
あと、「言って聞かせても耳を塞ぐ人」に言うことを聞かせるメソッドは、色々考えた結果、「おまえのかーちゃんに叱って貰うぞ」か、「お父ちゃんに言いつけるよ!」のどっちかに至るという凄い古典的な結論が出た(`・ω・´)
2021-07-19 02:04:44
ぶっちゃけると、「利害関係や血縁などではない、切れない縁でもない人(切っても困らない縁の人)」に何を言われても心には響かない。 大抵は、「自分の中の正義」を優先しても特に問題がないから。
2021-07-19 02:05:33
だけど、「この人に見捨てられては困る」とか、「この人に軽蔑されたくない」だとか、「この人からの援助がなくなると破滅」とか、そういう利害関係や信頼関係がある人から言われれば、ちょっとは心が動く。 僕は別に利害関係も血縁関係もないので、僕が何言っても動かない人は動かない。
2021-07-19 02:06:54
なので、「言って聞かせて通じない人の尻に火を付けるにはどんなやり方があるだろう?」というのが重要になってくる。 色々と尻に火を付けるやり方を模索してみたけど、「お前は見捨てられる」「お前は孤立する」「お前は信用を失う」は効果期待できそう 僕がそうするのではなく、周囲にそうされるのだ
2021-07-19 02:11:24
これを「恫喝」だの「脅迫」だのと捉える人は、別のやり方を提案すればいい。 ただし、 「打たない自由を認めてやれ」は、心中の巻き添えを増やすだけだとは思う。
2021-07-19 02:12:03
例えば、全ての人類が生まれて死ぬまで個室に篭もり、他者と交流することはないか、全身タイツと呼吸用ギアか何かで遮断した状態でのみ接触するとかいう世界であるなら、「感染症対策を取らない人に及ぶ不利益」は、その人個人に収まると思う。
2021-07-19 02:13:04
だけど、我々はそこまで徹底したテレワークを獲得できてないし、そこまで病的な「接触恐怖症」を患ってもいない。今のところ。 てなると、「誰か一人だけが個人の自由を優先する」と、所属するクラスタ、コミュニティの全てが「汚染リスク」に晒されることになる。
2021-07-19 02:14:23
なので、「公衆衛生」が登場するし、「私権の若干の抑制を行ってでも、公共の生存性を上げることのほうを優先することを受け入れる」という概念が出てくる。 これは、「緊急事態にのみ適用される、特例的対処法」だと思う。 そして今は、緊急事態のまっただ中なんですが、と。
2021-07-19 02:15:43
緊急事態宣言が頻発されてきたせいで、「緊急事態」という言葉や概念に対する緊張感が完全に失われてる感はある。 これが、色々な綻びや緩みを生んでいるとも言える。 スーパーやお店の入口のアルコール噴霧手消毒、今もちゃんと使ってるかい?
2021-07-19 02:16:38
まあでも、僕個人の資質として考えた場合、 1)所属社会全体の生存が最優先 2)(1)が維持されているのであれば、個人の自由は保証されるべき 3)(2)個人の自由は(1)社会に優先しない 4)ただし、「個人の生存に必要な条件の全てを、個人で構築獲得維持できる人は、この限りではない」
2021-07-19 02:18:28
(1)(3)を言えば全体主義。 (2)は「個人の自由(余裕)は、社会の余技」と考えるため。 (4)は昨日も挙げた「蛮族の自由」ですね。蛮族は「野蛮人」を意図せず、「共同体が提供するあらゆる既存インフラに依存せず、生活を成立させられる人」を意味する。 原始技術系オフグリッドサバイバルとかな。
2021-07-19 02:20:33
理想を言えば、(4)は【発見される前の小野田さん】だな。 行動の全てが自由だが、自由を維持するのに掛かる全てのコストは自前で用意しなければならない、そういう最もルナティックな自由をして、「蛮族の自由」と呼びたい。
2021-07-19 02:21:42
そこまで「誰にも頼らずに人生を成立させられる人(と環境)」って、そうそう見つからないとは思うので、その自由を謳歌できるのは相当特殊な人に限られるだろうなあとは思う。 こうやって都市生活して既存インフラの恩恵受けてネットなんかやってる僕らは、蛮族の自由からは相当遠いよ。
2021-07-19 02:22:50
結局、我々は「高度に分業化した社会の一員として生まれ、分業化した社会の分担構成員として育ち、働き、機能限界まで来たら死んでいく」という存在である点で、働き蟻や働き蜂とさほど大きな違いはないんだよね。 ヒトもまた「社会を形成する群体生物」だから。
2021-07-19 02:25:58
社会を形成し、そこで分担を担い、社会を維持することを前提として行動する生物といえば、ヒト以外だとアリなんかが身近だけど、最近、「女王アリの死が確認され、これからこの群れは滅亡に向かって行きます」というのを生態展示するのが話題になってた。
2021-07-19 02:27:11
あれなんかは、「働きアリを生産する女王アリという分担者がいなくなることで、群れの中のそれぞれの分担を維持することができなくなり、群れ全体が死んでしまう」という話なんだけど、ヒトも基本同じだよな。 まあ、多くの場合、「お前が死んでも代わりがいるので」が(ry
2021-07-19 02:28:20
で、ヒトの場合は「働きアリが出産も行う」し「全体の司令塔は、働きアリの中から任意に任期制で選ばれる」から、女王アリがいなくなっても群れが滅亡することはないんだけど、それでも「分業分担して形成する社会に依存しないで生存することはできない」ので、社会の生存性を上げることは、不可避。
2021-07-19 02:30:54
で、生物の群れなんかでも感染症にやられて群れが壊滅しちゃうケースってあるんだけど(イルカやクジラの座礁はそれらが原因では、とか言われてる)、人類も当然、「感染症にやられて、群れの構成員が減れば群れが維持できなくなっちゃう」ってのは起こり得る。
2021-07-19 02:31:58
人類は社会を発明し(人類以外も社会は造るんだが)、持ち歩ける道具、動かせる道具、道具を造る道具、道具を動かす燃料を活用し、敷設型のインフラを造り蓄積し……とやって、「社会」という概念に形を与えてきた訳だが……。、
2021-07-19 02:33:07
それらの維持にもまた、人手が要るわけじゃん。 てことは、「人手の確保」「人手を減少させない」が、社会を維持するってことじゃん。もうそのままじゃん。てなる。
2021-07-19 02:34:42
社会を維持することを我々は軽視できない。 個人の自由やらいうものだって、「社会からの借り物」に過ぎないんだから。 社会は「個人の集合、合意でできてる」けど、じゃあ「その中のたった一人の我が儘」と「社会そのものの存続」っていう二択だったら、やっぱ社会が優先されるんじゃないかなあ。
2021-07-19 02:36:02
なので、「社会の生存を度外視しても個人の自由を優先することができる」っていう思考には、ちょっと興味は引かれる。
2021-07-19 02:41:31
「個人の自由は、社会の余技。社会に十分な余裕があるときだけ保証される」っていうの、これは福祉とかもそうかもしれない。社会に十分な余力があれば弱者は救済が可能になるけど、弱者の救済が社会を弱らせる場合、弱者に十分な救済は行われず淘汰圧が高まる、とかの。
2021-07-19 02:42:42
で、「個人の自由を社会の生存に優先させられる」のは、「主張・行使している自由が規模も人数もささやかで、社会の維持に殆ど影響を与えない場合」、「社会の側に大幅な余裕があり、個別の我が儘を寛恕できる余地がある場合」とかだと思う。
2021-07-19 02:44:21
「騒いでも漣も立たない」程度のことなら、「好きにしなはれ」で終わる。それは分かる。 が、「社会の存続が脅かされるような場合」に、「社会にダメージを与えたり、社会を破壊してでも、個人の自由を優先する」っていうのは、社会に依存しない個人以外にはたぶん許されない。
2021-07-19 02:45:45
そういう、「全体の共有物としての社会」を、「そこに所属する極一部の誰か」が独占的に破壊しようとしたり、蔑ろにしたり、社会に不利益を与えてでも個人を優先しようとすることに社会が耐えられない可能性が露見したりとかしたらどうなるかというと、やっぱ「そいつ、処す?」「淘汰する?」って。
2021-07-19 02:47:08
まあ、そうなっちゃうんじゃないかなーと。 これは、人類以外のあらゆる「社会を形成する生物」が取る行動としてはあまり珍しくない。 人類自身だって、「社会に所属する個人が、別の個人を殺害する自由」を、刑の執行、治安維持行動中の不可抗力以外では認めてないけど、問題のある個体は排除してる。
2021-07-19 02:48:51
つまり、「行きすぎた個人の自由が、社会そのものを脅かすとき」は、個人の自由は制限を受けることを、「社会の生存を重視する参加者」は容認すんじゃないかな、と。 全員がそこで個人の自由を優先したら、その社会なくなっちゃうからね。
2021-07-19 02:49:48
社会に依存してる自覚がない、自意識過剰か自己肥大のヒトは、やっぱ増えてんじゃないすかねえ。エッセンシャルワーカーが「労働者として視界に入らない」くらいには。 @oiso_machi
2021-07-19 03:50:22