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帷更 @i0z1r6

レクターは携帯とか使えるのだろうか(唐突) 頭はいいから憶えは早そうだが携帯とか持っていなさそうですよねあの人。変換されていないひらがなだけのメールとか送ってきたら可愛いですね……

2018-07-15 16:11:22
帷更 @i0z1r6

「すまないウィル、これの文字の変換はどうやるのかな」「え、あぁ、こうですよ」「ありがとう。まだ慣れなくてね……どうかしたかい?」「いえ…貴方の知らないことを僕が貴方に教える、というのが」「高揚する?」「ぞくぞくします」「素直だね」「それはまぁ貴方よりは」「私はいつだって素直だよ」

2018-07-15 16:45:10
帷更 @i0z1r6

「素直ではなく、欲求に忠実なだけでしょう」「それを素直と言うのじゃないかな。それに君は知らないかもしれないけれど、私は君から学ぶことは結構あるんだよ」「まだそうやって嘘を吐く」「嘘ではない。いつも君から学んでる。君と深く関わることで新たな自分に気付くこともある」

2018-07-15 16:45:10
帷更 @i0z1r6

「この期に及んで、貴方の中にまだ貴方の知らない貴方がいるんですか」「そうらしいね。だが私が知らなかったというよりもこれは君によって“作られた”と言うべきかもしれないが」「…少なからず僕は貴方に影響を与えているようだ」「少なからずなんて謙遜だね」「ええ僕は控え目なので。貴方と違って」

2018-07-15 16:45:10
帷更 @i0z1r6

まだ少し熱にうかされた様子のウィルが「貴方に触れたい」と言ってきて、一瞬きょとんとしてからレクターはふっと笑う。「構わないけれども、君の体調が心配だな」「その心配は必要ないですよ。でも、触れませんよ。我慢します。貴方に感染ってしまう」とか言って結局ちゃんと我慢するお利口ウィル

2018-07-25 21:12:19
帷更 @i0z1r6

博士の左手首にはウィルに送られた刺客によって残された傷がずっと残っている訳ですよね。あの痛々しい切り傷が。縫い目が。S3以降、二人で暮らすことになってウィルにはその傷見て懐かしんだり湧き上がる衝動に駆られたりして欲しい

2018-07-29 00:55:57
帷更 @i0z1r6

手首掴んで傷にキスして舌を這わせて「傷残ってますね」と。「あの男、貴方の身体に傷を残した」言いながら悋気に瞳を光らせるウィルの姿を眼を細めて楽しそうに見る博士。「君が送った刺客だろう。私を殺すために君が送った」「彼に貴方を殺せるとは思っていませんでしたよ」悪怯れもせずウィルは言う

2018-07-29 01:02:33
帷更 @i0z1r6

「貴方だって死ぬ気もなかったくせに」「……さぁ、どうかな」笑ってはぐらかすレクターの手首を今度は指でなぞった。「でもまぁ貴方が生きていたことについて感謝はしてますよ。貴方が誰かに殺されるなんて耐えられない」「君以外の誰かに?」「僕以外の誰かに」やるならそう、僕の手で。

2018-07-29 01:06:43
帷更 @i0z1r6

何度目かのその告白をレクターは愛おしそうに聞いた。「では私は君に殺されるのかな」「今のところはそんな気分になれません。貴方はがっかりするかもしれませんが」「そんなことはないよ。私も今を楽しんでいる」「貴方は、そう……きっとデザートです。最後にとっておくものでしょう?」「なるほど」

2018-07-29 01:11:17
帷更 @i0z1r6

「貴方は?」「私は君をデザートとは思っていない。君はメインディッシュだ。コースには欠かせない」「では未だ貴方の腹は満たされないままだ。そのうち餓死するかもしれませんね」「そうなる前に君を味わうよ」 とか言いながら二人きりの室内で笑い合うウィルと博士の会話があってもいいと思う

2018-07-29 01:17:08
帷更 @i0z1r6

Badgers of the same hole 【W/L】 privatter.net/p/3657842 S3以降のウィルレク。ウィルがすごくウィル・グレアム様(当社比)

2018-07-31 19:00:08
帷更 @i0z1r6

【ウィルレク】ハンニバル・レクターは無礼者を許さない。Eat the Rudeを信条としている彼に無礼を働いた者は、彼の手によってディナーへと姿を変える。ひとたび彼に無礼と認識された者に残念ながら明日はない。例外なく。そう、例外はないはずなのだが。 「君は存外無礼者だね」

2018-08-14 02:54:14
帷更 @i0z1r6

下から僕を見上げる彼は眉を顰めてそう言った。数秒前には固い床に押し倒された衝撃で強かに打った後頭部の痛みから呻き声を上げ顔を歪めていた彼。だが口では無礼と言いながら、それほど怒っている様子はみられない。こんなこと、僕以外の人間が彼に対して実行したら果たしてどうなるのだろう。彼が

2018-08-14 02:54:14
帷更 @i0z1r6

感じるであろう“無礼”な行いをする度に僕はぼんやりとそんなことを思う。例えば僕の苦手な食材を使った料理を食卓に出されて彼の手料理を残した時も。着ていた服をベッドやリビングのソファーに脱いだまま放っておいた時も。喧嘩をした際に彼が大切にしているバカラのグラスを

2018-08-14 02:54:14
帷更 @i0z1r6

割った時も(流石にこの時は彼はかなり怒っていた。だが喧嘩の最中なのだ、僕だけが悪い訳ではない)普通であればディナーにされてもいいような行いをしているのに、僕はまだ生きて彼の隣にいる。いや今は彼の上にいるが。「僕が無礼ですか」床に散らばる彼の髪を手で梳いて瘤になった頭を摩る。彼は

2018-08-14 02:54:15
帷更 @i0z1r6

薄く笑って僅かに眉を下げた。「君はたまにとても無礼なことをする」「貴方を床に押し倒したのは無礼ですか」「この行為自体は構わないがお蔭で後頭部と背中を痛めたからね、せめてソファーとか柔らかい場所が良かったよ」「もっと優しくされたかったですか?でも貴方はこういう方が興奮するでしょう」

2018-08-14 02:54:15
帷更 @i0z1r6

髪を引っ張り露わになった首筋に噛み付く。彼は少し痛がっていたが矢張り笑みは絶えていない。多少乱暴にされる方が彼には好みなのだ。但し、それは恐らく僕に限って。彼は他者からの乱暴を受け容れる人間ではないし、それを愉しむ嗜好でもない。乱暴しようものならば矢張り彼から無礼者と見做され

2018-08-14 02:54:16
帷更 @i0z1r6

制裁を加えられるだろう。彼は無礼者を許さない。例外なく。例外は。どうやら、この世界で僕だけ。今のところは。 「無礼者は食べるんですよね」血の味がする皮膚を舐めて、彼を見下ろす。なら僕を食べますか?と問えば、彼は八重歯と赤い舌を覗かせた口で、今は私の方が食べられそうだよ、と言った。

2018-08-14 02:54:16
帷更 @i0z1r6

ある夜の食事中に「私の手料理を美味しそうに食べる君が美味しそうでならないよ」「……僕はまだディナーになる気はないですよ」「すまない。君が可愛くてつい、ね」「そういう貴方は昨夜は僕に食べられましたけどね」「……ウィル」「はい」「君、酔っているね?」「ええ多少は」て会話するウィルレク

2018-08-19 00:33:06
帷更 @i0z1r6

【貴方のいない未来/ウィルレク】「それを僕は想像出来なかった」「私が牢に繋がれている間に家族を作ったのにか?」「そうやって知らぬふりをしているが貴方にはお見通しだったでしょう?初めから全部貴方の思惑の内だ。手に入れさせて取り上げる。貴方は僕から大切なものを奪うのが好きですからね」

2018-08-19 14:30:51
帷更 @i0z1r6

「君が新しい家族を持つことは喜ばしいと思ったよ。同時に、いつかその家族が枷になるとも思ったが」「枷で苦しむ僕を見たいとも思った癖に」「確かに否定は出来ないが今はそれよりも見たいものがある」「……」「君はあの平穏に満ちた三年間を選ばずに今を選んだ。私といる今を」

2018-08-19 14:30:51
帷更 @i0z1r6

「そう仕向けたのは貴方だ。僕にはこうするしかなかった」「でも選んだのは君だ」「……貴方は狡猾で卑怯だ。貴方こそ僕のいない未来を想像し難かったから自ら捕まりに来たんじゃないんですか。しおらしく恰も僕の為にという体で。実際は貴方が僕から離れられなかった」「……さて、どうだろうね」

2018-08-19 14:30:52
帷更 @i0z1r6

reconfirmation 【W/L】 privatter.net/p/3724475 互いのこと大好きすぎるウィルレク

2018-08-22 15:45:29
帷更 @i0z1r6

【ウィルレク】気がついたら森の中に立っていた。過去に夢遊病を患っていた僕にとって意識のない間に何処か知らない場所に来ているということは多々あったが、ここ最近ではそれも落ち着いていたというのに。逸る気持ちを落ち着かせ辺りを見回すと、ふと視界に動くものが入り眼を凝らす。薄暗く生い茂る

2018-09-16 02:17:08
帷更 @i0z1r6

木々の隙間に一匹の犬がいた。思わず足を踏み出し近寄っていく途中、いやあれは犬ではないと気付く。人間だ。それも子ども。恐らく十にも満たない幼さだ。柔らかそうな髪、ぱちりと見開かれた眼差しは確かに子ども特有の愛らしさがあったが、向けられた表情には何処か成熟した大人の落ち着きを感じる。

2018-09-16 02:17:09
帷更 @i0z1r6

どういう訳か言葉が出ず暫しお互いに見つめ合っていたが、突然背を向け歩き始めたのでつい、待って、と声を掛けてしまう。ぴたりと止まったその子は矢張り幼い声音で、行かないと、と言う。「何処に行くんだ?」僕の問いに顔だけで振り返って、その子どもは一言「妹の、ところ」と言った。

2018-09-16 02:17:10
帷更 @i0z1r6

あぁ、だめだ、行ってはいけない。理由は解らないが急に酷い不安に駆られる。止めないと。そう思ったが、すでに駆け出していた子どもは暗い森の奥へと入って行ってしまう。だめだ。そっちは駄目なんだ。必死に手を伸ばすが届かず、追い付けない。此処で見失ったら、もう二度と逢えないだろうと思った。

2018-09-16 02:17:10
帷更 @i0z1r6

「――ウィル?」 聴き慣れた声に眼を開ける。眩しい光に数度瞬いて、少し心配そうに此方を見る彼の姿が瞳に映った。「……ハンニバル」「大丈夫かい?凄い汗だ」額を拭うように手の甲が触れる。熱はないようだが、と呟いた彼は立ち上がろうとしていたが咄嗟に手首を掴み制止する。彼は驚いたのか僅かに

2018-09-16 02:17:10
帷更 @i0z1r6

首を傾げていた。「僕は眠っていたんですか」「あぁ。魘されていたよ。何か悪い夢でも?」言いながら微笑んで再度首を傾げる。ゆめ。そう夢を、みていたのか。とても悪い夢だった。昏くて、儚くて、淋しい夢。徐々に朧げになっていく記憶を掻き集めると、あの湿った草木の香りが蘇ったような気がした。

2018-09-16 02:17:11
帷更 @i0z1r6

「ハンニバル」一度息を吐き出して、彼を呼ぶ。僕を見る眼はいつも通りの眼差しだ。「いてください。此処に」僕の言葉に彼はぱちりと眼を瞬き、何処か困ったように眉を下げる。未だ掴んだ儘の手首に緩い力が加わるが、僕に離す気はなかった。「言っただろう。君を置いては行けない」彼は静かに笑った。

2018-09-16 02:17:11
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おいていかないで W/L pic.twitter.com/8p0Qr4rCBx

2018-09-23 13:03:57
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この世界で僕だけ W/L pic.twitter.com/yQW8puDj1Z

2018-09-23 14:47:22
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Desire to possess W/L pic.twitter.com/aEL2xDZmGd

2018-09-24 15:26:51
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帷更 @i0z1r6

わざわざ投降してまで自分がウィルの眼に映らなくなる結末を回避したかったわけですからね彼は(とわたしは思っている) ウィルに興味を失われることをレクタは絶対おそれてるでしょ……誰にも言わないし傍目からもわからないしもしかしたら本人すら気付いてないかもしれないけれども。

2020-01-30 18:51:23
帷更 @i0z1r6

レクタに「何が食べたい?」と聞かれたらいつもは「何でもいいですよ、肉以外で」と返すのにたまーに「今日は肉料理がいいです」とウィルに言われてすごくぞくぞくしちゃうレクタ(但し表情には決して出さない)というウィルレクとかめちゃくちゃ滾りますね。二人にしか解らない色々な意味での合図。

2020-09-15 08:15:13
帷更 @i0z1r6

「どうかな、ウィル」 「貴方の料理はいつも通りとても美味しいですよ。ですがこの肉……何の肉ですか?」 「解っていることを答える必要はあるかな」 「肉料理とは言いましたが僕はこれにしろとは言ってない」 「お気に召さないかな? ならデザートで挽回しよう」 のち、暗転(色々な意味で以下略

2020-09-15 08:24:01
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まとめたひと
帷更 @i0z1r6

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