緑の人・加藤AZUKI氏による、令和3(2021)年6月時点の対COVID-19ワクチン忌避者の特徴分析

加藤AZUKI @azukiglg

現時点で反ワクチンというか、「ワクチン接種忌避者」は、 a)アナフィラキシーの可能性が高いことが事前に分かっている（既往投薬との関係、アレルギーなど） b)ワクチンの効能について疑問がある（ゼロリスクの確信がない） c)今まで何もしなくても何も起きなかったから何もしない d)ちゅうしゃこわい

加藤AZUKI @azukiglg

(a)は、「当人が打ちたいという意志があっても、打【て】ない人」で、 (b)は、当人が身体的に問題がないが、「信念として打ち【たく】ない人」で、 (c)は、「何もしないことが正解」という信念/成功体験がある人で、 (d)は、打たなくても済むための漠然とした理由として針への恐怖心を最優先する人

加藤AZUKI @azukiglg

さらに、(b)には、 b-1)エビデンスを検討した結果、疑いを持った人 b-2)自分の気持ちに好都合なエビデンスを見つけられないことで疑いが深まった人 b-3)(c)を含む成功体験として「消極的に何もしなくても何も起きなかった」を信じて、積極的に何もしたくない人 b-4)その他 とかいそう。

加藤AZUKI @azukiglg

(b-1/2)の人は、「自分の不安が的中するエビデンス」は採用し、「自分の不安を払拭するエビデンス」は無視する傾向があるのでは、という気がする。 人は見たいものしか見ない、というアレ。

加藤AZUKI @azukiglg

「インフルエンザワクチンは問題ないが、コロナワクチンは問題がある」という主張を精査すると、なんか色々ありそう。

加藤AZUKI @azukiglg

1)「接種回数（母数）」に対する「死亡例/死亡率」で単純比較しているケース 2)「インフルエンザワクチン（生ワクチン/不活化ワクチン）は実績があるが、コロナワクチン（mRNAワクチン）は実績がないから信用できない」とするケース 3)ゼロリスクではないものは否定する潔癖症 とか。

加藤AZUKI @azukiglg

(3)は震災に伴う原発事故での「ゼロベクレル」主義者とかと通じるもので、日本の風土病というか気候風土に根ざしたフォビアの一種なのでは、とは思う。潔癖症の一種。「絶対に信頼できるもの以外は信頼しない」というのは、絶対を誰も保証できないから、何も信じないというのと同じだし。

加藤AZUKI @azukiglg

(2)は、「成功体験の蓄積」を信頼していて、機序に踏みこまないで実績だけ見る考え方としては間違っちゃないんだろうけど、「新薬、新治療法が出てきても頑として昔から飲んでる漢方薬で癌を治そうとする人」みたいなもんで、やはりこれも「固陋」なアレと言えなくもないのかもしれない。

加藤AZUKI @azukiglg

(1)については、2019/20年のインフルエンザワクチンの供給（確保数）と使用量について捜してみた。平成18年辺りから供給量は2500～3380万本の間あたり（H24-26頃をピークとしてその後は供給量は減少）、使用量はほぼ2500万本あたりで横這い。 mhlw.go.jp/content/109060… (PDF-P4)

加藤AZUKI @azukiglg

「インフルエンザワクチンはセーフだが、コロナワクチンおまえは駄目だ」と主張する人は、 1)mRNAワクチンの機序に対する無理解があるケース 2)ワクチンに関するアナウンスについて、厚労省のサイトに行かず自民党の発表を待とうとするケース があるような気はする。

加藤AZUKI @azukiglg

(1)はリリースを捜す能力（時間的余暇）の有無の差が出るのかもしれない。或いは、成功体験（この場合、不活化ワクチンなどインフルエンザワクチンなどでの先行事例を不可侵の聖なる実績と縋ってしまいがい）への拘泥とか。

加藤AZUKI @azukiglg

或いは、「そもそも認めたくないのだから、認めざるを得ないエビデンスは意識の外に追いだしてる」とかはあるかしれない。こうなると目の前にあっても「見えない」し、捜さないし、見つけても「ゼロリスクではない」を理由に受け付けない、てなる。

加藤AZUKI @azukiglg

mRNAワクチンのメカニズムについて学びたくないから聞き入れない、とかの類はもうどうにもならない。

加藤AZUKI @azukiglg

(2)ワクチンに関するアナウンスで、厚労省のサイトを見ないのは『厚労省への不信』があるからで、自民や政府からのアナウンスを待とうとするのは、「奴らの言うことなら、検証するまでもなく全否定して良い」と考えているからなのでは？って気はするな。

加藤AZUKI @azukiglg

同様に、「ワクチン接種に肯定的な専門家、医師、論文、報道」などについて、ワクチン接種に否定的な人は「見もしない」。 「守るべき自説（ワクチン忌避を肯定するエビデンスに基づく）」を揺らがしてしまうものは、視界にすら入れない、みたいな。

加藤AZUKI @azukiglg

ここらへんは「喩え感染していてもPCR検査を受けて診断が確定されなければコロナに罹ったことにはならない！」と宣言してる人達の言動に、その端緒が表れてるような気がせんではない。 「観測されないもの」「顕在化しないもの」は、発見されていないのだから「ないのと同じ」というシュレディンガー

加藤AZUKI @azukiglg

自説に不都合なエビデンスについても、「発見して視界に入れ内容を検討する機会がある」と反論が難しくなるから、「自説に不都合なエビデンスは存在しない（見ないふりをする、見に行かない、中身を読まない、存在に気づかないふりをする）」とするしかなくなるのでは。

加藤AZUKI @azukiglg

接種推進派にだって「不都合なエビデンス」はないことはないんだろうけど、それらは、 「支持している人が多いか少ないか」 「リスクを数値で比較したとき、【何もしない正解】とどちらがリスクが大きいか」 を数字やらグラフで比較して検討してマシなほうを選ぶ、とかになる。

加藤AZUKI @azukiglg

「医療関係者で反ワクチンの人」とかは、「bioに医療関係を匂わせてない門外漢」にマウント取りにいったり、「bioに医療関係を匂わせている専門家」を罵倒して門外漢呼ばわりしたりとかしてるのちょいちょい見かけるけど、あれは「成功体験と直感」守りたいとかそういうのの現れなのでは？と邪推してる

加藤AZUKI @azukiglg

これ、高齢者とか守備分野での成功者とかその道の専門家とかが、「半可通の俄に比べれば、自分は成功体験がある」という自負を持っていて、その結果、「それまでの蓄積にはなかった新しい方法」とかに対して【勉強不足で乗り遅れている】ことを認めたくなくて、新しい方法を拒否する、みたいな。

加藤AZUKI @azukiglg

「今まで癌になったことはなく、日頃飲んでた漢方薬のお陰だから、今までと同じやり方で自分にネガティブな問題は起きないし、新しい方法など試したらそのせいで返って身体を悪くするのでは」 みたいな。

加藤AZUKI @azukiglg

この手の話しはどうにもジョブズを思い出しちゃって駄目だな。

加藤AZUKI @azukiglg

人の暮らしは「選択の繰り返し」で、破滅せずに生存できてて何らかの分野を納め一角の存在になってる自負がある人ほど、自分の半生を否定したくはないから固陋になるし、新しいものをイチから学び直して【学生からやり直す】なんてのは地位が、実績があるほど耐えられない、とか。

加藤AZUKI @azukiglg

「自分のやり方に固執して若い奴の話なんか聞きゃしない」 という辺り、リタイアした老人の抱える闇と、エビデンスの検討を拒絶する人ってのは、相通じるものがあるのかもだ。