国重文「旧大原家住宅」(岡山県倉敷市)の展示物より、建築家 浦辺鎮太郎がデザインした、大原孫三郎の頌徳碑に埋め込まれたレリーフについて。
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タケ @take_all_a

倉敷アイビースクエア(岡山県倉敷市)で開催中の「建築家 浦辺鎮太郎の仕事」展の会期は12/22(日)まで。そこで浦辺さんの話題をひとつ。といっても同展の内容や倉敷市内の彼の建築ではなく、ちょっとした小ネタを紹介したい。 #浦辺鎮太郎 pic.twitter.com/fFe0xY3n8c

2019-12-19 22:15:37
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倉敷美観地区に、浦辺鎮太郎が勤めた倉敷絹織(現 クラレ)の創業者一族、大原家の住宅があり、国重文「旧大原家住宅」として一般公開されている。 pic.twitter.com/37fg4L0wD6

2019-12-19 22:17:27
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旧大原家住宅は江戸時代後期から明治・大正期にかけて建てられた伝統的な日本家屋で、蔵の一部は倉敷紡績・倉敷絹織を発展させた大原家当主の資料館になっている。そこで浦辺関連の興味深い展示物を見つけた。 pic.twitter.com/vJgRoshSGQ

2019-12-19 22:20:49
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それは、大原孫三郎の頌徳碑(しょうとくひ)に埋め込まれたという御影石のレリーフだ。図柄は孫三郎が取り組んだ各種事業をイメージしたもので、浦辺鎮太郎がデザインしている。左:大原美術館、右:倉敷絹織。 pic.twitter.com/Fhzlj225i1

2019-12-19 22:22:27
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「孫三郎頌徳碑レリーフ」1953・S28頃。孫三郎没後10年となる昭和28年の完成を目指して作成が進められた孫三郎頌徳碑の土台に埋め込まれていたレリーフ10点。 「語らい座 大原本邸」公式サイト > 中倉2 主な展示品のキャプションより oharahontei.jp/facilityinform…

2019-12-19 22:23:23
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浦辺鎮太郎は大原総一郎と共に会社の営繕や倉敷市のまちづくりに取り組んだ。孫三郎は総一郎の父親である。孫三郎頌徳碑自体も浦辺がデザインしたようだが、現存するのか、そもそも実現したのかさえ、ざっと調べた限り確認できなかった。 pic.twitter.com/aoJE8SOxeM

2019-12-19 22:26:02
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左:民芸運動、右:倉敷中央病院。レリーフの図柄は正規のシンボルマークではないものの、各事業の特徴・性質を上手く表現している。 pic.twitter.com/rCtc8jxkwR

2019-12-19 22:28:01
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左:労働科学研究所、右:大原社会問題研究所。 pic.twitter.com/r8CyNaaBfb

2019-12-19 22:30:03
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実業家にして理想主義者だった大原孫三郎は、病院や研究機関も設立した。これらの経緯は倉紡記念館(倉敷アイビースクエア内の企業博物館)のパネルを参照されたい。 pic.twitter.com/V0t2KLBSGo

2019-12-19 22:30:57
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左:大原農業研究所、右:倉敷紡績。二本線と三つの丸は倉敷紡績 / クラボウの社章。ただしレリーフは間隔を若干詰めている。 クラボウ > 企業理念 kurabo.co.jp/company/philos… pic.twitter.com/wLQcnxfpHo

2019-12-19 22:34:03
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左:倉敷日曜講演、右:岡山孤児院。十字架は、石井十次が設立した孤児院がキリスト教に根ざしていたことによる。浦辺が石井記念愛染園の一連の建築を手掛けたのは、孫三郎が石井を援助した流れの延長。 pic.twitter.com/LOaxBkLj2Q

2019-12-19 22:36:42
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デジタル岡山大百科 岡山県立図書館レファレンスデータベース > 倉敷日曜講演について digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/r… 「倉敷日曜講演」とは大原孫三郎が費用を負担し、多岐にわたる各界の第一人者を講師に招いた講演会。明治35年(1902)12月の第1回から大正14年(1925)8月までの全76回開催であった。

2019-12-19 22:40:56
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福岡県を中心に、建築・団地・土木・産業遺産などについて、ツイッターにつぶやいたことをまとめています。個人サイトの方は放置中。