まきもgpfb
@makimogpfb
今週やった高屋敷英夫さん探求特集( togetter.com/li/1629635 )、書こうとしたけどまとまらなかったことがあったんで書こうかな。 アカギ、カイジ、ワンナウツ、グラゼニなど高屋敷さんは「金」を扱う作品のシリーズ構成・脚本を手がけているけど、「金」の奥の「生」を描いているのではないかと…
2020-12-01 02:24:16
まきもgpfb
@makimogpfb
宝島(高屋敷さん演出参加)は、その名の通り宝島に眠る宝を求める話であるが、終盤シルバーは複雑な心境を吐露し、最終回(同氏演出)ではグレーが報奨金の半分をパピーに分け与え、おそらくは残りをアイルランド独立運動のために使う。有名なラストは、老いても生きる力が衰えていないシルバー。
2020-12-01 02:32:13
まきもgpfb
@makimogpfb
つまりは金銀財宝を狙う冒険話の行き着いた先が「どう生きたか、どう生きるか」になっている。 「どう生きたか、どう生きるか」は高屋敷さんは繰返し色々な作品で描いてきたと以前書いたが、金を追い求める話が「生きる」ということを突き詰める話になっていくのはカイジやグラゼニも同じ。
2020-12-01 02:38:26
まきもgpfb
@makimogpfb
宝島最終回の、金をパピーに分け与えるグレーと、カイジ2期最終回の、金をカイジにあげる、やさしいおじさんが重なってくるのは、状況が似ているのもあるが、(その人にとっての)金の使い道が「心」あるものであるからだと思う( twitter.com/makimogpfb/sta… )
2020-12-01 02:44:24
まきもgpfb
@makimogpfb
高屋敷氏演出 宝島26話6 アイルランドに帰ることにしたグレーは、シルバー(元海賊)側に付いた身として金を貰えず、落ち込むパピー(お調子者の船員)に、自分の金の半分を分け与える。 カイジ2期最終回(脚本)で、殆どの金を仲間のために費やしたカイジに、やさしいおじさんが金を渡すシーンと重なる。 pic.twitter.com/ypQB2UFbLN
2019-03-17 14:13:58
まきもgpfb
@makimogpfb
なんというか、これだけでなく、カイジは仲間のために殆どの金を使うわけだし、グラゼニの夏之介は「好きで選んだ道(アニオリ)」であるプロ野球で生きるために契約更改を必死でやる。 大金を掴むんだ！と意気込む話が、どれもこれも「どう生きたか、どう生きるか」になっていくのは見ていて面白い。
2020-12-01 02:51:22
まきもgpfb
@makimogpfb
「大金を掴むためのロジック」の面白さは原作がもともと持っているものなのだが、どれもこれも、高屋敷さんのポリシーも練り込まれている(特にシリーズ構成作)ため、同じカテゴリーのものを見ている気分になる。 多分原作をなぞるだけだったら、こうはならない。そういう所は、いい意味で恐ろしい。
2020-12-01 02:56:16
まきもgpfb
@makimogpfb
高屋敷さんが長年一緒に仕事した出崎統さんは「どう死ぬか」(特にベルばら後期)に重きを起き、高屋敷さんは「どう生きるか」に重きを置いてる感じが凄くする。二人が監督(出崎統さん)と脚本(高屋敷さん)で作業した、おにいさまへ…は、それが衝突・融合していたと思う。
2020-12-01 03:02:18
まきもgpfb
@makimogpfb
おそらく「金」が絡む物語は、もともと高屋敷さんが好きなのかもしれない。単話担当作でも、博打、イカサマ、金勘定の話が結構目立つ。そこに「どう生きるか」というテーマをうまく練り込んでいき、最終回で花開くようにするのが高屋敷さん的な技術と言える。
2020-12-01 03:07:01
まきもgpfb
@makimogpfb
まあこういったメモ的なことは、小規模まとめ(min.t)に大体まとめています: min.togetter.com/id/makimogpfb
2020-12-01 03:08:51