ここ1年半ほどの間にツイートした内容で有益だと思われるものをまとめています。
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山本安男 @Jens_Inferno

自分の世界と他人の世界が全く同じで地続きであると思い込んでる人がギター教えるとだいたい悲惨なことになる。 世界=地球の事だと思っている人はさらに悲惨・・

2018-08-10 05:23:44
山本安男 @Jens_Inferno

最近は何人かの生徒さんにピッキングを指導する際【ダウン⇅アップ』という概念を一旦忘れてもらい、【アウト⇄イン】というイメージで弾いてもらうことを試しているのだけど、結果はすこぶる良好です。 単音を程よく滑らかに弾く場合はこのイメージが良いかも知れない。

2018-08-15 20:39:09
山本安男 @Jens_Inferno

「ピッキングの軌道を斜めに」という概念に近いが、斜めと意識したところで脳内に【ダウン】【アップ】という認識・イメージが根本的にある状態ではどうもうまく機能しないっぽい。 だから【ダウン】を【アウト】に、【アップ】を【イン】と置き換えてみると細かいピッキングが改善する可能性がある。

2018-08-15 20:43:26
山本安男 @Jens_Inferno

飽くまでも一本弦、狭い範囲をピッキングする際の方法であって、コード演奏のように二本、三本、四本とピッキングする幅が広くなっていくほど純粋な【ダウン⇅アップ】という“縦”のイメージで演奏したほうが良いかと。

2018-08-15 20:47:14
山本安男 @Jens_Inferno

本日の個人レッスンはホームポジション(いわゆる姿勢)を徹底的に改善。 AとB、どちらがより機能的で“演奏に適したポジション”だと思います? 正解は『B』。 『A』は「背筋をピンと伸ばし胸を張って顎を引いて!」と昔から学校の先生や頭の固く思慮の浅い大人達が強要してきたあのポジションです。 pic.twitter.com/KOXt2VXrB6

2018-08-21 20:30:10
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山本安男 @Jens_Inferno

『A』は戦国武将のような座り方で一見勇ましく見えるかも知れませんね。 しかしこのポジションは、運動機能の命である頭蓋骨の付け根(環椎)が固まり、首が後ろ側に固定されることで脊椎を通る神経を圧迫、張った胸は脊椎の自然なカーブを失わせ、骨盤が後傾することで支点の役割が崩壊しています。 pic.twitter.com/WdO2r2UFNJ

2018-08-21 20:37:40
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山本安男 @Jens_Inferno

『B』は見た目的には際立った印象はありません。 “不必要な意図”を排し、人間がもともと持っていた機能的かつ自然なポジションで、ゆるやかで安定しているからです。 ここでの“安定”とは、微動だにしない不動の状態ではなく、常にバランスを取り様々な方向にも動け豊富な動きが出来るという意味です。 pic.twitter.com/lZ325sCKXm

2018-08-21 20:45:12
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山本安男 @Jens_Inferno

機能的なポジションを生み出すために、ただ形だけを真似ても良い結果は出ないでしょう。 環椎の位置や脊椎の形、骨盤や坐骨に関する理解と、脳内でのイメージの書き換え、身体全体の正しいマッピングを行った結果、自然とこのポジションに行き着くというプロセスが最も望ましいです。 pic.twitter.com/SSpIjvVqPg

2018-08-21 20:52:59
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山本安男 @Jens_Inferno

これらのホームポジションは人によってかなり違いがありますね。 特に考えたことはないのに自然と機能的なポジションが身についてる(=不必要なことをしてきていない)人もいれば、独特のクセが身体に染み付いてしまい、座るのも立つのも歩くのも変、という人もいます。

2018-08-21 21:09:07
山本安男 @Jens_Inferno

前者と後者がホームポジションのすり合わせを行わず、前者から後者へ何かを伝える時に感覚のズレが生じます。 “何を言っても全然伝わらない”ってやつですね。 まず住んでる世界が違います。

2018-08-21 21:13:39
山本安男 @Jens_Inferno

まさにそのようなイメージです。 『A』は斬りかかられた時の素早い対応は難しいかも知れませんね。むしろ斬りかかってきて欲しくないので、威圧的な姿勢で相手を威嚇する、事前策のようなポジションです。 『B』のポジションは自然で中立的なので、『A』を含む様々なポジションへの切り替えが滑らか。 twitter.com/pismo73/status…

2018-08-21 22:25:02
しょう@かにゅふぁ @pismo73

@Jens_Inferno 斬りかかられても即座に対応できる姿勢ってことですね

2018-08-21 20:54:17
山本安男 @Jens_Inferno

10年前なら筋肉の状態、機能や伸縮性などに着目してて、それらこそが演奏や運動の要になっていると考えてたけど大きな誤りだった。 筋肉の前に骨よね、骨。関節とボディマッピング、より統合的な身体の見方。もっと前は脳機能と神経伝達。それらがあって初めて筋肉や腱の働き方を捉えられる。

2018-08-21 23:14:54
山本安男 @Jens_Inferno

本日初めていらした生徒さん🤗 初回からコアなレッスンでしたが、ノートにメモを取りながら熱心に受講してくれました。 一目見てホームポジションに問題を感じたので、ギターを弾く前にまずは機能的ホームポジション確率のため、トップジョイントの理解と骨盤のアライメント調整をトレーニング。 pic.twitter.com/H0F82Ucwcw

2018-08-26 22:09:49
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山本安男 @Jens_Inferno

上達に対する強い意思と、その人にとって新しいと感じる方法論を受けいれる柔軟性がなければ、誰に何をどれだけ習っても大した成長は見込み無し。

2018-08-28 21:27:35
山本安男 @Jens_Inferno

「ミスしなくなるまで練習しましょう」 は正解だけど 「ミスしないように練習しましょう」 は違うんだよな〜。

2018-09-05 10:00:33
山本安男 @Jens_Inferno

朝のツイートに反応してくれた方がそこそこいたので、誤った解釈の無きよう念のため補足。 (※画像見て) A.『ミスしなくなるまで練習しましょう』 B.『ミスしないように練習しましょう』 pic.twitter.com/G4gCQ4Oaaf

2018-09-05 22:05:45
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山本安男 @Jens_Inferno

“ミス”という存在そのものに本来意味や価値はない。 この価値はシチュエーションによって変化する。 本番でこれを連発するようであれば、“ミス”は悪者になるだろう。 一方練習(とくに初期段階)過程におけるミスは、より良い演奏状態に導くために有用な存在となるだろう。

2018-09-05 22:11:59
山本安男 @Jens_Inferno

もっとしっかり説明したいが、たぶん10000字ぐらい必要なのでやめとく。 「私は失敗したことがない。 ただ、1万通りの、 うまく行かない方法を 見つけただけだ」 By トーマス・エジソン

2018-09-05 22:18:51
山本安男 @Jens_Inferno

通い始めて3回目の生徒さん。 基本姿勢に難があったため、1回目レッスン時にギターに一切触れず、環椎後頭関節〜脊椎〜骨盤(仙骨、坐骨)のコンディショニングを、2回目に腕の構造理解とギターの構え方をしっかりやったおかげで、3回目となる今日は非常にスムーズに演奏のレクチャーが進みました🤗 pic.twitter.com/k1Di8RONBR

2018-09-12 22:06:20
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山本安男 @Jens_Inferno

ギターを持つ以前の基本状態の重要性は、おそらく多くの人が考えているよりも遥かに大きい。 極論を言えば「あなたのピッキングが上手くいかない原因はピッキングそのものにあるのではなく、そもそも身体の地図感覚が間違ってるからですよ〜」って事だったりする。

2018-09-12 22:12:25
山本安男 @Jens_Inferno

もちろん、求めている演奏クオリティに対しての練習量が見合ってない場合はまずもって練習が必要だけど、色々犠牲にして必死で練習してそれでも上手くいかない人ってむちゃくちゃ多いのよね。 んでそれを上手い人から「練習が足らん!」と言われることのツラさといったらもう・・笑

2018-09-12 22:16:14
山本安男 @Jens_Inferno

高身長イケメンのバーグ男子がレッスンに来てくれました!(※顔出し許可取得済) 画像のA(改善前)とB(改善後)を比較するとホームポジションの変化は一目瞭然。 ホームポジション改善後にギターを実際に持ってコンディショニングしつつ“新しい演奏感覚”のインストールに着手しました🎶 pic.twitter.com/u1zdCFggor

2018-09-13 19:33:53
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山本安男 @Jens_Inferno

これらは単純に『姿勢をよくする』みたいな“外側の見栄えのみをよくする”ような単純なアプローチなものではありません。 骨格構造や関節位置の理解など、バイオメカニクスに従って人間が“出来ること”と“出来ないこと“を認識して、内部から自然にこのポジションに行き着く方法です。

2018-09-13 19:38:25
山本安男 @Jens_Inferno

自分自身のサイズにあった理想的なホームポジションを自分自身で生み出せるように、その方法を指導しています。

2018-09-13 19:43:33
山本安男 @Jens_Inferno

ちなみに僕が“姿勢”といわず“ホームポジション”という呼び方をするのは、“姿勢”という言葉は『不動の固定的な形』をイメージしやすく、ギター演奏には不適切で不合理だからです。 それに対して“ホームポジション”はその時必要な形に自由に変化でき、そしていつでも“ホーム”に帰ってこれます。

2018-09-13 19:45:22
山本安男 @Jens_Inferno

あ、念のため補足。 僕が生徒さんに教えているもの=「良い姿勢というメソッド」ではなく「良いホームポジションというメソッド」ですよ〜って意味ですね、これ。 姿勢という言葉を一切使わないという意味ではない。 twitter.com/Jens_Inferno/s…

2018-09-13 20:23:40
山本安男 @Jens_Inferno

例えば、ホームポジションの“ある瞬間”を切り取ったものが“姿勢”という感じかな。 “姿勢”が限りなく連続的に多様なバリエーションに変化する“在り方”のことを僕は“ホームポジション”と呼んでいます。

2018-09-13 20:27:02
山本安男 @Jens_Inferno

【メジャースケール 〜ボックス型5ポジション】 これ身につけるの、みんな結構苦戦しているみたい。 たとえ覚えても各ポジションを独立してしか使えなかったり、トニックからしかスタート出来なかったり、ポジション同士の関連付けが今ひとつでシームレスに移動するのが困難だったり・・ pic.twitter.com/aulT3GSJ4E

2018-09-15 21:10:43
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山本安男 @Jens_Inferno

ということで提案なのですが、このように覚えてみてはどうでしょう? 5ポジションを形だけ一個ずつ覚えていく方法よりも、音が見えポジション同士の関連性も身につき、指板をもっと広いエリアで捉えられるようになると思います。 pic.twitter.com/EuaKZsRp5x

2018-09-15 21:13:11
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山本安男 @Jens_Inferno

画像は① ② ③ ④ ⑤ の順に見てくれればOK。

2018-09-15 21:14:43
山本安男 @Jens_Inferno

④の画像の文章に誤りがありました💦 「すべての弦のC音に小指を置き」 ではなく 「すべての弦のC音に中指を置き」 です。

2018-09-15 21:21:23
山本安男 @Jens_Inferno

きっと明日になると少し忘れているはずなので、明日も20分、明後日も20分・・というふうに続けて自分のものにして欲しい。 この“少し忘れる”というのは学習プロセスでとても重要。 『軽微な忘却は運動指令を最適化する』と東京大学の実験で理論的証明がなされています。

2018-09-19 18:28:19
山本安男 @Jens_Inferno

ちょうど1年前に弾いたMEGADETHの“Tornado Of Souls”のギターソロ晒しておきます🔥 チョークダウンの雰囲気とか結構ソックリに弾けてね!? 笑 最後の一節は耳コピ面倒くさ過ぎて放置しちまった・・ #MEGADETH #tornadoofsouls pic.twitter.com/bZDwShw7LC

2018-09-24 19:46:13
山本安男 @Jens_Inferno

楽器演奏って、例えば超絶技巧的な演奏などは高次元なフィジカルのみに支えられてるわけじゃなく、そのフィジカルをどの場所でどう働かせるかという脳内のソフトウェアの質こそが鍵を握るんだよね。

2018-09-29 19:23:03
山本安男 @Jens_Inferno

Jason Richardsonなんかの演奏が凄まじいのは、まあもちろんフィジカルの凄さもなんだが、指板のあちこちに散らばった演奏ポジションに対する強力な認識力と連続かつ跳躍的な動きの自動化が完璧なところ。 おそらく想像を絶する練習量と努力あってのことだろう。

2018-09-29 19:24:17
山本安男 @Jens_Inferno

本日のギターレッスンで 『エコノミーピッキング』と『オルタネイトピッキング』 について軽くレクチャーしました🎸 極小の動きで最大エネルギーを生むことがポイント。 “指先で弾く”とか“腕の回転で弾く” “肘で弾く”など1カ所のみにフォーカスせず、肩甲骨から先の関節全て使います。 #ギター奏法 pic.twitter.com/0WYkdC7CVE

2018-12-23 16:28:22
山本安男 @Jens_Inferno

個人レッスンの生徒さん、伸び悩んでた部分がここ数回のレッスンで一気に解決に向かってきたので嬉しい😃 教える側と教わる側、同じイメージを共有して一緒に歩まないとな。 それにしても身体のフォームはもちろん“思考のフォーム” “心のフォーム”はやっぱ凄く大事ね! #ギター奏法 #ギターレッスン pic.twitter.com/Ztmc0OkIFJ

2019-01-26 16:35:17
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山本安男 @Jens_Inferno

メロディーを歌いながら演奏すると、ピッキングの強さやフィンガリングに必要な筋力バランス、圧力などが徐々に自動的に最適化される。 出したい音色や音の滑らかさなど詳細にイメージするほどそれは効果的で確実に働いてくれる。 #ギター奏法

2019-03-11 23:41:55
山本安男 @Jens_Inferno

ギターは・・・まあ正確にはエレキギターは演奏法の性質上「音の角が立ちやすい楽器」である。粒立ちを出すのは比較的容易だが、それらの粒を滑らかでミュージカルに繋げるには少し難しい楽器。 #ギター奏法

2019-03-11 23:43:45
山本安男 @Jens_Inferno

だから僕はサックスとかヴァイオリンとか二胡など、音の繋がりや音程変化が滑らかでシームレスな楽器の音色のイメージなども盛り込みながら、それらの音色を歌って真似しながら練習・演奏するよう心掛けている。 #ギター奏法

2019-03-11 23:45:05
山本安男 @Jens_Inferno

「ここを押さえてタイミングよくピッキングしてこの弦に飛んで強さに気を付けながら・・」というメカニカルな発想に基づく演奏はやがて破たんを招く。それらの膨大な情報・命令を意図的にコントール下に置くのは脳には不可能。出てくる音も極めて機械的で不細工な運動の連続に陥る。 #ギター奏法

2019-03-11 23:47:08
山本安男 @Jens_Inferno

「このように動かしてこの角度でピッキングすればこのような音が出る」という基本メカニズムを知っておく、またはそれらを経験・体験しておくのとは有意義だが、その演奏プロセスのまま音楽演奏を開始し魅力的な演奏をするのはまず不可能だろう。 #ギター奏法

2019-03-11 23:48:38
山本安男 @Jens_Inferno

優れた真の演奏家はプロセスやメカニズムを追い続けるような非合理な演奏はしていないように見受けられる。 彼らは常にゴール(フレーズの音色や質感、速さや緩急など)を頭の中にイメージし、必要であれば身体もそれを体現するかのようにダイナミックに動かすこともある。 #ギター奏法

2019-03-11 23:50:32
山本安男 @Jens_Inferno

と、極一部ではあるが、ギターが上手い人とそうでない人の差異について、自身の長年の観測や他者の感覚的意見、脳神経の伝達プロセスや専門機関ですでに実証された研究結果を元に語ってみた。

2019-03-11 23:55:06
山本安男 @Jens_Inferno

僕も昔、一部間違った指導法をしていたかも知れない。いや、確実にしていた。 今の知識があればより良い方向に色んな人を導けたかも知れない。 その反省や悔しさもあって、いま出来るだけたくさん時間を費やして勉強し、仮説を立て実証し、しばらくしてそれに誤りがないか検証を繰り返してる。

2019-03-12 00:03:35
山本安男 @Jens_Inferno

今覚えたばかりの“E Minor Shuffle”弾いてみました。 手前味噌で恐縮なんですが・・ 他楽器と一体化した滑らかで自然な演奏ってこんな感じかと。 “脳内イメージ”に引っ張られて自動的に全身のコーディネートが整う。 ブレーキを使わずアクセルの踏み具合のみで演奏が進んでいく。 #ギター奏法 pic.twitter.com/CbjoyUufLJ

2019-03-18 21:35:26
山本安男 @Jens_Inferno

@KoKi_Guitarist とにかく歌って。 あげる前の元音程と、チョーキングして辿り着きたい目的の音程をまずはフレットで音出して確認し、それを丁寧に歌ってピッチを身体に入れる。 もちろん事前のチューニングはバッチリに。 “チョーキング”という動作は結果であって、目的は“音程コントール”だという事を念頭に!

2019-04-02 23:51:57
山本安男 @Jens_Inferno

今日の個人レッスンでは、立って演奏するととたんに上手く弾けなくなるという相談について、色々試してみました。 「単純に立って練習する時間が短いから、立って弾き慣れることが大事」ってのはよく耳にするけど、それで解決する人ってほとんどいないっぽいです。 関わってくる要素が凄く多いし。

2019-04-08 22:16:58
山本安男 @Jens_Inferno

全ての要素をここで説明は出来ないけど、立つと上手く弾けない人に見られる傾向として ①立つ、あるいは歩く時に足の指を使ってない ②骨盤が極端に後傾している(指板の覗き込みとの関連性あり) ③ストラップを“肩”のみで受け過ぎている といったことが挙げられます(他にもあるけど)

2019-04-08 22:22:12
山本安男 @Jens_Inferno

① 足の指は歩く時には蹴り出しの推進力だったり(スパイクのように)、立っている時の支えやバランス調整に大きく関わるのでとても大切。 ②骨盤は上半身の重さを受け止め両足から地面へ伝える重要な部分なので要チェック ③“肩のみ”でギターの重さを受けず“背中から肩にかけて”というイメージで。

2019-04-08 22:27:54
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山本安男 @Jens_Inferno

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