするらしい。 #刀剣短歌 pic.twitter.com/WFUzWyBtUO
2022-09-24 12:41:03


朝戸風は朝、戸を開けた時に吹き込んでくる風。 山滴るは夏の山を形容する言葉。 「ありわたる」は本来「在り渡る」と書くべきなのだろうけど、彼奴らは刀なので、「有」にしてみた。 #刀剣短歌 pic.twitter.com/Sl1SCB41lF
2022-09-24 12:41:04


そういえば、この海も、脳裏にあったのは月の海でした、という今更な補足。twitter.com/magnolia_cage/…
2022-09-30 11:37:59
そういや、こちらの質問の中に「詠んだ当時と今で解釈の変わった歌」というのがあるんですが、確実に「架空戦場:慶長・長崎」の歌だな…と最近思いました。解釈っていうか、読んだ人が想像しうる光景が変わってしまった。 twitter.com/magnolia_cage/…
2022-10-01 19:14:45
ちなみに当該刀剣短歌はこちら…。 スレッドの通り、初出の頃は静かの海は欠けらもなかったんだ…。twitter.com/magnolia_cage/…
2022-10-01 19:19:07
詠んだ当時に想定していたのは島原ではなくて長崎二十六聖人のほうで、二首目の念頭にあったのは長谷部でした。 今見た人は十中八九、島原を想像するし、鶴丸を思い浮かべるだろうなぁ、と思っている。…というか、詠んだ当人もちょっとそう思う。
2022-10-01 19:29:55
「墨染めの」は「たそがれ」の枕詞。 「袖の露」は涙で袖が濡れることのたとえ。 「烏鵲の橋」はカササギの橋。 烏鵲橋が出てくる通り、表向きは七夕の歌。 雨が降って橋がかけられない(=向こう岸に渡れないので会えない)ので泣いてます…という感じかな。 …ここまではあくまで表向き。 twitter.com/magnolia_cage/…
2022-10-17 23:45:59
じゃあ、裏は? 七夕はもともとお盆に関連する行事であり、棚幡(たなばた)は精霊棚とその幡のこと。 それを踏まえた上で考えていくと、「橋」があるからには、そこには当然、川が流れている。そして「墨染め」の「袖」に「露」がかかるので、その川は三途の川である…という話になる。
2022-10-17 23:46:00
墨染めの衣といえば、僧衣か喪服。 袖を涙で濡らすのならば、十中八九、後者。 つまりは、折れてしまった相手を乞う歌…というわけです。 なので二首目が「あらぬ世のあらまほしけれ(あの世があれればいいのに)」になる。 以上、適当解説。
2022-10-17 23:46:00
三十一文字だとR-18でもあんまりわからないよね…という例。でも、この二首は割とあからさまなほうだと思う…。 わっかんねーよっていうヒトは「枕き寝」とか「袖交ふ」という言葉を辞書で調べてみておくれ…。 「そびら」は背中。「女王花」は月下美人。 twitter.com/magnolia_cage/…
2022-10-18 21:54:18
これも解説しようかな…と思ったけど、ふぉろわさんの漫画用に依頼を受けて詠んだ短歌に対する、当本丸での返歌なので一時保留。 ふぉろわさんとこの本丸では別のお返事が来ましたよ。 twitter.com/magnolia_cage/…
2022-10-18 22:05:37
なんていうか、審神者になった人は「人」でなくなるイメージを持っている。そして、すべての審神者が同じ軸に存在するか、という点は非常に疑っている。 なので「かつてはわたしもヒトでした」だし「帰る場所などありません」になる。 pic.twitter.com/vE7rdQKuGT
2022-10-22 00:05:59

拙作によくある、あえて平仮名の時は漢字変換が複数なパターン。今回は「せ(瀬/背/兄)」。 「苔の下」は墓の下。 twitter.com/magnolia_cage/…
2022-11-06 11:16:50
当初のイメージは、展示ケースの外へ出た刀剣男士が、展示されている物を見ているイメージだったのだけれど、展示ケースの中に飾られている刀の付喪神として読んでも問題はない。 「墓場」なのは、物として使われずに美術品工芸品として飾られている状況は物的にはどうなのかな、という個人的妄想。 twitter.com/magnolia_cage/…
2022-11-18 20:49:09
「わたしは誰ですか」の結果は審神者が多かったのだけど、多分、これはもともとの企画(刀剣短歌SoW企画)を知らないとそうなるんだろうかな…と思っている。 twitter.com/magnolia_cage/…
2022-11-18 20:52:03