辰巳唯人「写真における地理的メタファー : 交通空間から世界と表象の関係を再考する試み」
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291 workshop @291_workshop

【辰巳唯人「写真における地理的メタファー : 交通空間から世界と表象の関係を再考する試み」 - 東京藝術大学リポジトリ】geidai.repo.nii.ac.jp/index.php?page… ※論文要旨PDF geidai.repo.nii.ac.jp/index.php?acti…

2016-10-17 15:28:00
福居伸宏 Nobuhiro Fukui @n291

【TAP Gallery Lecture Series #004|辰巳唯人「フォトグラフィーとジオグラフィー:写真と地理学の関わりについて」】9月24日 19:00~21:00[講師]辰巳唯人(写真家・国立歴史民俗博物館非常勤職員)d.hatena.ne.jp/tapgallery/201…

2017-09-18 07:27:44
大山顕 @sohsai

TAPギャラリーでの辰巳唯人さんのお話を聴きに。地理学を元に写真を論ずる試み。ものすごくおもしろかった!福居 @n291 さんともお話できてたいへん楽しかった。「風景は道路(交通)から発見される。(概念的には)すべての風景写真はストリートビューから切り出すことができる」に震えた。

2017-09-25 00:23:38
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

写真(=路上からの視点)と地理学(=空からの視点)の関係性は気になっていたけど、博論で扱っている方がいたとは。面白そう。

2017-09-25 08:03:52
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

地図は本来地上からの視点を再構成して空中からの視点を疑似的に再現したものだったけれど、航空写真・航空測量によって、地上を介さずに直接空中の視点から地図を作ることが可能になった。この事実は地図論的に面白いと思うんだけど、それがどう面白いのかはうまく言葉にできない。

2017-09-25 08:13:01
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

現在その中間的視点としてドローンが発達してきているのも面白いと思う。地上の視点と空中の視点という分離された二つの視点が連続的につなぎ合わされるとき、人の空間認識はどう変わるのだろうか。ドローンでなくとも、GoogleEarthの3D表示で中間的視点は獲得されつつあるかもしれない。

2017-09-25 08:17:58
ma=F @MotionEquation

生データと加工削減後のデータを同格に語るのは如何なものかと思ってしまった。 人間はそこまで多くのデータを一度に把握することはできぬ。そのためのデータの取捨選択。 ただ、人工知能にとっては革新かもね。画像認識からいろいろ学習できるとすれば人間ではなくAIかと。

2017-09-25 08:29:01
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

「ポストモダン人文地理学とモダニズム的『都市へのまなざし』 ハーヴェイとソジャの批判的検討を通して」 jstage.jst.go.jp/article/jjhg19… この論文の「『見る者』 のパースペクティヴ」の項は地上/空中の視点について述べていた。

2017-09-25 08:30:55
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

都市を見下ろす「見る者」のパースペクティブ(ハーヴェイの視点)は、「想像力において都市を所有する」ことを可能にするが、そのような視点は日常生活の「空間の実践」、すなわち歩行者とその知を見落としている、という批判もされている(ド・セルトー)。

2017-09-25 08:47:27
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

地図を作成する過程では情報の取捨選択があるけれど、今現在ある中間的視点にはそれが欠けている。情報過多とも言えるドローンからの映像を、人間が認識しやすい形態に加工する技術が普及したときにに初めて中間的視点が獲得されたと言えるのかな。前RTの主意とはずれるかもしれないけど。

2017-09-25 08:59:01
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

連続立面図は中間的視点と言えそう。適度に抽象化されてるし。このあたりはランドスケープの人が得意な分野かな。地上‐空中のグラデーションが文系‐理系のグラデーションと相似しているようで面白い。

2017-09-25 09:04:03
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

人文地理学における「モダン/ポストモダン」は、「権力/反権力」の対比だったり「空中/路上」の対比で捉えられるけれども、ハーヴェイの視点は「反権力」かつ「空中」というアンビバレントなものである、というのが先の論文の一つのポイント。

2017-09-25 09:15:05
荼ふ @chaffffffff

景観と地図の関係は、建物内のパースと図面の関係に似ている。でも、地図は空からならば実際に目にすることができるが、図面はどう頑張っても見えない。地図のような写真はあっても図面のような写真はない。

2017-09-25 09:18:53
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

この「マクロ/ミクロ」の対比に対してソジャは双方の重要性を主張した。しかし筆者によればその理解は不十分であり、むしろそのようなスケール設定と都市を見る者(例えば地理学者)のポジショナリティの関係性を問うことが重要なのだという。

2017-09-25 09:26:00
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

「マクロ/ミクロ」の対比は「〈見る者〉/歩行者」の対比と全く同じわけではないな。前者は純粋なスケールの問題だけれど、後者はスケールに加えて「誰の視点か」という問題も含んでいる。地図における視点の不在/偏在の問題。

2017-09-25 09:36:33
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

というようなことが今読んでる本に書いてあった(若林幹夫『地図の想像力』)

2017-09-25 09:36:56
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

ミクロにおいては否が応でも視点を意識せざるを得ないけれど、マクロになると一見視点が無くなった(or偏在している)ように見えるから、客観性を得られたように錯覚してしまうのか。が、実はそのスケールの設定自体にポジショナリティが絡んでいるという。

2017-09-25 10:18:51
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

「視点」の中にも、「垂直的な視点(≒マクロ/ミクロ)」「水平的な視点(狭義の視点)」「社会的な視点(ジェンダー、階級、人種)」など様々な意味が含まれているから、そのへんを分けて考えないといけないな。

2017-09-25 10:21:35
永太郎(ながたろう)/重永瞬 @Naga_Kyoto

言い換えるとハーヴェイは、社会的な視点には関心を払っていたが、垂直的な視点の政治性には無自覚(?)であったと。 twitter.com/Naga_Kyoto/sta…

2017-09-25 10:24:10