深夜の金神萌話。 210話の月島の台詞がやっぱり引っ掛かる。「彼について行ってる者たちは救われる」、て、日本的武士道的な、滅私奉公とか無私の忠義とかでなくて、キリスト教的な救済求める信仰だよね。 尾形が求めたのは救済でなく、祝福なわけで。
2019-09-16 01:23:59救済、て、失われたものの補填、でしょう。月島や鯉登、谷垣、二階堂、みんなそう。 だけど尾形は、救済なんか求めない、彼は他人から何か奪われたんでなく、自分から能動的積極的に行動して今があるわけで、それはずっと貫かれてる。
2019-09-16 01:27:04勇作さんは確かに「特別」で、そりゃー父としても自慢の息子にだったろうし、旗手として、アイドルとして祝福を与えた。 尾形も、実は、ナチュラルボーンキラーなとことか、得難い特性だし、「特別」なんだけど、父はそれに呪いを与えた、ていう。
2019-09-16 01:33:42月島は鶴見に救われてないような。わざわざ彼女の死体が見つかったと知らせ、それもまた計略の一環だという。月島は、「手の込んだ作り話」っていうけど、ホントに彼女が死んだのか、結局は確定してない。
2019-09-16 01:38:06この作品の特性として、絶対的に客観的な視点がなくて、すべては、誰か登場人物の主観でしかないので。イゴちゃんの生死は、まだ不定。…なんか、後々、ひょっこり出て来そうな気がする…
2019-09-16 01:39:56月島は、尾形のこと「父親を殺せて満足したはず」っていうけど、それは月島自身の親殺しを重ねてるだけで、尾形は父殺しが最終的な目的地じゃないし、救いなんか求めてないし
2019-09-16 01:41:52で、鶴見自身はなにを求めてるのかったら、許しなんじゃないかって気がしてきた。背負ったなにかを取り去る、プラスをゼロにする、てこと。鶴見はいろんなものを背負ってるのは確かだ…背負いすぎて、本心がわからない…
2019-09-16 01:44:15107話の聖母子のパロが気になるのですよ…元ネタは、聖母子と彼女らに祝福与える天使たちだけど。あの絵を179話で繰り返すのが、 あ"ーー!て感じ。
2019-09-16 01:48:40月島は、奉天会戦のときまでは、イゴちゃんが生きてることに希望を持ってた。イゴちゃんが生きてる世界に、自分も生きてると。鶴見に与えられた物語で救われてた。それが揺らいで、自分は、イゴちゃんと同じ世界には生きてないと諦観する。
2019-09-16 01:53:59尾形に祝福じみたものを与えるとか、月島や鯉登は救済するとか、鶴見、ちゃんと相手をみて手を変えてるんだよな。しかし尾形には通じなかった。月島は諦観しちゃったけど。
2019-09-16 03:05:39救済、祝福、赦しの理屈に沿うと、杉元は、鶴見によってスカウトされたとき、救済を持ち掛けられてるんだよな。 軍での叙勲て祝福は自ら蹴った。そして、寅次には赦しを請うばかり
2019-09-16 03:10:37そして、土方。彼は死の天使であり、死という祝福を与える…犬童も用一郎も関谷も。 尾形にもある意味祝福与えたんだよな、仲間にする、て。 尾形、実際は鶴見に追われて土方の下に逃げ込んだのに、あくまで用心棒って言う。救いなんかもとめない、と。
2019-09-16 03:24:02土方と鶴見は、妙に対称的で。 どちらもウイルク=のっぺら坊によって、この物語に加わることになった…長谷川の仮面を壊したり、脱獄させたり。 土方が天使で、鶴見が悪魔に擬えられてるのは納得。
2019-09-16 03:28:27