ノルディカハッセのあり方に物申したいねんへし長男と三男は、ノルディカハッセ委員会へ向かうことにするが…?
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そち @bermsk

ある日のことだった。 ねんへし長男と三男は、ノルディカハッセについて思うところを、ノルディカハッセの一員である次男に訴えていた。 長男「ノルディカハッセってさ、幸運の使いなんだろ?」 三男「でもおれたち心を乱されることが多いんだけど」 pic.twitter.com/aedmq1DU53

2021-04-14 20:57:23
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ハッセ(次男)「でも最終的には幸せそうににっこり笑ってるからいいじゃん」 長男「でもこう…終始ほっこり気分で幸せな気持ちに浸りたいわけ」 三男「そーだよ北欧雑貨っぽいかわいらしい感じでさー」 pic.twitter.com/BiNfcRsrPC

2021-04-14 21:01:47
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ハッセ「えー…じゃあノルディカハッセ委員会に訴えに行く?」 三男「えっ。デンマークに行けるの?」 長男「そうしよう。旅行も兼ねて、次男がお世話になっている礼も言わないとね。」 長男と三男は不機嫌顔から一転してご機嫌さんになった。 pic.twitter.com/Go98StYHQ1

2021-04-14 21:16:56
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「じゃあアポを取るからちょっと待っとれ」 ハッセはそう言うと長男と三男に背を向けて帽子をピンと立てた。 微かに通信音のような音が聞こえている気がする。 三男「あれで連絡取ってるのか?」 長男「さあ…?」 pic.twitter.com/pEC2G5Kuu3

2021-04-14 21:33:23
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しばらくして 「よし」 そう言ってハッセはくるりと振り返った。 長男「今のは連絡してたのか?」 ハッセ「そうだ。ノルディカ通信という。ノルディカウェーブという、ノルディカハッセにしか使えない電波を使って連絡を取るんだ。」 三男「何でもかんでもノルディカなんだな」 pic.twitter.com/ID5Cbr19li

2021-04-14 21:37:18
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ハッセ「さあ、ノルディカハッセ委員会に遊びに行こう!」 長男「お~!」 三男「いえ~い!」 その時だった。 「ちょっと待てい」 ねんへし三兄弟を呼び止める声がした。 pic.twitter.com/O3pTemo9L8

2021-04-18 18:54:14
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ねんへし三兄弟が声のした方を振り向くと、こえへしとねん燭が立っていた。 こえへし「お前たち、どこへ行く。これからへしーむとこえへしはへしフェスの打ち合わせがあるだろうが。」 三男「えっ」 長男「今日はオフだったはずじゃ…」 こえへし「リスケになって今日になったでしょうが。」 pic.twitter.com/rdUA5bZCej

2021-04-18 19:01:02
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三男「誰だよ利助って💢お前のおじいさんか?」 こえへし「んなわけあるか。リスケジュールだ。とにかくもう時間だから移動するぞ。」 長男「え~せっかくのデンマークに行けるチャンスが~」 こえへし「働かないとデンマークにも行けんだろうが。つべこべ言わずに行くぞ。」 pic.twitter.com/g6MtbRKovR

2021-04-18 19:15:20
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三男「うえ~ん、ハッセえもん何とかして~」 ハッセ「デンマークにはノルディカゲートを使えばいつでも行けるけど、ノルディカハッセ委員会にはなかなか行けるものではない… そうだ、代わりの者に行ってもらおう」 pic.twitter.com/2KevAf4rAq

2021-04-18 19:45:09
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「Come on cotton Heshi tribe!」 ハッセがそう叫ぶと、スワへしともちべが突然その場に転がり現れた。 スワへし「いてっ」 もちべ「何だよ急に~」 pic.twitter.com/9HX46vMmmz

2021-04-18 21:06:01
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ハッセ「おまえたちに頼みがあるんだ。おれたちねんへしに代わってデンマークのノルディカハッセ委員会に行って、長男と三男の訴えを伝えてほしいんだ。」 スワへし「え-、でもおれたちハッセに何の不満もないし」 もちべ「ノルディカ通信とやらで伝えたらいいじゃん」 pic.twitter.com/rDyN8dVLHO

2021-04-18 21:24:38
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長男「直接伝えたいの!」 スワへし「昔の営業職みたいなこと言ってるな…」 ハッセ「頼む。帰りにア○デ○センのパンを無料でたくさん買える権利が与えられるから」 もちべ「行く」 ということでねんへしたちの代わりに、スワへしともちべがノルディカハッセ委員会に行くことになったのだった。 pic.twitter.com/k4ct4AGMMI

2021-04-18 21:30:40
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綿へしたちは支度を済ませ、ノルディカハッセ委員会への入口・ノルディカゲートの前へ向かった。 ノルディカハッセは自分の帽子をもちべに被せた。 ハッセ「この帽子がノルディカハッセ委員会へのパスになる。ノルディカパスだ。」 ねんへし長男「またノルディカ…」 pic.twitter.com/8uqnQL7rjI

2021-04-29 15:53:01
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スワへし「それでは行ってくる」 ねんへしたち「「「行ってらっしゃ~い」」」 スワへしともちべはノルディカゲートをくぐり、ノルディカハッセ委員会へと向かった。 pic.twitter.com/0VNwTSXheW

2021-04-29 15:57:33
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ノルディカゲートを抜けると、ひとりのノルディカハッセらしきねんへしが立っていた。 ノルディカハッセ「Hej,ノルディカハッセ委員会へようこそ!おれはノルディカハッセ。お前たちを案内するぞ。さあ行こう。」 pic.twitter.com/IJXK1eBXk8

2021-04-29 16:18:29
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「ノルディカハッセって個へしの識別のために皆別名を持っているんだろう?お前は何て呼ばれているんだ?」 もちべはノルディカハッセへ訊ねた。 「おれは俳優としても活躍しているから、ノルディカ・ハッセーと呼ばれているぞ」 スワへし「ハッセーといえば…うちの次男の同級生じゃないか」 pic.twitter.com/7YDG7o9EfR

2021-04-29 16:37:41
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「そう、ノルディカハッセ専門学校時代の同級生だ。音楽家として活躍しているノルディカ・ハセイと共にノルディカ三ねんへしと呼ばれていたぞ。」 ハッセーは誇らしげに答えた。 もちべ「うちの次男は何て呼ばれてるんだ?」 ハッセー「あいつはダンスが得意だから、ノルディカ・Dと呼ばれている」 pic.twitter.com/LMM4jvFrj4

2021-04-29 16:59:01
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スワへし「イニシャルD…!」 もちべ「長谷部とうふ店…!」 その別名の格好よさに綿へしは大変ときめいた。 ハッセー「本ねんへしもそう言って喜んでたよ。さあ、委員長のお部屋へ着くぞ。」 pic.twitter.com/C8sedbmR5z

2021-04-29 17:07:09
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一行は委員長のお部屋のドアをノックして中へ入った。 ハッセー「委員長、お客さまをお連れしましたよ」 お部屋の奥に座って新聞を読んでいたノルディカハッセがこちらへ顔を向けた。 彼がノルディカハッセ委員会の委員長のようだ。 pic.twitter.com/WwTkE0BAUU

2021-05-04 22:56:30
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「ノルディカハッセ委員会へようこそ。おれがノルディカハッセの祖、委員長だよ」 ノルディカハッセ委員会の委員長はこちらへ近付きながら気さくに語りかけた。 ハッセー「こちらはDの本丸の皆さんです」 スワへし「スワへしです」 もちべ「もちべと申します」 pic.twitter.com/AsauwpwPHS

2021-05-09 16:12:31
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委員長「綿へしはかわいいね。世界の半分をあげようね」 スワへし「えっ」 もちべ「いや管理が大変だからちょっと…」 ハッセー「ふふふ。大丈夫だ。ノルディカジョークだから」 委員長「そうだよ。気にしないで。ところで今日はどうしたんだ?」 pic.twitter.com/Go5uVMlYY8

2021-05-09 16:16:41
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スワへし「うちのねんへし長男と三男がノルディカハッセの言動に一喜一憂して心を乱されているので、もう少しほっこりした感じにして欲しいそうです。」 もちべ「うちのねんへしたちは、あるじの単細胞スピリットを色濃く受け継いでいるので優しくしたってください。」 pic.twitter.com/I4mkwg1Itv

2021-05-16 20:59:10
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「そうか。それはすまなかったね。ノルディカジョークはハッセの大事な要素のひとつ。これからはノルディカジョークは臨機応変に使うようにするね。」 委員長はそう約束してくれた。 「せっかくだから、委員会を見学していってね。また会おうね。」 そうして綿へしは委員長のお部屋を退出した。 pic.twitter.com/UMRnLM2z0Y

2021-05-16 21:10:52
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綿へしはハッセーの案内で委員会の様々なお部屋を見学した。 あるお部屋では帽子を一様にピンと立てたハッセたちが立っていた。 スワへし「あれは何を?」 ハッセー「ここはノルディカセンター。サンタ帽とねんへしがいる本丸の気配をキャッチしてノルディカハッセの派遣を決める所だよ。」 pic.twitter.com/FWzSEEYi40

2021-05-16 21:19:35
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次に案内された部屋では、ノルディカハッセが横たわっていた。 ハッセー曰く、何か自由な部屋だという。 もちべ「生きてますよね?」 すると突然横たわっていたハッセがくるりと寝返りをうってこちらを見た。 スワへし「ギャッ」 ハッセ「あれ、Dの本丸の綿へしたち。久し振りだね。」 pic.twitter.com/9AeXsTj7ok

2021-06-06 22:36:35
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そち @bermsk

ハッセー「何だハセセンじゃん。」 寝ていたハッセは、ねんへし次男をノルディカハッセへの道へ導いたベテランハッセ・通称ノルディカハセセンだった。 ハセセン「本丸のみんなは元気?」 もちべ「元気過ぎて何やかんやあっておれたちがこちらに遊びに行くことになりました」 pic.twitter.com/0vb8LTYMbT

2021-06-06 22:46:57
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そち @bermsk

ハセセンは綿へしからことの経緯を聞いた。 ハセセン「そうか~、ねんへしたちはほっこりな感じをお望みか~はっはっは」 その時、どこかから声が聞こえてきた。 ???「フフフ…ほっこりしたいか」 pic.twitter.com/WKdyjdpf1v

2021-06-20 10:43:34
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そち @bermsk

???「とうっ!!」 その瞬間何かがハッセたちと綿へしたちの元にすごい勢いで飛び込んできた。 その勢いのあまりスワへしはひっくり返ってしまった。 ハセセン「お前は…」 pic.twitter.com/Dy8JdN2xfz

2021-06-20 10:51:45
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???「ほっこりしたいなら、長谷部界の丸い癒し・このもちプチまるっこ長谷部こと、おまうを本丸に迎えるといい」 おまうはドヤリングフェイスで綿へしに告げた。 スワへし「ええ…?」 綿へしはぐいぐい来るおまうに圧され気味だった。 おまう「ほれ、おれをもちもちしてみろ。癒されるぞ。」 pic.twitter.com/uhJZEesT6A

2021-06-20 11:07:48
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そち @bermsk

もちべ「あっほんとだ~軽くてもちもち~」 スワへし「癒される…」 綿へしと、ついでにハッセたちもおまうをもちもちさせてもらった。 ハセセン「お前たちさえよければ、このおまうを本丸の仲間に加えてやってはくれないか。お前たちの本丸のあるじも癒しを欲してると、Dから聞いていたし。」 pic.twitter.com/ouLbMMLAPT

2021-06-20 11:31:59
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そち @bermsk

もちべ「まぁあるじがお望みなら…」 スワへし「癒しが増えるのは良いことだしね」 こうしておまうは新たな本丸の仲間となった。 「おれはほっこり要素も持ち合わせてるぞ。おれはノルウェーの森出身なんだ。」 おまうはまたドヤ顔で告げた。 「何か文学的…」 綿へしはほんの少し感動した。 pic.twitter.com/rXXrCG02AC

2021-06-20 11:54:03
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ハッセー「こいつはへしの森ノルウェー支部でピーキーにチューンナップしたセグウェイで獣道を日々攻めていたんで、森の皆さんからクレームを受けてな、ノルウェーでファッションデザイナーをしているハッセであるノルディカホウセイがこいつを捕まえて委員会に連れてきたんだ」 綿へし「「…」」 pic.twitter.com/QbaBVxDdXS

2021-06-20 12:28:51
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そち @bermsk

「言うたら『セグウェイの森』ってね。どうだ、小説や映画にぴったりだろ」 おまうはドヤリングフェイスで言った。 もちべ「癒し要素が皆無じゃないか」 スワへし「何か情報が多すぎて何が何だか」 綿へしはノルウェーの森という響きに感動したことを後悔した。 pic.twitter.com/in2J4jW26E

2021-06-20 12:34:24
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そち @bermsk

そうして綿へしたちはおまうを伴ってノルディカハッセ委員会を後にした。 この破天荒なおまうとねんへし兄弟が争いを繰り広げなければいいけど、いやきっと繰り広げるに違いない―。 綿へしは考えるのを止めて、ハッセたちにもらったア○デ○センの無料券を握りしめてパンを買いに向かった。 〈終〉 pic.twitter.com/2gsrqqnpfT

2021-06-20 16:16:45
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まとめたひと
そち @bermsk

成人済/燭へし、右へし/審神者とトレーナー/日常、食べ物、色んな立体 /プロフィール無記入はブロックします