2021・R3の #博多祇園山笠 はコロナ禍のため舁き山は中止(公式には延期)、飾り山は設置する形で行われた。ヤマを舁いてこそ山笠とはいえ、飾り山も取り止めだった去年に比べると少し好転したと前向きに考えたい。 pic.twitter.com/0uYRgJfrI5
2021-07-20 22:09:28さて、飾り山の公開期間(7/1〜7/15未明)は終了したので遅きに失した感はあるが、今年の飾り山全12基のうち私が撮影した10基を紹介していく。最初は十四番山笠 博多駅商店連合会。場所は博多駅博多口の大庇(福岡市博多区)。 pic.twitter.com/CiZ4DHh9vX
2021-07-20 22:10:09博多駅前に長年存在した西日本シティ銀行本店が遂に解体されてしまった。伝統行事とポストモダン建築が共存する光景が福岡らしくて好きだったな。 pic.twitter.com/q5Vg9QAcJy
2021-07-20 22:13:212019年(西日本シティ銀行本店の解体前)と2021年(解体後)。そういえば今年は密を避けるためか、博多駅の飾り山はベンチを置いていないのね。注:ベンチを用意した飾り山もあった。 pic.twitter.com/kOMD5DpShD
2021-07-20 22:15:47博多駅の飾り山の表。標題:国師泰平を祈願(こくしたいへいをきがん)、人形師:白水英章。国師とは朝廷から高僧に贈られる諡号(しごう=おくりな)で、博多においては聖一国師(しょういちこくし)を指す。本来の名前は円爾(えんに)。 pic.twitter.com/mxR93PG9jf
2021-07-20 22:32:42円爾は宋から帰国後の1242(仁治3)年、博多に承天寺(じょうてんじ)を開く。この時期、博多では疫病が流行し、町人が担いだ施餓鬼棚(せがきだな)に円爾が乗って水を撒きながら疫病退散を祈祷した。これが博多祇園山笠の起源とされる。 pic.twitter.com/S8sGOEOHrF
2021-07-20 22:37:27円爾 / 聖一国師の左の建物は承天寺、上は宋に往復した時の船。周囲に散らばる円形の物体は新型コロナウイルスかな。左上は彼を妬んで殺そうとした義学なる人物のようだ。 pic.twitter.com/HjkUod38nc
2021-07-20 22:39:21右は円爾を支援した博多の貿易商で宋人の謝国明(しゃこくめい)。上は菩薩で、その足下にはアマビエがいる。 pic.twitter.com/yaXl7O1hsD
2021-07-20 22:41:59博多駅の飾り山の見送り。標題:ももち浜ストア『うどんMAP』、人形師:田中勇。「うどんMAP」は福岡の放送局であるTNCテレビ西日本の番組「ももち浜ストア」内のコーナーで、福岡県のうどん店を紹介している。 pic.twitter.com/sJLV7quPpm
2021-07-20 22:44:23前述の円爾は宋から日本に様々なものを持ち帰っている。その一つがうどんで、博多はうどん発祥の地とされる(諸説あり)。 pic.twitter.com/NBHsEWOnOt
2021-07-20 22:46:56頂部のゆるキャラはTNCのマスコットでミツバチがモチーフの「てれビー」。その下はもうひとつのマスコットキャラで卵がモチーフのお天気キャラクター「てんタマくん」。両キャラの間の建物は福岡タワーとTNCの社屋。 pic.twitter.com/1ruRzN7AhO
2021-07-20 22:47:59疫病退散を祈願した円爾 / 聖一国師をテーマにした飾り山の表を見る人々。背後の大型モニターには、感染対策が徹底されていない飲食店の利用は控えるよう呼びかける福岡市の啓発動画が流れている。来年こそコロナ禍が終息すると願いたいが、どうかなあ。 pic.twitter.com/4d4P8EoeeL
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