
ノルマンディー列車旅の初日は画家クロード・モネがアルジャントゥイユの次に1877〜81年まで移り住んだ村・ヴェトゥイユに列車とバスで行ってきました。 のどかでゆったりしていて、モネの絵で見た真っ青な空や雲、木々の緑、それを映すセーヌ川…そんな美しい風景が随所にある村でした pic.twitter.com/NYdSwza3Gy
2019-09-12 16:29:50




平日ということもあり、車で来てる観光客はちょこちょこいましたが、バスで来て宿泊していくのは自分だけっぽかった。村の中心である役場周りの建物の壁にはモネの姿が描かれてたりします pic.twitter.com/8VcLTPNVeZ
2019-09-12 16:35:58



ヴェトゥイユでモネたちが住んでいた家は、今はシャンブル・ドット(一泊朝食付きの民宿)になっています。 1日目はここに泊まったんですが部屋も庭もとても素敵だった!家具はアンティークで揃えて19世紀の雰囲気を出したり、モネの複製画や古い絵葉書を飾ったりとオーナーさんのモネ愛を感じました。 pic.twitter.com/IPZ72PuB3h
2019-09-12 16:39:49




止まるバスは1日に数本しかないし、モネ関連の場所としては知名度は低いヴェトゥイユですが、どうしても行きたかった理由は、教会の墓地に、ここで亡くなったモネの妻・カミーユのお墓があるから。 村の人たちが大事に手入れしている様で、お墓はとても綺麗で、美しい花が供えられていました pic.twitter.com/quzUVFWE89
2019-09-12 16:43:05



お墓に挨拶し終えた後、墓地の入り口ですれ違った地元のおばあさんに「カミーユのお墓を見にきたの?」と聞かれたので「そうです。日本から来ました」と言ったら嬉しそうににこにこされてたのが印象的でした
2019-09-12 16:46:50
ノルマンディー列車旅2日目はジヴェルニー。お昼に到着したらモネの家の入場列が結構長かったので、先にすぐ近くのジヴェルニー印象派美術館へ。企画展はナビ派の画家ケル・グザヴィエ・ルーセル。これに加えて一室でモネやカイユボット、ドニなどの美術館のコレクション作品が展示されていました。 pic.twitter.com/WG9869kVXf
2019-09-14 20:59:57




ジヴェルニー印象派美術館、入り口も周りも美しい植物に彩られた素敵な建物でした。庭園にはモネが描いた積みわらのシーンを再現したスペースなんかも。 pic.twitter.com/fZPKHmCOgB
2019-09-14 21:03:46



美術館を出た後は、モネの家とは逆方向の村の教会へ。 ここの墓地に一家のお墓があり、モネや息子のジャン、ミシェル、それにカミーユが亡くなった後にモネと結婚したアリスやその子供たちが眠っています。 青空の下、草花に囲まれて立つ白い十字架のお墓は、自然を愛したモネらしいものでした pic.twitter.com/JgY9TDCP6D
2019-09-14 21:06:22


そばに建つ聖ラドゴンド教会は、15世紀頃に建てられ、その後何度か建造を重ねた古い素朴な教会。モネの家と庭園とは対照的に、こちらにはほとんど人がいなかったのでゆっくり見て回れました pic.twitter.com/RhGiZhiSGh
2019-09-14 21:09:43


そしてジヴェルニーで最後に訪れたのが、モネの家と庭園。写真や映像で何度も見ていたモネの庭園ですが、実際訪れると、植物の種類や色数が凄まじくて圧倒されました。めちゃめちゃ手がかかっている…! pic.twitter.com/IS0e9d3Blo
2019-09-14 21:11:28




ジヴェルニーのモネの家の中。写真撮影は禁止と聞いていたのですが、古い情報だった様で係員の方に聞いたらフラッシュたかなければOKとのことでした。 どの部屋も素敵だった…! pic.twitter.com/vM2TITeZzB
2019-09-14 21:15:10



モネの家を回った後は、睡蓮の池がある方の庭園へ。夢みたいに美しかったです(語彙が尽きた) pic.twitter.com/Ok4OduQca5
2019-09-14 21:19:25




そして、モネが睡蓮を描いたアトリエは今はお土産屋になっています。庭で採れた蜂蜜なんかも売ってました。なぜかロートレックの眼鏡キーホルダーが3€で売っていたので買いました pic.twitter.com/iqnI9OBDjS
2019-09-14 21:23:43



ノルマンディー列車旅3日目はルーアン。2日目の夕方にジヴェルニーを出て夜に到着。宿に荷物を置いてから夏季限定・ルーアン大聖堂のプロジェクションマッピングを見に行きました。 大聖堂の前面に投影される映像、大迫力でした。今年の上映は今週末までなので、ぎりぎり見れてよかった pic.twitter.com/V9M6vbWuR7
2019-09-15 15:25:57




2日目までは晴れでしたが、ルーアンではあいにく曇り。灰色の空が少々残念ですが、街中の散策へ。 木骨組みの建物が残る街中を歩き、まずは時計塔を見学、その後は聖ジャンヌダルク教会と旧市場広場(十字架の掲げられている場所がジャンヌが火刑に処された場所だそうです)を見ました。 pic.twitter.com/oXIL06YXio
2019-09-15 15:29:01




その後はルーアン美術館へ。1801年オープンのこの美術館、所蔵のコレクション展部分はなんと入場料無料。 この土地で連作を描いたモネを始め、印象派絵画もそれ以外にも数多くの作品が所蔵・展示されていて見応えがありました。特にシスレーのよい作品が多かったのが嬉しい驚き。 pic.twitter.com/EbhATMFAp4
2019-09-15 15:33:46




美術館でモネのルーアン大聖堂の絵を観たので、改めて実物を見に行きます。 モネは2年の間に数回ルーアンに滞在し、正面の建物(4枚目の写真)の3階から、時間や天気によって様々な色に染まる大聖堂の連作を描きました。 曇り空の下、灰色の大聖堂は先程観てきたモネの絵を連想させました。 pic.twitter.com/g0IIlBjrVt
2019-09-15 15:38:53




ちなみにルーアンはモネの兄、レオンが住んでいた街で、モネは30代の頃に何度かこの街を描いています(主にセーヌ川と船ですが)。大聖堂の連作を描いたのはそれから20年経ち、50歳を過ぎた頃です
2019-09-15 15:46:56
たまたま通りがかって面白そうだなーと最後に立ち寄ったのが、セック・デ・トゥルネル鉄工芸博物館。3世紀頃から19世紀に渡る数多の鉄工芸品コレクションをゴシック建築の教会内に展示しています。こちらも美術館と同じく入場料無料。 pic.twitter.com/gmaB3uZIQl
2019-09-15 15:52:13



教会内に展示された錠前、看板、工具、装飾品など膨大な数の鉄工芸品、素晴らしかった!特にキッチン道具や裁縫道具など生活用品をたくさん見れたのが嬉しかったです。資料になりそうなので時間ぎりぎりまで写真撮ってました。 pic.twitter.com/ubE7BKF9qU
2019-09-15 15:55:27




ルーアン観光を終えて、なんとか今日泊まる場所に向かうアンテルシテに乗れた…号車数をどこで確認したらいいか分からずにあわあわしてたら優しい人が教えてくれた…ありがたみ…😂
2019-09-13 01:23:23
昨夜、モネが5〜19歳まで暮らし、『印象、日の出』を描いた街ル・アーヴルに到着しました。 残念ながら、今日は朝から雨で日の出は見れなかったけど、昨日の夜(20時半位)に海岸で見た夕焼けがとても綺麗だったので満足。 pic.twitter.com/0guOVhbLCi
2019-09-13 18:54:27

そして今朝は「コンクリート建築の父」オーギュスト・ペレ設計のサン=ジョゼフ教会に行ってきました。 写真で見てはいたけど、実物の美しさは想像以上だった!高い塔のステンドグラスから降る光が万華鏡の様に美しかったです pic.twitter.com/RhMGbfjDBU
2019-09-13 18:57:46




今はマルロー美術館に来てます。企画展がちょうどラウル・デュフィ展でめちゃくちゃ嬉しい! pic.twitter.com/r5W7XPITS3
2019-09-13 19:23:55



マルロー美術館、小さいけどブーダンの作品すごいたくさん展示されてる…幸せ…(4枚目左側の壁全部そうです) pic.twitter.com/5WXqZT9idC
2019-09-13 20:15:51




美術館を出た後はサン・タドレス(モネの伯母さんが住んでたとこ)まで浜辺を歩いたり、座って海を眺めたりしてル・アーヴル散策終了。夜の列車でパリに戻ります pic.twitter.com/wl5UrAWhWr
2019-09-14 01:55:43

個人的な趣味の旅なので、たまに呟く程度にしようと思っていたのですが、『モネのキッチン』を読んで下さった方やモネ好きの方にも写真やレポートなど楽しんでもらえたらいいなと思い、まとめてみました。ツイートにリプライや♡RTなど反応下さった方々、ありがとうございます😊
2019-09-15 16:11:58
単行本『モネのキッチン』全2巻の内容や、登場する印象派画家たちの紹介漫画+相関図を描きました。美術や歴史の知識が特になくても楽しく読める美術史グルメ漫画なので、気になった方は手に取って頂けたら嬉しいです。試し読みはこちら→ akitashoten.co.jp/comics/4253263… #モネのキッチン #印象派 pic.twitter.com/jhZvqlK9yW
2019-05-22 12:58:11


