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れんじゃい @renjaaai1

①たまたま誰かの帰宅路だったルート 残業を終えてくたびれた体を引きずる様にして歩く帰宅路で、不意に子猫のような赤ん坊のような泣き声が聞こえた。 (…?) 少し不気味に思いながら音のする方へと近寄ると、暗がりでよく見えなかったが人影らしきものが見えてきた。 (な…人!?)慌てて駆け寄り

2021-07-13 17:51:00
れんじゃい @renjaaai1

無事を確認しようと思ったら、予想外過ぎる人物で驚き過ぎて固まってしまった。 「…み、水篠ハンター……?」 「…はぁ……ん、んん…っ……?だ、れ…?」 いつも掴み所のない言動でフラリとゲートに現れては圧倒的な力でモンスターを蹂躙して出てくるその人の、あられもない姿にたじろぐ。

2021-07-13 17:51:00
れんじゃい @renjaaai1

「あ…わ、私です。犬飼です。それよりも水篠ハンター、その、お姿は…!」 「…!いぬ、かいさ…?あ…コレ………。これは、その、ペナルティ…なので…」 「…ペナルティ!?誰がそのような…!それにこんな状態で放置するなど人道に反する!」 「や、人じゃ…」 ないです、と旬が言う前にバサリと

2021-07-13 17:51:00
れんじゃい @renjaaai1

ジャケットを被せられる。 「とにかくその姿のままいてはいけません。…幸い私の家が近いので宜しければご案内します」 「……………」 頭から足の先まで汗でびっしょりと濡れ、服は自らが出したものでドロドロになっている旬は僅かの間ためらった。 「…すみ、ませ………お願いします……」

2021-07-13 17:51:01
れんじゃい @renjaaai1

このままでは家に帰るどころか朝までココから動けないだろうと判断した旬は犬飼の申出に悪いと思いつつも甘える事にした。 「いいんです。こんな時くらい頼ってください。…(強姦の様な目に遭って)……お辛かったでしょう」 「…えぇ…まぁ……(射精止まんなかったし…)」 「すぐに風呂を準備します」

2021-07-13 17:51:01
れんじゃい @renjaaai1

「すみません…」 なんとか旬の肩を支えると、身体に負担をかけないように丁寧に歩き出す犬飼。 向けられる優しさに心地よさを感じて、旬は心が少し温かくなった。 「付きました。少し待っていて下さい」 マンションの1室に案内された旬は犬飼が風呂を沸かす間玄関に立っていた。

2021-07-13 17:51:01
れんじゃい @renjaaai1

部屋を汚しかねないと言って、リビングに案内しようとする犬飼を説得するのにはなかなか骨が折れた。 2時間の催淫状態はかなり旬の体力を削った。 立っているのも限界で思わずへたり込む。 「水篠ハンター、お風呂が…だ、大丈夫ですか!?」タイミング良く戻ってきた犬飼に抱えられて風呂に入れられる

2021-07-13 17:51:02
れんじゃい @renjaaai1

服を脱ごうとするも腕に力が入らず、途中で脱げなくなってしまったため恥を偲んで犬飼に助けを求めた。半身浴程度のお湯が溜められた湯船に落ちる様にしてつかる。 「大丈夫ですか」 「はい…。あの…今はハンターじゃないので、どうぞ水篠と…」 「え、あっ…、わ、分かりました…その…水篠、さん」

2021-07-13 19:14:44
れんじゃい @renjaaai1

「はい」 「その…。誰が貴方をそんな目に合わせたのか…お伺いしても…?」 ひどく気遣わしげに、けれどハッキリとした意志で犬飼は旬に尋ねた。事と次第によっては協会総出で当たろう、と考えていた。 「前に僕にしか見れないメッセージがあるって、言ったじゃないですか」

2021-07-13 19:14:44
れんじゃい @renjaaai1

「…ええ、仰ってましたね」 「あれと同じです。僕にしか見れない相手からの依頼がクリア出来ないと、ペナルティを食らうんです」「…」 犬飼にはこの話を信じてもいいのかの判断がつかなかった。(煙に巻こうとしている…訳ではなさそうなのは前と同じだ。本当の事を話してくれていると思う…しかし…)

2021-07-13 19:14:44
れんじゃい @renjaaai1

にわかには信じがたい というのが結論だった。 「その…」 「…信じられないですよね」 「………申し訳ありません…。ですが本当の事を仰って下さっている、と思うのです。ですから、私は水篠さんを信じます」 「……」 キョトンとした顔で思わず犬飼を見つめる旬。犬飼もしっかりと旬に目を合わせた。

2021-07-13 19:14:45
れんじゃい @renjaaai1

その内照れくさくなり旬が顔背ける。 「…そうですか」 「はい。…そうなると、いつかまたこういったペナルティを食らってしまうとい状況は私では変えられない、という事ですね」 「……そう、ですね。でも僕がしっかり自己管理とスケジュール把握をしていれば済む話なので…」

2021-07-13 19:14:45
れんじゃい @renjaaai1

「……それでは、もしも今回の様にペナルティを食らいそうな時はどうぞこの家に来て下さい」 「…犬飼さん 」 「ここならあの路地よりも安全です」 「ありがとう…ございます…」 そういって背けていた顔を犬飼に向けるとほんのりとはにかんだ。 「い、いえ!…あ、私は外に出ていますので…!」

2021-07-13 20:14:39
れんじゃい @renjaaai1

服を着たまま旬を湯船まで運んで話をしていたため、自分がいては落ち着かないだろうと思い出ていこうとする犬飼。 そんな犬飼の袖を旬がキュッと握って引き留めた。 「…犬飼さん、その…」 「み、水篠さん…?」 「こんな事…お願いしてもいいのか、分からないんですが…身体に力が入らなくって…」

2021-07-13 20:14:39
れんじゃい @renjaaai1

「…!で、では…その…私が身体を流しましょう、か?」 「お願い、できますか…?」 恥ずかしさを偲んで頼み込んでくる旬の姿に犬飼はグッとくるものがあったが、なんとか堪えて旬のお世話に集中する。 「ではお湯を掛けますね」 ズボンとシャツの裾を捲って濡れない様にすると、シャワーを手に取る。

2021-07-13 20:14:40
れんじゃい @renjaaai1

「んっ……ンんッ…!」 「! すみません、シャワー強かったですか?」 「ぁっ…、ちが……っ!だいじょ、ぶ……っ!」 催淫状態は抜けたものの、敏感になって抵抗力の下がっていた所にシャワーの刺激は強く、程よく落ち着いていた旬の熱を再び昂ぶらせた。

2021-07-13 20:32:03
れんじゃい @renjaaai1

旬の艶かしい声と緩く立ち上がっていくソレが犬飼を煽る。 (〜〜っ、いけない、水篠さんは過敏になってしまっているだけだ…!) 頭を振って意識を保とうとするもどうしても目線が旬の身体に釘付けになってしまう。 (…すみません、水篠さん…) 「はっ…ァぅ…!…ん、ごめ、なさ…犬飼さん…っ」

2021-07-14 00:45:47
れんじゃい @renjaaai1

「ど、どうしました?」 犬飼の声が上擦る。 「シャワー、とめ、て…もらえますか」 そう言われてキュッとシャワーを止める。 「すみません…どうも…その…つ、強かったみたいで…」 赤い顔をして犬飼を見上げる旬を正面から見てしまい、犬飼の中で堪えていたものが限界に達してしまった。

2021-07-14 00:45:48
れんじゃい @renjaaai1

「いえ…私も気が付かずにすみません」 「あ、いや…。そ、それで…っ…その…」 「ココ、辛そうにされていますね」 「…!」 「身体に力も入らないでしょう。…私に任せてください」 「?!い、犬飼さ…!ッん!」

2021-07-14 00:45:48
れんじゃい @renjaaai1

犬飼が気付いていない、というのは嘘だと分かったが まさか、と旬が思う前に自身の陰茎に優しく手を這わされる。 最も過敏になっているソコへの刺激は非常に強く、旬は全身をビクリと竦ませて反応した。 「まっ、そんな…!」 「……すみません、水篠さん」 そこでようやく犬飼の様子に気がついた。

2021-07-14 08:08:39
れんじゃい @renjaaai1

常に冷静でいて穏やかだと思っていた男が眼をギラつかせて此方を見ている。 熱く感じる程の欲を孕んだ眼に見据えられて旬は珍しくたじろいだ。 「…ぁっ…」 「…ココを楽にさせるだけですから」 そういって這わされた手が陰茎を包み、少し圧を掛けて扱き始める。 「ンあッ!ふ、ぁ…、あぅ…っ!」

2021-07-14 08:08:39
れんじゃい @renjaaai1

止める間もなく施される手淫によって呆気なく旬は果てた。 「やっ…、はぁっ…はっ…」 「……お湯が汚れてしまいましたね」 「っ!すみ、ませ…」 「あぁ、違います!」 湯船で達して汚してしまった事を責められると思った旬は咄嗟に謝ってしまったが、犬飼はその事は全く気にしていなかった。

2021-07-14 10:40:57
れんじゃい @renjaaai1

「貴方を汚れた所に居させたくないだけです」 そう言うと力が抜けてくたりと浴槽にもたれ掛かっている旬をヒョイと抱えて湯船から出した。 「!? 俺っ…!ぉ、重いですよ!」 驚きの余り頓珍漢な事を言い出した旬に、思わず笑ってしまう犬飼 「ふふっ…大丈夫ですよ。コレでもA級ハンターです」

2021-07-14 10:40:57
れんじゃい @renjaaai1

「そ、そうでしたね」 犬飼の笑みに赤くなった旬が背中を丸めて縮こまる。 洗い場のマットの上にソッと旬を横たえた犬飼がシャワーを手に取る。 「! ま、待って下さい犬飼さん、シャワーは…!」 「重ね重ね申し訳ありません、水篠さん」 「あっ!〜〜〜っっ!!」

2021-07-14 10:40:57
れんじゃい @renjaaai1

身体を清めるため、と分かっていてもシャワーの刺激に再び悶える旬。 旬をマットに降ろし背中から抱えるようにして支えていた犬飼も必然とシャワーでびしょ濡れになったが、腕の中でビクビク震える旬にそれどころではなくなっていた。 今の状態の旬にシャワーを浴びせればこうなる事は分かっていた。

2021-07-14 17:19:25
れんじゃい @renjaaai1

分かっていたが、どうしても旬の事を綺麗にしたかったのだ。 (誰にも触られていないと言っていたが、さりとて誰かに乱された後だ) 犬飼の胸中にムクムクと嫉妬心が湧き上がる。 (汚れは、落とさなければ) そう考えた犬飼はシャワーの刺激に震える旬を気配りながらも、容赦なくその身体を洗っていった。

2021-07-14 17:19:26
れんじゃい @renjaaai1

すっかり茹でダコのようになった旬が頭をゆらゆらとさせながら犬飼に横抱きにされて風呂から上がる。 全身ずぶ濡れになった犬飼はいつの間にか服をクリーニングものと洗濯物とに分けて風呂場に脱ぎ捨てていた。 (や、やりすぎてしまった……!!) 激しい後悔と反省の念に駆られる犬飼。

2021-07-14 19:42:56
れんじゃい @renjaaai1

あの後、ボディソープでヌルヌルと旬の身体を洗っていると、耐えきれなかったのか旬が粗相をしてしまったのだ。 シャワーでの刺激にソープの滑りで限界を迎えた身体から、チョロ…と微かに水音を立てて尿が流れていく。 手で口をおおって堪らえようとしていた旬は不意の開放感に「ふぁ…っ…」と

2021-07-14 19:42:56
れんじゃい @renjaaai1

声を上げたきり、カクリと頭を落として気を失ってしまった。 慌てた犬飼はザッと旬の身体を流して汚れを落とし、即座に旬を抱えて風呂を出たのだった。 (……私の服で丁度よさそうだ) 手持ちの中でもゆったりとした寝間着をテキパキと着せるとベッドの上に旬を横たえる。

2021-07-14 19:42:56
れんじゃい @renjaaai1

スウスウと寝息を立てて眠ってしまった旬に布団を掛ける。 限界を迎えたにしては顔色は良く、安心したような寝顔だった。 けれども犬飼はその横で頭を抱えて、「本当に申し訳ありませんでした、水篠さん………」と密かに懺悔をしたのだった。

2021-07-14 19:42:56
れんじゃい @renjaaai1

翌朝、寝ぼけた旬が犬飼をベッドに引き入れて添い寝をしていたために、犬飼は目を覚ました途端に声なき悲鳴を上げて飛び上がる事になってしまった。 だれかの帰宅路ルート 完

2021-07-14 19:42:57
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まとめたひと
ななれん @nanareeen1

20↑。俺レベの旬君についての妄想を呟くアカウント。基本ES。でもCP無差別。色んな旬君受けの事を呟きます。その他ライン漫画、ピッコマ作品についても叫ぶ。 くるっぷ→crepu.net/user/nanarenjai