#読了 記録〈2023年上半期〉@umaigos

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#76『グランドマンション』折原一 「いろいろ起こってくれるよなあ、このマンション」 騒音問題、ストーカー、オレオレ詐欺、空き巣、密室殺人、不審者…７連作で味わう住人達のトラブルの数々。どの部屋にもあっと驚く趣向がギッシリ、おまけに人生の哀愁まで。ミステリって、いいもんだな。 #読了 pic.twitter.com/Qt5wTPS5dI

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#75『フォトミステリー』道尾秀介 何の変哲もない写真が、道尾マジックでミステリに50変化！見事で面白いが…短すぎて『いけない』シリーズの様なカタストロフィには届かない。一人ごっつ「写真で一言」ミステリ版か。松ちゃんに鍛えられた世代は、目が肥えているのだ。『いけないⅲ』を渇望。 #読了 pic.twitter.com/hF7x3Q4Yk4

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#74『ワカレ花』けんご 「想いは、必ず繋ぐよ」 四季と重ね紡がれる切なく優しい恋のアンサンブル。少しウルッとできた。TikTokインフルエンサーの著者らしい本とSNSの記述は抜いたら個性出ないのかな。ない方が良いのに。とにかく読みやすく優しい。読者のターゲット層がはっきりしている。 #読了 pic.twitter.com/DNEFACWi8b

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#73『リアル鬼ごっこ』山田悠介 「そうだ！鬼ごっこをやろう！」 流石に15年以上積んでた事を後悔。これはもっと若いうちに読む本だったな。学生の時に読んだらもっともっと楽しめただろうし「映画も見に行こうぜー！」ってなってたかも知れない。青春の使い方間違ったかな。もうFF16出るで。 #読了 pic.twitter.com/MJq81gNnCS

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#72『失はれる物語』乙一 事故で右腕の皮膚感覚以外を失った男とピアニストの妻。表題作＋６短篇。「エモい」の正しい意味は知らないけど、どれも不思議な設定で、滑稽さ、懐かしさ、怖さ、切なさ、親近感…様々な感情を刺す良質な世にも奇妙な物語の様。これをエモいと言わずして何と言うか。 #読了 pic.twitter.com/ee0vmx1DPH

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#71『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』荒木飛呂彦 「この世で『最も黒い絵』って知ってる？」 追憶を胸にパリ・ルーヴル美術館へやってきた岸辺露伴。邪悪な絵はそこにある──。ずっと気になっていた作品を遂に読んだ。全編フルカラー、美麗で奇妙な物語。映画はどうなるのか？楽しみでしかない！ #読了 pic.twitter.com/wmhufbR0Po

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#70『JOJO magazine 2022 WINTER』 丸ごと一冊ジョジョの本第2弾！書き下ろし「続・荒木飛呂彦の漫画術」はマジで勉強になる。『岸辺露伴は動かない』高橋一生＆飯豊まりえの対談凄く良い。高橋さんは「キレキレでヤバいタイプの役者」の目つきをしてると感じてたけど、まさにハマり役だな… #読了 pic.twitter.com/pcUq8oRuDp

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#69『JOJO magazine 2022 SPRING』 『岸辺露伴は動かない エピソード#10 ホットサマー・マーサ』、真藤順丈『無限の王』、乙一『野良犬イギー』、声優陣のトーク、高橋一生のインタビューなど盛り沢山。ジョジョに関わってる人達の幸せオーラが眩しいぜ。読んでる自分も、とっても幸せだった。 #読了 pic.twitter.com/UzU29FVIW1

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#68『死にぞこないの青』乙一 「『自分は悪い子です』と言いなさい」 いじめ。加害者は知らない。された側の、脳の大事な箇所が緩やかに死滅し、収縮してゆく感じ。徐々に人間以外の哀れな物体になり下がってゆく感覚。その臨場感が心に痛みさえ伴うが、そこは流石の乙一。最後まで読むべし。 #読了 pic.twitter.com/Iwfk9hZaSJ

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#67『GOTH番外篇 森野は記念写真を撮りに行くの巻』乙一 「なんのつもりだ？」 「死体のつもりです」 ７年前の死体と同じ場所で同じポーズを取る漆黒の乙女、森野夜。そしてやはり出逢ってしまう、殺人犯。動揺する心が、冷えた闇を震わせる。滑稽なまでに見事な物語は、本編を凌駕する出来。 #読了 pic.twitter.com/Ph7WB8X9Yq

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#66『GOTH 僕の章』乙一 「人間には、殺す人間と、殺される人間がいるね」 腕切断犯、生き埋め魔、猟奇殺人鬼。特殊な欲望が魂を突き動かす。奴らは、黙っていられない。静かな夜の空気が震えたら、それはきっと活動の合図。無邪気で残酷で理不尽な、「喪失」を喰らう人間の姿をした怪物の。 #読了 pic.twitter.com/NFsCHIOuhF

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#65『GOTH 夜の章』乙一 「だって、必要になるでしょう、自殺するとき」 連続猟奇殺人鬼の手帳。連続ペット殺害犯の相棒。眠れぬ夜の絞首紐。素朴な文体で転がる「残酷」と「憧憬」。夜の黒が青く見えるのは、闇に息づく心の清澄さを投影しているからなのか。GOTHICな夜のホラー＆ミステリ。 #読了 pic.twitter.com/lFYwMiWKVX

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2023年5月 #読了 BEST5 1『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』麻耶雄嵩 2『仮面の告白』三島由紀夫 3『異セカイ系』名倉編 4『死後の恋 夢野久作傑作選』 5『雪密室』法月綸太郎 5月は12冊でした。『翼ある闇～』は飛び抜けて大好き。あとこの並びに食い込む『異セカイ系』個人的に凄くツボだった！ pic.twitter.com/ixgLM0gutJ

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#64『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』麻耶雄嵩 「全てはこのために準備されているのさ」 完璧だ。数々の名言。確信犯的に誘うヤバい展開。なのに先は予測不能。巧妙でギークなミステリの釘バットで喰らって愉しい滅多打ち。これを初期衝動と呼ぶには言葉が全然足りない圧倒的デビュー作。 #読了 pic.twitter.com/jwoZYZBaWJ

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#63『変える技術、考える技術』高松智史 BCGでガッツリ昇進した著者の「人にかわいがられる」技術が身につく「行動を変える」本。と言っても凄く簡単で、「イ」を「ム」に変えるとか、座る席の位置を変えるとか、上司を「大魔王」で登録するとか、面白いしすぐできる。全ては「愛と想像力」。 #読了 pic.twitter.com/Zf2TGPqJHb

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#62『雪密室』法月綸太郎 「やっと最初の死体が出てきたところです」「こっちもそうだ」 父は警視、息子は作家。先人へのリスペクト。雪の結晶のシンメトリーの様な、正々堂々真っ向勝負、折り目正しいフェアなミステリ。後書きの度の過ぎる謙虚さには脱帽。単純に面白いし、名作でしょう。 #読了 pic.twitter.com/txkzyug34Z

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#61『ザ・チェーン 連鎖誘拐』エイドリアン・マッキンティ 「まずは癌で、次が離婚、それから娘が誘拐され、こんどは自分がモンスターになってしまった」 娘を救うには、次の誘拐犯になる事。逆らえば…。この悪夢連鎖システムを思いついた時点で勝ち。優秀な仕組みは、人を怪物にさえする。 #読了 pic.twitter.com/dMYFYnbkyM

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#60『ザ・チェーン 連鎖誘拐』エイドリアン・マッキンティ 「プランＡはつぶれ、プランＢもつぶれた。プランＣはない」 今まで積んでて心からごめんなさいしたくなる本に最近ちょくちょく出くわす。これはそれ。まだ半分なのに、もうそれがわかってしまった。とっても地獄で面白い。下巻へ。 #読了 pic.twitter.com/ACohUZz1yv

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#59『仮面の告白』三島由紀夫 「この告白によって、私は自らを死刑に処す──」 極限まで誠実に自分の異形性癖に対峙しつつも、認められず一縷の望みに縋り逃げ惑う。哀れでグロテスクな姿に、人間が理性の皮を被った混沌の獣だと言う紛れもない事実を突き付けられる。傑作文学にして、遺書。 #読了 pic.twitter.com/Kueh1HysMM

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#58『異セカイ系』名倉編 「死にたい」シュン！ 自分の小説世界に入れる能力を得た作者が世界を救う？なろう系とセカイ系、どちらも不勉強だけどテーマに思いを巡らせるなどかなり楽しめた！こんな事考える時期皆あるだろうけど、ここまでやり切るとメフィスト賞まで穫れるのか。愛苦しいね。 #読了 pic.twitter.com/ZU7qJFiLwP

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#57『死後の恋 夢野久作傑作選』 例の奇書『ドグラ・マグラ』以来の夢Ｑワールド再訪。表題作、『瓶詰地獄』、『いなか、の、じけん』など脳髄で読む狂気の10作。あ、なんだいつもこんな感じなんだ！現実の断崖に立たされる。夢と現をシェイクする。海馬がキイキイ叫び出す。ハラショ………… #読了 pic.twitter.com/TwrZNks2mJ

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#56『2020年代の最重要マーケティングトピックを1冊にまとめてみた』雨宮寛二 2020年代はあと7年あるけど😅コロナ禍からの変化の時代を勝ち残る企業が押さえたいテーマが有名企業事例と合わせて学べる1冊。目次企業の取組や背景を知らなければ読んで損はない。ただ、2020年代はまだ7年あるよ😅 #読了 pic.twitter.com/zL6wb8PITH

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#55『登録者50万人超のYouTuberが明かす “顔出しナシ”でYoutubeで稼ぐ本』学識サロン まぁ～ せっかくYouTubeやってるし顔出ししてないし勉強しようと思って読んだ真面目だから。色々参考になったし改善できそうな所も沢山見つかった。せっかくだし改めてしっかりやろうと思った真面目だから！ #読了 pic.twitter.com/oi8rtMXhlp

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#54『銀齢の果て』筒井康隆 「お爺さんお婆さん、さようなら。さようなら」 老人増え過ぎ！70歳以上は殺し合って減らしましょう！鬼政策「シルバー・バトル」！悲愴感と諧謔味たっぷりにボコスコ死んでく老人達！72歳の筒井御大だからこそ書ける、禁断のジェットコースター・ブラック小説！ #読了 pic.twitter.com/loDSzh6tk6

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#読了 写真4選（2023年4月） 『蜘蛛の糸』芥川龍之介 虫を助けて、ボーナスステージ 『限りなく透明に近いブルー』村上龍 バッドトリップ、クリアスカイ 『戻り川心中』連城三紀彦 死出の川辺に、餞の花束を 『サラバ！』西加奈子 人生の茫漠、彷徨の砂漠 pic.twitter.com/yK8rnbIsHX

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#読了 写真4選（2023年3月） 『カソウスキの行方』津村記久子 兵馬俑のノートに記す、仮想の恋 『汝、星のごとく』凪良ゆう 針穴を通らない、人生の隔靴掻痒 『傷だらけのカミーユ』ピエール・ルメートル カミーユに、「お疲れ」を 『思考の整理学』外山滋比古 頭のおもちゃ箱を、宝箱に変える pic.twitter.com/IhBVlt1NWB

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2023年4月 #読了 BEST5 1『サラバ！』西加奈子 2『戻り川心中』連城三紀彦 3『ジョーカー・ゲーム』柳広司 4『なめらかな世界と、その敵』伴名練 5『悲しみよ こんにちは』フランソワーズ・サガン 4月は18冊読みました。サラバ！は相当HPを削られた。その分仙豆で超回復！したいから仙豆を…おくれ… pic.twitter.com/jofiyxQBBB

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#53『不吉なことは何も』フレドリック・ブラウン ショートショートの名手が贈るミステリ10短編＋1中編。飄々とした人物達が小粋な謎と少しの憂いを抱えて話が進む。キリッとした結末がどれも良い！『生命保険と火災保険』（1941年作品！）が個人的に一番面白かった。あと犬とか象とか猫とか。 #読了 pic.twitter.com/dmRwmX0ALP

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#52『真っ白な噓』フレドリック・ブラウン ミステリの秀作がずらり18篇。とても面白い！ただ自分がヘッポコだから海外短編は集中しないと流れが掴めないものも数篇あった。表題作と『笑う肉屋』、『叫べ、沈黙よ』は絶品。別格で最高なのはラストの『後ろを見るな』。これは“読み終えてない”。 #読了 pic.twitter.com/8JPMXcVVlJ

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#51『なめらかな世界と、その敵』伴名練 「もう私の人生には、脇道も寄り道も無い」 変幻自在に描かれる６つのif。それぞれの世界が完璧に仕上がってる。入り込んで読み耽る愉しみ。でも結局は一番最初の表題作が良かったな。伊藤計劃『ハーモニー』トリビュート『美亜羽へ贈る拳銃』も好き。 #読了 pic.twitter.com/bE3Xf9NEs8

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#50『社長ダイレクトZoom営業』峯村昌志 中小企業の社長に直接アポを取ってZoomで営業すれば、30分で受注が取れるし、最終決定権者である社長との太い繋がりができる！なんだったら友達にまでなれるかもよというこの1冊。そんなうまくはいかんじゃろ〜思いつつも、ぜひトライしてみたい内容。 #読了 pic.twitter.com/uNw8ol9C4v

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#49『最強構図 知ってたらデザインうまくなる。』ingectar-e 黄金比、三分割、対角線、日の丸、シンメトリー、トライアングルの６つの「構図」に合わせてつくれば、なんとなくでもプロっぽく仕上がる！構図データもDLできるし、デザイナーはもちろん非デザイナーも必携の1冊…これは便利だ。 #読了 pic.twitter.com/RqjlxZLz8o

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#48『TikTokで人を集める、モノを売る　世界一カンタンなSNSマーケティングの教科書』中野友加里 TikTokデビューしたので積んでたこちらを。一年半前の情報でも基本的な事は入ってでわかりやすかった！個性を大事にブレずに続けよって事ね。個性が一番難しい気はするけど納得せざるを得ない。 #読了 pic.twitter.com/i5uPKHytVu

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#47『プロジェクト・インソムニア』結城真一郎 「──夢の中で死ぬと、現実でも死ぬっていう都市伝説、聞いたことないですか？」 90日間、夢を共有する人体実験。絶対安全のはずの被験者を襲う連続殺人事件。特殊設定をしっかり活かした展開と結末で満足◎！短編もいいけどやはり長編が好き。 #読了 pic.twitter.com/gfZlRTASmw

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#46『サラバ！』西加奈子 「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」 出産から綴られる“僕”の自叙伝は、いつの間にか漫然と日々を生きる“僕ら”の不安の急所を一突きする刃に変わっていた。血と一緒に淀んだ毒も排出された様だ。痛みは残る。けど自分も絶対に、見つけてやる。 #読了 pic.twitter.com/QBnou7esYN

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2023年本屋大賞ノミネート作品『爆弾』についての動画を公開しました！説明中良い所で邪魔が入るのはなぜなのか。2分の動画なので各自１億回爆破ボタン…いや再生ボタンを押してくれると嬉しいです💣 ▼呉勝浩『爆弾』をネタバレなしで語るたった1つの言葉 youtu.be/WqKvD2iRa3c #読了 #本屋大賞 pic.twitter.com/KnGSitqkE2

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#45『サラバ！ 中』西加奈子 「自分で、自分の信じるものを見つけなあかん。」 物語が大きく動き始めた！読んでてるうち、だんだん主人公である僕の事が嫌いになり始めている。嫌な奴という訳でなく、どこか自分が抱えている「むなしさ」が共鳴している感じ。こりゃ続きが気になる。下巻へ。 #読了 pic.twitter.com/aHGtU2uBDx

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#44『サラバ！ 上』西加奈子 「「サラバ」は、僕たちを繋ぐ、魔術的な言葉だった」 まだなんとも言えない。何を読ませられているのか、まだ全然わからない。ただ、何かとても大きな遠回りをして生きている様に見える姉と、その姉の陰で心のバランスを取りつつ生きる弟の姿が対照的。中巻へ。 #読了 pic.twitter.com/153QuO2MMI

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#43『幸福論』ヘルマン・ヘッセ 晩年の随想録14篇。初ヘッセで読む物ではなかった…ヘッセじいちゃんの徒然ブログ（そんなものはない）という感じ。文章は良いけれど誰かに向けた物語ではないので、初心者には昔語りがキツかった。でもラストの『日本の私の読者に』は感動。物語を今度読もう。 #読了 pic.twitter.com/I1ZRbSloQa

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#42『低リスク・高スピードで儲けを生み出す 脱・所有経営』五味田匡功 手持ちの人・物・金・情報を減らして会社を回す「持たざる経営」を実現する前半、サブスク、レンタル、シェアリングエコノミー…顧客に物を「持たせない商売」で儲ける後半。新時代の経営はこういう事かと勉強になった。 #読了 pic.twitter.com/tSWvet1rP0

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#41『蜘蛛の糸』芥川龍之介 初見殺し感エグいお釈迦様の慈悲の糸。当然カンダタ君ごときにその意図を掴みきれる訳もなく…まぁこういうワンチャン期待さすのも地獄なんだろな。極楽は今日も平和。 表題作と『鼻』『芋粥』『杜子春』『トロッコ』『蜜柑』『羅生門』収録。やっぱ杜子春が偏愛！ #読了 pic.twitter.com/8F4o3FUROt

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#40『「口ベタ」でもなぜか伝わる 東大の話し方』高橋浩一 相手を3タイプに分け、「メリット」「一貫性」「本音」「一体感」「みんな」「権威」の６つのツボで動く理由を作る。あとは４つの伝え方を覚えるだけで損しない話し方ができる！この手の本にありがちな複雑さがないので、試しやすい。 #読了 pic.twitter.com/XvJBLQjt0t

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#39『悲しみよ こんにちは』フランソワーズ・サガン 「この見知らぬ感情に、悲しみという重々しくも美しい名前をつけるのを、わたしはためらう」 瑞々しい文体が、若さ故の万能感、残酷さ、虚無感を心のグラスに波々と注ぐ青春の物語。とても好き。父が愛すべきアホとして扱われてるのも◎。 #読了 pic.twitter.com/wBEk7E0uPI

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#38『限りなく透明に近いブルー』村上龍 「ねえ、赤ちゃんみたいに物を見ちゃだめよ」 ドラッグ。SEX。暴力。嬌声。堕ちた泥濘。イカれた心臓。幻。現実。幻。現…幻。幻。幻。痛み。不快。内臓の叛逆。視界。光…深く溜息。さぞかし眉間に皺を寄せて読んでたに違いない。純粋なる不純文学。 #読了 pic.twitter.com/21JQ0GMe05

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#37『ジョーカー・ゲーム』柳広司 「──いかなるものにも、決してとらわれるな」 己の名前も肩書も総て捨て、極秘任務に身を投じるスパイ養成学校“Ｄ機関”。結城中佐の指令は一筋縄ではいかない。スパイに憧れてた頃もありましたが、こりゃ無理だと悟りました。本当にありがとうございます。 #読了 pic.twitter.com/4iFIbrPemk

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#36『蝶々の纏足・風葬の教室』山田詠美 「大き過ぎるものを呑み込もうとするからよ」 親友、同級生、仲間意識。心を束縛し取り囲む牢獄から放たれる時、少女は一人の女になる。その秘密めいた開放感。まだうまくは飛び回れない湿った羽から、優越と背徳の鱗粉が煌めき舞う様な思春期の文学。 #読了 pic.twitter.com/S90umrQltN

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2023年3月 #読了 BEST5 1『宙ごはん』町田その子 2『さよなら神様』麻耶雄嵩 3『思考の整理学』外山滋比古 4『川のほとりに立つ者は』寺地はるな 5『カソウスキの行方』津村記久子 3月は14冊。どれも満足度が高く、読んでよかった！と膝を打った本たちです。4月も良い本に出会えますように🙏 pic.twitter.com/9JMbdQGzUO

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#35『戻り川心中』連城三紀彦 「別々の色で、別々に死んでいくのね」 素晴らしい。繊細で豪胆で奥深い「人間の謎」が、過去を辿って真実に結実する瞬間の鮮やかさと息苦しさは、上質な舞台を一杯やりながら見ているかの様。描かれる詩情に酔い、沁み入りながら拍手喝采を贈りたい傑作短編集。 #読了 pic.twitter.com/HC4NAG3NVP

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#読了 写真4選（2023年2月） 『月の立つ林で』青山美智子 かぐや姫は、元気かな 『その女アレックス』ピエール・ルメートル その毒は、喉を焼き溶かす 『鬼の話を聞かせてください』木江恭 鬼は外、とは簡単に行かない 『奇妙な漢字』杉岡幸徳 漢字は自由、やったもん勝ち pic.twitter.com/6LmA6DOpyk

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#34『天帝妖狐』乙一 「きっと、彼はそう言う……」 まさか、ホラーで泣けるとは。言葉の純度が高く、怖い、面白い、悲しい、美しい…あらゆる表現が直で刺さってしまう。物語構成も秀逸でグイグイ引き込まれた。最高。ただ一つだけ…タイトルが微妙すぎる。そのせいで20年積んじゃってたよ。 #読了 pic.twitter.com/3Zr762Utul

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