東京都港区で出土した鉄道黎明期の遺構「高輪築堤」が、佐賀県立博物館(佐賀市)の敷地内に再現されたので紹介する。

10月14日は新橋~横浜に日本初の鉄道が開業した日を記念して「鉄道の日」。特に今年(2022年)は1872・M5年の開業から150年の節目の年だ。ということで私もネタをひとつ。同区間の遺構 #高輪築堤 の石材を用いて #佐賀 市に築堤が再現されている。 pic.twitter.com/H8s9fDML2I
2022-10-14 23:27:15

場所は #佐賀県立博物館 の裏で、東京都港区の高輪築堤発掘現場から石材の一部を移築して2022・R4年に設置された。 pic.twitter.com/xE83G80YuX
2022-10-14 23:28:00

ただし、正確な復原ではなく、それっぽく模した再現である点に注意してほしい。現地説明板にも「再現展示」と記している。 pic.twitter.com/6xUXmcLMp0
2022-10-14 23:29:59

断面図(佐賀県立博物館)によると、実際の高輪築堤は両側で法面の形状が異なるが、佐賀市の再現モデルは両側とも海側の法面を模している。 pic.twitter.com/ODXKIH3D0J
2022-10-14 23:31:57


手前から高輪築堤の再現、佐賀県立博物館と美術館の渡り廊下、佐賀県立博物館。 pic.twitter.com/FarIaCRXwH
2022-10-14 23:34:52

鉄道が開業した初期に使われていた双頭レールの軌道が、チェアと呼ばれる締結装置も含めて再現されている。これは出土品ではなくてこのために製作したのだろう。 pic.twitter.com/TnGL3DI9ML
2022-10-14 23:43:18



ところでなぜ佐賀市に高輪築堤が再現されたかというと、当時鉄道事業を推進した大隈重信が今の佐賀市出身だから。佐賀は幕末維新期の郷土の偉人の顕彰に熱心で、その一環というわけ。写真は佐賀県立博物館の展示。 pic.twitter.com/s3u1L4T9Zv
2022-10-14 23:48:04

