SFマガジン 2021年 10月号 amazon.co.jp/dp/B09BY81M1D/… @amazonJPから
2021-08-25 12:36:06従属人間くん確かにいままでの印象でいえば「従属人間だな」であり今回印象が追加されるとすれば「けっこう雑」かも
2021-08-25 12:41:56時々おもうんだけどカレイド、なんというか…彼が中枢の側にいられるのはあまりに彼が…なんというか、可能性に対して鈍いからなのかなというような気がしてきた #怒らない
2020-08-21 01:08:35従属人間くんをいくら「起点」にしても従属しかできないのをじっくり読まされてしまってそれはそれでしんどいな 元気出せよ
2021-08-25 12:53:57なに人間になるにせよ次回は「彼」がほぼ確で、つまり彼をサマミヤ氏が描くことになるの?なんだと???????????
2021-08-25 13:00:41タがでんせつの合成人間戦士みたいな…製造人間スピンオフでタのお話やってくれないかな~今回の扱いでこれ絶対かどちんノリノリで書いてくれるキャラだ…という濃厚な気配を感じた(個人の意見)
2021-08-25 13:08:58なんか「タなどじつは存在しなかった」みたいなやつでも…なんか…なんかタ周辺にめちゃくちゃかどちんのツボがある気がするんだよな
2021-08-25 13:10:23多少読んだ方も出てきたのでやんわり気になったこと ちっちゃかったから見えなかったとかそういうこと?
2021-08-25 19:31:58雑に印象つけくわえると、(従属人間くんがそういう性質の人間だからこそだろうと思うとはいえ)彼の上司くん塩すぎて残酷だな…酸素鏡ではあんなにほのぼのおこさまやヒーローをからかったりしてんのに
2021-08-25 22:39:25人の考察読んでから「声」のシーンの描写読み直すと丁寧な物ボケみたいな味わいがあって良い…なんども読み返したくなるいいシーンだな 従属人間くんも一歩、踏み出せる可能性も…?
2021-08-26 00:18:47わたし、ヒノオくんが最後に従属人間くんに掛けた言葉に超笑顔になってしまったんですよね ヒノオとムビョウの関係性、なかなか他者にはわかりにくく面白いんだよね…
2021-08-26 12:17:23こんなこと言ってましたね twitter.com/achira_dochira…
2021-08-26 19:01:37前作からだけどブギーのメインキャラが続くのか せっかくの新シリーズがちょっともったいない気もする ストーリー展開とかは無さそうなシリーズだけどさ #最強
2016-11-11 22:56:01どうなるのかな twitter.com/achira_dochira…
2021-08-26 19:05:43それにしても製造人間シリーズは妙に「既出の情報、エピソード」にたいしてふわふわしたズレみたいなものを感じることがあるけど、まさかそれこそヒノオ君の根幹だったりしないよね なんというか能力がどうのじゃなくて、いま書きたいことのための世界を再構築する、その中心としてのヒノオ君 #憎悪
2020-05-25 23:17:38解説欄
毎回、冒頭の解説欄を楽しみにしています。今回も、特に「従属人間と無能人間、二人だけの空間に〝こだまする〟対話」という一文に「ファン向けの言葉遊びが入っているな~~~~」とほくほくさせられていました。──そう思っていたのである。
カレイドスコープ
これまで何度も統和機構のナンバー2、<中枢>の片腕というような(本人の主観によらない)立場を説明されていたカレイド=従属人間。「とはいえオキシジェンとかいう<中枢>が全然表に出ないからカレイドの存在感が無闇に強まっちゃってるわけなんですけど」な一文にも表されるようにシリーズにおいてだいたい一番苦労してる人の印象。
彼を合成人間にした人物こそウトセラ。カレイドにとって数少ない特別な存在の一人。そしてウトセラは前回突然の逆ギレを経て遁走してしまっている。
──そう、だいたいいつもカレイドはたった一人の上司を慮りながらろくな説明も指示もないままあわあわ対応をさせられるキャラクターです。皆さんご存じですね(「最強人間」の件でも記憶に新しいかと思います)。今回もそんな素敵な開幕です。特に今回は彼の思考をじっくりと追うことができるのでより可哀想でニコニコしてしまえる仕様です。
エコーズ
いきなりだな!!!!!!
統和機構の最機密といえば<エコーズ>ですし、カレイドは機構のナンバー2をさせられているわけなので彼のエピソードに登場してもおかしいことは何もないんですが、そら驚くわ。そこからヌルっとロストメビウスの件やマンティコア・ショックの件にも言及が。特にタルカス(と思われる)によってマンティコアの処分に成功したらしい、の下りは興味深いところです。
各作品を読んでいるとこのあたりの情報にぐらぐら来るんですが、そんなものを出してきてまでカレイドがまるで<エコーズ>と同様に組織に対して受け身であり主体性がなくて、意図のわからない上司の思惑に勝手に翻弄されている存在ですよ…という話をしている構造は読んでいてほんとうに辛い。オキシジェンそういところだぞ。
そのカレイドと<エコーズ>とを分けている「何か」が、ウトセラが初めて会ったカレイドにかけた言葉(暴言)なのかもしれない。でもそれはカレイドが機構に所属していいという部分の肯定でしかない。彼は今までも確かに「機構に所属している・オキシジェンの直属の部下」の先の部分を持たないキャラクターとして書かれていたように思います。
ヒノオもまたその<エコーズ>に似ている──カレイドはその印象を持つわけで。
ところでここまで最悪上司のオキシジェンですが、ソウルドロップシリーズの奈緒瀬のお兄ちゃん(時雄さん?)もまあまあ同系統の最悪上司なんですが、彼の方がまだわかりやすい意思を持っている最悪上司かなという気がします。
リミット
カレイドが不用意に雨宮姉妹の前で能力を使用した結果、統和機構最高機密の存在をリミットに漏らしてしまうことになってしまいました。カレイドは最強さんであっても戦闘狂ではないのでとても迂闊。そんな迂闊を踏んでまでヒノオからウトセラのことを探ろうとしたのかと思うと、そういうところがとてもかわいいですね。上司も「そういうものだ」とか思ってると思うのでくよくよしないで欲しいですね。
能力面でカレイドと「似ている」リミット、しかし彼女は統和機構を利用はしても依存して収まるような性質では全くなく。その先はご存じの通り…かもしれないけれどそうでないかもしれない。
ヒノオ
今回の状況をヒノオがどう感じて何を思っているのか。雨宮姉妹の言葉やモロボの話題にすら無反応の彼が、ウトセラの事を尋ねられ、尋ね返す。するとカレイドがウトセラのことをめちゃくちゃ話してしまう──。
ウトセラについて話している時だけ、「統和機構のナンバー2」でもなく「<中枢>の代行者」でもなく、実はカレイドスコープ自身の認識の話をしていたことをヒノオによって自覚させられるカレイド。ここまでの登場人物でヒノオくんに一番翻弄されてて読んでて笑顔になってしまいますね~~~。
(オキシジェンと出会う前から、私は、彼によってこの世界にいてもいいという〝保証〟をされていたのだ──)
カレイドにとって、オキシジェンという人物は個人である前に「彼の存在理由である統和機構」の<中枢>であるという認識であり、そしてその存在理由はウトセラに保証してもらったものであるという構造から始まっている──そう考えると、オキシジェンに指示を求める=存在理由を肯定してもらおうとするカレイドに対してオキシジェンがずっと「…………」で返していると思うと…感情が乱れますね。
そしてカレイドもまたヒノオくんに世界の支配者を感じ取ってしまうわけです。だいたいこういうのは上遠野作品においては特に「感じ取った側」の問題のところが大きいと思われるんですけど、もういっそヴァルプやらなんやらで分岐した世界の「もう一人の」柊くんとかでもいいんだよヒノオくん。
博士のような声
初読時はリスキィがちっちゃすぎて見えなかったのかなーとか言っておりましたが。「……そう、無知な学生が、経験豊かな〝博士〟にどうしてもわからなかった問題を丁寧に説明してもらって──」の部分、お前実はもうそれ知ってて言ってないかカレイド?感がものすごいですね。まさかここで彼女(?)が登場してくるだなんて想定外で。このシリーズどうなって行くんだろう……!
ユージン
うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まとめ
カレイドが何度も息苦しさを感じて喉元に手をやったりウトセラのことを指摘されてものすごい形相になったりエコーズの事を尋ねられてぶんぶんと頭を振ったり、カレイド2000%っていう感じでしたね。いつか次の<中枢>が現れて、はじめて彼は統和機構の存在にすがるだけの存在ではなくなるのかもしれない。
でもその前に、いまの面倒ばかり押しつける<中枢>と彼との関係性だって、彼に自覚がないだけで、彼が思ってるほど特別に意味がないものではないと思うんですけどね。
しかし、どうして姿を現してくださらないのですか、オキシジェン……に、〝それってつまり、お前がしたいようにしろっていう事だとおもうんだけど?〟って例の声に呆れながら言われたら。あるいはオキシジェンにため息をつきながらかわいい嫌みのひとつでと言われたら、カレイドくんがどんな顔をするか……、いつかどこかで見てみたいですね。