#青の楽園 空想の街:とある冬の一日② ’20

空想の街公式アカウント @humptyhumtpy

おはようございます。今朝もすっきりと綺麗な晴天です。けれどこの晴れ模様はお昼まで。正午を過ぎたあたりから、少しずつ雲が出てくるそうです。今日も15時から時計塔広場で軽食のふるまいがあります。楽しみにしていて下さいね。それでは、いってらっしゃい。（情報窓口：佐々木類）　#空想の街

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エンプティ・ローズという薔薇をご存じですか？花びらから茎、棘にいたるまでラメが散りばめられたようにキラキラしている薔薇の花。キラキラ以外は普通の薔薇ですが、香りを嗅げば、その人が一番好きな香りがするはず。街中でも時々見かけます。贈り物としていま大人気だとか。　#空想の街

青の楽園／「羊たち」 @nowhereao

#空想の街 #青の楽園 朝食兼昼食に、と灰間から出されたものはホットプレートで焼かれたハンバーグだった。大きいというよりは広いそれを三人でケーキのようにわけて食べながら、ララは今朝見た夢を反芻していた。 先ほどアナウンスを受けて灰間が摘んできた薔薇が暖炉の上の小瓶で揺れている。

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#空想の街 #青の楽園 ゆうべ考えて眠ったせいか、五歳頃に迷子になったときの夢だった気がする。そしてなぜか灰間が出てきたような。たしかに実際に迷子になったとき、拾って港まで送り返してくれた人はいた。その人はもしかしたら緑みの強い髪をしていたかもしれない、しかし、灰間であるわけはない。

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#空想の街 #青の楽園 ララが五歳の頃、灰間もほぼ同じような子どもだったはずだ。 せんろのこともあって頭が少し混乱してしまっていたと自分で結論づけ、ララはハンバーグを一人で半分以上たいらげて人参スープを飲む。塩味だけではなく甘味も強く飲みやすい。せんろも白いパンをひたして食べている。

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#空想の街 #青の楽園 ――できなくはないんだよな、料理。 向かいに座り、布で唇を上品にこすっている灰間をじっとりねめつける。灰間の瞳はステンドグラスからの光をあびて蛍石のように淡く輝いていた。 「さて。食べたら口をゆすいで出掛けましょうね、そのあとのことはゆっくり決めるということで」

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#空想の街 #青の楽園 「せんろは海に行きたい！またお店とかも探そう」「海いいですねえ。閉じ籠っててこの街のことあまり知らないから、そろそろ研究したいな」勝手に行き先が決まってしまった。まあ、街から出たら森のほうへ進むつもりだったので、今のうちに海に行ってみるのもいいのかもしれない。

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#空想の街 #青の楽園 硬そうな海が広がっている。もう少し進行方向へ進めばいつもの港に到着するだろう。 海を見た灰間は突如一目散に走り出し、今度は前ぶれなく四つん這いになった。彼の目的は海ではなくそれよりも手前にある砂だったらしい。いや、植物か、虫か、それともなんだろう。

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#空想の街 #青の楽園 「流木ないですかね？あとで燃やして遊びましょう！流木は燃やすためにあると言っても過言ではないので」 灰間は何やらおかしいことを叫んでいる。かぶっていた布のどこかから小さな筒を取り出して、台の上に採取したものを載せ、必死になって筒を覗き込んでネジを回し始めた。

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#空想の街 #青の楽園 「はいま、なにそれ？」「携帯用の顕微鏡です、うーん、光が足りない。こっちかな」 「わたしも見たい」「順番ね」 波の前でそんな会話をしている二人を少々遠くから眺め、ララは目を細めた。海はララのふるさとのすぐ横にもある。 海は嫌いではない。ないが、潮は機械に悪い。

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#空想の街 #青の楽園 まったくの妄想だとわかっているのだが、潮で金属が劣化していくのを見ていると、自分の体も潮でどんどん錆びていく錯覚に陥るのだ。ララが時折見る悪夢のひとつに錆びる夢がある。 灰間はもううんともすんとも言わなくなって、今度はメモ帳に何か書き込んでいるようだった。

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#空想の街 #青の楽園 本人いわく待つのは好きなほうらしいのだが、さすがにくたびれてきたのか、灰間のうしろ、ララの手前あたりでせんろがしゃがんで貝をいじっている。 ララはせんろのその手を見る。あっという間に滅びる、ふつうの手に見える。 「なあせんろ、この街出たら次はどこ行くんだ」

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#空想の街 #青の楽園 まだ決めてない、と答えが返ってきた。何か考え事でもしているのかせんろもララを見ようとしない。なんとなく自分の気持ちを言い出すにはそのほうがいいような気がして、ララはなるべく肩から力を抜いて話し続けた。 「あのさ、考えてたんだけど。せんろ、俺と一緒に来ないか」

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#空想の街 #青の楽園 せんろは髪をなびかせ機敏に振り向いた。こうして見るともともとクールな顔つきをしているのがわかる、彼女は黒々とした瞳をララにまっすぐ向けている。驚きと戸惑いに染まった目だ。 ララはもう一度息を吸い込み、 「俺がお前をなおすよ」 と、そう言った。

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#空想の街 #青の楽園 せんろはというとここでようやく立ち上がり、えっ、とかすかな声をもらした。 冬の風に掻き消されそうになっているその驚きをつなぎ止めるようにもう一度声があがる、続きはしっかりとした訴えとなってララを包もうと手を伸ばしてくる。

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#空想の街 #青の楽園 「えっと、あの、ねえ、でもわたしロボットとかじゃないんだよ。ララは機械をいじるのが好きなんでしょ？　わたしは機械じゃない。データでもない。だからわたしのことはなおせないんじゃないかな。わたしは、だって、」 ――今だってにんげんだけど、わたしはそのつもりだけど。

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#空想の街 #青の楽園 「ちゃんとけがや病気で死ねるにんげんになりたいって、わたしはそう言ってるんだよ。わたしが何になりたいのかララにはちゃんとわかってる？　わたしが何言ってるかわかる？　ララにできるの？　つまり、わたしを、」 不自然に切れた言葉がそのあたりにはじけて散らばった。

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#空想の街 #青の楽園 「わかってる。俺は別にお前を機械扱いしてるんじゃない。今までの俺の知識が通用しないのもわかる。でも、お前『諦めない』んだろ？もう戻らないって決めたお前を手伝いたいんだ。俺ももう戻るつもりはないから」ララにもこの気持ちの説明がつかないが、今の言葉は嘘ではない。

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#空想の街 #青の楽園 せんろの首飾りとララのバイクのパーツにある「Blue Eden」、この連中と彼らに従う内部の人間の生き方にララはまったく賛成できず、理解不能で近寄るつもりはなかったからこそ、そこからせんろが身一つで飛び出してきたと聞いたときに不思議と目が開く思いになったのだ。

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#空想の街 #青の楽園 雨のあと夜の先に必ず来るもののような目の前の命に何か――今の思いを伝えるすべはないかどうか、そう、思った。生まれて初めての切実な思いだった。 そして今のララには、自分の生きていく理由しか、せんろに差し出せるものはない。

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#空想の街 #青の楽園 生きていきたい。生きる場所を自分で決めたい。自分の好きなように。望むように生きていくために死を手に入れたい、あったはずの自分自身を取り戻したい、そう願うことは何も不自然ではないのだろうとララは思う。 ララは滅びと共に生きている。

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#空想の街 #青の楽園 いつか崩れる機械に夢中になり、壊れては直そうと躍起になるのは、彼らの永遠性を信じているからではなく、いつか消えていくものだと、自分と同じように脆いものだと信頼しているからだ。せんろがその身に自然な滅びを宿したいと願うのならララにもできることがあるかもしれない。

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#空想の街 #青の楽園 せんろの隣にいてせんろがどうなるのか見ていたい。自分がどうなるのか知りたい。 ララのまじめな雰囲気を感じ取ったのか、せんろもまたどこまでも透き通った顔でやがて頷いた。 「わかった。わたし、ララについてく。ララを信じる。約束する」

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#空想の街 #青の楽園 ララは少しだけ頬を緩ませる。なんだかものものしいことになってしまったが、特に後悔をしているわけではない。なぜだかやたらと気恥ずかしいがこんな形で自分に相棒ができるのも面白い。せんろもララを見て少しだけ笑っている。影のように長い黒髪がふたつ海に尾をひいている。

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#空想の街 #青の楽園 「ララは旅がしたいんでしょう、わたしも外の世界をたくさん見たいから、まず最初にいろんなところに行こう。それでいろんな人に会って、ヒントを探そうよ」 「そうだな。俺も成長したいし。お前が言ってた命いじりの成功例とかいうのも見つかったら百人力だろうし」

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#空想の街 #青の楽園 「うん……」 なぜかそこでせんろは言いよどんで視線を宙に溶かしたが、ララはそれよりも灰間がおもむろに起き上がったことに気を取られた。丸い板の装飾をかすかに鳴らして灰間は布をたぐりよせ、その隙間にメモをしまいこみ、機嫌よさげに顕微鏡をせんろに見せている。

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#空想の街 #青の楽園 「修理屋か。よく考えましたね、いいと思いますよ」 灰間の反応はそれだけだった。 ついていくと言われてもララは困るが、これだけなのもなんとなく怖い。というより灰間はこの街で何をして生きていくつもりなのだろう？ララたちがここに来なければまた屋敷に閉じ籠るのだろうか。

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#空想の街 #青の楽園 「安全な寝床が恋しくなったらこの街に戻っていらっしゃいね。私はいつでもあの屋敷を貴方がたに提供するので」 流木は見つからなかったようだ。灰間の黄緑の髪が炎のように彼の笑顔を覆うのをなぜか見ていられず、ララはなんとなく顔を背ける。曇り空は雪よりも暗く見えた。

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さきほど天気予報士より連絡が入りました。本日１４時１０分ごろからソラクジラが南西から北西方向へ、二時間ほどかけて街の上空を横断するそうです。今回のソラクジラは雲の上を泳ぐようで、見上げれば雲にスクリーンの様に影がくっきりと写るのが見えるはずです。 #空想の街

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#空想の街 #青の楽園 「クジラ？」 「ソラクジラと聞こえましたが。ここからだとちょっと遠いですけど、ほら、影が見えますね。スケッチしとこう」 「どこ行くんだろうな」 「（この街に来られてよかったなー、あっちじゃ施設に軟禁状態だったもんな）」

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#空想の街 #青の楽園 「影だけでなく姿を目視で確認したいですね。何を餌にしてるんだろう……図鑑とかあるんでしょうか。生態の研究はどこまで進んでるんですかね？おっとお待ちなさい、鯨がいるんなら云々」 「たのしそうだな……」 「ゆうべのララみたいだよ」 「俺ぇ？もっと俺は大人しいって」

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本日は１５時から１７時まで時計塔広場で、おしることお漬物をお配りします。じんわりと体の内側からあたためてくれるおしること、さっぱり爽やかな冬野菜のお漬物。冬の醍醐味を味わいに、近くに来た方はぜひお立寄り下さい。　#空想の街

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@gp_c_ 昨日のように中央区でおやつをもらおうと歩いていると急にせんろがかけだした。先にベンチがある。どうやら誰かが横になっているらしい。ララは灰間と目配せをしてせんろを追った。 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 「お姉さん、大丈夫？」大荷物を従えた女性だ。体調がよくないのかもしれない。

はなまめ @gp_c_

@nowhereao 「.......ﾌｺﾞｯ、あ？あっ大丈夫です通報はかんべ」あーもうひばりさん、あのまま気持ちよくて寝てしまったみたい。「(2回目)」こらこら、顔から出てますよ。 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 「いやっ、起こしてくれてありがと.......別に倒れてるとかじゃなくて。あっ信じられてない？」

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@gp_c_ 「信じる。平気ならいいんだ。あのね、わたしも昨日お姉さんみたいに倒れてたから、なんか同じだなって。お外でお昼寝ってわくわくするよね」せんろが無邪気に女性に微笑む。女性も中々に愉快なひとのようだ。 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 灰間が頭をさげる。「すみません、起こしてしまって」

はなまめ @gp_c_

@nowhereao 「いやこちらもお恥ずかしい所をお見せして、皆さんはお出かけですか？」はぐらかそうと必死ですね。「あたしも久しぶりの街でついはしゃいじゃいまして、まーむっかしの体力有り余ってるつもりでいたらいけないいけない」ぐぐーっと伸びをして立ち上がる。 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園

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@gp_c_ 「役所の前でおやつもらえるんだって。それで行ってみようかと思ったの。お姉さんも行ってみたら？」金髪で冬らしくぽわぽわの女性に、せんろはそっと打ち明ける。 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 「寒いところで寝てたから体が冷えてると思う。気をつけてね」

はなまめ @gp_c_

@nowhereao 「へー、そんなんやってるの？じゃあ良ければ目的地までご一緒していいかな？」丁度空腹も限界なので、ちゃっかりついて行くことにしましたね。「そちらのお兄さんが良ければだけど」 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 トランクを押して歩くとガラガラ大きい音がします。「皆さん街にお住みの方？」

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@gp_c_ 突然ララたちにも話をふられたが特に反対する理由もない。トランクの音を供にして、三人で冬の道をのんびり歩くことにした。 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 灰間が女性に答える。「街住まいは私だけです。この二人は修理屋をしながら世界をめぐるんだそうで、まあ旅の二人組ですよ。貴女は？」

はなまめ @gp_c_

@nowhereao 「んー住んでるけどこうしてお出かけするのは初めて、ってくらいかなー」 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 トランクに腰掛けたままガラガラと足で蹴り出し、不精をしています。「街は長いんだけどそれじゃあ住んでる意味がないよねー、そのうちお引越しして西区に移るんだけど、お兄さんはどこ住み？」

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@gp_c_ トランクに乗りたそうなせんろ、車輪を見ているララに気づいていたが、今は相手にせずに灰間はトキ橋の方向を示した。「ここからすぐそこです。中央区の南西」 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 「ご近所とまでいかないですが、貴女の新生活が明るいものであるよう祈っていますよ。そうだ、」→

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@nowhereao @gp_c_ →灰間は懐から小瓶を取り出して女性に渡す。「寝起きの体にいきなりの食事はつらいかもしれません。よかったらおやつに」 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 エンプティ・ローズと一緒に閉じ込めた氷砂糖は、その薔薇の特性に影響され、女性の一番安心する香りになっているはずだ。

はなまめ @gp_c_

@nowhereao 「おっ、ありがとうございます！栄養ドリンクかな？味見していい？」手渡された小瓶を受け取って、返す手で封を切って開けます。かぽっと広がった香りは？「.......し、じみの味噌汁.......、.......後で、いただきます」 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 →

はなまめ @gp_c_

@nowhereao →そっと丁重に小瓶の蓋をしめて、トランクの外ポケットに、しまう。ちゃんと食べるんですよ、ひばりさん。 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 「...なんかお礼しなきゃだねー、あっ、トランク乗らない？」ひばりさんが乗るくらいなので女の子なら余裕で安全、ガタガタが嫌でないなら結構楽しいものです。

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@gp_c_ 「いいの！？」ぱっと咲いた笑顔でせんろが女性のトランクを借りた。女性は気前よく頷いている。「おおお、なかなかゆれる」見ていたララがせんろ用の乗り物を考えたのはまた別の話だ。 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 広場はだいぶ混んでいる。せんろは女性に「ありがと、またね」と耳打ちした。

はなまめ @gp_c_

@nowhereao 女の子乗せのトランクを転がすひばりさん、結構楽しんでて満足。「いえぇぇい！あたしも台車乗るの大好きだったなー」 #巣烏記 #空想の街 #青の楽園 「お、混んでる。ここまでね」女の子を下ろして。「あ、さっき言うの忘れてたけど言わなきゃだこれ。南区坂之上オトトイ食をご贔屓に！定食屋よ！」