渚と怪異と三〇日間

かふぇおれ@藤乃虎志 @mild_el_lagarto

🦊「こっこーん♪あなたの本丸に緊急任務！政府機関所属、くろのすけでございます！」 ☕️「なんの任務ですか、内容によりますし、怖くないなら受けますけど」 🦊「一ヶ月間、新婚夫婦としてとある場所に滞在してほしいのです」 ☕️「はあ」 🦊「海辺のコテージなのですが、お頼みできるでしょうか？」

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☕️「海辺のコテージ、ちょっと心がそそられますね」 🦊「少し行ったところに大型のショッピングモールもあるので、立地的にも良しですよ！」 ☕️「……日光さん、私は受けたいのですが日光さんはどうですか？」 日光「主が良ければ、受けよう」 🦊「ああ、よかった！ではではお支度を願います」

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🦊「出立は本日の朝」 ☕️「そんな急務なの？！」 🦊「ええ、ではよろしくお願いします」(どろん) ☕️「……とりあえず寝ますか」 日光「ああ、最悪、足りないものは向こうで買い揃えることにしよう」

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☕️「おはようございます、日光さん」 日光「おはよう、xxx」 ☕️「は？！」 日光「眠気は飛んだか？」 ☕️「あっ、えっ、はい」 日光「よし、顔を洗って朝食にしよう」

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☕️「潮風がきもちいいですね、ここで1ヶ月、日光さんと過ごす訳ですか」 🦊「それでは任務の詳細をお話しします！任務はこの周辺地域の怪異の調査、男士様には主様から毎日の霊力補給をお願いします、では！ご武運を！」 ☕️「今なんて言いました？」 日光「怪異の調査と、俺に毎日の霊力補給だな」

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☕️「霊力補給……」 日光さんは上機嫌に☕️の頭を撫でている。

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日光(……彼女と怪異の遭遇率が心配だな) 遭遇率

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☕️「……日光さん、霊力ってどれくらいの期間持ちますか？」 日光「前後はあると思うがおおかた、三日くらいだろう、三日放っておく場合はそれなりの覚悟をしてもらうがな」 ☕️「むぅ、ところで霊力補給って何したらいいと思います？ハグとか、手を繋ぐとかで足ります？」 日光「足りん」 ☕️「……」

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日光(怪異の種類が分かれば、まだ対策を立てられるかもしれないが……)

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☕️(まあ、後で考えるか)「日光さん、この町には図書館があるみたいなので行ってみましょう、怪異調査の足しになるかもしれません」 日光「承知した」 ☕️「あ、あと、お外で主って呼んじゃダメですからね、不審がられます」 日光「そうだな、新婚という設定だからな」

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☕️「砕けた口調でいければいいんですけど、まあ、そこはお互い、頑張りましょう」 日光「うむ」 ☕️「となれば、ノートとペンと……」(外出の用意し始める為、日光さんの側を離れる) 日光「……」(行ってしまった)(´･ω･`)

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☕️「よし、準備できました！行きましょう」(当然のように日光さんの手をぎゅっと握り見上げてにこ、と笑う) 日光「ああ」 【一日目/図書館に行き古地図と地域史を漁った、怪異の手がかりなし】

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【二日目】 ☕️「おはようございます、日光さん」 日光「ああ、おはよう」 ☕️「このコテージ、個室もあるのいいですね、でも今日は一緒に寝ましょうね」 日光「するのか？」 ☕️「そのつもりですけど、嫌ですか？」 日光「いいや、楽しみだ。それで今日はどうするんだ？」

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☕️「今日は、えっと、甘えていいですか？」 日光「構わない、ほら、おいで」 ☕️「ありがとうございます、んへへ、実は、情報の精査で疲れちゃってて」 日光「また徹夜したのか？」 ☕️「徹夜はしてないですけど、少しでも危険値は減らしておきたいじゃないですか」 日光「同感だが、きちんと寝てくれ」

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☕️「ごめんなさい」(すりすりと日光さんの肩口に額をすり寄せる) 日光「この家にはホームプロジェクターがあるみたいだし、映画でも見るか？」 ☕️「えっ、なんでですか？日光さんを見てたいです！」 日光「光栄だが、そんなに熱心に見られては気恥ずかしい」 映画何見る？

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☕️「見たくても見れなかったやつ見ましょ、これ、元になった小説が面白かったんです！」 日光「ほう、それは期待できる映画だな」 日光さんはホラー映画が

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【二日目】日光さんとおうちに引きこもってホラー映画を鑑賞した、小さな物音で肩をビクッとさせたのが可愛かった。怪異の気配はない。

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一緒のベッドで霊力補給した。結構しつこく、ねちっこくやられたが執着されてる感じがして、嫌いじゃない。体のあちこち、恥ずかしいけど舐められるの好きなのかもしれない。

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【三日目】 日光「眠れないのか？」 ☕️「ええ、日光さん、ぎゅってして、背中とんとんしてください」 日光「随分、甘えただな、映画がそんなに怖かったか？」 ☕️「映画は怖くないですよ、あなたがいなくなることの方が怖い」 日光「そうか」 ☕️「甘やかして、溶けるくらい」 日光「お望みのままに」

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日光「そろそろ起きろ、昼も過ぎるぞ」 ☕️「んぁようございまぅ」 日光「呂律が回ってないのはまだいいとして、寝ながら脱ぐな」 ☕️「暑かったんだと思います」 日光「上しか残ってないじゃないか、風邪をひいたらどうする、それに目のやり場に困るだろう」 ☕️「でも日光さん触ってたじゃないですか」

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日光「触ってはない、貴殿が擦り寄ってきたんだ」 ☕️「そうでしたか、ごめんなさい」 日光「気が気でなかったぞ、寝言でも、かなり危ういことを言っていた」 ☕️「覚えてないですね、今日はどうします？とは言っても、もう夕方ですけど」 日光「買い物に行ってみよう、目新しいものがあるかもしれない」

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☕️「ええ、そうしましょう。晩ごはん、なににしましょうかね〜」 日光「管狐はショッピングモールと言っていたから、他の店もあるのではないか？」 ☕️「そっか、スーパーだけじゃなくて専門店もあるんですね」 日光「書店が入っているといいな」 ☕️「うん、じゃあ準備してくるので20分後に玄関で」

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☕️「お待たせしました、行きましょう」(日光さんと手を繋ぐ) 日光「ああ、歩いて40分ほどだそうだがどうする？」 ☕️「歩いて行って、帰りはバスにしましょう」 日光「わかった、体力的にきつくなったらすぐに言うように」 ☕️「はい」

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☕️「ねこさんだ、にゃーん」 🐈「にゃーん」 ☕️「お返事してくれたの、かわいいねぇ〜」 日光「……待て、触ってはいけない」 🐈「ぬーん」 日光「貴殿、猫魈だろう、俺の目は騙せんぞ」 🐈「……敵意はない、喰うつもりもない、貴殿らにとって、我々は味方である、この街に気をつけよ、伝えにきた」

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日光「街に気をつける？」 🐈「左様、昨今、街を介し人を喰らう怪異が発生しておる。そちらの嫁御殿、怪異にとってさぞ美味なるものに映るだろう」 ☕️「どうすれば」 🐈「外に出る際は、手を繋いで居ればひとまず安全かもしれんが、わからん、それはそうと、嫁御殿、私を撫でておくれ」

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(日光さんが撫でようとすると🐈は手をはたき落とした) 🐈「そちらではない」 ☕️「私か」 🐈「同族の気配がする、きっと貴殿は信頼して良い人間だ、撫でておくれ」 (☕️は余すとこなく🐈を撫で、満足した🐈は嫁御殿を疎かにしたらお前を頭から食うからな、と日光に告げ去って行った)

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☕️「それにしても、よくわかりましたね」 日光「普通の猫にしては尾が太かったのでな、カマをかけただけだが大正解だったな」 ☕️「怪異の情報もぼんやりとですが得られましたし、無事に目的地にも着けましたし良しとしましょう」 日光「どこから見て回ろうか？」

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【補足】 猫魈（ねこしょう）   人間とかわらない高い知能と強力な霊力を持ち、猫又や化け猫、魑魅魍魎を従える妖怪。 しっぽは根元からわかれて３本になり、束ねることでかなり太くなる。 飼い猫が30歳になると猫魈になれると言われている。

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日光「映画館があるな」 ☕️「おもちゃ屋さんもありますね……映画館をチェックして、おもちゃ屋さん、書店、で、晩ごはんの材料買ってバスで帰りましょうか」 日光「うむ、そうしよう。……この宝、ん、アクセサリーショップが気になるのだが寄っても？」 ☕️「勿論、常盤堂？って書いてありますね」

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☕️(常盤堂、常盤堂、なんか覚えがあるような無いような) 日光「ホラー映画が多いな」 ☕️「最近はちらほらホラーが盛んですね」 日光「貴殿はどんな映画が好きだ？」 ☕️「アクション、ドキュメンタリー、ミステリー、クライムサスペンス辺りですね、日光さんは？」 日光「ネオノアールなどが好みだ」

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☕️「渋ぅい」 日光「ブレードランナーは面白かったぞ」 ☕️「あれネオノアールに入るんですか？原作から言ってSFって感じですけど」 日光「リバイバル上映もしてあるみたいだな、今度、観にこよう」

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日光「おもちゃ屋になんの用事があるんだ？」 ☕️「実は可愛いフィギュアを見てしまってね、現物を見にきたの！ブラインド商品なんだけど、あった！きゃわー！！」 日光「かわいいというか、ふむ、凛々しいな」 ☕️「ハクタクという瑞獣をモチーフにした子なんだけど、きゃわ……一個買ってくる！」

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日光「クダンやクタベとはまた違うのか？」 ☕️「どちらかと言うと性質的にはアマビエ、悪意や負の感情に強い反応はしないし、浄化、予言、知恵を授ける獣かな」 日光「麒麟や鳳凰、みたいな縁起の良いものか？」 ☕️「そうそう、厄除け、魔除け、病魔除けにもなるんだよ、それの現代アプデ版かな」

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日光「書店、結構広いな」 ☕️「新刊台チェックしてくる！！」 日光「文庫本は二冊まで、ハードカバーは一冊までだぞ」 ☕️「はぁい！」 ☕️は地域史と地図を買ってきた 日光さんは

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☕️「日光さんは何も買わなかったんですね」 日光「特に気になる本がなくてな」 ☕️「じゃあ次は常盤堂ですね、日光さんの気にいるアクセサリーがあると良いですね」 日光「ああ」

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☕️「和風のアクセサリーが多いですね、かわいいものから風雅なものまで、お値段も結構幅広い」 日光「そうだな、好きな柄などあったりするか？」 ☕️「和柄はなんでも好きですね」 日光「ふむ、これなどどうだろう、貴殿の好みではないか？」 ☕️「そう、ですね、好みです」 日光「貴殿の肌にも映える」

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☕️「バングルにご試着って必要あるんですか？」 (◜◡◝)「確かに簡単にご調整できますが、落ちたら大変ですので」 日光「つけてもらったらどうだ？」 ☕️「うん」 (◜◡◝)「手首、失礼しますね」 日光「やはり肌に映えるな、このまま買い上げても？」 (◜◡◝)「値札だけ切らせてくださいね」

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☕️「……そんなに似合います？」 日光「俺が嘘をつくと思うか？」 (◜◡◝)「とっっつても！お似合いです！魔除けにもなるので！旦那様のご加護もっ ☕️「待ってください、なぜ私たちが夫婦だと？」 日光「兄妹と間違われることの方が多いというのに」 (◜◡◝)「……審神者様、ですね？」

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(◜◡◝)「私も審神者の端くれなので。そも、常盤堂を見つけられた時点で審神者ですので、今後ともご贔屓に。この街の怪異をお調べにいらしたのでしょう？お守りをサービスしておきますね」 ☕️「他にも審神者が調査してるってことですね」 (◜◡◝)「ええ、人喰い怪異のようですのでお気をつけて」

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☕️「ありがとうございます、貴方もお気をつけて」 (◜◡◝)「ありがとうございました」 ☕️「日光さん、このバングル後で半分払います」(破魔の気を感じる) 日光「プレゼントだ、つけてくれていると嬉しい。食料品を買いに行こう」 ☕️「蒸し蒸しするのでざる蕎麦にしましょう」 日光「ああ」

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☕️「お蕎麦の上に長芋擦りおろして、刻みネギのせて、温泉卵とキムチもいいな、胡瓜もいいかも」 日光「山盛り乗せる気だな」 ☕️「ええ、そんで上からめんつゆぶっかけます。日光さんは何を乗せます？……日光さん？」 日光「ぶっかけるとは言わない方がいい」 ☕️「え？……あ、日光さんのえっち！！」

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【三日目】日光さんとショッピングモールへ買い出しに行った。猫族のご忠告が(猫を褒め称える文の為、略)地図と地域史をさらえる本を買ってみることにした。怪異について何か掴めるといいのだけど、それと、麻の葉模様が刻まれたバングルをプレゼントしてもらった、麻の葉なのに強い破魔の力を感じる。

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【三日目/日光さんside】 昨夜は無理をさせてしまったようだ、彼女が起きたのは昼過ぎ、それまではずっと触って確かめていた。ただ暑いからと脱ぎ出すのはどうかと思った。日の暮れた道を手を繋ぎながら歩くのは楽しかった。邪魔は入ったが些事だ。プレゼントした腕輪をつけてくれると嬉しい。

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晩飯の長芋を啜る姿が劣情を煽ったが、連続して無理させるわけにもいかず、我慢した。 地図と地域史を見比べながら何か書き込んでいた。

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日光「xxx、夜の薬を飲み忘れているだろう」 ☕️「……ハイ」 日光「自分の体を蔑ろにするのは感心しないな。口を開けなさい」 ☕️「ぴぇん、自分で飲みます」 日光「無理やり飲まされたいか？」 ☕️(高速で首を左右に振る) 日光「では口を開けなさい」 ☕️(口を開ける) 日光(薬を放り込み水を手渡す)

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☕️(飲み込んでため息をつく) 日光「ため息をつきたいのは俺だが？次、飲み忘れたら口移しで毎晩投薬するから覚悟しておけ」 ☕️「ひぇ、がんばりまひゅ」 日光「そこまで俺との口付けが嫌なのか？」 ☕️「そう言うわけではないですし、正直に言うとキスは大好きなんですけど、は、恥ずかしいです」

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【四日目】 ☕️「雨、今日はお出かけするには微妙ですね」 日光「近所を歩き回る程度なら大丈夫だろう」 ☕️「確かにそんなに強い雨でもなし、お散歩くらいなら」 日光「xxx、相合傘というものをやってみたい」 ☕️「いいですよ、と言いたい所ではありますが、身長差がありすぎるのでは」 日光(´･ω･`)

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☕️「……相合傘してみましょうか」 日光「いいのか？」 ☕️「いいですよ、ただしお互い濡れると思うので、その覚悟だけはしといてください」 日光「濡れないために傘を差すのでは？」 ☕️「体験しなくちゃわからない、大科学実験で」 日光「？」 ☕️「帰ったら一緒にお風呂入りましょうね」 傘の親骨

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☕️「大きめの傘、じゃないと確実に日光さんが濡れますね」 日光「自分が濡れるのも心配してくれ」 ☕️「あっ、ハイ」(雨ガッパを着ようとしたが止めとこう) 日光(止めなかったら、確実に雨ガッパを着てただろうな)(もう少し自分を大事にしてほしい)

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☕️「コレなら大丈夫だと思うんですけど、どうでしょう」 日光「うむ、そうだな、では行こうか」 ☕️「はい」(外に出て傘を開いたはいいが傘の骨が跳ね腕に擦り傷ができた) ☕️「……」(無言で傷をさすっている) 日光「俺は貴殿のそういうところが嫌いだ」 ☕️「言ったところでどうなる訳でもないので」