かん・とおる(の妻)@Cantor0627 さんのジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』関連のツイートをまとめました。
0
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

『ユリシーズ』、なかなか通読できません。「名作と呼ばれる割に、実は通読されていない本」と言われるオーウェルの『1984』(死んだ夫はこの本を愛読していました)や、トルストイ『戦争と平和』は何度も通読してます。何度チャレンジしても通読できないのは谷崎『細雪』ですねえ。

2022-01-20 18:20:10
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

死ぬまでに、『ユリシーズ』は通読したいです。

2022-01-20 18:48:44
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

鎮痛剤が効かなくなってきて、今日は昨日以上の激痛に襲われていますが、夫の遺稿整理のためにウィトゲンシュタイン、フッサール、廣松渉、大森荘蔵など哲学文献を読んでいました。

2022-02-02 19:09:01
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

ヒッチコックの映画を観た後は、夫の遺稿整理絡みで、ウィトゲンシュタインに関するクリプキの本を英語で読んでいましたが、遅々として進みません。学がない自分が悲しいです。

2022-02-03 19:43:47
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

ジョイスの『ユリシーズ』に再チャレンジするほど回復していないので、今日はドノソの『夜のみだらな鳥』を読んでいました。今年は『ユリシーズ』刊行百年の年なので、今年こそは完読したいです。

2022-02-08 17:27:44
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

読書などに熱中している時などには、余命宣告されていることを忘れてしまうこともあります。今日はカフカを読んでいました。病床で読むのに相応しいかどうかは別として、好きなんですよ、カフカ。

2022-02-10 20:14:20
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

@ogichan53307774 アイルランド史(に限りませんが)に疎いので難しいですし、正確には理解できていないと思います。ただ、世評に反して、面白く読み進めています。

2022-02-12 17:21:40
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

今日は雨模様で寒いせいか、痛みがひどいですが、ジョイス『ユリシーズ』を読み続けます。アイルランド史に疎いという弱点を補うため、アイルランド史に関する本を参照しながら読んでいます。

2022-02-13 12:42:38
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

@midorinotom337 お見舞いのお言葉、ありがとうございます。ジョイスが『ユリシーズ』を書く上で雛形にした、ホメロスの叙事詩『オデッセイア』(ラテン語読みするとユリシーズ)が、「百合若大臣」の元ネタだと言われているみたいですね。

2022-02-13 21:06:03
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

絶え間ない痛みの中、『ユリシーズ』は第十四挿話「太陽神の牛」までたどり着き、あと五つの挿話で読了だ、と思っていたら、古い時代の英語で書かれた文章を日本の古文の文体で訳している訳文に悶絶しています。

2022-02-13 21:10:28
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

あとは、せめて『ユリシーズ』だけは読了してから、地獄に落ちて夫に会いたいです。

2022-02-16 09:25:34
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

『ユリシーズ』、やっと最後の第十八挿話「ペネロペイア」までたどり着きましたが、句読点のない文が延々続いていて悶絶しています。たぶん、原文でも、コンマやピリオドがない英文が延々続いているのでしょう。

2022-02-20 22:07:01
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

フォークナーの『響きと怒り』でも、コンマやピリオドのない英文が続いている箇所がありましたが、翻訳では分かち書きになっていました。

2022-02-20 22:07:35
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

『ユリシーズ』では分かち書きになっていないので読みにくいですが、読みにくい分、時間をかけて楽しめそうです。簡単に読み終わらせないよ、と神様が言って下さっている、と思うことにします。

2022-02-20 22:07:56
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

『ユリシーズ』を読了したら、最初からもう一度読みます。一読目では分からない部分も多かったので。

2022-02-20 22:08:22
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

あとがきで確認したら、悶絶した、古文やら谷崎潤一郎などの文体模写を駆使して訳された第十四挿話も、今悶絶している第十八挿話も、共に丸谷才一さんの担当箇所でした。作家魂炸裂ですね。

2022-02-20 22:08:56
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

激しい痛みは相変わらずですが、『ユリシーズ』以外にも読みたい本は沢山ありますし、『ユリシーズ』読了したからもういいやとはならないので、ご心配なく。本を読んでいる間は、自分がまだ生きていることを実感できます。

2022-02-20 22:09:22
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

もう鎮痛に効かなくなったんで、頭がボンヤリする医療用モルヒネの投与を止めてもらいました。あとは痛みに耐えて、読書に励むのみです。もう、立っただけで目が眩むような為体ですが、まだ武道家の魂は残っているようで、後は己との闘いです。

2022-02-21 17:25:01
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

@ZZWM8uiYKCtfcQc 『ユリシーズ』の最終十八挿話に難儀しています。

2022-02-21 19:49:30
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

薬が抜けてきたのか、痛みは増しましたが、頭がはっきりしてきたのが嬉しいです。薬漬けの頭では、読みにくい『ユリシーズ』の最終挿話、読めそうもありませんでしたし。

2022-02-21 22:30:41
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

『ユリシーズ』はたしかに読みにくいですが、世評ほど難解な作とも思いません。意識の流れの場面も、ヴァージニア・ウルフよりは読みやすいです。

2022-02-21 22:33:37
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

『ユリシーズ』、もうすぐ読み終わります。二回目は原文(亡夫のKindleに入ってました)と突き合わせながら読みます。

2022-02-22 18:03:28
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

@original_flava 注が多いですが、文学作品からの引用などに関しする注は読み飛ばしていいかと。アイルランド史を含めた歴史(と歴史上の人物)に関する注は、しっかり目を通す方が分かりやすくなるかと思います。

2022-02-22 19:23:21
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

@original_flava あと、Ⅳ末の丸谷才一さんの解説を読んでおくと、気楽な気持ちで読めるかもしれません。

2022-02-22 22:16:24
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

@original_flava 同じ「意識の流れ」の技法を使っているヴァージニア・ウルフの作品が途中で読めなくなるのは、遊びがないからかもしれない、と最近思います。

2022-02-22 22:24:34
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

身体を襲う痛みは相変わらずですが、ジョイスの『ユリシーズ』、完読しました。途中、昏睡したりしたこともあり、もう駄目かと思いましたが、完読できて嬉しいです。

2022-02-23 19:50:45
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

@saoirse1369 『ユリシーズ』でかなり疲労したので、ちょっと軽めに、ル・カレのスマイリー三部作を読もうかと思っています。

2022-02-23 20:35:13
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

今日は『ユリシーズ』の二回目を読んでいました。第四挿話、ブルームが朝に豚の腎臓バターで炒めて食べるくだりで、亡夫から聞いたキドニーパイの話を思い出しました。

2022-03-09 22:09:03
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

@blackout2420 亡夫は英国留学時に食べて、「匂いがきつすぎて駄目だった」と言ってましたが、一度、綺麗に臭み抜きした腎臓で作ってくれたことがあって、私は気に入りました。その時、亡夫は「うまいけど、ちょっとは匂いしないとキドニーパイっぽくないなあ」と言っていました。

2022-03-10 17:16:11
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

今日も『ユリシーズ』読んでます。一回目、ノート取りながら読んだので、二回目はわりと楽に読めています。

2022-03-10 18:05:04
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

きょうはかなりしんどいんで、みなそまにリプできませんが、ご容赦を。本は読んでいます。ユリシーズの2読目。

2022-03-11 22:35:37
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

『ユリシーズ』の二読目を進めています。

2022-03-12 21:28:17
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

第八挿話で、ブルームはお昼にゴルゴンゾーラチーズのサンドイッチを食べますが、「足の匂いのするグリーンチーズを胸をむかつかせながらうまそうに味わった」とあり、どうやら彼は臭い食べ物好きみたいです。 twitter.com/Cantor0627/sta…

2022-03-12 22:12:21
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

ブルーチーズの中ではゴルゴンゾーラはそんなに臭くないような気がしますが。

2022-03-12 22:21:09
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

ブルームがゴルゴンゾーラチーズのサンドイッチを食べたデイビー・バーンズというパブはダブリンに実在していて、夫はそこでゴルゴンゾーラチーズのサンドイッチを食べたと言っていました。

2022-03-12 22:45:53
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

『ユリシーズ』ニ読目、第九挿話。ここはシェークスピアからのおびただしい引用があるので、初読時には注だけ確認して読み流しましたが、今回は夫の蔵書、小田島雄志先生訳『シェークスピア全集』(白水社)など参照しつつ読んでます。英国やアイルランドの人には、シェークスピアは常識なんですかね。

2022-03-13 18:28:08
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

ここは初読時に、最初に挫けそうになった場所です。初読者の壁になると言われる第三、第七挿話はそんなにシンドくなかったです。

2022-03-13 18:30:47
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

@wandachama1221 私も、もう無理かもしれませんが、ダブリンに行ってみたいです。

2022-03-13 18:39:20
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

@blackout2420 夫は、ダブリン滞在中、『ユリシーズ』の二人の主人公、スティーヴン・ディーダラスとレオポルド・ブルームが歩いたコースを歩いてみて、実在の店には立ち寄ったそうです。

2022-03-13 18:43:43
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

今日は、『ユリシーズ』ニ読目、第十挿話。ダブリン中心地の地図(文庫本についてます。看護師さんに頼んで拡大コピーしてもらいました)に、各登場人物の移動経路と、時系列で何をしたかを書き込みながら読みました。

2022-03-14 23:05:15
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

一見バラバラ(初読時の印象はまさにこれでした)の小エピソードを、うまくモンタージュして、ダブリンを俯瞰するようなジョイスのテクニックは凄いです。

2022-03-14 23:15:09
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

『ユリシーズ』ニ読目、第十一挿話。ここも初読時に挫けそうになった場所です。この辺りから、言葉遊びの要素が前面に出てきます。そして、言葉遊び的に読みにくい箇所は全て、丸谷才一さん担当の箇所です(笑)。

2022-03-15 19:23:20
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

@wandachama1221 英語の言葉遊びのニュアンスを、翻訳の日本語でも伝えようと、超絶技巧を駆使するので、読みにくくなるのです(笑)。

2022-03-15 21:29:57
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

今日は由紀子先生の、ジョイス『ユリシーズ』絡みのツイートをまとめようと思って準備していたのですが、先生が『ユリシーズ』を読んでいた頃はまさに闘病が最も辛かった時期で、日に日に弱っていく先生の姿を思い出し、作業が進みませんでした。

2022-07-19 17:23:47
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

先生は、この作品を本当に楽しんで、舐めるように味わって読んでおられました。

2022-07-19 17:25:48
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

@mijita212 二読目を終えようとしていた頃、昏睡状態に陥り、そのまま亡くなりました。一回目に完読した時の先生の嬉しそうな顔が目に浮かびます。

2022-07-19 17:40:39
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

先生のスマホのメモに、たぶんツイートの下書きと思われる記述を見つけました。先生がなぜツイートしなかったかは分かりませんし、それを公開されるのは先生の意に背くことになるかもしれません。でも、先生の『ユリシーズ』への愛を感じる書き込みだったので、公開します。

2022-07-19 17:49:52
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

筒井康隆さんは『創作の極意と掟』(講談社文庫)の「意識」の章で『ユリシーズ』に言及しています。が、『着想の技術』(新潮文庫)所収の「『虚人たち』について」の中で、「ジョイスの『ユリシーズ』は、作中人物の意識の流れを二十四時間、途切れ目なしに描写しています」と書いています(p.95)。

2022-07-19 17:52:40
かん・とおると、その妻の弟子 @Cantor0627

でも、『ユリシーズ』前半の第一挿話と第二挿話、第二挿話と第三挿話との間にすら、時間的な途切れがあります。特に第二挿話と第三挿話では、鉄道での移動を要する距離の場面移動があり、第三挿話はいきなり移動後から始まっているので、「途切れ目なし」でないことは、ちゃんと読んでいれば明白です。

2022-07-19 17:53:14
0
まとめたひと
odd_hatch @odd_hatch

来るべき全体主義に備えよ。全国のヘイト行動の注意喚起、実況、まとめなど。アンチ・レイシズムのやり方、ヘイト候補落選運動などは下記ブログ参照。周知アナウンス情報→ odd-hatch.hatenablog.com/entry/2018/06/…