第三章、第四章、第五章
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(抜萃②)『十字架とリンチの木 』ジェイムズ・H.コーン著、 梶原 壽訳、 日本キリスト教団出版局、2014年04月25日 pic.twitter.com/eKqiegcSqH

2020-06-01 14:49:02
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第三章、十字架を担うこととリンチの木を見つめること ~マーティン・ルーサー・キング二世のアメリカの魂を贖う闘い 1955年8月24日、ミシシッピー州のエメット・ティルのリンチ事件が、南部と全国における黒人共同体を震撼させた。「これは20世紀のミシシッピーにおける公民権運動の始まりで

2020-06-01 14:57:41
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あった」とジョン・ルイスは述べている。もしもティル・リンチ事件に何か際立ったことがあったとすれば、それはその行為の非情さというより、むしろそれが呼び起こした戦闘的応答であった。もしリンチが沈黙と受動性を教え込むことを意図したとすれば、この出来事はその反対の効果を発揮し、黒人たちを

2020-06-01 15:03:00
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勇気づけて反抗に立ち上がらせ、何世紀も心を麻痺させてきた恐怖心を投げ捨てさせた。そしてこの変化を生じさせる合図となったのは、エメットの母、マミー・ティル・ブラッドリーの行動であった。彼女はこの極悪な行為が、他の多くの同じような事件と同様に、隠されたままでいたり、公衆の記憶から

2020-06-01 15:08:36
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消え去って行くのを許さなかった。エメットの遺体がシカゴに戻されてきた時に、彼女は蓋をされた棺を開けて、3日間眺められるようにして、「殴打され、膨れ上がった死体」をさらして、「誰でも彼らが私の息子にしたことを見られる」ようにした。

2020-06-01 15:13:38
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60万人の人々が彼の打ち傷だらけの体を見つめて、葬儀に出席した。そしてそれ以上に何百万の人々が、全世界に配布された『ジェット』誌の写真を見た。エメットはまだ若くて14歳にしかならず、シカゴ出身の子どもで、ミシシッピーのジム・クロウ文化の作法を知らず、もし「白人的生活様式」を

2020-06-01 15:18:44
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守らなかったら、どうなるかの意味を自覚し得ていなかった。黒人たちはその裁判に忠実に従ったが、彼らに分かったことは、その恥ずべき行為に直接責任があったのは二人の白人、J・W・ミランとロイ・ブライヤントで、彼らは法廷で連邦法が定める誘拐罪を犯したことを認めたにもかかわらず、一日も監獄に

2020-06-01 15:23:30
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拘束されることはないことであった。(彼らは全員白人の陪審員によって、一時間の審議の後無罪放免になった)。 (p.116) ブラッドリー夫人の抵抗の精神は全国の黒人共同体に点火して、エメット・ティルは「公民権運動の犠牲の子羊であった」という作家クレノラ・ハドソン=ウィームスの主張を正当化した

2020-06-01 15:29:17
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ティルのリンチ事件のわずか3ヶ月後に、ローザ・パークスがモンゴメリーの市バスで座席を立つことを拒絶し、「新しい黒人(New Negro)」が生まれた。屈辱の内に人種隔離されたバスに乗るよりも、黒人たちは誇りを持って街路を、人種隔離の壁がエリコの城壁のように崩れ落ちるまで歩き続けたのである。

2020-06-01 15:35:22
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いったい何が、黒人たちに死の恐怖を捨てさせて、暴徒の暴力を無視して、彼らを街路に溢れさせたのであろうか。 (p.117) マーティン・ルーサー・キング二世がモンゴメリー・バス・ボイコット運動の指導者になるよう招かれた時、キングは自分の命を危険にさらすことを知っていた。

2020-06-01 15:39:35
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他の黒人たちもそのことを知っていた。彼がしばしば言った言葉で言えば、 _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ >「自由はただではないのである (Freedom is not free)」<  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^YY^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

2020-06-01 15:47:37
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神学を(ニーバーやバルトやティリッヒおよび大部分の神学者たちのように)教室のような安全な環境で教えることと、自分の命を賭ける結果を伴うような状況で、自己の神学を生きることは別問題である。

2020-06-01 15:51:34
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(p.125) 列車に乗ってカーテンの陰に座れと命じられて、「私はまるでカーテンが私の人格の上に落ちてきたかのように感じた」と、マーティン・ルーサー・キング二世は述べている。 父マーティン・キングが子ども時代に目撃した犠牲者は間違った時に間違った場所にいただけであった。出口はなかった。

2020-06-02 17:55:00
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(p.126) 南部において、1950年代と60年代に、白人優越主義と公然と闘うことは、考えられないほど危険であった。50年以上経った今でさえも、われわれは依然として恐怖を感じることがある。 彼は、1956年1月27日の夜に、三日以内にモンゴメリーを去らなければ家を爆破するぞと深夜に脅迫電話を受けた。

2020-06-02 18:05:42
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恐怖のあまりキッチンに行き祈った時、マザー・ポラードと呼ばれていた老婆の言葉が思い出された。 「私たちがいつもあなたと共にいるとは言いません。…しかしたとえ私たちがあなたと共にいなくても、神があなたの面倒を見てくださいますよ」。それは彼が決して忘れなかった終末論的約束であった。

2020-06-02 19:27:46
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「決して一人にはしない(Never Alone)」は、彼の命に対する脅迫が彼を圧倒した時に、彼の精神を刷新するためにしばしば引用した言葉だった。 「覚えておいてほしい。私が差し止められたとしても、この運動は止まらないであろう。なぜなら神が運動と共におられるからである。」youtu.be/srGIp4LO-XM

2020-06-02 19:34:39
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「私は幾夜も死ぬほど恐れながら床についた。しかし、1956年1月の眠れぬ朝早く、合理的判断が私を去った。その朝以来私は恐怖心なく立ち上がることができるようになった」。 「もし私が明日の朝死なねばならないとしても、私は満足して死ぬ。なぜなら私は山の頂きに登ってきたからである。

2020-06-02 19:52:56
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私は約束の地を見たからである。そしてそれはここモンゴメリーであるからだ。」 キングは「殉教者コンプレックス」は持っていなかった。「私について来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、私に従いなさい」(マタイ16・24) 十字架を背負うというテーマは、キングの説教に頻繁に現れている。

2020-06-02 20:00:58
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(p.135) 「十字架とはわれわれが背負う何ものかであって、究極的にはわれわれがその上で死ぬものである」。非暴力は他者への愛によって規定される生の仕方(the way of life)…傷ついた人間性を癒やす唯一の道…であった。暴力と憎悪の悪循環は、ただ非暴力と愛によってのみ断ち切れると信じていた。

2020-06-02 20:20:56
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(p.136) ジョン・F・ケネディが暗殺された時、彼は彼の妻に言った。「これは私にも起こることだ。私はあなたに言い続けよう。ここはそのような病んだ社会なのだ」。 (p.137) 1963年9月15日の4人の少女たちの殺害で、キングは「彼女たちは無駄に死んだのではない。神は依然として悪から善を絞り出す道

2020-06-02 20:32:05
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を備えておられる。歴史は繰り返し、不当に受ける苦難は贖罪的であることを証明している」と述べている。 「愛は」と、彼はしばしば述べていた。世界における「最も永続的な力である」と。それこそが悪を、白人優越主義をさえ克服できるのである。 それからキングは直接的に遺族に向かって語りかけた。

2020-06-02 20:46:13
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「死は人生という大いなる文章を終わらせる終止符(ピリオド)ではなく、より高度な意義に至るための句点(コンマ)である。どうかこの大胆な信仰、この偉大なる不屈の思慮が、この試練の日々にあなたがたを支える力となるように」。 大学院セミナーの静かな雰囲気の中で苦難について哲学的に語ることと、

2020-06-02 20:50:52
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イエスを礼拝している時に殺された無辜の子どもたちの死について語ることは、全く異なる。子どもたちの死は、おそらく最も深い信仰の試練である。 (p.140) キングにとって苦難は憎悪の勢力に対して立ち上がる者の不可避的運命である。彼らの苦難がアメリカを、合法化された人種隔離から贖ったのである

2020-06-02 20:59:35
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神学者のジョン・マッコーリーは、メンフィスに行こうとしたキングの決心と、エルサレムに行こうとしたイエスの決心を比較した一人である。「彼はメンフィスに死ぬために行ったのではなく、そこの人々が心を変えるのを助けられるかもしれないと期待して行ったのである。彼はそこに死ぬために行ったの

2020-06-02 21:05:50
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ではなく、また彼の心は死の予想よりは未来への希望で占められていたのかもしれないのだが、彼はすでに長い間、自分がこの運動のために語り、かつ活動し続ける限り、常に死の危険にさらされていることを知っていた。イエスの場合も同じであったに違いない。」

2020-06-02 21:09:08
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しかしキングは、イエスと同じように、いかなる選択肢も認めなかった。彼はメンフィスに行って、ごみ清掃人たちがその尊厳とよりよい賃金とより安全な働き場を得られるようにするための闘いで、彼らを支援しなければならなかった。彼は彼の信仰が命じたがゆえに、行かねばならなかったのである。

2020-06-02 21:13:35
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『十字架とリンチの木 』ジェイムズ・H.コーン著、 梶原 壽訳、 日本キリスト教団出版局、2014年04月25日 第4章、 黒人文学の想像力における再び十字架につけられたキリスト キリストの恐るべき罪とは、彼が黒い皮膚をしているということだ、 Christ’s awful wrong is that he’s dark of hue,

2020-06-03 08:32:22
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それはどんな潔白さも贖うことのない罪、 The sin for which no blamelessness atones; ~「再び十字架につけられたキリスト」カウンティー・カレン "Christ Recrucified" , Countee Cullen 「彼をリンチせよ!リンチせよ!」おお、何という野蛮な叫び "Lynch him! Lynch him!" O savage cry,

2020-06-03 08:40:45
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なぜあなた方は、「十字架につけよ!」と同じことを言うのか Why should you echo, "Crucify!" (p.155) アレンの『聖域なしに』("Without Sanctuary" 2003)が出版されてからまもなく、米国上院が「全国の5千人以上のリンチ犠牲者の家族に対して、百五年前に最初に提案されたリンチ禁止法を実行に

2020-06-03 08:49:09
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移さなかったこと」について、歴史的謝罪を行った。下院はNAACP(全国有色人向上協会)主導のリンチ禁止法を何回か通過させたが、それはいつも上院において廃案になった。それは上院議員たち、特に南部の議員たちが、リンチは白人種の純潔を守るために必要な手段であると主張したためである。

2020-06-03 08:53:13
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(p.163) 「なぜ神は私を自分自身の家で追放者およびよそ者としたのか」。  それがアフリカ系アメリカ人の歴史を一貫して流れている問いである。苦難は最終決定権を持ってはいないという確信を持ち続けるということは、本質的に宗教的姿勢を保つということである。

2020-06-03 08:58:01
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(p.164) 苦難は当然のこととして懐疑を呼び起こす。いったいわれわれは、奴隷制と人種隔離とリンチの木のような恐るべき苦難に直面しながら、いかにして神を信じることができるであろうか。このような状況の下では、懐疑は信仰の否定ではなく、信仰の不可欠の部分である。それはたしかに信仰を

2020-06-03 09:01:54
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それ自身を確信することから切り離す。しかしだからといって、懐疑が最終決定権を持っているわけではない。最終決定権は、希望を呼び起こす信仰にあるのである。 (p.175) ラングストン・ヒューズは「アラバマのキリスト」("Christ in Alabama")において、キリストを、白人男性と黒人女性の間に

2020-06-03 09:06:28
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生まれた非嫡出の黒人子孫と、同一視した。 黒んぼキリスト  Nigger Christ 南部の十字架にかかっている  On the cross of the South. この詩は共同体の多くの白人の怒りを買った。ある政治家は怒りを込めて言った。「キリストを私生児と呼ぶだけでも十分なのに、黒んぼと呼ぶとはひどすぎる」。

2020-06-03 09:11:59
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(p.183) 「白いキリスト」は黒人たちに奴隷制と人種隔離とリンチを与え、一方の頬を打たれたら他方の頬をも向けよと教え、その報いを天国に求めよと教えた。忍耐強くあれと、彼らは告げられ、あなたがたの苦難は報いられる、なぜならそれがあなたがたの霊的贖罪の源泉であるからと、告げられてきた。

2020-06-03 09:16:23
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十字架上のイエスの死が我々を罪から救った、そしてわれわれもまた彼と同じように苦しむように召されているという黒人および白人教会の教えを拒絶して、ある黒人学者たち、特に女性の学者たちは、いかなる形でもイエスの十字架を救いの手段として祝うことに、拒否の姿勢を示している。

2020-06-03 09:19:53
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彼女たちの姿勢は間違った宗教および神学に対して、正しく、また強力な批判となっている。 (p.183) そしてそのことは、苦難をそれ自身で善いことであると考えないためにも、認識しておかなければならない。 そのようなウーマニスト神学の挑戦に、次章で目を向けていきたい。

2020-06-03 09:25:41
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第五章、「ああ、メリーよ、もう泣くな」 いかなる黒人も、アメリカにおける白人優越主義のスケープゴートになる危険から逃れることはできなかった。まだ生まれていない嬰児でさえも同様であった。メリー・ターナーのような身重の母親たちは、自分の家族を守ろうとしている間にリンチされたのである。

2020-06-03 15:35:49
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ウーマニスト神学者ジャクリーン・グラントは、貧しい黒人女性の経験を今日のイエス・キリストの意味を解釈するためのレンズとして用いる際に、吊るされた黒人女性を見る。「キリストの意義は彼の男性性(maleness)にあるのではなく、彼の人間性(humanity)にあるのだ」と、グラントは書いている。

2020-06-03 15:45:51
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「この黒人女性の経験に見いだされるキリスト」、「抑圧された者の中の抑圧された者」、「これこそ黒人女性である」。残念なことに、「黒人女性としてのキリスト」の持つ力強いイメージは、われわれの霊的および知的想像力には含まれておらず、一層の神学的展開が必要である。

2020-06-03 15:49:35
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ウーマニスト神学者のデローレス・ウィリアムズは、黒人女性たちが白人男女だけでなく、黒人男性からも負わされてきた代理的役割について、力強く語ってきた。その代理性はリンチにまで広がっていた。 (p.187) 黒人女性たちは、黒人男性たちが苦しんだ時にも、苦しまなかった時にも、苦しんだ。

2020-06-03 15:54:38
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黒人女性たちはただ、彼女たちの息子や、夫や、兄弟や、叔父や、従兄弟たちを失っただけでなく、家父長的で人種差別的な社会において父なき子どもたちを育てていく際に受ける、公的な侮辱や経済的困難をも耐えていかなければならなかった。そのような社会では、ほんのわずかなtwitter.com/tbs_news/statu…

2020-06-03 15:59:57
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気まぐれや南部の人種主義的エチケットのちょっとした違反だけで、白人たちは罰せられることもなく彼女たちやその子どもたちをリンチできたからである。 (p.190) しかしながら、黒人女性にとっては逃走は容易な選択肢ではなかった。彼女たちは自分自身の安全の確保よりも、子どもたちのことの方を

2020-06-03 16:05:34
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多く考えなければならなかった。かくして彼女たちは、しばしば元いた所に留まって、悪しき状況を最大限に利用して、限られた資源を用いながら、激しい人種的憎悪の表現と格闘しつつ、人間的尊厳を保って生き残ろうとした。黒人女性の信仰は、彼女たちに闘う勇気と、戦えない時には忍耐と、そして

2020-06-03 16:09:39
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何をなそうとも、神が彼女たちを「沈み込んでしまわない」ように守ってくださるという希望を与えた。神は白人たちが支配できない唯一の現実であって、「神はあなたが望んでいる時には来ないかもしれないが、適切な時にやって来て」、「道なき所に道をお作りになる」と信仰宣言でしばしば繰り返された。

2020-06-03 16:20:42
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1862年にミシシッピーの奴隷として生まれたウェルズは、車掌が白人男性に彼女の一等車の座席を譲るよう命じられたのを拒否したという理由で、強制的に列車から降ろされた後、鉄道会社を訴えることに成功して、一躍その戦闘的精神のゆえに有名になった。ただし会社は州最高裁に訴えて勝訴した。

2020-06-03 16:29:04
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アイダ・B・ウェルズ以上に戦闘的に闘った者は、他に誰もいなかった。NAACPやNACWのような穏健な組織における、多くの反リンチ提唱者たちは、彼女を避けていた。 (p.193) 黒人が白人と平等であるという考え以上に、白人たちに嫌悪されることはなかった。「白人に、その人が白人であることに気づいて

2020-06-03 16:34:32
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いないかのように思わせる行動をとってはならないのです」と、アーカンソーのある黒人は述べている。 (p.197) 彼女の時代の大抵の黒人たちと同じように、ウェルズも白人キリスト教を偽善として排除していた。「なぜ暴徒による殺人がキリスト教国家において認められているのか」、と彼女は問うた。

2020-06-03 16:41:50
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白人キリスト教は純正なものではない。なぜならそれは奴隷制と人種隔離とリンチを神の御意志として公然と支持しているか、あるいはこれらの悪について沈黙しているからである。それゆえ彼女は白人のリベラルなキリスト教者たちに向かって、リンチに反対するよう発言せよ、さもなければ沈黙していたこと

2020-06-03 16:46:53
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によって批判されるだろうと、挑戦を突きつけた。ニーバーやラウシェンブッシュや、その他の白人神学者たちはすべて、あたかもアメリカに対するキリスト教の福音の意味は、人種隔離とリンチとは何の関係もないかの如くに、沈黙していた。 (p.199)白人保守派のリンチをその宗教の一部としてあからさまに

2020-06-03 16:53:59