よし、グラゼニ(探求中の高屋敷英夫さんシリーズ構成・全話脚本)のabema無料配信も完走したぞー!やっぱ何回でも完走できるなあ。 (無料配信終了まで、あとわずかですが) 第24話 「契約更改・後編」 #Abemaビデオ で無料配信中 gxyt4.app.goo.gl/4tUiu
2019-08-29 22:29:32ほんとさあ、何回でも書くけど、シリーズ通してのクライマックスである最終回が、「男達が部屋の中で交渉してるだけ」なのに、おもしろいんだよ…これは凄いことだよ。 どうですか、この地味な絵面…なのにメリハリも緊張感もあって飽きさせない pic.twitter.com/wwI9n2oQCX
2019-08-29 22:36:55#グラゼニ 24話(最終回)は、同じく高屋敷さんの傑作脚本回であるMASTERキートン8話(前書いたブログ→ makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2017/09/… )と対比すると面白い。こちらも、誘拐犯相手に(電話で)身代金の値下げ交渉するだけの話なのに面白い話。 両作とも、人間に値段をつける話なのが共通している。
2019-08-29 22:44:42これはアカギ、カイジ、ワンナウツ(いずれも高屋敷さんシリーズ構成・脚本)にも繋がっていて、この3作も「自分」を金で測る局面があり、考えさせられる作りになっている。 そして高屋敷さんのテーマの一つ「自分とは何か」が練り込まれている。
2019-08-29 22:50:56思えば、MASTERキートン8話は1998年で、アカギは2005年。2000年代に高屋敷さんが大人向け深夜アニメ(特にギャンブルもの)でガンガン活躍する直前がMASTERキートンと言える。 1998年といえば、高屋敷さんが高校野球部の監督を終えた年でもある。何らかの転機があったのかもしれない。
2019-08-29 22:59:15高屋敷さんと高校野球については、詳しくはこちら: min.togetter.com/iUQxCbe 何の転機があったのかは、御本人にしかわからないとはいえ、高校野球部の監督を終えた後、2000年以降の、大人向けアニメの仕事が半端ない。これは、(当時のマッドハウス社長の)丸山正雄さんの方針もあるのだろうけど。
2019-08-29 23:07:38F-エフ-(高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)で特に色濃く表れていたが、「自分とは何か」→「自分の道は自分で決めろ」的なテーマは、色々な作品で出て来る。 カイジにしても、自分の行く道を人に委ねてきたカイジ(1期2話)が、自分で決断できる男になっていくわけで。
2019-08-29 23:17:48なので、グラゼニ12話(1期最終回)の、夏之介の「(プロ野球は)好きで選んだ道」というアニオリモノローグにはビックリしたし、感慨深かった。 で、24話(2期最終回)で、「僕は(グラゼニを)掘り続けます。プロ野球選手である限り!」も、「自分で選んだ道を全身全霊で行く男」を感じさせて熱い。
2019-08-29 23:26:26「自分で自分の道を決める」に関しては、あしたのジョー2の最終3本(高屋敷さん脚本)にも表れていて、丈は「真っ白になるまでやる」ことに拘る。 丈の言う「まだ真っ白になってない」は、アカギ(シリーズ構成・脚本)の「まだだ、まだ終わらせない。限度いっぱいまで行く」に引き継がれている。
2019-08-29 23:37:13前も書いたが、「自分で決めた道を全身全霊で行く」人は魅力的。 このあたりは、文芸面からのキャラクターメイキングの上手さもあると思う。 グラゼニ(高屋敷さんシリーズ構成・全話脚本)は、夏之介が三枚目な分、その腕が存分に発揮されている。何故かアニメ版の彼は、非常に熱い男に見える。
2019-08-29 23:47:25黒木鉄也さんによれば、藤川桂介さんはキャラクターの物語を書き続けたそうだが ( twitter.com/Tetsuya_Kuroki… )、もしかして高屋敷さんにも、そういったポリシーはあるのかもしれない。F-エフ-の軍馬も、カイジも最初の印象は良くないが、最終的に物凄くかっこよくなる。
2019-08-29 23:55:48@makimogpfb キャラクターの物語を描き続けた脚本家の藤川桂介さんは「1980年代から顕著になった、物語を壊して感性のみを優先する時代への変化」に違和感を抱いており、それも小説家に転じる理由でした。藤川氏の著書では、時代の変化への危機感を他の脚本家に語ったところ、高屋敷英夫さんも同意していたそうです
2019-08-27 18:12:23その証拠が、スタジオディーンのグラゼニページに載っている高屋敷さんのミニコラムにある、夏之介が何をして、何を食べるのか考える、という一節。「何を食べるか」が、飯テロが定番の高屋敷さんらしいが。 deen.co.jp/news/20180522-3
2019-08-30 00:01:25まとめると、高屋敷さんは ・舞台が動かない設定でも飽きさせない構成が凄い ・人の生きざま(真に“生きる”ということ)を描くことに長ける ・ストーリーを追うごとにキャラクターの魅力をつけていくのが上手い …といった所だろうか。
2019-08-30 00:11:36ちなみに、こちらも紹介: ・前書いた、グラゼニ24話(最終回)についてのブログ記事: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/05/… ・グラゼニに関する(私の)ツイートまとめ一覧: togetter.com/t/%E3%82%B0%E3… #グラゼニ
2019-08-30 00:17:00