動画の中で岩崎明子教授がLong CovidをParallel Pandemicと説明していてとてもしっくりきた

mmm long covid @mmm79772470

動画の中で岩崎明子教授がLong CovidをParallel Pandemicと説明していてとてもしっくりきた。 「例え今日コロナウイルスの蔓延が止まったとしても、数千万の人々がLong Covidに苦しんでいます。これは並行して起こっているパンデミックなんです。」 twitter.com/VirusesImmunit…

Prof. Akiko Iwasaki @VirusesImmunity

I am honored to be included in this video to discuss #longCOVID. So grateful to the patients including @pamelarbishop @EfCovid19 @loscharlos for speaking up and teaching us what living with COVID is like. Please watch this today. @KnowableMag youtube.com/watch?v=7lfGu_…

2022-08-10 02:07:12

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動画はLong Covid患者が自分の症状について喋ってもいるんだけど、中には子供もいてとても胸が痛くなる。英語わからない人も是非見てほしい！ 岩崎教授みたいに患者の声を聞いて信じてくれる研究者がいて本当によかったと思った。以下要約。

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「Long Covid患者とコロナを発症して完全回復した人とを比べると、測定結果に明らかな生物学的な違いが出てきています。私たちはLong Covidは心因性の疾患だという考えを取り払い、なぜ大勢の人々が苦しんでいるのか、生物学的な理由と原因に目を向ける必要があります。」

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「Long Covidには200以上の症状が報告されていて、そのうちの1つか2つで済む人もいれば、常に10数個の症状が進行している人もいます。誰もが同じ病気になるわけではなく、人によってタイプが異なることを物語っています。」

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「肉体的、精神的に大きな負担がかかり、残念ながら自ら命を絶ったり、命を絶とうとしている人もいます。将来的には、あなたはこのタイプのLong Covid、あなたはこのタイプ、と言えるバイオマーカーが必要なのですが、まだそこまで到達していません。」

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「Long Covidの患者が増えることにより、ようやくMECFSの様な感染後症候群が注目されています。症状はLong Covidとよく似ていて、慢性疲労や自律神経障害、心臓や消化管、血管の問題、心拍数や血圧を制御できないなど。これは他の感染症後症候群も研究するべきだという社会への警鐘と言えます。」

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「Long Covidの病態は4つの原因に分けて考えることができますが、これらは相反するわけではなく、人によってはいくつか組み合わさっている場合もあります。 ①体内の組織のどこかに持続性のウイルスが潜んでいる ②自己免疫反応 ③腸内フローラ異常 ④感染によって生じた組織の損傷が修復されない」

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「①の仮説はPCRでは陰性なので鼻咽頭や唾液検査では測定できないが、組織のどこかで持続性のウイルスが潜んでいるのというもの。腸や他の臓器にその様なウイルスが潜んでいるのを想像してみてください。もしくはタンパク質やRNA、ウイルスの残骸が慢性的炎症を引き起こしているのかもしれません。」

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「②の仮説は自己免疫反応です。T細胞やB細胞が自分の体やタンパク質や分子を攻撃してしまう状態で、いったん引き起こされると、停止させることは困難です。攻撃の引き金となる刺激を起こしているのが自分自身の細胞で、細胞は至る所にあるからです。」

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「③の仮説は腸内フローラ異常。腸内には何兆個もの細菌が存在し私たちの健康に関与しますが、その構成や代謝機能が乱れると病気になる場合があるのです。EBVの様に潜伏ウイルスが再活性し症状を引き起こす可能性もあります。微生物であれウイルスであれ何らかの異常が起こっているということです。」

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「④の仮説は感染により生じた組織の損傷が修復されないことで、挿管など非常措置を受けた入院患者に起こっていると思われます。損傷の修復が難しいのです。ミクロやマクロレベルで脳や血管、組織などにダメージがある可能性もあります。この4つが大まかな仮説ですが他にもあるかもしれません。」

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「①の仮説が正しければPaxlovidやモルヌピルビルなどのウイルスそのものをターゲットにした抗ウイルス剤を使うことで問題の原因を取り除くことができるかもしれません。もしLong Covidが自己免疫疾患を引き起こしているのであれば、T細胞やB細胞が何を攻撃しているか標的を特定する必要があります。→

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そうすれば宿主の免疫反応が宿主にどんな害を及ぼしているかがわかるからです。自己免疫疾患の治療には、免疫抑制剤、あるいは自己抗体の元となるB細胞を除去する生物学的製剤など、すでに存在する介入方法があります。そしてLong Covidに応用できる新しく開発された生物学的製剤もあります。→

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もし腸内フローラの異常が引き起こされているなら、宿主に害を与えている細菌の代謝物を狙うこともできます。代謝経路をブロックしたり、食事やプロバイオティクスなどのメカニズムによって腸内フローラの構成を変えることができるかもしれません。」

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「新規感染者にはすぐにPaxlovidを投与することをお勧めします。治療が早いほどウイルスの貯蔵庫を排除できる可能性が高くなるからです。Long Covidを引き起こす4つの仮説のいずれも発生させないために、ウイルスの複製と損傷を放置せずPaxlovidやモノクローナル抗体で早期治療することが有効です。→

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感染後12週間以内にワクチン接種を受けると、Long Covidの発症リスクが減少するという研究結果もあります。ワクチン接種は感染初期には有効かもしれませんが、あまり長く待ちすぎると効果は期待できません。」

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「個人的にはLong Covidが議論の中心になっていないことに驚いています。この病気の悲惨さを知っているだけに、外出してウイルスに曝されることに抵抗があります。感染対策を止めるのは悪い考えだと思います。感染リスクを減らし、Long Covidにもならないために、防御策を重ねていく必要があります。」