2020年07月末に『ライザのアトリエ』を遊んだ時のメモ

tricken（手術後復帰チャレンジ中） @tricken

そういえは07月のSteamセールで『ライザのアトリエ』を買って遊びました。主人公の太腿が、という触込みは、ビジュアル面では作中でもその通りではあったんですが、他方でインゲームの男性も女性も、主人公含めた男女の【身体的特徴】に一切言及しないことによって、謎の清浄な空間が生まれていました

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『ライザのアトリエ』のライザは、コーエーテクモの傘下に入った影響なのか胸は揺れるし太腿は強調されるしでプレイ中目のやり場に困るほどなんですが、それを以って幼なじみ男子が「お前いい身体してるよな」みたいなセクハラコメントを一切出さない。彼女のガキ大将的な性格についてしか言わない。

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これは自分にとって意外な快さをもたらしてました。たとえば世界的にも受けているだろう日本的ゲーム、『ペルソナ5』は、作品が問題にしたい議論ではあるものの、味方キャラ含めてシスヘテロ的なセクハラパワハラモラハラの中にどっぷり浸かってたのが暗澹とさせられました。

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「日本を題材にする以上、男性が女性のセクシャルな特徴を会話のネタにするような世界……敵方の言動が9割とはいえ、つらい、エロマンガのプロットと戦ってるかのようだ」という気分が少なくなかったP5Rのあとに、いかにもセクシャルな文脈に見えたライザがセクハラ発言排除が徹底してたのは意外でした

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そのようにセクハラ発言排除が徹底されてることによって、「もしかしてこのファンタジー世界は身体的特徴が本気で言われないこと、フェミニズムの夢の一つが実現してる世界なのか？」とも思われて、ビジュアル面でのオトコノコ向け感とのミスマッチに脳を揺さぶられ続けました。

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でも相変わらず胸は揺れるわけですが、そもそも男性からのセクハラ視線を気にしなければ胸が揺れようが何しようが気にしなくていいとはいえる（残念ながら地球人類にとってはそうではないから問題の種になるのですが）。このライザのねじれた達成についてジェンダー表象の人と議論したいなと思った。

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あるいは、『ライザのアトリエ』の脚本づくりについて、フェミニズム的な観点から切り込むゲームライターの記事が読みたい。あれだけあからさまに女性の身体を描いてるにも関わらず生活空間で性的特徴について男も女も何も触れない脚本が実現できてることについて、ガストなりの配慮工夫があったのでは

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ちなみにSteamの39%割引は今日8/3の23:59までらしいです。store.steampowered.com/app/1121560/_/

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トリダモノさんキャラデザの（地球の極東の感性からみた）性的魅力については詳細なインタビュー等が出てるのですが、インゲームでその性的魅力についてガッツリ無視されて話が作られてる事実についてはまだ見かけてない。このあたりの議論の空白地帯をプレイ中に見つけてびっくりした、という話でした

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その後、過激な女性の身体表現は、コーエーテクモだけでなくガストの『アルトネリコ』路線もあった、という情報を貰いました。エリー以降ライザ以前のガストの業績については、ゲームプレイとしてぽっかり未経験なので、情報助かりました。