2019年4月の宮崎旅行で見た現代建築の報告、その2。都城市と日南市編。そもそも宮崎に行った一番の目的はこれだ。都城市民会館(菊竹清訓、1966・S41、宮崎県都城市)。10月現在、解体工事中。 pic.twitter.com/7YZqyeKAad
2019-10-04 22:29:33メタボリズムの代表作である都城市民会館の解体の是非については、既に多くの人が様々な意見をコメントしているので、今更私がアレコレ言うことはない。 pic.twitter.com/FyFjWFeZIC
2019-10-04 22:30:18地方自治体が単独でこれを維持するのは大変だよね、というのは理解できる。ただ、〈建築家の身勝手な作品〉を押しつけられた都城市に同情的な意見が見られたが、それには賛成できない。この設計を市役所が承認し、議会で予算案を通したのだから、市も建築主としての責任がある。 pic.twitter.com/xoBPAFs0Hl
2019-10-04 22:31:41解体の決断は尊重するが、一方である程度の批判は都城市も甘受すべき、というのが私の考え。それと、最期の見学会の告知はもうちょっと早めに出して欲しかったな。諸々の調整に時間がかかったのだろうけど。結局、それには参加できず、別の日に外観だけ見学した。 pic.twitter.com/PAucvFkNyH
2019-10-04 22:33:32その一方、都城市にはリノベーションの先進事例もある。都城市立図書館(空間デザイン総合監修 アイダアトリエ、2018・H30、宮崎県都城市)は、撤退したショッピングモールを活用した建築だ。 pic.twitter.com/VRLEkqN42Z
2019-10-04 23:03:11「都城大丸センターモール」の撤退で市の中心部に大きな空きビルが生じた。それを図書館、コワーキングスペース、子育て支援施設などの複合施設にリノベーション。設計は益田・大協・建人・アトリエ匠 委託業務共同企業体、そしてアイダアトリエが空間デザイン総合監修を担当した。 pic.twitter.com/TcVWMYy15u
2019-10-04 23:04:07都城市立図書館の内部。中心部の大きな吹き抜けやEVシャフトを兼ねた時計台はショッピングモール時代のもの。階段はエスカレーターからの付け替え。 pic.twitter.com/8Xlwx9llC8
2019-10-04 23:09:49元がショッピングモールなのでとにかく広い。その広さを持て余すことなく、普通の書架以外にも様々な什器や家具を使って多種多様なスペースを作り出している。(注:内部は許可を得て撮影) pic.twitter.com/OaLCKjrdPw
2019-10-04 23:14:54土持産業 西駅前給油所(設計者・竣工年未確認、宮崎県都城市)。西都城駅前にある、ユニークなデザインのガソリンスタンド。 pic.twitter.com/XGcIcEVx3M
2019-10-04 23:31:29安楽寺納骨堂(光吉健次、1970・S45、宮崎県都城市)。光吉健次は九州大学のプロフェッサーアーキテクトで、九州を中心に活動した。丹下研出身。この納骨堂は彼にしては作家性が強く出た建築だと思う。 pic.twitter.com/vZerT5rI5u
2019-10-04 23:40:23幾何学形状は普遍的な形なので、お寺の敷地に置いても意外と違和感はない。また、基礎の面積を最小にすることは、庭園の確保やコスト削減の効果がある。 pic.twitter.com/2ZPWNxSriw
2019-10-04 23:47:17安楽寺納骨堂の内部(注:許可を得て撮影)。中央に大きな箱が吊り下がっている。この中がどうなっているかというと… pic.twitter.com/JHSZec7luZ
2019-10-04 23:54:04吹き抜けの下から箱の中を見たところ。血を連想させる深い赤。納骨堂という死者の空間にあえて生命力のイメージを挿入するとは、度肝を抜かれた。 pic.twitter.com/hotTOJ3CIT
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