自分へのクリスマスプレゼントが届いた。(*´︶`*) 『ノーマン・ロックウェル カバー画集』「サタデー・イブニング・ポスト」誌の時代、 クリストファー・フィンチ著、富原まさ江訳、玄光社 2020.12.16. pic.twitter.com/R7DoZzd0eD
2020-12-16 03:05:06ロックウェルは生前「私は芸術家ではなく、イラストレーターです」と述べていたように、カバー画としてアルカディア(理想郷)を描くという制約、出版社の承認を完成前に得なければならなかった風潮など、時代制約性を抜きに語れないが、物語性のある絵、特に顔と手の表現に逸出していた。 pic.twitter.com/x30tnEFjxF
2020-12-16 03:20:30ぼくが個人的に好きな一枚はこれ。 11人の男の陪審員に対し、納得の行かない議論に断固として首を立てに振らないひとりの女性陪審員の画。🥰 pic.twitter.com/2KSar99o9R
2020-12-16 03:26:32著者のフィンチが傑作のひとつに挙げているのがこれ。父子の絆は表情のみならず手の描写にも表れているという。 pic.twitter.com/swFGx5Ofst
2020-12-16 03:32:17病気の犬の世話をする少年を描いた作品。 pic.twitter.com/TpFcwZUftT
2020-12-16 03:44:10(左) チアガールズたちの表情の理由はスコアボードにある。 (右) ロックウェルのモデル選びの的確さがよくわかる一枚。 pic.twitter.com/EIt0PMzghS
2020-12-16 03:49:29ロックウェルはベースボールもよく描いた。 (左) 雨は上がりそうで、再開を心待ちにするブルックリン・ドジャースの監督。この年、ワールドシリーズでニューヨーク・ヤンキースに敗れた。 (右) ボストン・レッドソックスのスプリングトレーニング。中央奥にテッド・ウィリアムスが立っている。 pic.twitter.com/eTK1JeP7uF
2020-12-16 04:01:11大統領選挙の年。 (左) 夫婦間の支持候補の違い。1920年といえば、日本では ( 今でも?) 夫唱婦随でしたよね。 (右) トーマス・デューイを支持する夫と、ハリー・トールマンを支持する妻のたたかい。 (下) フランクリン・ルーズベルトかトーマス・デューイかで思案中の有権者。 pic.twitter.com/rR5lqESvlT
2020-12-16 04:20:01ロックウェルはマンハッタンのアッパー・ウエストサイドに生まれて典型的な後期ヴィクトリア朝時代の教育を受けた。なので、当時のカバー画に要求された白人社会のアルカディア(理想郷)について考えてみた。 ロックウェルの描いた絵に登場するのは白人だけだ。この国勢調査員の周りも白人のみ。 pic.twitter.com/SaRs6a4xbP
2020-12-16 04:28:59白人以外が描かれているのはたったの4枚だけ。どれもステレオタイプの描写で絵を陳腐なものにしてしまっている。 先住民が手にしているのは " See America First " (1938) のパンフだ。 pic.twitter.com/LqBz5H745n
2020-12-16 04:38:15