勉強用個人的なまとめ
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JR東日本 電気SIO広報(公式) @jresio_PR

以前お知らせしたATS-PとATS-P(N)の違いについて、これから3日間投稿を行います!まず、ATS-Pの機能を説明する上で、鉄道の信号機について紹介します。鉄道の信号機は、赤信号(R)は「ここで止まれ」ということを示しており、それ以外の黄色や青色は走行できる速度を現わしています。#電気SIO #ATS pic.twitter.com/sesk8dK8K4

2022-08-22 08:13:05
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例えば、青信号(G)であれば最高速度、黄信号(Y)であれば45km/hなどです。そのほかに黄信号二つ(YY)であれば25km/h、黄・青信号(YG)であれば65km/hなど細かく示していて、それに合わせて列車は速度を調整しています。これらの色を信号機の「現示」といいます。 pic.twitter.com/beHZTuqxku

2022-08-22 08:13:22
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Twitterのアプリ上からは図が見づらくなっておりましたので、コメントに再掲させていただきます。 pic.twitter.com/mMJrlfmIpi

2022-08-22 08:33:30
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列車は急に止まれませんので、事前に列車が走行できる速度を示すことで赤信号までにきちんと止まることができます。例えば、G→Y→Rと信号機が並んでいれば、列車はそれに従って最高速度→45km/h→停止と徐々に速度を落として赤信号までに止まることができるようになります。#電気SIO #ATS pic.twitter.com/X873OZGNDT

2022-08-23 08:09:06
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「現示」は、その路線を走行する列車のうちブレーキ性能が一番低い列車に合わせて設定されています。ところが、近年の電車はブレーキ性能が高く、赤信号により近い位置からブレーキをかけても、きちんと赤信号までに止まれるようになっています。

2022-08-23 08:09:13
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そのため、通常の指示速度よりも同じ区間をより高速に通過しても問題ない場合があります。それらの列車に対しては、現示を一段上げて、より高速で通過できるようにします。例えば、YGを現示している区間でGを現示してあげるというような感じです。これを信号機の「現示アップ」といいます。 pic.twitter.com/OlKwuAi68i

2022-08-23 08:09:37
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こうすることで列車はより高速で走ることができ、さらに信号機と信号機の間隔をより短くすることで列車と列車の間隔が短くなるので時間あたりの列車本数を増やすことができます。

2022-08-23 08:09:41
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そこで活躍するのがATS-Pです。ATS-Pはレール間に設置した地上子を介して列車から高ブレーキ性能かどうかの情報を取得できます。これを各信号機に付随するATS-P間で情報をやり取りして、どの区間の信号機を現示アップするか判別し、信号機を列車に合わせた最適な現示にさせる機能を持っています。 pic.twitter.com/utHqMRr61O

2022-08-24 07:00:10
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一方、現示アップして列車本数を増やす必要のない路線については、この現示アップ機能などの付加機能がなく、自動列車停止装置としての機能に特化したATS-P(N)を導入しています。どちらも、本来の自動列車停止装置としての安全性は変わりません。 pic.twitter.com/e3jF18NqsD

2022-08-24 07:00:48
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当初3日間に分けた投稿予定でしたが、皆さまから多くの反響をいただいておりますので、ご好評にお応えして機能的にもう少し詳しい話をします。

2022-08-25 07:58:21
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ATS-Pは高機能であるため信号機ごとに符号処理機(エンコーダ:EC)を設けて、ECで情報処理を行い、それぞれの地上子を経由して列車に情報を送っている(列車からも情報を受けている)のに対して、ATS-P(N)は地上子自体に情報が入っているためECがありません。 pic.twitter.com/0rjZlhtFQO

2022-08-25 07:58:54
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ATS-PがECからの情報を常に地上子から列車に送り出しているのに対し、ATS-P(N)は地上子にコイルを設け、列車側から発生する電波によってコイルで電源を発生させ、その電源により列車に情報を送っています。コイルを内蔵しているため、ATS-P(左)よりもATS-P(N)(右)の地上子の方が少し大きいのが特徴です pic.twitter.com/IAdFBsqodp

2022-08-25 07:59:25
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高減速列車はブレーキ圧を増圧改良した各駅停車列車、低減速列車は客車列車や貨物列車を示しています。また、ブレーキ性能が高くても「特別快速」や「特急」列車は車間の詰めすぎによるブレーキ回数増加を防ぐ目的で、中減速列車として現示アップを高減速列車(各停)より抑えた制御をしています。 twitter.com/FBIjobs_Japan/… pic.twitter.com/5O0Woqybvu

2022-09-07 07:00:00
FBIjobs Japan @FBIjobs_Japan

@jresio_PR 質問があります。 高減速列車、低減速列車とは具体的にどういう列車のことですか?

2022-08-22 21:32:03
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信号機の現示は列車同士の車間(閉そく数)に合わせて各列車に適切な速度を示し、何閉そく先に列車がいるということは示していません。例えば、YGの次はまたYGということもあり、YGが必ずしも3閉そく先に列車がいるということは示していません)場合によっては、G-YG-YG-Y-YY-Rなんてこともあります)。 pic.twitter.com/cuHNEGQHTd

2022-09-08 07:00:31
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前述の高減速列車の話と通じるところがありますが、車両性能により減速信号や注意信号に対して運転速度を向上して走行してよい区間を定めており、例えば東海道本線の東京-来宮間を走行する電車列車及び気動車列車は、減速信号は75km/h、注意信号は55km/hで走行してよいとしています。 pic.twitter.com/mRIxH0k7dQ

2022-09-09 07:48:25
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ATS(自動列車停止装置)の地上子について2日間に分けてご紹介します!首都圏を中心に使用されているATS-Pは赤信号に対して、ブレーキパターンを発生させることにより、列車を確実に信号機手前に停止させることのできるシステムとなっています。(詳細は過去投稿2022/8/22~をご覧ください。) pic.twitter.com/PHVzPUuTtf

2023-01-26 17:00:00
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前方の信号機に停止信号が現示されている場合は直下地上子から常に即時停止情報が発信されており、列車が直下地上子を越えようとしたときは非常ブレーキが動作し、列車は停止するようになっています。 pic.twitter.com/BS3t45qbfE

2023-01-26 17:02:30
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地上子にはいくつかの種類があり、例えば写真のようなATS-Pの即時停止用地上子は運転士から見てその他の地上子と判別がつきやすいように黄色のシールもしくは塗装やリフレクト板の取付が行われており、その他の地上子は白色となっています。 pic.twitter.com/oRz9ACmEyp

2023-01-27 07:00:30
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ATSの種類によっても地上子の見た目が異なりますが、皆さんはどの地上子がどのATSのものかお判りでしょうか。是非、コメント欄で解答をお寄せください!※④の写真はATS用の地上子ではありません。 pic.twitter.com/iEcusXu10k

2023-01-27 07:01:00
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まとめたひと
さんだば @gMvQBnnSmQ0lnAj

元カノに殴られて5周年